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サッカーの戦術論を語る前に、まずそのヘナチョコなボールコントロールをどうにかしろ!
「戦術が大事だ」とか「戦術を学べ」とか、よく聞きますよね。確かに戦術は大事です。でも、お子さんのサッカーが上手くいかない原因はそれだけじゃないんです!戦術って言葉だけが、やたら一人歩きして、カッコよさそうな言葉に振り回されて、肝心な基本がポッカリ抜け落ちてることが原因です。戦術ってのは、基本ができて初めて活きるもんなんです!基本もできてないのに戦術の話をするのは、私がいきなり高級なフランス菓子の作り方を語るようなものです。「お前、その前にホットケーキまともに焼けんのか?」って話です。ホットケーキすら焦がす奴が『このフィナンシェの風味が~』とか言ったって、誰も信用するわけありません。サッカーでは…
教員の友人に聞いた話です。身バレしちゃいけないので、だいぶ誇張して書きますね。よく聞きますよね、モンスターペアレントってヤツ。幸い、うちのスポ少やスクールにはいませんが。友人曰く「おいおい、こっちは教育現場だぜ!テーマパークじゃないんだ、そんな夢みたいなサービスは期待しないでくれよ。」みたいな要求が増えているとのこと。「どこかの宇宙人が陰謀でうちの子を狙っている!」とか言い出す勢いの親御さんもいるとかいないとか。親御さんがSNSで「この教材が神!」とか言ってるのを見て、次の日には学校に「これは使える!これならうちの子はノーベル賞だ!」と突撃してくることも。いやいや、こっちは勉強の前に、おたくの…
学びこそが最大の自己防衛だァ!サッカー脳ってサッカー好きが集まる飲み会での雑談スキルか?
なぜ私がこのブログ書いてるか?別に暇だからじゃないですよ。少しでも、世の中の間違った情報で「上手くなったつもり」の選手を増やさないためです。なんて書くと、「ムキィ、サッカーに正解はねぇんだよ」っていつものツッコミが入りそうですが、そう言う方に限って、こちらの言うことは認めないっていうのが私の中のあるあるネタなんです。でもまぁ…お節介だって言うなら仕方ないですね。私のことは気にせずポテチでも食っちゃってください。ただ、世の中の情報の渦に飲み込まれないいためには、こっちもただ寝転がってテレビやスマホ見ながらポテチ食ってちゃダメなんです。私は、消費者が「勉強」して賢くなれば、誤った情報に流される人も…
好き嫌いは後回し!まずはやってみる〜私がピーマンと和解した日〜
好き嫌いだけで物事を判断してしまうと、自分の可能性を狭めてしまうことがあります。人は経験や視点の変化によって、好きなことが嫌いになったり、嫌いなことが好きになったりするものです。例えば、ピーマンなんて、子供の頃は「こんなの絶対無理!」って顔をして全力で逃げてたもんです。親が「ピーマンは体にいいんだから食べなさい」って言っても、「ピーマンは悪魔の食べ物だ!」って拒否してたくらいですからね。でも、ある日、大人になって居酒屋で出されたピーマン炒めを何気なく口にしたんです。「これ…美味いじゃねぇか?」って、びっくりしましたよ。あの苦味がなんか、妙にクセになるんですよね。そうしたら一緒に飲んでた友達が、…
そもそも「試合をすればするほど上手くなる」という前提や信念が正しいなら、日本代表はとっくに世界一になっているはずです。ほとんどのチームが、毎週のように試合をしていますから。最近は世界のトップリーグで活躍する選手も増えてきましたが、でも、世界一かというと現実は違いますよね。もし本当に「試合数至上主義」が正しかったら、毎週末の試合のたびにニヤけて「はい、また優勝、焼肉行こうぜ」なんて言ってるはずです。試合をすればするほど上手くなるというなら、サッカー少年の悩み事の半分以上はもう解決しているでしょう。試合で活躍するためには、まず正しいサッカー観と基礎技術が身についていることが前提です。もっと基礎技術…
技術がないなら、とにかく走れ?いや、その前に技術を指導するとこへ走って行け!
