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映画【1917 命をかけた伝令】の考察記事です。 戦場を体験したいと思った時に観る映画。 一味違った考察記事を是非ご覧下さい!!
サム・メンデス「1917 命をかけた伝令」OSシネマズ・ミント
サム・メンデス「1917 命をかけた伝令」OSシネマズ・ミント OS系の映画館が苦手です。しかし、流行っている映画はこっちでやっています。そこがむずかしいところですが、先日ピーター・ジャクソンの「彼
映画『エンパイア・オブ・ライト』(2022年イギリス=アメリカ)
原題:Empire of Light 見たの2月だけど、感想書くの忘れてた。 オリヴィア・コールマン主演、サム・メンデス監督による感動作。 1980年代初頭、イギリスの海辺の町にある映画館を舞台に描かれる人間ドラマ。 主人公ヒラリーの心の問題に、スティーブンとの関係、人種差別、そして映画と映画館への愛。 悪くはないんだけど、ちょっといろいろ盛り込みすぎでやや焦点がぼやけてた印象。 複雑なキャラクターを演じたオリヴィア・コールマンの演技は絶品だし、マイケル・ウォードも魅力的なんだけど、二人の年の差がちょい気になる。 別にこれなら二人を恋愛関係にせんでも良くないって思ってしまった。 でもトビー・ジョーンズ演じる映画技師をはじめ職場仲間たちのキャラクターも良かったし、希望を感じるラストも印象的だった。 そして海辺の映画館のロケーションとロジャー・ディーキンスによ..
『エンパイア・オブ・ライト』(2022.12.12.ディズニー試写室)厳しい不況と社会不安に揺れる1980年代初頭のイギリス。海辺の町マーゲイトの映画館・エンパイア劇場で働くヒラリー(オリビア・コールマン)は、つらい過去のせいで心に闇を抱えていた。そんな彼女の前に、大学進学を諦めて映画館で働くことを決めた黒人青年スティーブン(マイケル・ウォード)が現れる。前向きに生きるスティーブンとの交流を通して、生きる希望を見いだしていくヒラリーだったが…。映画館を舞台にした心温まる話を期待すると肩透かしを食らう。ハイミスで総合失調症の主人公と黒人で移民の若者を中心に置くことで、ジェンダーや人種の問題を無理に入れ込んだ感じがするし、80年代初頭のイギリスの世相はこんなに暗かったのかと感じて、こちらも暗たんたる気分になる...『エンパイア・オブ・ライト』
原題:THE LEHMAN TRILOGY 今年のトニー賞で演劇作品賞はじめ5部門も受賞しててめっちゃ気になってた作品。 以前ナショナル・シアター・ライブで上映されてたことを知り再上映されないかなぁって思ってたらアップリンク京都で6日間限定で上映されたので見に行ってきた~ ナショナル・シアター・ライブ自体初めてで、休憩入れて全部で4時間弱の長丁場に若干不安はあったけど実際見てみたらあっという間の4時間だった。 リーマン兄弟が米国に移住してからリーマン・ショックが起こるまでの3世代にわたる栄光と衰退を、たった3人の俳優が演じる異色作。 リーマン一家のアメリカン・ドリームの物語でもあり、資本主義の栄光と衰退の物語でもあり。 そのテンポの速さと情報量の多さにまずは圧倒されるんだけど、俳優の演技とサム・メンデスの演出の巧みさで一気に物語に没頭できちゃう。 舞台セットは..