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台湾リノベ+文化創意【台湾レトロめぐり図鑑】 https://www.tjcreativeculture.com/

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

台湾には、日本統治時代の工場跡地や市場、日本家屋などをリノベーションした魅力的なスポットが数多くあります。これらの歴史的建築が、新たな文化創造の拠点として生まれ変わり、台湾観光の注目スポットや最新カルチャースポットとして人気を集めています。 レトロな雰囲気が漂うリノベーション建築、個性的なリノベカフェなど、台湾ならではのユニークな空間を巡る旅はいかがでしょうか?

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2024/11/09

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  • 日本家屋群がなんとマンガの国立博物館に【国家漫画博物館園区】@台中

    国家漫画博物館園区は日本統治時代の1937年につくられた15棟の日式住宅(日本家屋)群がリノベーションされ、2024年にオープンした。この日本家屋群は、もともと刑務所敷地内の職員用の住宅であったもので、それが国立の漫画に関する博物館へ変身するという一風変わったものである。 それぞれの建物内の展示は、台湾と日本のアニメ・マンガ文化を紹介するもので、「読漫画」(マンガを読む)、「品漫画」(マンガを品定めする)、「住漫画」(マンガの世界に住むなど、8つのテーマに分かれている。日本の漫画家である天野喜孝や深谷かほるの特別作品などの展示もある。 なお、博物館の本館となる北側エリアも2029年の開館を目指…

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  • 台中にもある製糖工場の名残り【帝国製糖工場台中営業所】@台中

    帝国製糖工場台中営業所は、日本統治時代の1935年から稼働した帝国製糖株式会社の台中工場を複合施設にリノベーションしたもので、2019年にオープンした。 戦後は台湾糖業公司の一部として運営され、1990年代以降、製糖工場の閉鎖に伴い、一帯の大部分の建物が取り壊されたが、この営業所だけが残された。その後、2007年に台中市の歴史建築に指定されている。建物の外壁は国防色と言われる薄茶色の外壁タイル、幾何学模様の装飾が特徴的なアール・デコ様式である。 館内には、製糖産業の歴史展示のほか、イベントスペース、地元クリエーターの工房、カフェ、レストランなどが置かれている。(訪問年月:2024年2月) 文化…

    地域タグ:台湾

  • 製糖、製紙工場跡地を市民が憩える公園としてリノベ【屏東県民公園】@屏東

    屏東県民公園は、日本統治時代の1909年から操業された台湾糖業股份有限公司(台糖)の製糖工場と製紙工場で、その跡地が公園としてリノベリノベーションされ2021年にオープンした。工場は1994年に廃止され、2014年には歴史建築に登録されている。公園の全長は約1.2kmの線形で、総面積は約20haにもなる。 その園内には、保存された倉庫のほかに、製糖工場時代の地下室「地坑」や、遺構を再利用した舞台劇場である「地景劇場」などがある。また、随所に散策、休憩、運動、遊戯ができるスペースが設けられている。公園内で産業遺産の構造物を活用し、それらの活動の場を提供したことによって、2021年に日本のグッドデ…

    地域タグ:台湾

  • 駅舎と鉄道と電車を残すエリアリノベ【鉄道芸術村】@台東

    鉄道芸術村は、1922年から運行が開始された軽便鐵道の終着駅舎(旧台東駅)とその周辺にある鉄道遺構が文創園区としてリノベーションされたものである。 かつて、台東と花蓮を結ぶ台湾東部を走っていた台東鉄道は、台湾主要部の鉄道とは異なる規格であったため、1980年代から90年代にかけて新路線の建設が進み、台北や高雄などの主要都市と接続され、旧台東駅は2001年に廃止された。2002年にRC造の機関車庫が歴史建築に登録され、翌2003年から展示が始まっている。 現在、この鉄道芸術村には、駅舎(ホームや改札口)、RC造の機関車庫、当時の車両、木造建築の倉庫、燃料タンクなどの多くの鉄道遺構が保存展示されて…

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  • 原住民文化も継承される製糖工場のリノベ【台東糖廠文創園区】@台東