よく「技術がないなら、走り負けるな」と言う指導者がいますが、選手が上手くなるための根本的な問題解決にはなっていません。以前からそうですが、最近はさらにその傾向に拍車がかかっているように感じます。指導者は、選手を最大限に上手くしてこそ指導者なのです。走ることを否定するつもりは一切ありません。むしろ必要だと思っています。ただ、技術がないことを走りでカバーしようとしても、限界があります。選手としての成長にも、限界が訪れるでしょう。持久力や瞬発力などのフィジカル面だけに依存すると、技術的な判断やボールコントロールが伴わず、試合中にチャンスを生かせなかったり、プレッシャーに対処できません。まずは技術です…
スマホの使用時間が子どもの学力にどのような影響を与えるのか、気になる方も多いのではないでしょうか?今回、またもや親御さんたちの心のモヤモヤ解消記事です。今日のテーマは「スマホの使い過ぎが子どもの学力をどうブチ壊すか」って話ですが、もうタイトルでオチ見えてますよね。でも最後まで読んでください。これ、結構大事な話なんで。 スマホはどこまで脳を壊すか (朝日新書897) [ 榊浩平 ]【図表1】では、縦軸に標準学力検査から算出された偏差値をとり、平均点の子どもたちの値が「50」と設定されています。横軸には、平日における勉強以外の目的でのスマホ等の使用時間を示しています。見てわかる通り、1日に3時間以…
なんだろう「両足均等にトレーニングするのがまともだ」という前提に立っているから、「利き足中心にトレーニングしているのはおかしいのかな?」なんて悩み方をするんです。逆足で点を取ったら加算がつくとかなら、トレーニングするかもしれませんが、そういうルールではないので。利き足を中心にトレーニングすることは非常に効果的で、それが自信につながり、試合でのパフォーマンス向上に役立ちます。両足使える?残念ながら、あなたは利き足すら使えていませんから。まぁ、まずはプロの試合を見て、その両足均等という前提にツッコミを入れて、利き足を極めろって話です。この考え方が広がることで、選手たちがより自信を持って自分の強みを…
技術は勝手に上がんねーんだよ!〜基礎を怠れば結局、ただの脳筋で終わり〜
プロになる選手は、ある意味でその資質を持つ者たちが自然とプロに進んでいくと言われています。彼らは持って生まれた才能や環境に支えられて成長し、その道を歩むのでしょう。しかし、その一方で、プロになれる可能性を持ちながらも、大人たちの都合や間違ったサポートにより、成長の機会を失ってしまう子供たちや選手たちも数多くいるでしょう。「プロになりたい!」って願うだけでプロになれるなら、全員が今ごろスタジアムで歓声浴びながらオーバーヘッド決めてるはずです。世の中には才能ある選手だけがプロになれるって思ってる大人もいますが、それが一番の間違いです。才能だけで生き残るっていうのは、巨大な砂漠を水一滴で渡り切ろうと…
サッカーが上手くなりたい皆さまへ。プロを目指すなら、上手くなりたいなら、「ただボールを蹴っ飛ばしてるだけじゃ足りねぇぞ、まずは自分のプライドを蹴っ飛ばせよ」って話です。そう、私が言いたいのは、サッカーは技術だけじゃなく、心の中の熱いマインド、そいつを磨く場所が必要ってことです。で、そんな皆さんにピッタリの場所があるんです。月1回のプロコーチレッスンです。ここに通うことで、キラキラのプロになりたいって願望に近づけるだけじゃなく、泥だらけになっても這い上がるマインドを学べます。それって筋肉痛だけじゃ済まないでしょ?そりゃ当然です。筋肉痛が仲間を連れてくるんです。心の痛みってやつです。ただ筋肉を痛め…
リフティング1000回、10往復やってからが本当のスタートだったって話
リフティング1000回達成、俺の足はもう勝手に動くぜ!なんて顔してるそこの君、油断は禁物です。1000回達成したからって、『リフティング・マスター』の称号を手に入れたなんて思ってるなら甘いよ、甘すぎるよです。サッカーにおけるボールコントロールは、試合中のプレッシャー下でも冷静なプレーを可能にします。 特に、リフティングトレーニングは、ボールタッチの安定感とボールコントロール力の向上に役立ちます。インステップリフティング千回をクリアした後の次なる目標とは、トレーニング方法について詳しく解説します。次なる挑戦は様々な部位でのリフティング次に目指すのは利き足のインステップ、腿、アウト、インサイド、胸…
主観と客観~君が主観で今日一番と思ったシュート、客観的に見れば枠外だよ~
