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義母の短歌 https://okamura920.hatenablog.com

義母が98歳で永眠いたしました。義母が書き溜めた2,000首以上の短歌を少しづつ公開いたします。コメント願えたら幸いです。

定年退職後気ままな半農半X生活をしています。今年傘寿を迎え半農も少しずつ調整中です。

okamura920
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福知山市
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福知山市
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2022/01/18

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  • #2216-2220 喜んで・・・

    福知山市三和町岼 渋谷神社 <義母の短歌>#2216-2220 #2216 喜んでばかりも居られぬ開発の都合で広らになりし里径 #2217 いねぎわの心のまほらにわらべうた唄うは母かはたまたわれか #2218 初夏の山傾く日ざしにきらめきの彩をたためり山も眠るか #2219 いとけなき鈴蘭草より救い出しともに仰げり紺碧の空 #2220 刈り草に腰を下ろして憩う間も時はじんじんわれ置きてゆく <管理人のおまけ> 里径(さとみち) まほら・・住みやすい場所 <365人の生き方> ■青草も 火種いかんで 燃えるもの(矢野弘典 中日本高速道路顧問 土光敏夫の訓戒)

  • #2211-2215 仏より・・・

    福知山市三和町岼 渋谷神社 <義母の短歌>#2211-2215 #2211 仏よりわが目が喜ぶ水仙の黄に仏壇の明るむを見て #2212 くねくねによじれし心にコート着せアクセル踏めばわれは別人 #2213 空壜のラベル剥がして一輪の残り椿をひとりの華に #2214 「早く来な」わらびが呼ぶからゆかなくちゃ野のものなべてわれに良き友 #2215 木の芽摘む手にとびのりし雨蛙一瞬ひやり死者の冷たさ <365人の生き方> ■お客様 それが店の 信者なり(米倉 満 理容「米倉」社長 祖父の言葉「業即信仰」)

  • #2206-2210 昼暗き・・・

    福知山市三和町岼 光照山常楽寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2206-2210 #2206 昼暗き杉の谷径ひたひたと竹樋つたう山水の音 #2207 美しき空壜出窓の片隅に光を溜めて立つがかなしき #2208 カルシューム補充に食ぶる干エビの芥子粒程の目に刺されいつ #2209 餌を食む外なきさびしさ乳牛は瞬きもせずにれがむばかり #2210 鹿の鳴く声聞きしよと言う声に俺もわれもと山里なれば <管理人のおまけ> 空壜(からびん) 溜(た)めて 芥子粒(けしつぶ) にれがむ・・反芻(はんすう)する <365人の生き方> ■親父いう 彼女をつくれ いますぐに (陳 健一 四川飯店オーナーシェフ)

  • #2201-2205 立ちみれど・・・

    福知山市三和町岼 光照山常楽寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2201-2205 #2201 立ちみれど為さねばならぬ何もなしひとり通れるだけの雪掻く #2202 追儺の豆に追われて逃げる鬼でもいいわれと遊べや酒酌み合わん #2203 三月の予定の光るひとところ「あきこ先生来迎」の花まる #2204 胸朱き小鳥芝生に遊べるをあずかりものの景かとぞ見る #2205 釣の趣味あらねど冬の川底に動く小魚みつけてたのし <管理人のおまけ> 追儺(ついな)・・悪い鬼を払う行事 景(けい)・・景色 <365人の生き方> ■惜福の 工夫がある人 福を得る(幸田露伴 小説家・考証家 「惜福」の工夫)

  • #2196-2200  賑わいの・・・

    福知山市三和町岼 光照山常楽寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2196-2200 #2196 賑わいの後の虚しさ捨てにゆくビールの空缶あまりに軽し #2197 てのひらの水洩るごとく子等去りし畳に積まれし座布団の嵩 #2198 福寿草の株切り分けてわが臓器与えるごとく子に持たせやる #2199 立枯れの老木ほろほろ崩れゆき煩悩消えし小枝を散らす #2200 雪ん婆の慈悲かも知れぬ雪被る庭木もわれも昼を眠れり <管理人のおまけ> 嵩(かさ) 雪ん婆(ゆきんば)・・山に住む一本足の妖怪 <365人の生き方> ■人間の 最後を決めるは 楽観主義(永田勝太郎 国際医療研究所理事長 フランクルの楽観主義精神…

