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義母の短歌 https://okamura920.hatenablog.com

義母が98歳で永眠いたしました。義母が書き溜めた2,000首以上の短歌を少しづつ公開いたします。コメント願えたら幸いです。

定年退職後気ままな半農半X生活をしています。今年傘寿を迎え半農も少しずつ調整中です。

okamura920
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福知山市
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2022/01/18

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  • 『義母の短歌』の掲載を終えて

    福知山市石原 一品神社 令和4(2022)年1月16日、義母(家内の母)の書き残した短歌を掲載するこのBlogを立上し、以来昨日までに2,625首の短歌を552回、1年6ケ月に渡りほぼ毎日掲載してきました。 義母は令和3年12月5日、98歳で永眠し今年は3回忌となります。 義母は平成4年5月(69歳)、近くの久後先生のお誘いを受けて、綾部市の「樵短歌会」へ入会させていただき、久後先生のご指導のもと短歌を作り始めました。 久後先生がおなくなりになった後、平成9年に馬場あき子氏主宰の「花林の会」に入会し、以来平成22年(87歳)頃まで、歌作りに励んできました。 暇さえあれば、ホームこたつのテーブル…

  • カテゴリー:亡夫・夫(十)

    福知山市石原 金光山洞玄寺(曹洞宗) 自筆短歌として最後に掲載した46首を、9のカテゴリーに分類しました。46首の内、1首が含まれるカテゴリー【亡夫・夫】に分類した短歌です。 <義母の短歌>カテゴリー:亡夫・夫(十) #2647 異界へのポストが欲しいかたくなに言葉とせざりし愛告ぐるべく <管理人のつぶやき> ■このBlog 明日は最後の 投稿日

  • カテゴリー:人・子供(十)

    福知山市石原 金光山洞玄寺(曹洞宗) 自筆短歌として最後に掲載した46首を、9のカテゴリーに分類しました。46首の内、2首が含まれるカテゴリー【人・子供】に分類した短歌です。 <義母の短歌>カテゴリー:人・子供(十) #2631 三輪車ぽつんと庭に置かれあり留守に幼き友来たるらし#2635 居心地の良さについつい長居せり友は今頃あわているべし <管理人のつぶやき> ■このBlog どうするOkamura あと2日

  • カテゴリー:家族(十)

    福知山市石原 金光山洞玄寺(曹洞宗) 自筆短歌として最後に掲載した46首を、9のカテゴリーに分類しました。46首の内、2首が含まれるカテゴリー【家族】に分類した短歌です。 <義母の短歌>カテゴリー:家族(十) #2622 当めどなき追想にいて旅立てば真先に母を探さむと思う #2650 お土産は私と照れつつ訪う娘元気に勝る土産はないよ <管理人のつぶやき> ■このBlog どうするOkamura あと3日

  • カテゴリー:自然・季節(十)

    福知山市土 松尾神社 自筆短歌として最後に掲載した46首を、9のカテゴリーに分類しました。46首の内、2首が含まれるカテゴリー【自然・季節】に分類した短歌です。 <義母の短歌>カテゴリー:自然・季節(十) #2636 怖がるな冬には冬の良さもある山茶花咲けりそれなりの華#2648 残り柿渋げな色に揺れいたり菊の花びらん捻れて立冬 <管理人のつぶやき> ■このBlog そろそろ終わり ありがとう 読者の方に 感謝いたします

  • カテゴリー:独り・老い

    福知山市土 松尾神社 自筆短歌として最後に掲載した46首を、9のカテゴリーに分類しました。46首の内、2首が含まれるカテゴリー【独り・老い】に分類した短歌です。 <義母の短歌>カテゴリー:独り・老い #2627 止むを得ず守る沈黙昨日のこと不意にがやがや脳裏をよぎる #2651 終着の何処か何時かは知らぬまま誰もがもてる片道切符 <管理人のつぶやき> ■早いもの 義母の法事は 3回忌

  • カテゴリー:時代・時

    福知山市前田 愛宕神社 自筆短歌として最後に掲載した46首を、9のカテゴリーに分類しました。46首の内、5首が含まれるカテゴリー【時代・時】に分類した短歌です。 <義母の短歌>カテゴリー:時代・時 #2607 過ぎし日に芒原みて泪せし心操る憑きもののいて #2608 短くも長くも覚ゆ混迷のもう七十三歳まだ七十三歳 #2609 二時間の後には辻褄合うドラマ我に還らぬ刻をゆかせる #2611 待つととも待たれるととも〇〇〇〇〇心重かりき遠く日の事 (〇〇〇〇〇印は読めなかった言葉) #2625 うつつにはなき生れ家に物言わぬ父母いて囲炉裏燻りいたり <管理人のつぶやき> ■難しい 言葉も漢字も あ…

  • カテゴリー:動植物

    福知山市前田 愛宕神社 自筆短歌として最後に掲載した46首を、9のカテゴリーに分類しました。46首の内、5首が含まれるカテゴリー【動植物】に分類した短歌です。 <義母の短歌>カテゴリー:動植物(十) #2621 霜月になお咲かんとする夏百合の生きる執か孤高の花びら #2637 造花のばら逆さまだって何んだって平気でいるから可愛ゆくない #2638 実をつけしことなき枇杷の木年毎に徒なつぼみのおもわせぶりな #2639 わがふれて花首折れし一輪のダリヤよ許せ小皿に浮かす #2646 無意識に裏切ることもありぬべし蕾のままに終るか野ボタン <管理人のつぶやき> ■この頃の 義母の年齢 87歳

  • カテゴリー:暮らし・田舎(十)

    福知山市前田 愛宕神社 自筆短歌として最後に掲載した46首を、9のカテゴリーに分類しました。 46首の内、2番目に多く(6首)含まれるカテゴリー【暮らし・田舎】に分類した短歌です。 <義母の短歌>カテゴリー:暮らし・田舎(十) #2612 十中の八まで渋い今年柿世の中そんなものかも知れぬ #2614 山住みの首捻じ曲げて珍しむ夜汽車の響き空席の灯 #2618 この奥に車で入ってゆけるかと尋ねし女灰色の感じ #2629 荷物にはならぬ喜びこぼれぬよう車窓はきっちり閉して戻る #2630 明日のない歳でもあるまい片づけは明日の事よ先づひとねむり #2642 魂のここはまほろば変哲もなき山里に住みた…

  • カテゴリー:自分・生活(十)

    福知山市前田 瑞龍山東林寺(曹洞宗) <自筆短歌の掲載を終えて> 昨日までに、義母が書き残し私の手元に残る 2,652首の短歌すべての掲載を終えました。 今日からは、自筆短歌として最後に掲載した46首を、9のカテゴリーに分類し掲載していきます。 46首の内、1番目に多く(21首)含まれるカテゴリー【自分・生活】に分類した短歌です。 <義母の短歌>カテゴリー:自分・生活(十) #2610 里人に混じればいささか反叛の匂い放つとみずから思う #2613 このへやのどこかにかくれている服よ着られず終るが本意でもあるなじ #2615 三つの鍵それぞれ異る音を持ちわが守られつはたしばられつ #2616 …

  • #2652 湯に浸り・・・

    <義母の短歌> 義母の短歌 #2652 <福知山市前田の神社・寺院> 福知山市前田 瑞龍山東林寺(曹洞宗) <管理人のつぶやき> ■義母短歌 これが最後の 短歌です

  • #2651 終着の・・・

    <義母の短歌> 義母の短歌 #2651 <福知山市の寺院・神社> 福知山市前田 瑞龍山東林寺(曹洞宗) <365人の生き方> ■ハガキ書く 無限の可能性 一日一通 (坂田道信 ハガキ道伝道者)