今さらながら、主観と客観の違いって何なの?って話です。主観 主観とは、個人の感情、経験、価値観などに基づいて物事を判断する視点です。個人の見解や感覚が含まれるため、他人と同じことについて異なる意見や感じ方を持つことが多いです。 客観 客観とは、個人の感情や意見を排除し、誰にとっても同じ結論になるような視点です。観察やデータ、事実に基づいて行われ、個人の意見や主観は関与しません。例えば、あんこがたっぷりとのった団子を食べているとしましょう。主観っていうのは、「この甘いあんこは最高だぜ!こんな甘いあんこを食べられるオレは世界一幸せだ!」という感覚。誰もあなたが世界一幸せというのは証明してくれません…
やらされる練習で成長するなら、俺はもうスーパースターだった…という話
サッカーをやってると、どうしても「チームの練習」がメインになりますよね?コーチとか監督が「これやっとけ」って出してくる練習メニューをやるだけで、「オレ、やってる」って自己満足しがちなんです。でも、その考え方だけじゃ、いつまで経ってもお母さんが「よし、今日はダイエット始めるぞ!」って言いながら、ちゃっかり夜におやつをつまむのと同じで、全然上手くならないんです。結局のところ、本気で自分と向き合いやらないと変わらないってことです。考えてみてください。やらされてる練習だけで上手くなるなら、サッカー歴長い奴ら全員が超絶テクニシャンなはずですよね?全員が「アイアムサッカーゴッド」って叫んでるはずですよね?…
岡山でのクリニックから1週間以上経過しました。参加された選手の皆さんは、その後いかがでしょうか?普段はチームで上手いと言われている選手にとっては、居心地が悪かったのではないでしょうか?実際に、みんなに見られている中でミスするところを見られるのはツラい経験だとと思います。しかしながら、ボールコントロールは難しいとわかったのであれば、そのことが今回のクリニックの一番の成果なのかもしれません。あとは、ボールコントロールのレベルを上げるトレーニングをするのみです。子どもたちがサッカーを通じて成長する姿を見るのは、保護者として何より嬉しいことだと思います。私たち人間には、本能的に「コンフォートゾーン」、…
海外の試合を見ていると、次にどんなプレーをするかワクワクするんですよね。これって、ボールが利き足の前にあるから出来るプレーなんです。利き足の前にあれば、パスもドリブルもシュートも咄嗟に出来ますよね。YouTubeでいいので、プロの動画を見てみてください。出来れば1試合通して、時間無いなら切り抜きでも。必ずと言っていいほど、利き足の前にボールがありますから。利き足の前にあるから、ボールを見ずに顔を上げてプレーが出来るんです。利き足の前にあるから、前後左右に行けるし、そして上を使うことが出来るんです。出来るようになるための利き足のトレーニングであり、リフティングのトレーニングなんです。いいアイデア…
ここ最近は、色んなサッカースクールが増えてきましたね。ダブルスクール、トリプルスクールなど、闇鍋みたいな、何でもありの状況です。選択肢が沢山あるが故に、「上手くなりたい」と言いながら楽な方や間違ったやり方を選ぶ選手が多くなってきました。本当に上手くなる選手は、一つに決めたら、GRITいわゆるやり抜く力、やり切る力、やり続ける力がある選手です。何を選ぶかが、一番大事ですが。中国の古典「老子」には 足るを知る者は富み、強(つと)めて行なう者は志有り という一節があります。「満足することを知っている者は精神的に豊かであり、それでいて努力する者にこそ本当の志は宿っている」という意味です。 現代社会では…
気付けば100記事目。これからも好きなことを書いていきます。褒めてくれとは言いません。とりあえず、11/14発売のドラクエⅢが欲しいです。Switchのです。「容赦しない」とはなんぞ?「容赦しない」と聞いて、多くの人は敵視していると考えるかもしれません。しかし、私が言う「容赦しない」という言葉は、敵視しているという意味ではなく、相手を尊重し、対等な立場で向き合うことを意味します。これは子供に対しても同じです。子供であろうが敬意を持って向き合っている、目線を合わせているという意味で容赦しないということ。子供に対してもできる限りのことをやらせ、自立させることが本当の意味での「容赦しない」態度です。…
何かを成し遂げようとする時や新しいことに挑戦する時は、アホと真面目の両方が必要って話です。まず、みんながやっていることは本当に正しいのだろうか?とアホになることからスタートです。そして比較検討、試行錯誤しながら、いいものは真面目に続けていくということが大切です。まあ、私は自分が受けてきた指導や、今している指導が本当に正しいのだろうかと疑うところからスタートしました。そして、色んな書籍、DVD、ブログ等を見ながら比較検討をしていきます。そんなこんなで、檜垣コーチのブログを見つけ、全部遡ってコメントまで読みました。それで、どうやら佐賀で同じような指導をしているコーチがいるらしいということが判明しま…
