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あおいじかん 長崎夏海/児童文学/感想レビュー・あらすじ等/小峰書店
夜が終わって、朝になる前の一瞬、自然の沈黙がおとずれる……という《あおいじかん》を見るために、カイトとみくが夜明け前の小さな冒険旅行に出かけてゆく。 あおいじかん/長崎夏海・作/小峰書店 カイトの父親は、フィリピンに単身赴任している。 夕ご飯を食べている時、TVにフィリピンの青い空と青い海がうつった。夜明け前の真っ暗な空が、しだいにむらさき色に近い紺色へと変わっていく。画面を見ていた母親が、「あおいじかんだ」とつぶやいた。 ベースはフランス映画《レネットとミラベル四つの冒険》の一つ、『青い時間』らしい。フランスで青は、贅沢・高貴を意味するとか。 カイトと一緒に《あおいじかん》を見に行くみくとい…