【エレカシ感想文】#9 武蔵野/エレファントカシマシ
遠くから近づいてくる規則的な小太鼓の音がだんだんと大きくなってこの曲は始まる 昔、小学校の音楽の時間に聴いた「ボレロ」のよう この小太鼓のリズムが電車のガタンゴトン、ガタンゴトン、…という音に聞こえる 男は電車のドア付近に立ち、揺られながら外を見ている 車窓からは目の前を大きな川が流れ、向こう岸が遠くに見えている… 向こう岸には現代の東京の高層ビルが立ち並んでいるが 男の目には、どこまでも広がる”武蔵野”の地平線が鮮明に蘇っていた 規則的な小太鼓の音に爆発的なギターの音が加わる この爆音とともに、男は過去にタイムトリップし、車に乗ってどこまでも広がる”武蔵野”を疾走していた この部分は、歌を聴…
2022/11/18 18:28