リフティング千回の壁を越えよう! 基本の「利き足インステップリフティング」の重要性
サッカーが上手くなるためには、地道なトレーニングが必要です。最初は、利き足でのインステップリフティング1,000回を達成することにチャレンジしてみてください。回数がある程度(100回程度)出来るようになれば、インステップリフティング20m 10往復にチャレンジしてみてください。最初は上手く出来ませんが、このトレーニングを継続することで得られる成果は非常に大きいです。実際、誰でもこの目標をクリアできるようになりますので、諦めずコツコツと挑戦してみてください。 なぜ利き足のインステップリフティングなのか? 利き足でのインステップリフティングを練習することで、以下のようなスキルが身につきます。 正し…
「この世界に存在する全ての者は、自らに都合の良い事実だけを真実と誤認して生きる。そうするより他に生きる術を持たないからだ。だが世界の大半を占める力無き者にとって、自らを肯定するに不都合な事実こそが悉(ことごと)く真実なのだ」 BLEACHは、藍染惣右介の言葉です。弱い人間は自分にとって都合の良いことだけを「真実」として受け入れ、不都合なことを「嘘」として避けようとする傾向があることを示しています。しかし、現実はその逆であり、不都合なことこそが本当の「真実」であることが多い、という意味です。人間は心理的に自分を守るためにこのような行動をとることがよくあります。つまり、自分に都合の悪い現実を避け、…
「うちの子、運動神経が良い、悪い」とかよく聞きますが、まあ、良いと悪いはあると思います。「うちの子、運動神経無いのよね」これは正しくありません。運動神経が無ければ、呼吸も話すことも出来ないからです。今回は運動神経と感覚神経についてのお話しです。運動神経と感覚神経は、どちらも末梢神経に属する神経で、動きや感覚に関わる神経です。運動神経は、脳や脊髄からの指令を筋肉に伝えて筋肉を動かします。簡単に言うと「体を動かす神経」です。感覚神経は、皮膚の感覚、位置の感覚、振動などの感覚を脳に伝える神経です。眼、耳、鼻、舌、皮膚や内臓からの感覚的な情報を脳に伝える神経です。簡単に言うと「調整する神経」です。で、…
私の好きではない言葉に、ゴールデンエイジという言葉があります。そうです。あのコーチのライセンスを取りに言った時などに説明されるやつです。結論から言えば、ゴールデンエイジ理論を重視する必要はありません。現代の科学は、神経機能が生涯変化し続けることを証明しています。なんであれをそこまで信用するのかよくわからなくて、あれが本当なら12歳以降は運動能力も上がらないし、頭も良くならないってことになってしまうんですよね。これも一種の洗脳の一つです。ゴールデンエイジ理論「ゴールデンエイジ理論」は、12歳ぐらいまでの子供の運動神経が順調に発達する期間をゴールデンエイジと呼び、この期間に多くのスポーツ技術を習得…
カントリーマアム界隈では有名なカントリーマウム2040年問題。これは全く他人事ではなく、もうすでに私たちの生活にも似たようなことが大きく浸食してきています。新米の値段然り、11月使用分の電気代、ガス代も上がるとのこと。何が言いたいかというと、「馬鹿が政治をすると国が貧乏になってしまう」ということです。そりゃそうですよね。今まで、甲子園のアルプス席で酒飲みながら野次をとばしてたおっちゃんが阪神の監督をしているみたいなものですから。これ、皆さんがなんとなく選んだり、どうせ変わらないからと選んだ結果です。国のトップは選べませんが、その人に票を入れる人を選んだのは我々です。だから、なんとなくはダメなん…
「もっと周りを見ろ」「顔を上げろ」よく聞く言葉だと思います。これらのことは、やらせるものではなく、ボールコントロールレベルが上がっていくなかで、勝手にそうなるものなんです。「顔を上げろ」ではなく「顔が上がる」という自動詞が正解なんです。あとは何を見るかが大事で、1対1の時は相手しか見ない、パスを出す時は味方しか見ない選手が多いです。だから、適切なタイミングでパスを出せない、敵がパスカットしようとしているのに出してしまうというようなことが往々として起こります。サッカーはチームスポーツなので、見るべきところはたくさんあります。そんなこんなで、これまた『五輪書』からの引用になります。五輪書は一家に一…
