東風凍を解く「風待草」って何?
二十四節気七十二候のスタート、立春の初候(2.4~2.8)は、東風凍を解く(はるかぜこおりをとく)です。東から吹いてくる風が厚い氷を解かしていく時季という意味。「東風」とは「こち」とも呼ばれ、春風のことで春のそよ風というにはまだまだ冷たい風ですが・・この風が吹くと寒さも緩んできます。でも、春風というのは南から吹く暖かい風のはずなのになぜ東風というのでしょうか?。それは元々、七十二候が中国から渡ってきた暦であることの名残と言われています。中国の陰陽五行の思想で、春は東を司る事から東風と呼ぶそうです。梅は春告草と言われますが、東風を待って咲くので「風待草」とも呼ばれ、昔から春は東からやってくると信じられていました。「風待草」・・・何とも風情のある言葉ですね♪。東風(こち)吹かばにほひおこせよ梅の花主なしとて春...東風凍を解く「風待草」って何?
2024/02/05 10:54