メインカテゴリーを選択しなおす
高石山 法雲寺(→神奈川県川崎市麻生区高石2丁目)は、安土桃山時代に武田遺臣で徳川氏の旗本となった武田一族の加賀美正光が開基し、僧の誉心が開山したと伝わる臨済宗(→現在は曹洞宗)寺院です。加賀美正光は高石神社(→神奈川県川崎市麻生区高石)を創建した人物ととしても知られます。法雲寺は、明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)でいったん廃寺になり、昭和時代前期の1940(昭和15)年に曹洞宗寺院として再興されました。さて、...
高石神社(→神奈川県川崎市麻生区高石)は、江戸時代前期の1654(承応3)年にこの地を治めた旗本の加賀美正吉(かがみまさよし)が創建したと伝わる神社で、創建当時は「伊勢宮」と称していました。加賀美氏は甲斐武田氏の一門ですが、正吉の父・加賀美正光(かがみまさみつ)は1573(天正元)年生まれなので、1582(天正10)年3月11日に甲斐武田氏がが滅亡した時には数え年10歳でした。甲州合戦の際にはどこかに潜伏していたのでしょう。当時...