    台東糖廠文化創意産業園区は、かつての製糖工場がリノベーションされた施設である。この建物は1913年に建設され、日本統治時代には「台東製糖株式会社」に属し、1957年にはパイナップル工場も併設して東部のパイナップル産業を支えたが、1996年に操業を停止した。2004年には歴史建築に登録されている。 この園区には大小55もの向上や倉庫・建物が残っており、そのうち約30がリノベーションされている。それらは、地元の文化創造産業を推進するための台東のアーティストやクリエイターたちの木工工房、伝統工芸品の展示・販売スペースである。 また、原住民の工芸品体験や芸術文化パフォーマンスの場としても利用されている…

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  • たくさんの日本家屋リノベとヒノキ香るおみやげ【檜意森活村】@嘉義

    檜意森活村は、もともと阿里山での林業に従事する人々の宿舎として日本統治時代の1914年から1944年の間に建てられた日式住宅群をリノベーションし、2014年にオープンした。3.4haの敷地には、森林文化、環境教育、工芸設計、文化創造、生活創意などのテーマでエリア分けされている。 日本統治時代、上質な檜があった阿里山は貴重な資源であり、それらは当時大量に伐採されて、日本へ運ばれていた。その阿里山林業文化や、台湾の林業従事者の生活と歴史を物語る場でもあり、台湾初の森林に関する文創園区となっている。 敷地内では、工芸品、デザイナーによるグッズ、ヒノキ製品、農産物などを販売するショップ、カフェ、イベン…

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  • 現役の消防署で台南の消防とその歴史を体験【台南市消防史料館】@台南

    台南市消防史料館は、日本統治時代に建設された旧台南合同庁舎をリノベーションし、消防署としての機能を残しつつ、一部を消防史料館として2019年にオープンしている。もとの建物は、1930年に建設された火見楼と呼ばれる火の見やぐらを中心に、1937年に増築された合同庁舎を含む建築である。合同庁舎はかつて消防署を含む行政庁舎であったもので、台南市はこれを1998年に市定古跡に登録している。 火見楼は防火監視のための約20mの高層の建物で当時の最新技術でつくられた。合同庁舎は左右対称のデザインで火見楼を囲むように配置されており、建築デザインは、近代的意匠と機能性が調和しており、日本統治時代の官庁建築に共…

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  • おみやげ満載の台湾トラベルの定番スポット【林百貨店】@台南

    林百貨店は、日本統治時代の1932年に建てられた百貨店で、リノベーションされ2014年にオープンした。当時は「五層楼」と呼ばれ、台南市のモダンな象徴であったが、1945年に日本統治が終了した後、営業を停止し、長らく活用されていなかった。1998年には歴史的建築物に登録された。 建物はアール・デコ様式を基調としつつ、台湾伝統の装飾モチーフが随所に施されている。屋上には日本統治時代からの神社があるのも特徴である。 ここでは、台湾の特産品や、地元クリエイティブ人材や職人がつくった工芸品を販売するセレクトショップが盛りだくさんで楽しめる。(訪問年月:2019年12月、2025年2月) 文化資産登録名称…

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  • 宜蘭の文化創意を牽引する製紙工場リノベ【中興文化創意園区】@羅東

    中興文化創意園区は、かつて日本統治時代の1935年に「臺灣興業株式會社」として設立された中興製紙工場で、台湾最大、さらには東南アジア最大の製紙工場として広く知られていた。戦後、1959年に国民党政権に引き継がれ、国営企業「台湾中興紙業股份有限公司」として再編され、主に新聞紙や産業紙などの紙製品を生産していたが、2001年に操業を停止していた。 2015年に宜蘭県は歴史建築として登録している。同時に、文化創意園区として新たな活用を図り、工場施設がリノベーションされ、2015年に一部公開、2017年に正式オープンした。園区の中には大小40程度の建物があり、それらのうち8つの建物がショップ、展示空間…

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  • かつての林業の記憶をめぐる日本時代のリノベ【羅東林業文化園区】@羅東

