正1-0『正法眼蔵第一現成公案』
『正法眼蔵抄第一現成公案』(聞書抄PDF) 『現成公案ゲンジョウコウアン』 「現」は、隠れているものが表に現れるという現ではない。 「成」は、学を作ナすことではない。 「公」は、平等のことである。 「案」は、分を守るということである。 不平を平ぐることを名づけて「公」と言い、分を守ることを名づけて「案」と言う。 〔『現成公案』第八段に、「悟跡ゴシャクの休歇キュウカツなるあり、休歇なる悟跡を長々出チョウチョウシュツならしむ」とあるが、〕 「休歇」は「休む」という意味である。「長々出」は悟りのことであり、長いことではなく、際限が無いということである。 「悟跡の休歇」(悟りの跡形が休む)「休歇…
2023/08/21 19:51