  • #2191-2195  ひっそりと・・・

    福知山市三和町岼 光照山常楽寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2191-2195 #2191 ひっそりと春待つ昆虫眠りいる芒ヶ原に沁む夕明り #2192 春夏秋同じ服着て鳥追いし案山子の脚が今燃えつきる #2193 通行止めの文字むっつりと道塞ぎ陽は高かれど里径寒し #2194 万両の木に爪立てる空蝉の生きあるごときをそのまま活ける #2195 左手を添えて菜を切る左手は何につけても欠かせぬ伴侶 <管理人のおまけ> 芒(すすき) 沁(し)む・・そまる 空蝉(うつせみ)・・せみの抜け殻 <365人の生き方> ■神様が 願いをかなえて くれる時は その人にとって 一番いい時に(加藤一二三 将棋棋士)

  • #2186-2190 かたくなに・・・

    福知山市三和町岼 光照山常楽寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2186-2190 #2186 かたくなによろえるごとき石榴の実ふいに弾けてさらす真実 #2187 十三夜のやわき光りに誘われて十歩二十歩踏む柿落葉 #2188 山里が好きで綾部に腰据えしとノルウェー製のストーブ炊く人 #2189 永年の愛顧を謝すと雨の午後閉店告ぐる封書が届く #2190 宿無しの仔とは知らずに生れ来し仔猫の住みつく床下の闇 <管理人のおまけ> 石榴(ざくろ) <365人の生き方> ■スカイツリー その基本は 五重の塔(澄川喜一 彫刻家・東京芸術大学元学長 東京スカイツリーの発想源)

  • #2181-2185 咥え来し・・・

    福知山市三和町岼 光照山常楽寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2181-2185 #2181 咥え来し柿の実転かし胸を張る鴉よ汝れもひとりぽっちか #2182 みみずかと一瞬思いし蛇の子の消えし草むら温とくあれな #2183 引力に逆らいガラス戸這い登る雨蛙の指生きものの指 #2184 抗がわず慣らさるるなく生き延びしわが根性をわれはいとしむ #2185 紅葉の山ふくらみて輝けり何もて飾らんわれの終焉 <管理人のおまけ> 咥(くわ)え 汝(な)れ・・なんじ 温(ぬく)とく・・あったかく 抗(あら)がわず <365人の生き方> ■積み重ね 積み重ねても またつみかさね(内藤多四郎 日本建築積算協会元…

  • #2176-2180 大島ゆ・・・

    福知山市三和町岼 光照山常楽寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2176-2180 #2176 大島ゆ男孫の土産椿油もったいなくて見ているばかり #2177 短足の蜘蛛の抱えるボールペン丸木の橋を渡る危うさ #2178 県名を北から順に寝ね際の脳に広げる列島の地図 #2179 ゆらりゆらりルームミラーに消えてゆく山路は還らぬ過去世に似たり #2180 山間いの空狭けれど藍深しテロも不況も拘りなくて <管理人のおまけ> 寝(い)ね際 山間(やまあ)い 藍(あい) 拘(かかわ)り <365人の生き方> ■イチローの ヒット量産 の秘訣は いつものリズムと あのセレモニー(山本益博 料理評論家 イチローは…

  • #2171-2175 血の絆の・・・

    福知山市三和町下川合 宇麻谷神社 <義母の短歌>#2171-7175 #2171 血の絆の紐はゆるめになど思う咲くポーチュラカの色もさまざま #2172 ポーチュラカと揚羽とわれと絵の中の静けさにいる空は真っ青 #2173 五十㍍以内に人の気配あり声のかけらが木の間縫いくる #2174 獣の皮剥ぐ無惨さよトタン屋根捲るユンボの容赦なき爪 #2175 出てこないキイより己が度忘れのいまいましくてただ虚しくて #2176 大島ゆ男孫の土産椿油もったいなくて見ているばかり <管理人のおまけ> 絆(きずな) 揚羽(あげは)・・アゲハ蝶? 捲(まく)る <管理人のつぶやき> ■このBlog 明日と明後日…

