小坂鉄道11号機関車を観察しました。
現存する希少な軽便蒸気機関車のひとつをじっくり見てみようと小坂鉄道を訪れました。 日本で屈指の規模の銅山であっただけに、軽便といえども、車両は大ぶりで、寂れた感じ、ナヨナヨした頼りない感じは無い機関車です。丸瀬布の動態保存機と並ぶ、雨宮製作所後期の製品で見所は満点でした。 フロントビームは小坂鉄道で2号機から投入されたボールドウィンの仕様を踏襲したアメリカンタイプで、小振りな自動連結器が付いています。解放梃子はシンプルですが、左右両側に伸びています。煙室下部にはシンダー落としの配管があり、その横にはシリンダドレンの作用ロッドらしきものが、サイドタンクの下側からリンクされて伸びていました。 弁装…
2024/07/26 21:45