  • #2650 お土産は・・・

    <義母の短歌> 義母の短歌 #2650 <福知山市の神社・寺院> 福知山市土師 妙智山円覚寺(曹洞宗) <365人の生き方> ■神様は 無駄なことは なさらない (三浦綾子 作家 受けた試練は宝玉のようなもの)

  • #2649 「いやなのよ」・・・

    <義母の短歌> 義母の短歌 #2649 <福知山市の神社・寺院> 福知山市土師 妙智山円覚寺(曹洞宗) <365人の生き方> ■虐待を 受けてた子供の 悲痛な叫び ・お母さん ぶってもいいけど 僕をきらいにならないで ・お母さん お願いだから 手をつないで ・お母さん 笑わなくなったね 僕つけてるの ・お母さん 500円より おにぎりがいいの ・お母さん 赤い爪は 魔女みたい ・お母さん たまには僕に さわってよ (西舘好子 日本ららばい協会理事長)

  • #2648 残り柿・・・

    <義母の短歌> 義母の短歌 #2648 <福知山市の神社・寺院> 福知山市土師 妙智山円覚寺(曹洞宗) <365人の生き方> ■富士山が 真っ赤になって 怒っていた 怒っているから 死んじゃいけない (芹沢光治良 作家 富士山が怒る時)

  • #2647 異界への・・・

    <義母の短歌> 義母の短歌 #2647 <福知山市の神社・寺院> 福知山市堀(3) 東向観音堂 <365人の生き方> ■第1等の 人物とは 深沈厚重なり ■第2等の 人物とは 磊落豪雄なり ■聡明才弁なるは これ人物の 第3等なり (豊田良平 コスモファイナンス相談役 呻吟語にいう人物とは)

  • #2646 無意識に・・・

    <義母の短歌> 義母の短歌 #2646 <福知山市の寺院・神社> 福知山市堀(3) 東向観音堂 <365人の生き方> ■六百人 隊員全部の 名前を覚ゆ (番匠幸一郎 自衛隊第一次イラク復興支援郡長)

  • #2645 かたまりて・・・

    <義母の短歌> 義母の短歌 #2645 <福知山市の神社・寺院> 福知山市堀(3) 東向観音堂 <365人の生き方> ■人間の 一生のレールは 敷かれいる 上手な乗り方 自分次第 (中村征夫 水中写真家)

  • #2644 為すことの・・・

    <義母の短歌> 義母の短歌 #2644 <福知山市の神社・寺院> 福知山市堀(3) 福照山繁昌院(真言宗) <365人の生き方> ■川鉄の 初代社長の 三つの訓戒 一つ会議は 5分前に 二つ最初は 誰でも素人なり 三つ人に会って 話を聞きなさい (數土文夫 JFEホールディングス社長 西山彌太郎の三つの訓戒)

  • #2643 どのように・・・

    <義母の短歌> 義母の短歌 #2643 <福知山市の神社・寺院> 福知山市堀(3) 福照山繁昌院(真言宗) <365人の生き方> ■漁師が 木を植え始めた 理由とは (畠山重篤 牡蠣の森を慕う会代表)

  • #2642 魂の・・・

    <義母の短歌> 義母の短歌 #2642 <福知山市の寺院・神社> 福知山市堀(3) 清光山圓浄寺(曹洞宗) <365人の生き方> ■エジソンの 閃き何処から 生まれるか 実験するとき 準備と実行 (桑原晃弥 経済・経営ジャーナリスト)

  • #2641 男なら・・・

    <義母の短歌> 義母短歌 #2641 <福知山市の神社・寺院> 福知山市堀(3) 清光山圓浄寺(曹洞宗) <365人の生き方> ■熱と誠 これだけあれば 何事も (北里英郎 北里大学医療衛生学部教授 北里柴三郎の言葉)

  • #2640 歌を詠む・・・

    <義母の短歌> 義母の短歌 #2640 <福知山市の寺院・神社> 福知山市堀(3) 清光山圓浄寺(曹洞宗) <365人の生き方> ■営業に 魔法の杖は ありません (飯尾昭夫 BMW正規ディラー)

  • #2639 わがふれて・・・

    <義母の短歌>#2639 義母の短歌 #2639 <福知山市の神社・寺院> 福知山市堀(2) 一宮神社 <365人の生き方> ■あの人の 後姿を 拝んでる (平田雅彦 松下電器元副社長 松下幸之助の言葉)

  • #2638 実をつけし・・・

    <義母の短歌>#2638 義母の短歌 #2637 <福知山市の神社・寺院> 福知山市堀(2) 一宮神社 <365人の生き方> ■負けるとは 自分に負ける ことを云う (杉山芙紗子 次世代SMAIL協会代表理事 真の「負けず嫌い」とは)

  • #2637 造花のばら・・・

    <義母の短歌>#2637 義母の短歌 #2637 <福知山市の寺院・神社> 福知山市堀(2) 一宮神社 <365人の生き方> ■天才も 努力なければ ただの人 (川上哲治 元巨人軍監督)

  • #2636 怖がるな・・・

    <義母の短歌>#2636 義母の短歌 #2636 <福知山市の寺院・神社> 福知山市堀(2) 身心山照光寺(真宗大谷派) <365人の生き方> ■人間の 真の幸せ 四つある・一つは 人から 愛される事・一つは 人から 褒められる事・一つは 人の役に立つ事・一つは 人に必要とされる事・これらは社会に出て働いてこそ得られる(大山康弘 日本理化学工業会長)

  • #2635 居心地の・・・

    <義母の短歌> 義母の短歌 #2635 <福知山市の神社・寺院> 福知山市堀(2) 慈光山照仙寺(真宗大谷派) <管理人のつぶやき> ■人はなぜ 大峰山を 歩くのか 考え考え 下見て歩く 7月2日 大峰山

  • #2634 なすことの・・・

    <義母の短歌>#2634 義母の短歌 #2634 <福知山市の寺院・神社> 福知山市堀(2) 慈光山照仙寺(真宗大谷派) <365人の生き方> ■心技体 バーベル・大地 一体に (三宅宏実 重量挙げ女子日本代表 バーベルが挙がる条件) <管理人のつぶやき> ■4年ぶり 大峰山へ 登ります 明日、明後日 ブログ休刊

  • #2633 夢ととも・・・

    <義母の短歌>#2633 義母の短歌 #2633 <福知山市の神社・寺院> 福知山市堀(2) 身心山照光寺(真宗大谷派) <365人の生き方> ■一日に 一センチの 改革を ゴミの分別 アイデア次第 (鈴木 武 環境プランナー)

  • #2632 やんわりと・・・

    <義母の短歌>#2632 義母の短歌 #2632 <福知山市の神社・寺院> 福知山市堀(2) 身心山照光寺(真宗大谷派) <365人の生き方> ■なんにでも 厳しいけいこ 怪我しない (二子山勝治 日本相撲協会理事長)

  • #2631 三輪車・・・

    <義母の短歌> 義母の短歌 #2631 <福知山市の神社・寺院> 福知山市堀(2) 身心山照光寺(真宗大谷派) <365人の生き方> ■本を読め 毎日30分 3種類 (植山康彦 住友生命保険社長)

  • #2630 明日のない・・・

    <義母の短歌> 義母の短歌 #2630 <福知山市の神社・寺院> 福知山市堀(1) 日吉神社 <365人の生き方> ■サービスを 提供する側も 紳士たれ (高野 登 ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本支社長)

