少し前に釣り友より非常に興味深い書籍のリンクを転送頂いた。その書籍とは今野保著『秘境釣行記』で、ある項が気になり過ぎてどうにも我慢ならなく、無理を言って日本から送って貰い一気に読み切ってしまったのだが何とも遣る瀬無い気分になった。 気になり過ぎてどうにもならかった項はこの書籍の本題ではなく、昨年遠征したノモンハンの Huchotaimen フーチョータイメン(哲罗鱼)について描かれている”Ⅲ 燃ゆる渓”の” 2 巨大魚”という項だ。 昭和十四年(1939年)に著者が工兵隊として召集された後、ノモンハンへと派兵されハルハ河水系にて所謂発破というやつで、黄色火薬を水中で爆破させ体長160cm、22…