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  • 事代主の拠点:若杉山辰砂採掘遺跡

    令和7年1月19日に事代主が四国那賀川流域で開発した辰砂=水銀朱鉱山「若杉山辰砂採掘遺跡」のニュースが掲載された。 「国内最古、火を使った採掘跡か 弥生時代の徳島に「世界基準」の技術」朝日新聞 弥生人が火を使い鉱石採掘か、徳島の遺跡の内部数か所にすす付着…専門家「本格的な鉱山経営と推測」読売新聞 日本の辰砂=水銀朱は当時高く評価されていたようで、1世紀以降この那賀川流域の若杉山鉱山、2世紀後半からは宇陀の水銀鉱山で水銀朱が産出された。(解説:第五代孝昭天皇と第十代崇神天皇の出自と水銀朱利権について - 上古への情熱) 出雲出身の鉱山技術者集団を率いた事代主がこのニュースの若杉山鉱山を開発したよ…

  • 継体持統㉒:649年3月の政変

    646年3月20日、中大兄皇子は自らの資産を進んで国庫に返納するという優等生を演じた。孝徳天皇としては甥を粛清する機会を失った形だ。中大兄皇子に入れ知恵をしたのは誰か。豪族を代表してことごとく邪魔をする右大臣で中大兄の姑である蘇我倉山田石川麻呂。孝徳天皇のイライラが募る。 648年4月の異変 新政権による政治改革は順調に進み、647年には冠位の新制度を作り、648年4月には旧来の冠位:聖徳太子の冠位十二階を廃止した。 ところがここで異変が起こる。左右大臣は新制度の冠ではなく旧来の冠を着用し続けたというのだ。(なお、649年2月にはさらなる新制度が定められたが、この時の両大臣の去就は明らかでない…

  • 継体持統㉑:恐怖の独裁者『孝徳』

    孝徳天皇が断行した近代国家への政治改革、大化改新は大成功を納め、孝徳天皇に富と権力が急速に集中。天皇以外の皇族を含む豪族は既得権益や私有資産を次々と剥奪され、官位という見慣れないものが与えられるという状況に追い込まれる。 天皇に集中する権力 日本書紀の孝徳紀は天皇自身による詔のオンパレード。 現代日本人は、『天皇は象徴であり配下の官僚が実際には行った』と考えてしまうが、日本書紀は行動の主体は明確に孝徳天皇としている。孝徳天皇自身が自ら命令を下し、命令に違反した者を自ら弾劾している記載となっている。 一般に大化改新は中大兄皇子と中臣鎌足が主導したとされているが、行政面で中大兄が出てくることはない…

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