    羅東林業文化園区は、日本統治時代の1921年から稼働した林業拠点で、さまざまな施設がリノベーションされ2004年にオープンした。当時は森林鉄道を利用して運ばれる木材の集積と輸送の拠点として、羅東出張所・木材集積場・貯木池・倉庫・線路・日式住宅(日本家屋)の職員宿舎などがあったが1976年に廃止され、2004年に貯木池が歴史建築に登録されてから、2012年までにこの園区内の日式住宅など5件が歴史建築に登録されている。また、2012年にはこの園区全体が文化景観に登録された。 現在、このエリアは林業の歴史を紹介する展示施設で、古い写真や資料、林業で使用された工具や機械が展示されている。また、森林鉄道…

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  • 日本家屋群がショップやカフェに変わった人気エリア【水交社文化園区】@台南

    水交社文化園は、終戦間際の日本統治時代1941年に、台南海軍航空部隊の軍人家族のために建てられた約20棟の日式住宅宿舍群が、戦後国民党の眷村となっていたものがリノベーションされた文化創意パークである。2004年に台南市が市定古跡に指定し、2019年に水交社文化園区としてオープンした。 園区内は8つのテーマに分かれていて、この場所(眷村)の歴史や当時の暮らし、航空部隊についてや戦闘機の展示があり、当時のこの地の役割を伝えている。園区では用水路や、当時の植生も保存されランドスケープも再現されている。また、カフェ、レストラン、雑貨やおみやげショップ、ブックストアなどにもリノベされていて、楽しめる。 …

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  • 大学が管理運営する文化創意のモデル【台南文化創意産業園区】@台南

    台南文化創意産業園区は、日本統治時代の1906年に建てられ、タバコや酒類の保管・流通を担当した台湾総督府専売局台南支局の台南出張所をリノベーションして、2015年にオープンした。2003年には、赤レンガ造の専売局本体の建物が台南市定古蹟に登録されている。台湾政府による五大文化創造産業園区の一つでもある。 戦後は、台湾省タバコ酒専売局台南支局として機能したが、2002年に公売局が民営化された際にこの建物の役割は終了した。 その後、建物は文化部の「文化創造産業発展計画」に基づき、文化創意産業園区としてリノベーションされた。建物は台湾の文化部が所有し、南台科技大学が管理運営を委託されている。 赤レン…

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  • 随所に日本統治時代のデザインが残る美術館【嘉義市立美術館】@嘉義

    嘉義市立美術館は、日本統治時代の1936年に建てられた台湾総督府専売局嘉義支局庁舎で、リノベーションされ2020年にオープンした。当時は、塩や樟脳、タバコ、アルコール類など専売品の管理と販売を担う施設であったが、専売局としての役割を終え、2000年に嘉義市の市定古蹟に登録された。 市定古蹟に登録され、リノベの本体ともなっている建物は、当時台湾総督府専売局技師であった梅澤捨次郎の設計によるものである。この建物は鉄筋コンクリート造3階建て、平面はL字型で、弧形を描いた外壁、帯状の庇が水平線を強調している。外壁材は北投産のスクラッチタイルが使われ、日本統治時代の古典建築様式からモダニズム建築様式への…

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  • さすがの官邸跡で虎尾の文化と歴史を味わう【雲林故事館】@虎尾

    雲林故事館は、日本統治時代の1920~23年に建てられた日式住宅(日本家屋)であった虎尾郡守官邸をリノベーションして2006年11月にオープンした。当時は郡守の官邸であったが、1996年に廃止され、2001年には雲林県の歴史建築に登録されている。 この施設では、地元の生活、芸術、教育、文化を展示して、地元作家の文学作品の収蔵や地域文化の保存と教育を進めている。また、カフェも併設されていて、文化創意の体験もできる。 2025年、台湾文化部の「選定百大文化基地」に選定されている。(訪問年月:2019年11月、2025年2月) 文化資産登録名称:虎尾郡守官邸 文化資産分類:歴史建築 建物種類:其他設…

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  • 宜蘭の原住民文化がお土産と体験に変わる【蘭陽原創館】@宜蘭

