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1年もさよなら公演するのか…と思っていたけど、いよいよ来月で閉場、立て直しの国立劇場。 その掉尾を飾るのはやっぱり歌舞伎公演。 2ヶ月で『妹背山婦女庭訓』の通しを。 今月9月は第一部で『小松原』『花渡し』『吉野川』の通し。 『吉野川』は2016年以来だし、『小松原』『花渡し』は上演頻度はもっと少なく2007年以来だと思います。 現在の歌舞伎界で主演の定高を演じたことがあるのは玉三郎丈だけですし、大判事は白鸚丈だけ。 歌舞伎は口伝のようなものですから、とにかく教えていただき、伝統を繋げなくてはなりません。 この『吉野川』という芝居は間違いなく絶滅危惧種認定演目です。 時蔵丈と松緑丈の伝統芸能継承…
歌舞伎文化を応援したい気持ちから、何とか行く機会を増やせないか、と思った矢先、6月より幕見席復活゜∀゜!!となり、しかも初日の6/3にちょうど都心で用事があることから帰りがけに『義経千本桜』の狐忠信のみ観てきました。-----なお私は、歌舞伎座新築後、幕見席ははじめてです。エレベーターも設置され、入口もロビーも、とっても綺麗ですね。新システム初日は、「前日券(指定席)」は、コアな歌舞伎ファンとライトな観光客(欧米系の方多し)が半々くらい。「当日券(サイドのみ自由席)」は外国人観光客ばかりでした。幕見席後列からの眺めです。手すりは残念(新築時に、ガラスタイプにならなかったのね…)。前列だと、座高が低いと残念な位置に手すりがかかるので、後列の方が良いかも知れませんね。大向こう(かけ声)が前から聞こえるのも、新...令和5年六月大歌舞伎(幕見席復活!)夜の部のみ
観劇備忘録、ためてました(笑) 先週は歌舞伎座に團菊祭夜の部へも行きました。 夜の部はバラエティにとんだ演目です。 4時開演はまだまだ明るい。夜の部の眼目は『逹陀』だと個人的には思っています。 東大寺のお水取りをテーマにしたこの作品、日本舞踊には珍しい群舞が観られます。 力強く、硬派の群舞。 宝塚の群舞とは違う歌舞伎の群舞、たくさんの人に見ていただきたい! なかなか上演されない演目で、歌舞伎座では20年ぶり、前回の上演は日生劇場で13年前でした。 次回はいつ⁇中村梅枝丈が青衣の女人で尾上左近丈としっとりと幻想的に踊る場面もあります。 が、最後は尾上松緑丈を中心に巳之助丈、萬太郎丈、歌昇丈、右近…