  • #2166-2170 夏百合の・・・

    福知山市三和町下川合 宇麻谷神社 <義母の短歌>#2166-2170 #2166 夏百合の花びら抜け落ち魂のごとき雌蕊がギラリと光る #2167 釣り人の忘れてゆきし白タオル河原柳に揺れて夏去ぬ #2168 「おばちゃんがあんまり草をけずるから生きてゆけぬ」と野蕗が嘆く #2169 捌きしは里の男衆焼かれてもなお鹿肉に産毛光れり #2170 エアメール寿司食いたしの文字載せてインド寺院の絵ハガキ届く <管理人のおまけ> 雌蕊(めしべ) 去(い)ぬ・・さっていく 野蕗(のぶき) 捌(さば)き <365人の生き方> ■世界初 「指点字」は 台所から(福島玲子 指点字考案者 福島 智氏の母)

  • #2161-2165  横に這う・・・

    福知山市三和町下川合 宇麻谷神社 <義母の短歌>#2161-2165 #2161 横に這う白煙しろ熊はた馬にそぞろ麒麟となりて昇れり #2162 青年期にいまし移らん子鴉のすんなり伸びしぬばたまの羽 #2163 大空の汗かと手に受く天泣の土まで届かぬ程の湿りを #2164 媼われを「みいちゃん」と呼ぶ七歳のまなこに映るわれは何者 #2165 盆明けのがらんと広き土間隅に発火しそうな消化器とわれ <管理人のおまけ> ぬばたま・・黒い物にかかる枕詞 天泣(てんりゅう)・・晴れていて雨が降る(きつねの嫁入り) <365人の生き方> ■困難に 直面した時 優しい言葉 かけても人は 育ちません(原田隆史…

  • #2156-2160 鹿が獲れた・・・

    福知山市三和町下川合 安照山新福寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2156-2160 #2156 「鹿が獲れた焼肉するから食べに来よ」お茶にでも誘うように男等 #2157 遠き日の夢が残っているようでラムネの空瓶捨てる気がせぬ #2158 助手席に買い物袋座らせて残生温しと言わねばなるまい #2159 青白き山葡萄の花の寂び惹かれてやまぬわれも山姥 #2160 人ならば如何なる策もて抗議せん巣を暴かれし蟻のふためき <管理人のおまけ> 蒟蒻(こんにゃく) 寂(さび) 惹(ひ)かれ 山姥(やまうば) <365人の生き方> ■文句言う 暇があったら 勉強をしろ(田中健一 東レインターナショナル元社長 …

  • #2151-2155 またひとり・・・

    福知山市三和町下川合 安照山新福寺 <義母の短歌>#2151-2155 #2151 またひとり孫が印度へ渡るという生水飲むな弾にあたるな#2152 竜の髭刈ればとびだす青い実が同じ青さの空をみている#2153 騙すなどゆめ思わねどわがともす点滅灯に蛍群よる#2154 猿のボス交通安全確かめて群渡すとぞ聞きて畏るる#2155 傍らに草引く媼を恃みとし枯枝の山燃やし終えたり <管理人のおまけ> 竜の髭・・多年草 畏(おそ)るる 恃(たの)み <365人の生き方> ■練習は 教えるよりも 感じさせる(高嶋 仁 智辯学園和歌山高校 野球部監督)

  • #2146-2150 争いの・・・

    福知山市三和町下川合 安照山新福寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2146-2150 #2146 争いの絶えぬ地球を見下ろして手の打ちようもないお月さん #2147 鯉幟りも祝ってやれず生い立ちし息子の息子に良き嫁決まる #2148 八十年生きしが人生ばら色と媼言いけり頼もしきかな #2149 エアメールフランスへこれで届くかと郵便局にて念押しいたり #2150 媼われがフランスへ電話かけるなど丹波山家に文明の風 <管理人のおまけ> 媼(おうな)・・老女 <365人の生き方> ■教育は 「意識」を植えろ 「知識」より(林 南八 元トヨタ自動車技監 リーダーの心得)