  • #2629 荷物には・・・

    <義母の短歌>#2629 義母の短歌 #2629 <福知山市の神社・寺院> 福知山市堀 題目山光延寺(法華宗) <365人の生き方> ■主人公 自分自身を よく見よと (千 玄室 裏千家前家元 主人公ーー禅の公案)

  • #2628 止むを得ず

    <義母の短歌>#2628 義母の短歌 #2628 <福知山市の神社・寺院> 福知山市堀(1) 高畑補楽山安養寺 <管理人のつぶやき> ■気になっていた 今年の一山 越えました (吟士は私じゃないですよ)

  • #2627 刻埋める・・・

    <義母の短歌>#2627 義母の短歌 #2627 <福知山市の神社・寺院> 福知山市岩間 天神神社 <365人の生き方> ■旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る (山田風太郎 作家 芭蕉の辞世の句)

  • #2626 知らぬ土地・・・

    <義母の短歌>#2626 義母の短歌 #義母の2626 <福知山市の神社・寺院> 福知山市岩間 天神神社 <365人の生き方> ■このことは 面倒だから しましょうね (渡辺和子 ノートルダム清心学園理事長 顔の化粧ではなく、心の化粧を)

  • #2625 うつつには・・・

    <義母の短歌>#2625 義母の短歌 #2625 <福知山市の神社・寺院> 福知山市岩間 安居山高浄寺(曹洞宗) <365人の生き方> ■練習に 楽をするなと 王監督 (小久保裕紀 元ソフトバンク選手 王貞治監督から学んだプロのあり方)

  • #2624 濡れ落ち葉・・・

    <義母の短歌>#2624 義母の短歌 #2624 <福知山市の神社・寺院> 福知山市岩間 安居山高浄寺(曹洞宗) <365人の生き方> ■ 世間では 非常識人を バカという バカを認める これ大物 (西堀栄三郎 理学博士 三種類の師)

  • #2623 片?く・・・

    <義母の短歌>#2623 義母の短歌 #2623 <管理人のつぶやき> この句、なんて読むのだろう。まったくわからない。 誰か読める人いませんか。教えてください。 <福知山市の神社・寺院> 福知山市岩間 安居山高浄寺(曹洞宗)

  • #2622 当めどなき・・・

    <義母の短歌>#2622 義母の短歌 #2622 <福知山市の神社・寺院> 福知山市長田 岩井稲荷神社 <365人の生き方> ■ビール味 流れを変えよう ドライ味 (樋口廣太郎 アサヒビール社長 変えられるもの、変えられないもの)

  • #2621 霜月に・・・

    <義母の短歌>#2621 義母の短歌 #2621 <福知山市の神社・寺院> 福知山市長田 岩井稲荷神社 <365人の生き方> ■人物を 知る五つの 標準■第一は いかなる人が 師匠か■第二には 何を目標に 生きてるか■第三は いかなることを してきたか■第四は 愛読書は 何なのか■第五には その友人の いかんは (森 信三 哲学者 人物を知る五つの標準)

  • #2620 所有権は・・・

    <義母の短歌>#2620 義母の短歌 #2620 <福知山市の神社・寺院> 福知山市長田 出雲路山法林寺(真宗大谷派) <365人の生き方> ■人生は あなたの心を 映す鏡 (金沢景敏 AthReebo 代表取締役 出来るか出来ないかでなく、やるかやらないか)

  • #2619 世に起たむ・・・

    <義母の短歌>#2619 義母の短歌 #2619 <福知山市の神社・寺院> 福知山市長田 出雲路山法林寺(真宗大谷派) <365人の生き方> ■踊りたい 死んでも構わん 踊りたい (堀内志保 元がんの子供を守る会高知支部代表)

  • #2617-2618 朗らほがら・・・

    <義母の短歌>2617-2618 義母の短歌 #2617-2618 <福知山市の神社・寺院> 福知山市長田 出雲路山法林寺(真宗大谷派) <365人の生き方> ■神はなぜ 創造したのか 人類を (桜井邦朋 宇宙物理学者)

  • #2615-2616 三つの鍵・・・

    <義母の短歌>#2615-2616 義母の短歌 #2615-2616 <福知山市の神社・寺院> 福知山市長田 出雲路山法林寺(真言宗大谷派) <365人の生き方> ■成功の 裏には大きな 挫折あり (奥田 透 小十店主 努力は人を裏切らない)

  • #2613-2614 このへやの・・・

    <義母の短歌>#2613-2614 義母の短歌 #2613-2614 <福知山市の神社・寺院> 福知山市長田 頓圓山照蓮寺(浄土真宗) <365人の生き方> ■本当に 死にたい人は 黙って死ぬ ここへ来たのは 生きたいからでしょう (戸澤宗充 日蓮宗一華庵・サンガ天城庵主)

  • #2610-2612 里人に・・・

    <義母の短歌>#2610-1612 義母の短歌 #2610-2612 <福知山市の神社・寺院> 福知山市長田 頓圓山照蓮寺(浄土真宗) <365人の生き方> ■皆思う もったいないを ビジネスに(高島宏平 オイシックス・ラ・大地社長)

  • #2607-2609 過ぎし日に・・・

    <義母の短歌>#2607-2609 昨日までに、手作り短歌集九巻に蒐集の2,606首を記載してきましたが、あと管理人の手元には、義母が自筆で書いた40首ほどが残るだけとなりました。 このブログ(義母の短歌)の締めにあたり、義母の自筆の短歌を紹介することといたします。 義母は、自筆が公開されるとは思っていなかったと思われますが、きっとあの世で苦笑しながらも許してもらえるものと思います。 義母の短歌 #2607-2609 <福知山市の神社・寺院の紹介> 福知山市長田 頓圓山照蓮寺(浄土真宗) <365人の生き方> ■金メダル オリンピックの 原動力 (古賀稔彦 柔道家) <管理人のつぶやき> ■明…

  • カテゴリー:街・町(九)

    福知山市長田 泰平山願来寺(高野山真言宗) 手作り短歌集(九)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された228首の内、十一番目のカテゴリー【街・町】に分類した短歌(1首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:街・町 #2583 迷いつつドア押すローソン眩しかり山姥などの訪う店ならず <365人の生き方> ■薬師寺の お堂を立てる 信念で (高田都耶子 エッセイスト 父・高田好胤の教え)

  • カテゴリー:亡夫・夫(九)

    福知山市長田 泰平山願来寺(高野山真言宗) 手作り短歌集(九)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。 短歌集に掲載された228首の内、十番目のカテゴリー【亡夫・夫】に分類した短歌(5首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:亡夫・夫 #2388 在りし日の父を語れる三人子が言葉の像を建てる命日#2456 逝く人とつゆ知らずいて看取りたる思い出寒し明日は命日#2506 喜怒哀楽失せたる人の卒塔婆抱き十七回忌の墓地の雪踏む#2536 心から夫婦になれた十年目古き日記のわが文字の跡#2570 労惜しむ男と疎みし日もありき癌に侵されいるとは知らず <365人の生き方> ■…

  • カテゴリー:独り・老い(九)

    福知山市岩崎 八幡神社 手作り短歌集(九)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。 短歌集に掲載された228首の内、九番目のカテゴリー【独り・老い】に分類した短歌(6首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:独り・老い #2385 歌詠みに孤独の悲哀はエネルギー人伝てに聞くあき子師の声 #2404 晴天は身体が疲れ雨の日は心が疲れるどの道ひとり #2541 哀と楽微熱のごとく身を包むひとりに戻りし夜の長さよ #2559 潮引くごと帰省の子等去り戻りたるくらしのリズムの寒きやすらぎ #2587 夕闇の連れ来し安堵にふんわりと心ほどきて浸るひとり湯 #2595 気軽さと…