サッカーをしていると、「あれ、もうこんな時間?」ってくらい夢中になってしまう瞬間、ありませんか?昨晩は、高校時代のサッカー部の先輩と呑みに行って、「あれ、もうこんな時間?」って感じでした。ボールを蹴ること、ゴールを決めることに集中していると、まわりのことを忘れてしまう。 それって実はすごく大切なことなんです! 夢中になることこそ、サッカーがもっと楽しく、そして上手くなる為の一番の近道です。夢中でプレーすることで、トレーニングが「やらなきゃいけないもの」から「もっとやりたい!」に変わっていきます。そうすると、上達するスピードもどんどん進んでいくでしょう。 夢中になることで自分の可能性を広げよう上…
全国各地で、小学校や高校の全国大会の予選が開催されていますね。私、全国大会がサッカーの普及が目的だったのなら、もうそのお役目は終了しているのではと思っています。うちのスポ少は数年前から、全国大会や県大会の予選に出場していません。全国大会に出たいという選手は、そこを目指すチームに移ればいいと思っています。プライオリティは、サッカーが楽しめる技術を身につけてもらうことです。勝ちにこだわるのか?育成なのか?なんて聞かれますが、サッカーは勝敗があるスポーツなので両方大切です。大人が勝ちたいだけなんだろうなと思うチームもありますね。いや、ほとんどか。全国大会、そもそも無ければ、目指さなくていいのです。全…
私たちの脳には、一人称と二人称を区別することが難しいという特徴があります。この特性により、言葉の使い方が私たち自身の心に大きな影響を与えることがわかります。例えば、誰かに否定的なことを言った場合、それは自分に対しても同じように響きます。 結果として、自分自身の心を知らず知らずのうちに傷つけてしまう可能性があります。言葉を選んで使うことで、自分の心に優しい影響を与える、自分を励ますような力となるのです。「ありがとう」「すごいね」「君ならできるよ」といった言葉は、相手に元気を考えるだけでなくても、自分自身の心にもポジティブな効果をもたらします。「自分には無理だ」と思う代わりに、「挑戦してみよう」と…
気づいていないと思いますが、サッカーでボールを運んでいる時、無意識に逆足側にボールが流れています。実はこれ、私たちの身体の構造によるものなんです。「逆足にボールが流れてしまう」とは?サッカーでボールを保持する際、自然と逆足側にボールが流れてしまうことがあります。この現象は初心者だけでなく、経験者にも見られます。なぜ逆足に流れるのか?人間の身体構造の仕組みそもそも、人間の足は左右に並んでおり、ボールを縦に動かすよりも横に動かすほうが楽な構造になっています。このため、ボールを持っている時も自然と横方向への動きが出やすく、逆足側にボールが流れてしまうのです。よく見かける両足の間にボールを置いて、バタ…
今回の岡山のクリニックで、2名の保護者さんとお話しする機会がありました。ひょっとしたらもっといたかもしれませんが、2名とも檜垣コーチのブログを見て、親子で想像しながらトレーニングをしていたとのこと。このような機会は滅多にないということで、1人は岡山市からもう1人は高知県から参加されていました。高知県の選手は、利き足のインステップのリフティングを2000回、各部のリフティングもされていたとのこと。普段はチームに所属していながら、サッカーで腑に落ちないところがあり、検索していたら檜垣コーチのブログを見つけ、腑に落ちてトレーニングをされていたとのこと。高知は、出張で行ったことがありますが、相当遠いで…
今年は選挙が多い年ですね。テレビはあまり見ないのですが、選挙中は見るようにしています。どんな感じで有権者を洗脳をしているのか、そのような性格の悪い見方をするのも面白いですよ。衆院選や知事選、大統領選なんかの報道と各種SNSの情報の違いを見てるとホントにわかりやすいです。こうやって洗脳しているんだなって。洗脳は思考を止められることで、なぜ人々は洗脳をされるかというと不安があるからです。宗教なんてまさにそうで、不安があるから生まれたものなんです。宗教の成り立ちを学ぶとよくわかると思います。逆に思考ができている状態であると、洗脳はされないということです。だから思考できるようになっておかないといけない…
子どもたちがサッカーを楽しむためには、ただ試合で走ったり、相手をかわしたりするだけではなく、「ボールを持てる」という感覚が必要です。実は、この「ボールを持てる」という感覚と、それを支える技術があるからこそ、サッカーはもっと楽しく、奥深いものになります。そして、この感覚を理解している子どもたちは、トレーニングにも自然と意味が見いだせるようになります。一般的にドリブルで何人も抜いたり、かっこいいフェイントができたりすると「ボールを持てている」と思われがちです。しかし、ボールコントロールのレベルを上げて、試合での状況判断力を身につけることで、ボールを失わずに試合の流れを作り出せるようになることこそが…