    蘭陽原創館は、もともと日本統治時代に宜蘭小学校があった場所で、戦後には宜蘭県政府の旧宿舎群だったところがリノベされた。それらが2016年に歴史建築に指定され、2019年から3年をかけ活用のためのリノベーションがされ、2021年にオープンした。この宿舎群は、レンガ造りと木造の平屋の宿舎がミックスされ、通りに面して配置されているのが特徴であった。 この施設は、名前にもある通り、宜蘭初の先住民文化(タイヤル族、アミ族、パイワン族、ブヌン族)を中心とした生活の展示・そのクリエイティブなグッズの販売スペースである。地元の先住民による創作料理や工芸品、文化的・創造的な製品の提供を通じ、先住民部族観光と連携…

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  • シェル石油倉庫が淡水河の夕日を眺める文化施設に【淡水文化園区】@淡水

    淡水文化園区は、かつてシェル(殻牌)石油が1900年前後から使用していた倉庫群をリノベーションし、2011年にオープンした文化施設である。1900年に日本本国でシェル石油の前身が起業し、その支店がここ淡水に置かれた。当初は石油の貯蔵施設として機能していたが、廃止後に歴史的価値が認められ、2000年には新北市の市定古跡に登録されている。それと同時に、シェル石油は淡水文化基金会(財団)にこの施設を譲渡している。 敷地面積は約1.3haで、赤レンガ造りの外壁やアーチ型の回廊がみられる4棟の大型倉庫や油槽の遺構などがある。この施設には、シェル石油のこの地での歴史展示、地元アーティストの展示ギャラリーや…

    地域タグ:台湾

  • まち全体が木工芸産業の歴史を伝える博物館【大渓木藝生態博物館】@大渓

    大渓木藝生態博物館は、台湾の木工芸産業の歴史と文化を保存・継承するため、街なかに残る歴史的建造物や街並み全体を博物館と位置づけたものである。そして、この地の日本式官舎群や公共施設が段階的にリノベーションされ、2015年から順次オープンしている。 大渓は、清朝時代から山岳地帯で伐採された木材を河川輸送する水運の拠点として発展してきた。日本統治時代にもその役割を維持し、木工芸産業が発展を遂げた。また、日本による灌漑施設の建設も進み、大渓には多くの日本人が暮らしていた。戦後、蒋介石が公会堂を別荘として利用するなど、台湾の近現代史を象徴する地でもある。木工芸産業で栄えた大渓であったが、鉄道の普及や水運…

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  • 醸造所のリノベでクリエイターの聖地とお土産ショップ【嘉義文化創意産業園区】@嘉義

    嘉義文化創意産業園区は、1916年に日本統治時代に台湾初の高麗酒を生産する大正製酒株式会社の醸造所として設立された。その後、1982年に醸造所の機能が民渓工業団地に移転し、この地での役割を終えた後、リノベーションを経て2003年にオープンした。現在、この園区は台湾政府の5大文創産業園区の一つである。 約3.9ヘクタールの敷地には、大小9棟の歴史的建造物(その内7棟が市の歴史建築登録)が保存・活用されており、中間試験場(アルコール倉庫)、包装作業場、再処理作業場、ボイラー室、製麹工場など、醸造に不可欠な施設が含まれている。さらに、洗瓶機、ワイン貯蔵樽、ワインボトルコンベアベルト、煙突、ソルガム米…

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  • 台湾大学がリノベ運営する紀念建築【台静農人文会館】@台北

    台静農(臺靜農)人文会館は、日本統治時代の1931年に建てられた国立台湾大学の教職員宿舎で、台静農が晩年を過ごした日式住宅(日本家屋)のリノベーション。2024年にオープンした。台静農は、台湾大学中文系(中国文学科)の主任であり、詩人であった。台静農の居住後、2020年には台北市の紀念建築に登録されている。 この会館では、国立台湾大学が、台静農の文学的遺産を展示し、台湾文学や人文学に関する研究活動を行っている。また、台静農が執筆活動を行った「龍坡丈室」が再現されている。(訪問年月:2024年11月) 文化資産登録名称:臺靜農故居 文化資産分類:紀念建築 建物種類:宅第(住宅) 指定登録年月:2…

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  • 台北101との対比と台北でおみやげショップが充実【四四南村】@台北