  • カテゴリー:時代・時(九)

    福知山市岩崎 八幡神社 手作り短歌集(九)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。 短歌集に掲載された228首の内、七番目のカテゴリー【時代・時】に分類した短歌(12首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:時代・時(九) #2424 芋のつる飢餓の時代の代用食今宵珍味として食卓に #2446 妻たりし母たりし日も遠き夢暁闇の時雨耳に冷めたし #2459 トラックに満載さるる古自転車海を渡りて甦るべし #2510 背負われし目に映りたる桃色の母の手絡の色褪せずあり #2511 奥丹後大震災に野に寝かされ仰ぎし糠星今もまたたく #2512 六十年経つれど忘れず鍬先にか…

  • カテゴリー:家族(九)

    福知山市岩崎 八幡神社 手作り短歌集(九)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。 短歌集に掲載された228首の内、六番目のカテゴリー【家族】に分類した短歌(14首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:家族(九) #2382 子の眠り覚まさぬように鉦を打つ茶湯の奥の間冷え極まれり #2412 作らざる玉ねぎ馬鈴薯土間に満ち鄙の人情厚く匂えり #2420 正月の子等の帰省をひたすらに待つくすみし大黒柱とわたし #2430 人の声聞かずに終る日の昏れに聞く蜩の今生の声 #2484 夏休み孫のナナハン玄関に守衛のごとくどっしり据る #2486 子の呉れし回転椅子に身をゆ…

  • カテゴリー:人・子供(九)

    福知山市岩崎 岩崎薬師堂 手作り短歌集(九)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された228首の内、五番目のカテゴリー【人・子供】に分類した短歌(18首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:人・子供(九) #2380 ダンプの泥洗うが仕事の髭男昼食以外にホース離さず #2381 歳晩の突貫工事に身を濡らす男の世界慎みてみる #2400 此の豆の御飯は旨いと街の児が鴉のえんどう摘み溜めている #2406 咲き出ずる花を次々切るあなた花の悲鳴が聴こえませんか #2417 摩天楼と仰ぐあき子師助手席に乗り給う夢覚めても温し #2418 心とは床屋に回るね…

  • カテゴリー:風景・景色(九)

    福知山市岩崎 岩崎薬師堂 手作り短歌集(九)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された228首の内、四番目のカテゴリー【風景・景色】に分類した短歌(22首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:風景・景色(九) #2384 風吹けば回る外なきもぐらおどし淡雪舞う田に虚しき音立つ #2389 枝ゆらす重みも持たず跳び交える小鳥のつつく光のみじん #2390 冷たかろ霜置く草に倒れこむ無人の駅の放置自転車 #2398 狸穴と呼ぶ谷埋められ消えてゆく自然をよそに成る高速路 #2401 ささ鳴きと人は言うなれ我が耳は愛のコールに応えると聴く #2413 乗客…

  • アテゴリー:暮らし・田舎(九)

    福知山市多保市 厄除神社 手作り短歌集(九)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された228首の内、四番目のカテゴリー【暮らし・田舎】に分類した短歌(22首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:暮らし・田舎(九) #2387 集落のほぞのあたりの一軒家殷たれ隣が又遠くなる #2397 ささ百合の群咲く山を削りゆく重機の爪をうらんでみても #2441 声のなきメールのごとく瞬ける火星と対き合う寝ね際五分 #2442 裸木の枝がトタンの屋根なずる音の虚しさ又雨が降る #2445 だんまりの夜のながさをにつめるごと蒟蒻コトコト煮ている寒夜 #2467 打…

  • カテゴリー:自然・季節(九)

    福知山市多保市 厄除神社 手作り短歌集(九)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された228首の内、三番目のカテゴリー【自然・季節】に分類した短歌(36首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:自然・季節(九) #2379 関取のまく塩程の初雪を首はすくめつ目は喜べり #2415 空洞を等間隔に抱く竹の直ぐなる痩身伸びきりて冬 #2429 それ以上の何にもなれない丸太ん棒象崩さず徐々に朽ちゆく #2435 穴窪の僅かな水にも力あり洗う泥の手すべすべにする #2448 中天に今宵師走の十三夜暗き世相をおんぼり照らす #2449 無い袖は振れぬと師走の落…

  • カテゴリー:動植物(九)

    福知山市多保市 天神社 手作り短歌集(九)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された228首の内、二番目のカテゴリー【動植物】に分類した短歌(39首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:動植物(九) #2394 白梅の開花うながす早咲きの姉様女房のような紅梅 #2395 いぬふぐり踏まれふまれて捻れつつ頭もたげて青く笑えり #2396 めったには滅びませんよと去年伐りし万作ひこ芽に花咲かせいる #2402 惜しみなく花びら散らし枝伸ばす樹木は過ぎしを恋うることなく #2403 花が皆ひと色ならばつまらない私は私の彩持ち生きん #2410 生き力ある…

  • カテゴリ:自分・生活(九)

    福知山市多保市 天神社 <短歌集(九)の掲載を終えて> 昨日までに、手作り短歌集(九)の掲載を終えました。 今日か らは、短歌集(九)に掲載された228首の短歌を11のカテゴリーに分類し掲載していきます。 短歌集(九)に掲載された228首の内、1番目に多く(53首)含まれるカテゴリー【自分・生活】に分類した短歌です。 <義母の短歌>カテゴリー:自分・生活(九) #2383 暁闇の空にきらめく星に対き双手合わせるわが誕生日 #2386 われに言う声にあらねど人の声聞くはよろしも耳が喜ぶ #2391 借りものの翼のコート脱ぎ心豊かに炬燵にもぐる #2392 冬の爪伸びやすくしてやわらかき指は拒めり…

  • #2601-2606  雨のなき・・・

    福知山市多保市 天神社 <義母の短歌>#2601-2606 #2601 雨のなき八月の地に衰えず緑葉ゆらす樹々の力よ #2602 まだ若き零余子のほろほろこぼす秋草分け拾う指躍らせつ #2603 もう誰も構ってくれないトレニアの小花を時折訪う黒揚羽 #2604 弾ける日待てるやはたまた怖るるや日に日に艶まし輝く石榴 #2605 宵やみを締め出し鍵かけ口遊む人には聴かせぬ遠き恋歌 #2606 隠せざる齢を映す鏡伏せ研ぎ鎌握れば十若返る <管理人のおまけ> 躍(おど)らせ 怖(おそ)るる 石榴(ざくろ) 口遊(くちずさ)む <365人の生き方> ■鍵山氏の 座右の銘は 『凡事徹底』 (鎌田善政 鎌…

  • #2596-2600 飛べぬ鳥・・・

    福知山市多保市 大野山善光寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2596-2600 #2596 飛べぬ鳥ヤンバルクイナの子離れをしゅんと見ている深夜テレビに #2597 腰痛にやむなく籠る晴天の時がじんじんわれ置きてゆく #2598 人生の九つまでが歎きとう柊二の歌に頷きうなずく #2599 度忘れを悔めば「おばちゃんそれ以上しゃっきりされては俺らが困る」 #2600 鎌当てる指を鋭く切るすすき汝れの根性見届けましたぞ <管理人のおまけ> ヤンバルクイナ・・世界で沖縄にしかいない飛べない鳥 籠(こも)る 歎(なげ)き 柊二・・宮 柊二(みやしゅうじ)・・昭和の歌人 悔(くや)めば 汝(な)れ・・なんじ…

