円覚寺 佛日庵・開基廊と白鹿洞(びゃくろくどう)

円覚寺 佛日庵・開基廊と白鹿洞(びゃくろくどう)

佛日庵は鎌倉時代に元寇の危機から日本を救った8代執権 北条時宗の廟所として建立され、9代執権北条貞時、14代執権北条高時も合葬されています。廟所には木造十一面観音坐像のほか、僧の姿をした時宗、貞時、高時の木造坐像もまつられています。 開基廟は佛日庵御霊屋とも呼ばれ、ご廟所の中には、北条時宗公、貞時公、高時公の各木像と、時宗公が禅の修業をしていたときに信仰していたと言われる十一面観音坐像が安置されているそうです。 茶室 烟足軒(えんそくけん)は川端康成の「千羽鶴」や立原正秋の「やぶつばき」などの小説に登場する茶室で、中山佐市(なかやまさいち)邸より、昭和初期に移築されたものだそうです。 白鹿洞(びゃくろくどう)は、開基廊の向かいにあって、無学祖元の法話を聞くために山中から白鹿が出てきたという言い伝えがあり、山号の瑞鹿山は、めでたい鹿のお山という意味があるそうです。..

2022/07/04 06:16