    四四南村(信義公民會館)は、1948年に建てられた眷村で、広場、展示館、カフェ、ショップなどが複合した文化商業施設にリノベーションされ、2003年にオープンした。敷地面積は約1.4haの敷地のなかに、歴史的価値を持つ4棟の建物が残されている。これらの建物は、日本統治時代の日本軍の倉庫を改修して、国民党の四十四兵工廠に関係する人々が暮らしていたことから「四四南村」と呼ばれている。 1999年に住民は再開発のため立ち退いたが、文化的価値が認められ、2003年に歴史建築として指定された。リノベ後には、A棟は親子館、B棟は眷村文化を後世に伝える眷村展示館、C棟は好丘、D棟はプレイグランドと呼ばれ、おし…

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  • 歴史の街まるごとが博物館【西螺生態博物館】@雲林西螺

    ​西螺生態博物館は、地域全体を博物館と位置付ける生態博物館(エコミュージアム)の理念に基づき、街なかの歴史的建築物や文化資源を活用している。​博物館の中心的な施設は、1833年に創立された捷発乾記茶莊である。​この茶莊は、1935年に再建され、福建省武夷山から茶葉を輸入し、台湾各地で販売する重要な役割を果たしていた。​2007年には歴史建築に登録されている。 この建物は街区の内側に、室内や外部が繰り返されて長く連なっている。その空間ごとに、茶文化の歴史を紹介する展示、地域の歴史や文化に関する展示、ギャラリーなどが配置されている。​ 「生態博物館(エコミュージアム)」という名は、地域全体の生活、…

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  • 創造力を高めるものづくり教育拠点となった【成功国小旧礼堂】@羅東

    成功国小旧礼堂は、日本統治時代の1943年に建てられた学校講堂(礼堂)で、リノベーションされ2015年に再オープンした。当時は、羅東女子公学校の講堂として使用されていたが、戦後の校名変更(成功国小に変更)や教育制度の変化を経て使用されなくなり、2003年には宜蘭県の歴史建築に登録されている。 建物は、赤レンガ造による分厚い外壁と左右7本のレンガ付け柱、木造トラス屋根、山形破風で支えられ、端正な外観である。 この施設には、3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル工作機、各種工作機が備えられ、創造力や問題解決力を育成する「ものづくり教育(メイカー教育)」を実践する拠点として、宜蘭自造教育モデ…

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  • めずらしい日本家屋の独立系書店リノベ【旅人書店】@羅東

    旅人書店は、羅東にある独立系書店で、1927年(昭和2年)に建てられた日式住宅(日本家屋)をリノベして2020年にオープンしている。当時は、羅東成功国小の旧校長宿舎で、2003年に歴史建築として登録されている。 店内には、地域の文化や歴史に関する書籍や、地元クリエーターによる手作りのアイテムが並んでいる。 また、定期的に展示会や読書会、マルシェなどのイベントも開催されている。(訪問年月:2025年3月) 文化資産登録名称:羅東鎮成功國小校長宿舍 文化資産分類:歴史建築 建物種類:其他設施 指定登録年月:2003年10月 リノベ設計:詹益忠建築師事務所 △旅人書店の外観。 △もう一方の方からの外…

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  • 当時の教職員がうらやましい建築デザイン【楊梅故事館】桃園

    楊梅故事館は、日本統治時代の1953年に建てられた楊梅国民中学校の校長と教職員の宿舎で、リノベーションされ2020年にオープンした。2000年代初頭に廃止され、2012年には歴史建築に登録されている。この施設は3棟の建物で構成されており、それぞれ異なる建築的特徴と機能を備えている。 A棟「張芳杰校長故居」は、寄棟造の瓦屋根を備えた木造平屋で、広い縁側や畳敷きの和室を有し、校長の暮らしを象徴する伝統的な住宅構造が残されている。ここでは、校長の暮らし当時の室内の様子が展示されている。 C棟「西照閣」は、地域教育の基盤づくりのためにつくられた教職員用の宿舎で9戸が連なって建つ建物で、ここでは、当時の…

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  • 歴史的な家屋で文学を感じる【鍾肇政文学生活園区】@桃園

