セミリタおっさんの再読小説㊲三崎亜記「失われた町」
2022年4月からセミリタイア生活に入り時間が出来ましたので、蔵書の小説を読み直しております。 今回は三崎亜記「失われた町」。 2006年発表作品。 失われた町 (集英社文庫) 作者:三崎亜記 集英社 Amazon 三崎亜記は自分と同世代の作家さん。 風刺的なSF・ファンタジー小説を得意としている方かと。 本作の舞台は日本を彷彿とさせるものの日本とは異なる世界。 そこは三十年ごとに一つの町の住人全てが忽然と姿を消してしまう「消滅」現象が起きる世界。 物語はその「消滅」を防ぐために存在する組織「管理局」を中心に、「消滅」に関わる人々の苦悩・苦闘を紡ぎ出して行きます。 果たして人々は長年に渡り続く…
2023/06/13 19:35