  • #2591-2595  みどり濃き・・・

    福知山市多保市 大野山善光寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2591-2595 #2591 みどり濃き列島が好き京がすき丹波山家のわが里が好き #2592 八つ手の葉叩きまろべる梅雨しぐれ人の声欲る耳をくすぐる #2593 ジョギングの乙女Tシャツ膨らませ軽々宙蹴る足羨しもよ #2594 半日を土に膝つき戻り来て呑む冷却水美酒に勝れり #2595 気軽さと背中合せの侘しさをクロスワードの枠に埋めゆく <管理人のおまけ> 羨(とも)し・・うらやまし 侘(わび)しさ <365人の生き方> ■ニューギニアで 死地を救って くれた母 (三橋國民 造形作家)

  • #2586-2590 トタン屋根・・・

    福知山市多保市 大野山善光寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2586-2590 #2586 トタン屋根射るごと激しく轟きし雷鳴消えたる鄙の静けさ #2587 夕闇の連れ来し安堵にふんわりと心ほどきて浸るひとり湯 #2588 狂い咲く木瓜挿す空瓶よみがえり花と分け合う生きの喜び #2589 「野に馴れぬ汝は日陰のどくだみよ笠忘れるな」姑は何時も #2590 今はもう日陰のやわ草ならぬわれ「無茶するな」と人の言うまで <管理人のおまけ> 鄙(ひな)・・いなか 木瓜(ぼけ) <365人の生き方> ■人間が 集中できるは 一つだけ (古橋廣之進 日本水泳連盟副会長)

  • #2581-2585 鎌あてし・・・

    福知山市田野 天神社 <義母の短歌>#2581-2585 #2581 鎌あてし指より滴る鮮血に脳の機能が一瞬とまる #2582 知られずに花どき終えし小判草「咲きましたよ」と小判踊らす #2583 迷いつつドア押すローソン眩しかり山姥などの訪う店ならず #2584 花が木がもし物言わば此れの世の悪事失すとも住みにくからん #2585 働けと親の授けしてのひらの厚きに今日も握る鍬の柄 <管理人のおまけ> 花どき・・その花のさかりの頃山姥(やまんば)・・山に住む老女 <365人の生き方> ■練習は 嘘をつかない 毎日の (大八木弘明 駒沢大陸上競技部監督)

  • #2576-2580 童なき・・・

    福知山市田野 天神社 <義母の短歌>#2576-2580 #2576 童なき里に幼児の歓声と訝る耳に「あれは猿だよ」 #2577 たんぽぽの「ポポポ」と笑う岸刈りかね黄昏れ時まで鎌休ませる #2578 ねんごろに調えし畑眺め立つ此の充実感われの生き甲斐 #2579 文明の光に凡そ遠けれど住めば都よ水美味き里 #2580 容赦なく迫る衰え振り払い握る手鍬は髪膚の一部 <管理人のおまけ> 訝(いぶか)る 黄昏(たそが)れ 髪膚(はっぷ)・・体全体 <管理人のつぶやき> ■目に青葉 今シーズンの 草刈が ■この色は 緑色だと 娘言う

  • #2571-2575 労勤を・・・

    福知山市田野 天神社 <義母の短歌>#2571-2575 #2571 労勤を常とし生きて晩年に対き合う歌の師は広辞苑 #2572 喜びは歩いて来ないさはあれど探しにゆく程飢えてもいない #2573 合併に合併重ね市となりし故郷に来て探すふるさと #2574 ひと岸を占めるつくしに気もそぞろ摘むもつみたりバケツ一杯 #2575 みつ葉欲る祖母にクローバー得々と摘み来し日のわれな幼なかりにき <管理人のおまけ> 労勤(ろうきん)・・骨折りつとめる 欲(ほ)る・・欲する <365人の生き方> ■まよったら 教えてくれる 全て客 (寺田寿男 アート引っ越しセンター会長)

  • #2566-2570 白絹を・・・

    福知山市田野 楽永山官福寺(真言宗) <義母の短歌>#2566-2570 #2566 白絹を纏える三日月棘のなき光を注ぐ地の万象に #2567 手弱女の後れ毛ほどの春風に命濃くする木瓜のくれない #2568 姑言いし「親はへちまのだんぶくれ」良く解らねど解る気もする #2569 まつぶさにわれのひと世を知る山の声なき声を時に怖るる #2570 労惜しむ男と疎みし日もありき癌に侵されいるとは知らず <管理人のおまけ> 纏(まと)える 手弱女(たおやめ)・・優美な女 木瓜(ぼけ) まつぶさ・・整っている様子 疎(うと)み <365人の生き方> ■IBMの 社訓は一字 シンク(think) (素野福…

  • #2561-2565 凍てつきし・・・

    福知山市田野 楽永山官福寺(真言宗) <義母の短歌>#2561-2565 #2561 凍てつきし根雪に泪こぼしせる天っ陽の神わが恃む神 #2562 むっつりと吊らるる玉ねぎ振り落とす孤独な風の透けるてのひら #2563 工事現場に夜っぴて点る青き灯がめぐりの闇をなお濃ゆくする #2564 六十年生死の程も知らぬ人青年のまま夢に訪い来ぬ #2565 春風に追われ吹かれ宙を舞う土まで届かぬ雪のはなびら <管理人のおまけ> 天っ陽・・太陽? 恃(たの)む 夜(よ)っぴて・・夜どうし 訪(とぶら)い・・訪れる <365人の生き方> ■一生は 焔の時と 灰の時 ■灰の時 時が巡るを じっと待つ (佐藤久…

  • #2556-2560 愛想に・・・

    福知山市田野 楽永山官福寺(真言宗) <義母の短歌>#2556-2560 #2556 愛想にかけし言葉がねぎ大根かぶらに変り届く年の瀬 #2557 満ち欠けは世の常なりと闇溶かし蒼く輝く寒の半月 #2558 節毎に人には見せぬ闇を抱く青竹ばしりと雪撥ねかえす #2559 潮引くごと帰省の子等去り戻りたるくらしのリズムの寒きやすらぎ #2560 五百羅漢列なり在すと思うまで路肩の残雪続く農道 <管理人のおまけ> 撥(は)ね 五百羅漢(ごひゃくらかん)・・500人の仏弟子 <365人の生き方> ■石に問う お前はどこに 行きたいか 石は答える 「コトン」と音で (栗田純司 積石工第14代 石の声を…

  • #2551-2555 「おばあちゃん」・・・

    福知山市田野 楽永山官福寺(真言宗) <義母の短歌>#2551-2555 #2551 「おばあちゃん」孫の電話が馳走なり何はなくとも夕餉が美味い #2552 朝まだき霧這う谷に鳴く鹿の声切なげなりひとりの耳に #2553 風の意のままに吹かるる病葉に終りしものの軽さを見たり #2554 杉の秀に西陽かかれば仕舞いどき「明日も来るよ」と鍬の柄杖に #2555 二戸三戸人住むあかしに点る灯を闇と峡霧がすっぽり包む <管理人のおまけ> 杉の秀(すぎのほ) <365人の生き方> ■信仲間 非忘初心 徹科学 (津田雄一 『はやぶさ2』プロジェクトマネージャー 仲間を信じ 童心忘れず 科学に徹する)