    鍾肇政文学生活園区は、日本統治時代の1920年代に建てられた日式住宅(日本家屋)群で、リノベーションされ2015年にオープンした。当時は龍潭小学校の教員宿舎として利用されていたが、1990年代に使用が廃止され、2012年には桃園市の歴史建築に登録されている。 園区内の日式住宅は3棟あり、一つは1世帯で1棟、残りの2棟は2世帯で1棟になる(2戸1タイプ)もので、道路側に街並みをつくっている。元々の住戸が狭小だったため、時代とともに増築されていったが、リノベの際に増築部分は取り除かれ、オリジナルな形に復元された。 この施設全体は文学生活園区と位置づけられ、台湾文学の父ともいわれる鍾肇政の文学的足跡…

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  • 淡水河を眺望する当時を思いはせる 【多田栄吉故居】@淡水

    多田栄吉故居は、日本統治時代の1934年に建てられた日式住宅(日本家屋)で、リノベーションされ2016年にオープンした。当時は淡水街の街長官舎であったが、戦後は国民党政府のものとなり、2005年には新北市市定古蹟に登録されている。多田栄吉は、日本統治時代に淡水街長を務めた人物で、淡水での水道の導入や都市の近代化に大きく貢献したことで知られている。この日式住宅も、台湾で初期に水道設備を備えた住宅の一つである。 この施設では、多田栄吉の業績や当時の淡水の暮らしを紹介する展示がなされている。また、淡水河を見下ろす高台に建っていて、室内からもその眺めを味わえる窓構成になっている。(訪問年月:2025年…

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  • 淡水の歴史的建築物を模型で展示する【淡水古蹟微型博物館】@淡水

    淡水古蹟微型博物館は、清朝時代の1871年に建てられた英国系水運会社・ダグラス洋行の建物だったもので、リノベーションされ2019年にオープンした。当時は、淡水港の貿易活動を担う事務所および倉庫であったが、戦後にその機能は廃止されている。 建物は、道路側の前面に建つ「第一検査場」、その後ろ側に建つ「輸入品倉庫」の2棟で構成される。第一検査場は煉瓦造で室内はアーチ構造、輸入品倉庫は中柱式木造屋根構造の特徴がある。 前面の施設には、淡水地区の歴史的建築物をミニチュア模型で展示し、淡水の歴史と文化を立体的に紹介している(微型とはミニチュアの意味)。後ろ側の棟ではクリエイターによる文化創作活動を支援・発…

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  • 眺めのよかった高台に建つ和洋折衷【淡水日本警察宿舎】@淡水

    淡水日本警官宿舎は、日本統治時代の1914年に建てられた警察官宿舎で、リノベーションされ2019年にオープンした。当時は淡水郡役所警察課長の宿舎であったが、戦後に国民党政府に引き継がれ、2007年に歴史建築に登録されている。 この建物は、和洋折衷の様式で、伝統的な和室と続き間、幅が広い縁側、西洋式応接室があることに特徴があって、当時の物品の展示もあり、日本家屋の暮らしを体験できる。(訪問年月:2025年3月) 文化資産登録名称:淡水日本警察宿舎 文化資産分類:歴史建築 建物種類:宅第 指定登録年月:2007年12月 リノベ設計:不明 △和洋折衷の全体外観。敷地が狭くて超広角で撮っているので、若…

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  • なんと日本家屋が2009年に移築され【一滴水紀念館】@淡水

    淡水一滴水紀念館は、日本統治時代の1915年に福井県大飯町で建てられた木造の古民家2009年に日本から移築し再建した。 この住宅は作家水上勉の父である水上覚治の住居であったが、1995年の阪神・淡路大震災を経て一時的に避難所としても使われてもいた。2009年7月に日本で解体され、同年12月に台湾で再建された。総移動距離は3,000km、1,300人以上にのぼる台湾と日本のボランティアがこの移築事業に関わった。 この住宅は、釘を一本も使わずに600本以上の梁と柱を組み上げ、20以上のほぞ接合を用いた日本の伝統的な木造建築技術であった。台湾で日本統治時代に建てられた日式住宅(日本家屋)は、台湾の気…

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