五輪書を読んでいると、「能々(よくよく)吟味すべし」、「能々(よくよく)吟味有るべきもの也」など吟味すべしという言葉をよく見かけます。 「吟味する」には、次のような意味があります。 物事を念入りに調べること、または念入りに調べて選ぶこと 罪状を調べ、正すこと(詮議) 詩歌を吟じてその趣を味わうこと 宮本武蔵はどのような思いで、「能々吟味すべし」と書いたのでしょうか?おそらく書物に残すことによって、主観と客観の差、事実と解釈の差が生まれてしまうことを戒めていたのではないかと。「お前ら、一回読んだくらいでわかった気になるなよ」と。本人はもちろんいないので、書物で残すとそれが全てになってしまいますか…
子どもが自発的に動く力を育てるには?親がやりがちな『逆効果なサポート』とは
スポーツでも勉強でも、結果を出す子と言う子の差って、意外とシンプルなものなんです。「自分から率先して動こうとする子」か「他人から言われなきゃ動けない子」当然、「自分から率先して動こうとする子」が結果を出していくでしょう。これは大人の世界でも同じですよね。自分で課題を見つけて行動できる人は、どんな職場でも優遇されますし、それなりに見合った報酬のチャンスもやってくるものです。それでも、他人から指示されるのを待つ人材となると… そういう方にはなかなか良いチャンスは巡って来ません。 「指示待ち」だけでは厳しい未来が待っている可能性が高いです。それなら子どものうちから「自分で動く力」を育てたいと思うのが…
「思考の整理学」(外山滋比古著) 私に思考することは至高の娯楽であることを教えてくれた本です。「思考の整理学」では、「グライダー人間」と「飛行機人間」という比喩を用いて、学習や思考の方法における二つの異なるタイプの人間を説明しています。 グライダー人間 グライダー人間は、外部からのエネルギーに依存して動く人を指します。彼らは、自分で考えることよりも、与えられた情報や知識をそのまま受け入れ、外部の力で前に進もうとするタイプです。学校で教わったことや他人の意見をそのまま吸収することが得意ですが、自分で新しいことを考え出すことや、革新的なアイデアを出すことは苦手です。特徴: 自分でエネルギーを生み出…
先日、下の記事を見てモヤっとして、「スポーツとはなんぞや」と改めて考えてみました。7.2万人の子どもがサッカー継続困難? 横浜FM守護神に課せられた使命「発信しなければ」【インタビュー】 フットボールゾーン 「私たちが支援する保護者の多くがサッカーを『習い事』と言います。つまり、サッカーはお金を支払うものであり、支払う対価に応じてより良いサービスが受けられるものに変わってきている。こうした状況によって、サッカーを始めること、継続することが難しくなり、支援を必要とする要因になっているのではないかと推察しています」 「スポーツ」という言葉の語源は、ラテン語の「deportare」からきています…
今週末も各地でサッカーの試合が行われていることでしょう。サッカーで勝ちたい──これは、多くの子どもたちや保護者の皆さまが持つ自然な願いです。勝負へのこだわりは、とても重要です。しかし、育成年代において真の「勝負」にこだわるということは、ただ試合に勝つことを意味しているのではありません。特に小学生から中学生にかけては、身体の成長にも差があります。私たちが大切にしないといけないのは、子どもたち自身で勝利を掴む力を育てることです。サッカーの試合は、基礎の上に築かれるものです。基礎とは、試合で勝利するための基礎となるものであり、何より重要です。 一時的にチームとして勝利を得るために、基礎がないまま小手…
当アカデミーのお月謝、いくらかというと1,000円です。スポ少のお月謝と合わせております。条件としては、最低でも週に1回以上のトレーニングに参加していただくこと。出来るだけ多くの選手に知っていただきたく、このような値段にしております。全然、儲かりまてん。光バイトです。あとは、教育や家族のことにもお金を使っていただきたいという思いもあります。こちらは余計なお世話かもしれませんね。では、1,000円でやっていけるのかというとギリギリセーフくらいです。足りない時は、医療機関の休日当番という光バイトをすることで何とでもなります。これからも安かろう悪かろうにならないように精進していく所存でございます。今…
