最大手かつ現存最古の宝塚以外の女性歌劇、特に松竹歌劇が題材になっていたので、観に行きました。(以下ネタバレを含みます)【あらすじ】松竹楽劇部の少女スター水の江瀧子は、ふとしたきっかけで歌劇史上初の短髪の男役「タアキイ」に転ずると、大人気となる。歌舞伎座と新橋演舞場で、宝塚少女歌劇との熾烈な歌劇対決となり、休むことなく公演を打つ。劣悪な労働環境に、瀧子はリーダーとして立ち上がるが、後輩の津阪オリエは劇団に残り、スターに祭り上げられる。しかし瀧子らは待遇改善を勝ち取り、オリエとも和解した。やがて日中戦争となり、瀧子らも大陸に慰問に向かう。帰国後、感想を問われると、当たり障り無く答えたが、戦地で祖国の娯楽を求める兵士らの疲れ果てた姿に、強い衝撃を受けていた。瀧子は松竹少女歌劇を退団し自分の劇団を立ち上げ、各地で...令和7年3月有楽町よみうりホール『TARKIE伝説の女たち』