筆を握らない書道教室の息子

筆を握らない書道教室の息子

息子が生まれてからの物語109話目。 前回の続き。 『息子の誕生』←ここからスタートしてます。 2014年12月、 息子は特別支援学校高等部3年生。 翌年から通う障がい者支援施設の もちつき大会に参加した翌日に 年内最後の書道教室があった。 いつもは最初から筆を振り回し、 存分に楽しむのだが、 この日はなぜか筆を握ろうとしない。 書道教室に通い始めて4年が過ぎ はじめてのことだ。 何でだろう? 理由はわからないが、 今の自分の気持ちを感じているようだ。 今は書きたくない。 私に何かを訴えているかもしれない。 振り返ると、 朝、息子とは別のことで ちょっとしたトラブルがあり、 息子もそのことを気…

2022/03/27 07:43