  • #2546-2550 留守宅の・・・

    福知山市大内 遊源山洞楽寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2546-2550 #2546 留守宅の扉打つさまに茶の揚羽終りに向う花びらつづく #2547 腹見せて踠く羽欠け黄金虫轢かるるまいぞとわがてのひらへ #2548 引き籠るわれを起たせて歌の道説きたる人の死も遙かなり #2549 視野狭く生くるもわれは回る独楽自然を友とし飽きることなく #2550 掘り出され踠くみみずに土かける人なるわれの指無意識に <管理人のおまけ> 踠く(もがく) 黄金虫(こがねむし) 轢(ひ)かる 独楽(こま) 踠(もが)く <365人の生き方> ■一流と 二流を分ける 人格が (芳村思風 感性論哲学創始者 一流と二…

  • #2541-2545 哀と楽・・・

    福知山市大内 遊源山洞楽寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2541-2545 #2541 哀と楽微熱のごとく身を包むひとりに戻りし夜の長さよ #2542 肱笠の雨パラパラと降りこぼし今日も素気なく逃げる雨雲 #2543 鎌三丁研ぎ上げ明日に具え置くあの草刈らねば夏が終らぬ #2544 われ拒むことなき土の親しさよ古着纏う思いに今日も #2545 かなしみの雫のような雨の露光りを留めて樋に縋れり <管理人のおまけ> 哀(あい)・・悲しみ 肘笠(ひじかさ)の雨・・急な雨 縋(すが)れり <365人の生き方> ■私には 帰れる祖国と 大地あり (杉山まつ ワシントン靴店創立者 戦後の引揚船で)

  • #2536-2540 心から・・・

    福知山市大内 遊源山洞楽寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2536-2540 #2536 心から夫婦になれた十年目古き日記のわが文字の跡 #2537 恙なく羽化遂げしかと確かめる草間に転がる抜殻の背な #2538 心地良き夢の切れはし手に掬う水にかも似て失せゆくばかり #2539 「お母ちゃん唯我独尊みたいやな」息子の声に操る広辞苑 #2540 聴き馴れしわが気に留めぬ夜狐の声に怯える街の孫達 <管理人のおまけ> 恙(つつが)なく <365人の生き方> ■言葉を 生み出すことは 苦しいことなの (沢 知恵 歌手 塔 和子さんの言葉)

  • #2531-2535 荒れ畑の・・・

    福知山市宮 一宮神社 <義母の短歌>#2531-2535 #2531 荒れ畑の草引き終えて腰下ろす甲斐なき勝利得たる思いに #2532 山住みの目は眩しめり魚跳ねるさまにきらめく湾の細波 #2533 ルームミラーに映りし夕陽くねくねの山路抜け来て正面にみる #2534 廃屋の傾き朽ちゆく逐一を詮なく見守る椿の大樹 #2535 電気器具古きが次々力つき通電拒むを身になぞらえつ <管理人のおまけ> 眩(まぶ)しめり・・まぶしく感じ 廃屋(はいおく) <365人の生き方> ■絵を描くは 頭で書かず 体で書く (中川一政 画家)

  • #2526-2530 どっしりと・・・

    福知山市宮 一宮神社 <義母の短歌>#2526-2530 #2526 どっしりと古き陶器を思わせる山膨らみて葉裏をかえす #2527 三猿を決めこみふんわり生くるのも思う程にはたやすくあらず #2528 曳かれゆく罪人のごと用済みの重機深夜に運ばれゆけり #2529 竹馬の高きを操り坂ゆくが孫ならとても見ては居れまい #2530 思うこと此れとなき昼抱卵の雉子が気になる梅雨の長雨 <管理人のおまけ> 三猿(さんさる)・・見ざる、聞かざる、言わざる <管理人のつぶやき> ■コロナ明け 淡路島の 八浄寺へ

  • #2521-2525 初夏の山・・・

    福知山市池田 能勢神社 <義母の短歌>#2521-2525 #2521 初夏の山成育盛りの少年の清しさ見せて膨らみ迫る #2522 隣り家の主の釘打つ確かなる音頼もしく聴こゆる晴天 #2523 寝ねぎわに教育勅語そらんじるつくづく古きか大正生れ #2524 子天狗の扇にやりたし八つ手の葉若きみどりの陽にきらめくを #2525 ゲートの球打ち合う歓声運び来る風をよろこぶ網戸のカーテン <管理人のおまけ> 清(きよ)しさ 寝(い)ねぎわ 子天狗(こてんぐ) ゲート・・ゲートボール <管理人のつぶやき> ■コロナ明け 明日出かけます 休刊日

  • #2516-2520 戒名なく・・・

    福知山市池田 能勢神社 <義母の短歌> #2516 戒名なく縁も知らぬ遠き死者わが墓原の隅に回向す #2517 吹く風に音色つけられ細く鳴る吊りっぱなしの春の風鈴 #2518 慈なく八十路を生きて黄の信号無視せず待つにようやく馴れる #2519 昼の月匠の漉きし和紙のごと白く透きつつ象崩れず #2520 騒がれし桜花より花柄を掲げ静もる水仙いとしむ <管理人のおまけ> 回向(えこう)・・冥福を祈る 漉(す)きし 透(すき)き 掲(かか)げ <365人の生き方> ■苦しみを 克服した時 運が来る (西田文郎 サンリ会長 本当の苦しみは人生に三回しかない)

  • #2511-2515 奥丹後・・・

    福知山市池田 旧岳山來迎院(真言宗) <義母の短歌>#2511-2515 #2511 奥丹後大震災に野に寝かされ仰ぎし糠星今もまたたく #2512 六十年経つれど忘れず鍬先にかけし卵に泳ぎし蛇の子 #2513 白濁の雪解け渦巻き岩を打つ自然のくれし鄙の景観 #2514 此んな夢見て良いものかにこやかに「あき子師」峡を訪い給う夢 #2515 春光りたっぷり浴びる福寿草妬ましきまで黄に輝けり <管理人のおまけ> 糠星(ぬかぼし)・・小さな無数の星 鄙(ひな)の・・田舎の 訪(と)い・・訪れる 妬(ねた)ましき <365人の生き方> ■人生に 定年はない 退職も(田中真澄 社会教育家)

  • #2506-2510 喜怒哀楽・・・

    福知山市池田 旧岳山來迎院(真言宗) <義母の短歌> #2506 喜怒哀楽失せたる人の卒塔婆抱き十七回忌の墓地の雪踏む #2507 冬ざれの峡の河原に歳月の諸々秘めてそそり立つ岩 #2508 だるまあり六地蔵あり仔犬あり路肩に黒ずみ傾く残雪 #2509 寒中に水浴び続ける雄の鵯何を濯ぐと四たび五度び #2510 背負われし目に映りたる桃色の母の手絡の色褪せずあり <管理人のおまけ> 卒塔婆(そとうば)・・塔婆 鵯(ひよどり) 濯(ゆす)ぐ 手絡(てがら)・・髪を結ぶ布 <365人の生き方> ■ナイロンの ベルトによって 解決す 自動改札機は かくて誕生 (田中寿雄 元オムロンフィールドエンジニ…

  • #2501-2505 此の里に・・・

    福知山市池田 旧岳山來迎院(真言宗) <義母の短歌>#2501-2505 #2501 此の里に居てくれるだけでいいと言う自治会長も七十路中半 #2502 仏間なき家に育ちし外孫の来訪一番上げる燈明 #2503 ぷりぷりに太れるひ孫抱く膝の痛みに堪えて温み愉しむ #2505 乾ききる心にやさし自然体今日も草分け摘む蕗の薹 <管理人のおまけ> 蕗の薹(ふきのとう) <365人の生き方> ■苦しみは 負だけでなく 健康な 時にはわからない何かを学ぶ (小澤竹俊 めぐみ在宅クリニック院長 医者が本来果たすべき役割)

