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  • リフィーディング症候群(refeeding syndrome)と兵糧攻め

    以前、このブログで「リフィーディング症候群」について解説し、その典型例として、豊臣秀吉による兵糧攻めの事例を紹介しました。このケースは、これまで国内の医学界では、同症候群の疑い事例として有名ではあったものの、関連する医学論文は発表されておらず、あくまで逸話以上のものではないものとして扱われてきたようです。そこで今回、鹿野泰寛医師(東京都立多摩総合医療センター)、青山彩香医師(JA茨城厚生連総合病院水戸協同病院)、山本隆一朗学芸員(鳥取県立博物館・中世担当)の3氏が、豊臣秀吉による兵糧攻めの事例(「鳥取の渇え殺し」)に関し、2年がかりで史料を集め、とくに『信長公記』と『豊鑑』の記述(以前のブログもご参照ください)を医学的見地から精査しました。その結果、この大量死に関し、粥そのものには問題はなかったことを確認...リフィーディング症候群(refeedingsyndrome)と兵糧攻め

  • 関東大震災の朝鮮人虐殺裏付ける政府の新文書発見(陸軍機関作成)

    つい先ほどの毎日新聞の速報によれば、私の知り合いで、かつて90年代末に、私の論文を朝日新聞紙上に紹介してくれたこともあるジャーナリスト・渡辺延志さんが、このたび非常に重大な発見をされたとのことです。それは、防衛省防衛研究所戦史研究センター史料室が所蔵する、埼玉県西部の5郡を管轄する熊谷連隊区司令部が作成した報告書「関東地方震災関係業務詳報」で、関東大震災(大正12年9月1日)直後の11月に、当時の陸軍省が朝鮮人集団虐殺について行なった実態調査の一部資料です。震災直後に、政府は違法な虐殺の事実を認識し、広範な調査を実施していたわけで、今年8月に岸田内閣の松野博一官房長官(当時)が、記者会見で朝鮮人集団虐殺事件への見解を問われた際に、「政府内に事実関係を把握できる記録が見当たらない」と述べたことを明確に裏切る...関東大震災の朝鮮人虐殺裏付ける政府の新文書発見(陸軍機関作成)

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