ありそうでなかったヒストリカル・ミステリ「侯爵さまがあやしいです」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。「ヒストリカル」といえばロマンス小説の分野ではファンも作品も多いが、ミステリ作品は案外少ないのでは。今からは想像できないほど身分が厳しかった時代のミステリとは? さっそく読んでみた。ベアトリスは幼少期に両親を亡くして、叔母の家に居候中。20年に及ぶ居候生活ですっかり引っ込み思案になった結果、26歳の今は世間でいう「行き遅れ」に。そんなある日、叔母の学友である...
2023/02/14 13:47