  • #2496-2500 元気だと・・・

    福知山市三俣 若宮八幡宮 <義母の短歌> #2496 「元気だと応えてくれるだけでいい携帯持って呉れよおふくろ」 #2497 人界に何とし起るも平然と雲遊ばせて宇宙は無傷 #2498 電線に羽休めて寒ざむと一人合点している鴉 #2499 行き交える人も稀なる山径のはぜのもみじの深きくれない #2500 莟立てただ飄然と吹かれいる白木蓮に冬長からん <管理人のおまけ> 莟(つぼみ)立て 飄然(ひょうぜん)と・・ふらふらと <365人の生き方> ■人生は 今日が始まり ここから挑戦 (森光孝雄 八天堂代表取締役 行列のできるクリームパン誕生秘話)

  • #2491-2495 喜びを・・・

    福知山市三俣 若宮八幡宮 <義母の短歌>#2491-2495 #2491 喜びをひとり占めして朝まだきぎんなん拾うバケツ一杯 #2492 自を知るは自の他になしだんまりに昏れて乾ける唇熱し #2493 此れの世の外なる声の降るごとしトタン屋根打つ暗き雨音 #2494 増水に水吠える音ひとり聴く夜長かりき時止まりしごと #2495 色づきし実を確めてみずからを葬るごとく散る柿落葉 <管理人のおまけ> 昏(く)れて <365人の生き方> ■まず国語 3,4が無くて 5が算数 (斎藤 孝 明治大学文学部教授 数学の教授藤原正彦先生の言葉)

  • #2486-2490 子の呉れし・・・

    福知山市三俣 生野神社 <義母の短歌>#2486-2490 #2486 子の呉れし回転椅子に身をゆだね窓越しにみる夏の後姿 #2487 旱魃に耐えてようやく鈴蘭のつけし実だけは突つくな鴉 #2488 真っ直ぐに伸びる杉の木好もしく見ているわれも直進型なり #2489 実をつけぬ枇杷の繁り葉吹き抜ける髪にやさしき秋の風の子 #2490 「血を少し下さい卵産むため」と鳴く蚊に容赦あらぬてのひら <管理人のおまけ> 旱魃(かんばつ)・・干ばつ <365人の生き方> ■伸びる人 才能プラス 環境 そして一つは ハングリー精神 (佐野俊二 カリフォルニア大学 外科学教授 自分をどんな環境に置くか)

  • #2481-2485 夏野菜・・・

    福知山市三俣 生野神社 <義母の短歌>#2481-2485 #2481 夏野菜人と獣の知恵くらべ人は大方負けて嗤えり #2482 落ちてなお象崩さぬのうぜんの花避けてよろめく夏草の径 #2483 子の歳に近き歌友に囲まれて何時しか古き語り部となる #2484 夏休み孫のナナハン玄関に守衛のごとくどっしり据る #2485 盆過ぎて虚しく静もるどの部屋の襖開けてもだあれもいない <管理人のおまけ> 嗤(わら)えり のうぜんの花・・夏に咲く花 静もる・・静まる <365人の生き方> ■保己一を ヘレンケラーが 尊敬を (平 光雄 社会教育家 ヘレン・ケラーも尊敬した塙 保己一の生き方)

  • #2476-2480 人目には・・・

    福知山市三俣 生野神社 <義母の短歌>#2476-2480 #2476 人目にはタフで陽気な八十歳愚痴は申さず詠むまろき歌 #2477 つつましく匂うと見れど合歓の花貴婦人のごと空指して咲く #2478 目が意思に動きて憚る何もなきひとり暮らしの重さと軽さ #2479 歌なくば虚しかるべしわが余生思いつくまま目に留るまま #2480 万華鏡覗く思いに仰ぎみる梢にきらめく夏の太陽 <管理人のおまけ> 合歓(ねむ) 憚(はばか)る <365人の生き方> ■伸びる人 才能プラス 環境 そして一つは ハングリー精神 (佐野俊二 カリフォルニア大学 外科学教授 自分をどんな環境に置くか)

  • #2471-2475 母の日の・・・

    福知山市三俣 景福山長川寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2471-2475 #2471 母の日のカーネーションに銀杏葉を伴侶の如く添えて愉しむ #2472 痩畑に似合わぬ美しき羽たたむ川蝉といる挿絵のごとく #2473 止むと見て鎌砥ぐわれに今すこし憩えと降るか再びの雨 #2474 人の声よし聞かずとも鳥の声聴かぬ日はなし鳥語知りたし #2475 俗に言う鬼の撹乱臥しこもるわれ訝るや老鴬の声 <管理人のおまけ> 訝(いぶか)る 老鴬(ろうおう) <365人の生き方> ■パソコンから 持ってきたもの 知恵にはならず 動かなければ 汗をかかねば(太田 誠 駒沢大学野球部監督 心の守備範囲を広げよ)

  • #2466-2470 水温む・・・

    福知山市三俣 景福山長川寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2466-2470 #2466 水温む四月の蛇口全開し泥の手洗うひと日を洗う #2467 打ちかえす雨上りの畑黒々と土本来の色に輝く #2468 むっつりと立ちいるのみに頼もしき山に守らるわが住む里は #2469 ロボットの歩みさながら膝関節調え踏み出す十歩二十歩 #2470 柿若葉花に劣らぬやさしさに揺れてきらめく疲れ曳く目に <365人の生き方> ■保己一を ヘレンケラーが 尊敬を (平 光雄 社会教育家 ヘレン・ケラーも尊敬した塙 保己一の生き方)

  • #2461-2465 冬衣脱ぎ・・・

    福知山市生野 天神宮 <義母の短歌>#2461-2465 #2461 冬衣脱ぎ捨て土に屈みたし野の風景のひとつとなるべく #2462 吹き溜る朽葉にかそけき音を立て終いの褥となす落椿 #2463 咲き疲れ散る外になき白蓮の花の乱れに四季の移ろい #2464 東風疾風春風西風象なき風に名のあり名無しの野猫 #2465 冷やかに地球を見下し蒼く照る異る界の美しき <管理人のおまけ> かそけき・・今にも消え入りそうな 褥(しとね)・・ふとん <365人の生き方> ■この浴衣 足が不自由な きいちゃんが 一生懸命 縫ってくれました (山元加津子 小松瀬領養護学校教諭 妹は私の誇りです)

  • #2456-2460 逝く人と・・・

    福知山市生野 天神宮 <義母の短歌>#2456-2460 #2456 逝く人とつゆ知らずいて看取りたる思い出寒し明日は命日 #2457 エメラルドグリーンの傘に白コートあるがままなる若さ眩しき #2458 考える象に枝にいる鴉何悟りしか「クワッ」とひと声 #2459 トラックに満載さるる古自転車海を渡りて甦るべし #2460 待たれいる充実感に四十キロ握るハンドル心のゆりかご <管理人のつぶやき> ■神殿に お供えしました 吟詠を 日本吟道奉賛会 第44回平安神宮奉納に参加(写真は他の流派の発表)

  • #2451-2455 ハイヒールの・・・

    福知山市萩原 八幡宮 <義母の短歌>#2451-2455 #2451 ハイヒールの音軽やかに階登る若き傲りの脚美しき #2452 人ならば口惜しかるべし捥がれずに草に己が身葬る柚子の実 #2453 京都府北部春立つ今朝の名残り雪文字なき文を芝生にひろげる #2454 梅一輪早飛脚のごと下枝に春を告げいる節分の昼 #2455 歳月の流れいつしか立ち向う側よりわれを傍観者となす <管理人のおまけ> 傲(おご)り 捥(も)がれず、葬(ほうむ)る <365人の生き方> ■見えざれば 母上の顔 なぜてみぬ 頬やわらかに 笑みていませる (上月照宗 永平寺監院 お母さん、ぼくは家に帰ってきたんか)