  • #2141-2145 新世紀に・・・

    福知山市三和町田ノ谷 八幡神社 <義母の短歌>#2141-2145 #2141 新世紀に向けて建てたるモダンな墓彼岸の陽射し浴びて明るし #2142 逢いみての後の便りに温みありときめき新たにまた読みかえす #2143 みずからに充ちて落ちしか瑞みずと枝下範囲に輪を描く椿 #2144 花散りて結ぶ小梅のあまりにも青く危うき命のふふみ #2145 無住寺の仁王売られて幾とせか厳つき門に舞う花吹雪 <管理人のおまけ> 逢いみて・・会って ふふみ・・ふくらみ 厳(いか)つき <365人の生き方> ■質問の 手を挙げた者 昇格させる(岩井 虔 PHP研究所客員 元専務 松下幸之助の判断基準)

  • #2136-2140 適齢期・・・

    福知山市三和町田ノ谷 八幡神社 <義母の短歌> #2136 適齢期どこ吹く風と留学に婚の資金をはたく女の孫 #2137 ニヒリズムの息子が霊験あらたかと届けて呉れし足のお守り #2138 すっぽりと眠りに落ちし数分に死界のやすらぎ見たる気がする #2139 破れ蓮の茎なお墓標のごとく立て根は新しき芽を育ている #2140 脱ぎ捨てし軍手に芽吹く草の根の網目貫く生きの力よ #2141 新世紀に向けて建てたるモダンな墓彼岸の陽射し浴びて明るし <365人の生き方> ■限界は 自分自身が 決めている(井村雅代 スイミング日本代表ヘッドコーチ 1ミリ、1秒の努力の積み重ね)

  • #2131-2135 雪曇り・・・

    福知山市三和町田ノ谷 八幡神社 <義母の短歌>#2131-2135 #2131 雪曇り三日の後の晴天に心はずみぬ逢う人がある #2132 何程の飢え満たせしや仔連れ猪みみずを堀りし大穴いくつ #2133 「此の空は俺のもんだ」と満天の星に手を振る息子の銀髪 #2134 夜の蜘蛛音も立てずにわが影の首すじよぎれば心地良からず #2135 初めよりひとりのごとく野を守るわれに近くて遠き三人子 <365人の生き方> ■森作り 千回やっても 飽きないね 恋はいつでも 初舞台かな(宮脇 昭 国際生態学センター研究所長)

  • #2126-2130

    福知山市三和町田ノ谷 八幡神社 <義母の短歌>#2126-2130 #2126 人を見ず昏れしひと日を絵になせばうす紫のやわらかき靄 #2127 ひらがなの文字ちらすごと鴉とぶ寒の日和の空透きとおる #2128 花ひらくたまゆらに会いし心地なりつけしテレビのあき子先生 #2129 「おかあちゃんはじをようかかんさかいでな」一通きりの亡き母の文 #2130 冬日和パジャマはしゃぎて竿ゆらす何ぞ良きことありそうな昼 <管理人のおまけ> 靄(もや) たまゆら・・一瞬 <365人の生き方> ■不器用の 一心に勝る 名人なし(小川三夫 鵤工舎棟梁 能力があって器用な子はダメです)

  • #2121-2125 まく餌に・・・

    福知山市三和町西松 天満神社 <義母の短歌>#2121-2125 #2121 まく餌に鴨も混りて群るる鯉飼われいるもののかなしき平和 #2122 降るやみと地より沸くやみ絡み合い窓にはりつくぬばたまの闇 #2123 「おふくろの顔もむずかしなったよな」子には届かぬ老境の憂さ #2124 漁終えし舟が港に憩うごとスニーカー並ぶ正月の土間 #2125 紫に山けぶらせて降る雨に塩ふる程の雪の混りつ <管理人のおまけ> ぬばたま・・黒い物にかかる枕詞 <365人の生き方> ■逆算し 目標達成 スケジュール 30歳で 料理長に(岸田周三 レストランカンテサンスシェフ 逆算式目標設定術)

  • #2116-2120 物の怪の・・・

    福知山市三和町西松 天満神社 <義母の短歌>#2116-2120 #2116 物の怪の漂うごとき霧わけて葬りもどりの橋うつつなく #2117 秋のあわれさとりし貌のかまぎっちょ淋しすぎるよ枯色の羽 #2118 植木屋の好みに刈られし庭樹木の新芽は新芽の想いに伸びる #2119 紅葉に山ふくらみてざわめくも常緑の杉の豊かさ静けさ #2120 愛しまれぬことは承知の濡れ鴉贄を咥えてトタン屋根すべる <管理人のおまけ> 葬(はぶ)り・・葬送 かまぎっちょ・・カマキリ、 愛(いと)しまれぬ 贄(にえ) 咥(くわ)える <365人の生き方> ■師の言葉 自分の限界 超える時 それは誰かの 為と思うとき(…