主体性、主観に共通する漢字に「主」があります。「主」は「シュ」とも読みますし「あるじ」とも読みます。「子供に主体性を」一見、聞こえはいいのですが、気をつけなければいけないのは、子供が「あるじ」になり、親が「げぼく」の主従関係になってしまっている親子が、最近多く見られるというところです。「無理矢理でも褒めて伸ばす」や「叱らない子育て」の弊害だと思います。何事もいい塩梅が大事です。本心で言っているかわかりませんが、選手が辞める際に「私は続けたほうがいいと思っている」や「こちらのほうが上手くなるのはわかっているけど、友達が多いほうへ行きたい」みたいなことを言う保護者がおられます。私はいつも、「じゃ、…
サッカーにおいて、身体と両足が開いている状態というのは、良い状態ではありません。下のイラストのように、身体も両足も開いていれば、どっしりと安定はしています。両足でどっしりと構えるのが安定とするならば、片足1本で立っている状態は押されれば動いてしまう不安定な状態です。しかし、「不安定=動きやすい」と定義するならば、サッカーでは、安定しているということは反応が遅くなるということになってしまいます。 こちらのイラストは大げさにしましたが、大体こんな感じディフェンスしています。お心当たりがあるんではないでしょうか?僕の股を抜いてくださいって言ってるみたいなもんですね。サッカーを始めた頃から両足、逆足と…
今年度から、檜垣コーチに定期的に来ていただいているのですが、集客や選手の管理はやってみないとその苦労はわかりませんでした。佐賀の中島コーチや神戸の杉村コーチの苦労も相当なものではないかと今では実体験として認識ができます。仕事でもそうで、役職が上がるたびに先人のやってきた仕事の偉大さがわかります。俺の屍を越えてゆけって感じです。 そして、やりもせずに批判ばかりするアンチを、私は否定のエキスパート、自己正当化の達人と思っております。今では、そっとミュートにしておりますが。「プロプロうるせえ、プロがそんなに凄いのか!」こういう方も多いですね。「自分は会社から給料をもらって働いているからプロ、プロなん…
ディフェンスで一番大切なことは、「抜かれないこと」。日本では昔から「体で行け」という指導が原因で、ボールは足元にあるのに体をぶつけることがメインになっている選手が多く見られます。そして、はじき飛ばした後に、「その程度で倒れてんじゃねーよ」までが一連の流れみたいな感じでしょうか。体でぶつかって相手を止めようとするのは、よくファールになるし(ファールとっても文句言われますが)、自分よりレベルの高い相手には通用しません。最悪、相手に怪我をさせてしまう可能性もあります。では、どうすればしっかりディフェンスができるのか? 答えは、相手にしっかりとついていくこと。足元にあるボールをしっかり見て、重心を低く…
勉強 勉強 勉強 勉強のみよく奇蹟を生む〜サッカーも一緒です〜
勉強 勉強 勉強 勉強のみよく奇蹟を生む 私の好きな作家の一人である、武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)の言葉です。先日、車の中で見たというか聞いたテレビに、お孫さんが出演されていました。お孫さんによると実篤は、お孫さんや周りの方には、勉強しろとは言わなかったそうで、この言葉は実篤本人に向けた言葉ではなかったのではないか?とのことでした。「勉強 勉強 勉強 勉強のみよく奇蹟を生む」という言葉は、勉強や努力の価値を強調した深い意味を持つ言葉です。この言葉は、ただ単に知識を詰め込むための勉強を指しているわけではなく、日々の努力や継続的な学びが、予期しない大きな成果を生んだということを伝えていま…
サッカーTiktokerの檜垣裕志さんへトラップについて質問です。
昨日、ヤフー知恵袋を見ていると、サッカーTiktoker檜垣コーチのトラップについての質問にAIが答えていました。まあ、93万人もフォロワーがいれば、立派なTiktokerですね。detail.chiebukuro.yahoo.co.jpそして、私がいつも利用している生成AIに全く同じ質問をしたアンサーがこちらです。 『Tiktokerサッカーの檜垣裕志さんについての質問です。檜垣裕志さんの完璧なトラップってどうやってるんですか?』 檜垣裕志さんは、元プロサッカー選手であり、現在は指導者として活躍されています。 彼のトラップ技術は、ブラジルでのプロ経験と独自の指導法に基づいており、特に利き足を…
まず始めに私は無宗教です。八百万の神、あらゆるものに神が宿るという神道をベースに、結婚式はキリスト教、葬式は仏教と決まった信仰はありません。決まった信仰はありませんが、古事記、日本書紀から日本の近代史、キリスト教、イスラム教、仏教などの歴史や成り立ち、時代背景を理解していくと、政治からスポーツ、外国人の考え方や根底にあるものなどあらゆることに理解は深まっていくと思います。今回の出張では、原宿に行くことがあり、時間があったので明治神宮を参拝してきました。今回は、参拝をして鈴と教育勅語(きょういくちょくご)を購入しました。 教育勅語は、1890年(明治23年)によって発布された文書で、日本の教育の…