  • #2446-2450 妻たりし・・・

    福知山市萩原 八幡宮 <義母の短歌>#2446-2450 #2446 妻たりし母たりし日も遠き夢暁闇の時雨耳に冷めたし #2447 莟立て開きあぐねる冬のばら思い遂げよと厨の瓶に #2448 中天に今宵師走の十三夜暗き世相をおんぼり照らす #2449 無い袖は振れぬと師走の落葉樹風吹き抜かせ飄々と立つ #2450 みみずにも父母ありや埒もなき想い広ごる日昏の畑 <管理人のおまけ> 暁闇(ぎょうあん、あかつきやみ)・・夜明け前の暗闇 莟(つぼみ) おんぼり・・おっとりした 飄々(ひょうひょう) 広ごる・・ひろがる <365人の生き方> ■狂言の 基本は素朴で 陽の心 ■品格に 欠けた舞台は 感動…

  • #2441-2445 声のなき・・・

    福知山市萩原 八幡宮 <義母の短歌>#2441-2445 #2441 声のなきメールのごとく瞬ける火星と対き合う寝ね際五分 #2442 裸木の枝がトタンの屋根なずる音の虚しさ又雨が降る #2443 旅に出る体力失せしも又良けれ運否天賦と畑に屈む #2444 手作りのつくね芋提げ髭男ぬっと現る秋の日の昏 #2445 だんまりの夜のながさをにつめるごと蒟蒻コトコト煮ている寒夜 <管理人のおまけ> 瞬(まばた)ける 運否天賦(うんぷてんぷ)・・運を天にまかす <365人の生き方> ■使命とは 命を使う という意味 ■懸命とは 命を懸ける という意味 ■宿命とは 命が宿る という意味 (柏木哲夫 金城…

  • #2436-2440 水平線の・・

    福知山市三和町大身 愛宕神社 <義母の短歌>#2436-2440 #2436 水平線の交り此処に半世紀一桁若き男の友も老ゆ #2437 跳ぶバッタ捕えそこねし三毛猫が照れくさそうに貌なでている #2438 鼻鳴らし百合の根を掘る猪の貌思い浮かべて深く憎まず #2439 空曇るまでに群なす雀どちひきゆく一羽の羽重からん #2440 秋の山春日の局の打ち掛けの緞子思わせ色深めゆく <管理人のおまけ> どち・・仲間達 <365人の生き方> ■動物に 首を洗って 会いに行く 咬まれたのは 星の数ほど (畑 正憲 作家 命にはご飯が要る)

  • #2431-2435 夕映えが・・・

    福知山市三和町大身 廣谷神社 <義母の短歌>#2431-2435 #2431 夕映えが今日を攫いてうすれゆく明るい明日にして返すよと #2432 人気なき峡の広場のブランコを風の子が来て時折ゆらす #2433 打ち抜かれもう走れない猪の脚ピクリ動けばわが胸どきり #2434 山椒なら自力で生きてゆけるだろ実生の稚苗も鋭き棘持つ #2435 穴窪の僅かな水にも力あり洗う泥の手すべすべにする <管理人のおまけ> 攫(さら)いて 実生(みしょう)・・種から芽をだした <365人の生き方> ■しつけとは し続けること 自覚者が (田村一二 茗荷村創設者 履物並べから学んだ人生観)

  • #2426-2430 わが作る・・・

    福知山市三和町大身 廣谷神社 <義母の短歌>#2426-2430 #2426 わが作るわが小世界人の目にどう映ろうと欝の影なし #2427 可愛いとほめたからとて此れいじょう伸びて傲るな紅花苺 #2428 二度咲きのニゲラ一輪ひわひわと終りしものはなべて幻し #2429 それ以上の何にもなれない丸太ん棒象崩さず徐々に朽ちゆく #2430 人の声聞かずに終る日の昏れに聞く蜩の今生の声 <管理人のおまけ> 欝(うつ) 紅花苺(べにばないちご) ニゲラ・・5~7月頃に咲く花 蜩(かなかな、ひぐらし) <365人の生き方> ■安住や 安楽こそが 悪なのだ キエルケゴールの 野鴨の哲学(行徳哲男 日本B…

  • #2421-2425 今日の食い・・・

    福知山市三和町大身 廣谷神社 <義母の短歌>#2421-2425 #2421 今日の食いまだ足りぬか夕ぐれを耳立てゆく子連れの野猫 #2422 従いて来る鴉に気の毒わが提げる生ごみ大方お茶がらなのに #2423 夏祭り酔えぬ女が酔いどれに艶歌きかせて昔に酔えり #2424 芋のつる飢餓の時代の代用食今宵珍味として食卓に #2425 杏みたいな少女をレンズに覗きこむ長脛彦の髪輝けり <管理人のおまけ> 艶歌(つやうた) 長脛彦(ながすねひこ)・・古事記に登場する人物? <365人の生き方> ■長崎の 鬼塚さんの 供養祭 自ら飛び込み 車を止める(林 覚乗 南蔵院住職)

  • #2416-2420 捥がれずに・・・

    福知山市三和町大身 北蔵山長福寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2416-2420 #2416 捥がれずに朽ちゆく柘榴拾わるるぎんなんいずれか人の世に似る #2417 摩天楼と仰ぐあき子師助手席に乗り給う夢覚めても温し #2418 心とは床屋に回るねじりん棒透かしてみても芯が見えない #2419 起ちても雨屈みても雨落ち着かぬ土の匂いの沁みこむ此の身 #2420 正月の子等の帰省をひたすらに待つくすみし大黒柱とわたし <管理人のおまけ> 捥(も)がれず 柘榴(ざくろ) <365人の生き方> ■コツコツと 努力すること 勝つコツだ(新 将命 国際ビジネスブレイン社長 コツコツカツコツ)

  • #2411-2415 犬猫の・・・

    福知山市三和町大身 北蔵山長福寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2411-2415 #2411 犬猫の苦手なわれの前に来てぺったり座る犬何思う #2412 作らざる玉ねぎ馬鈴薯土間に満ち鄙の人情厚く匂えり #2413 乗客なき無人の駅に停車する二輛電車の影のどかなり #2414 萱を堀り笹の根を抜き拡きたる三百坪はわが良き伴侶 #2415 空洞を等間隔に抱く竹の直ぐなる痩身伸びきりて冬 <管理人のおまけ> 鄙(ひな)・・ひなびた 萱(かや) <365人の生き方> ■一大事 それは今日 唯今なり 己のごとく 人を愛せよ(久松シソノ 永井 隆記念国際被爆者医療センター名誉センター長)

  • #2406-2410 咲き出ずる・・・

    福知山市三和町大身 北蔵山長福寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2406-2410 #2406 咲き出ずる花を次々切るあなた花の悲鳴が聴こえませんか #2407 花菱草の花も閉じたり帰らんか明日はあしたのお天気まかせ #2408 片足を八十路にかけし唇に紅ひき添えて握るハンドル #2409 今ははや時効となりし過去形の告白ににんまり聞きいる八十路 #2410 生き力あるなら伸びよポーチュラカ我が手助けは此れまでの事 <管理人のおまけ> 花菱草(はなびしそう) <365人の生き方> ■分という 力はあっても 任にあらず(濱田総一郎 パスポート社長 稲盛塾長の言葉)

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