  • #2111-2115 なめらかに・・・

    福知山市三和町西松 天満神社 <義母の短歌>#2111-2115 #2111 なめらかに老いは来たらず逆縁の柩にさか立つわがばさら髪 #2112 子を生さず妻と二人の濃きひと世終えし弟幸せなるべし #2113 弟の意思なき双の指ほどき骨もおれよと一期の握手 #2114 旅立ちの脚絆の紐の蝶結びほどけぬようにゆけよ弟 #2115 膝の骨先ず拾いやる黄泉路ゆく歩みのせめて なくあれ <管理人のおまけ> 柩(ひつぎ) 逆縁(ぎゃくえん)・・親より先になくなること <管理人のつぶやき> ■初吟で 今年の吟道 キックオフ 今年は創流 45年

  • #2106-2110 酔うほどに・・・

    福知山市三和町中出 梅田神社 <義母の短歌>#2106-2110 #2106 酔うほどに貴方もこなたもなくなりて自治会長が叩かれている #2107 乾燥機低く唸れり秋祭り終わりし里のたゆき静けさ #2108 二度までも風雨に倒れしコスモスの咲かねば終れぬ花の小さし #2109 羽化出来ぬ蛹のごとき焦り持ち雨降り止まぬ窓見据えいる #2110 手の窪に乗せて食べよと差し出す紫したたる茄子の浅漬け <管理人のおまけ> たゆき・・だるい小(ちい)さし・・かわいらしい蛹(さなぎ)窪(くぼ)・・くぼみ <365人の生き方> ■人生に 鳩は3回 やってくる(藤田喬平 ガラス造形作家)

  • #2101-2105 枯れ葉にも・・・

    福知山市三和町中出 梅田神社 <義母の短歌>#2101-2105 #2101 枯れ葉にもくすぶる想いのあるものか容易く灰になると限らず #2102 倖せはこの位で良しポケットに零余子一杯心が温い #2103 人といて水に油の孤独感ひとり草引く野に翳おとす #2104 定年を迎えし弟乾ける砂崩るるごとく病魔に倒る #2105 里人の大半還暦すぎている村の祭りが滅法明るい <管理人のおまけ> 翳(かげ) 崩(くず)るる <365人の生き方> ■考える 脳にタコが できるまで (米朝邦雄 日本将棋連盟会長 永世棋聖)

  • #2096-2100 血も流さず・・・

    福知山市三和町中出 梅田神社 <義母の短歌>#2096-2070 #2096 血も流さずバッタバッタと悪を斬る将軍吉宗今世にあらば #2097 手の泥をモンペにこすり捥ぎくれし日昏れのトマト熱溜めいたり #2098 逃げるなどとても出来ないかたつむりその道ゆくな車が通る #2099 やせこけし母の乳首を奪い合う仔猫の尻尾なぜか天向く #2100 竜の髭丹念に抜くわが仕種人は嗤えど茶の木がよろこぶ <管理人のおまけ> 捥(も)ぎ 竜の髭・・多年草 仕種(しぐさ) 嗤(わら)えど <365人の生き方> ■なぜ亀は ウサギに勝てたか 考える (四代目 三遊亭圓歌)

  • #2091-2095  「母ァ母ァ」と・・・

    福知山市三和町中出 梅田神社 <義母の短歌>#2091-2095 #2091 「母ァ母ァ」と騒ぐな子鴉お前とていまにひとりで生きねばならぬ #2092 明日のなきアメリカ芙蓉惜しみなく燃す情念のほむらひとしお #2093 閣僚の顔ぶれ並ぶ新聞に蜜したたらせ白桃を剥く #2094 まゆごもる山繭のみる夢青からんその小世界ひとり居に似て #2095 零余子はや色づきそめし山の幸誰と食まんか草刈り残す <管理人のおまけ> 蜜(みつ) 剥(む)く まゆごもる・・家の中にこもっている 山繭(やままゆ)・・大きな蛾 零余子(むかご)・・山芋の一種 <365人の生き方> ■要因の 三番おごり 次妥協 そして…

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