先に行われた衆議院選挙の投票率の話です。政治は、本来、全国民を幸せにするためにあると言われています。しかし、現実には、みんながその恩恵を享受できるわけではありません。料理も、シェフのこだわりが、すべてのお客様に受け入れられるわけではありません。客にはそれぞれ異なる好みがあるからです。理想を言えば、政治が国民全体の幸福を追求するように、指導もまたすべての選手の幸せと成長を目指すべきだと考えています。ただ、そうはいかないのが現実で、選手全員がすべて満足のいく結果を出し、私の指導や対応がすべての子どもや親御さんに受け入れられるわけではありません。 地元に帰りスポ少での指導に携わり25年になりますが、…
昨日、講演会の演者として登壇してきました。「先生の話は、毎年面白いです。」そう言ってくれた方は昨年も私の講演を聞いてくれていたらしく、懇親会の帰り際に言われました。8月から準備をしてきたので、そう言われるとやはり嬉しいものです。聞く人が楽しめるように、ずっと準備と練習を繰り返し、昨日の講演会に照準を定めていたわけです。大勢の前で話すこと、緊張しないかと言ったら多少は緊張しますが、今年もその舞台に立てることを楽しみにしていました。私は、再現性ということを重視しておりまして、まぐれというものは信用しないようにしています。昨年同様、狙い通りに聴衆の皆さんに楽しんでもらえるということは、大変ありがたく…
サッカーで自信あるやつ、だいたいこれの1〜ダニング=クルーガー効果〜
専門学校JK(2)【電子書籍】[ ほっけ様 ] ダニング=クルーガー効果(Dunning-Kruger Effect)とは、自分の能力や知識が不足している人が、その不足を認識できず、自分の実力を過大評価してしまう現象です。心理学者のデビッド・ダニングとジャスティン・クルーガーが発見したもので、一般的には初心者や経験が浅い人が負けやすい現象とされています。この効果の特徴は、特に知識やスキルが少ない時に自己評価が高くなり、経験や学習が進むにつれてその評価が行われ、より現実的な評価に落ち着いていくいう点です。この心理現象は、成長する子どもたちの心の動きを理解するためですのヒントになるかもしれません。…
私がコメント欄を解放していない理由ですが、名も名乗らずコメントで的外れなことを言われると更新が途絶えてしまうかもしれないからです。Instagramでもそうなんですが、匿名をいいことにコメントやDMで変なことを言ってくるやからは結構いますからね。私もまだまだピヨピヨのチキンハートなので、ハートに引っかかってしまうんです。それで更新が途絶えるなら、最初からコメント無しにしてしまおうと。上の写真、元ボクシング世界チャンピオンのマイクタイソン氏です。ファミコンのパンチアウトでは1発喰らうとKOになるチャンピオンです。人に直接、言うのには勇気がいりますが、SNSだとそれが平気な人が多くなっています。マ…
「もっと試合をしたほうがいいのでは?」「試合経験が足りないのでは?」、よく聞かれます。周りのチームや親戚の子のチームは試合ばかりしていると心配になるものですよね。これに対するアンサーは、「トレーニングの度に毎回してますんで、どうぞ見学されてください。周囲との比較ではなく、お子さん自身の成長を感じてください」になります。日本において、「試合に出れば自然とうまくなる」「試合経験こそが成長の鍵だ」と考える指導者、保護者が圧倒的に多いでしょう。実際はそうではないというのが現実です。もし試合数の多さと強さが比例するのなら、日本はとっくに世界一になっているでしょう。というくらい毎週のように試合をしています…
先日、阿部一二三選手・阿部詩選手がテレビで出演されていました。見てると、家族揃って『変態』だなあと思って見てました。話を聞く限り関東や関西、うちでも上手くなっている選手は、いい意味でご家族が変態なんですよね。 中学でも厳しいトレーニングを続けた。立ち技2時間、寝技2時間、ランニング2時間というハードなメニューをほぼ毎日、続けた。練習試合の日は、1日で40~50試合も戦ったという。柔道教室の道場は車で15分のどの距離にあったが、一二三は「そこまで強くなるためにって、僕は走って行かされてました」と回想。 阿部一二三 少年時代の過酷練習 車で15分の練習場「走って行かされました」 一方の詩は…(スポ…