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義母の短歌 https://okamura920.hatenablog.com

義母が98歳で永眠いたしました。義母が書き溜めた2,000首以上の短歌を少しづつ公開いたします。コメント願えたら幸いです。

定年退職後気ままな半農半X生活をしています。今年傘寿を迎え半農も少しずつ調整中です。

okamura920
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福知山市
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福知山市
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2022/01/18

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  • #1611-1615 峡に見ぬ・・・

    丹波古刹15ケ寺霊場 第1番 龍蔵寺 <義母の短歌>#1611-1615 #1611 峡に見ぬ朱の染髪を帽子かと惑わせる少年の肩の薄さよ #1612 骨折せし義弟をおのずから兄嫁の貌声もて励ます #1613 岩間這う柳の根に降る水に降るかなしきまでに静かなり雨 #1614 遠くにて空気のゆるる気配して小さき小包届けられたり #1615 黒豆のさや干すむしろに回覧板声をかけずにこそと置き来ぬ <管理人のつぶやき> ■ちょっとずつ こまめにやるのがちょうどいい(80歳の壁から)

  • #1606-1610 新世紀に・・・

    丹波古刹15ケ寺霊場 第1番 龍蔵寺 <義母の短歌>#1606-1610 #1606 新世紀に期待も不安もさらに無く結局無知という他はなし #1607 「歌人は時世の風になびく草」根っから靡けぬ歌詠みもいる #1608 疎まれて夏を耐え来しつるそばの花は真盛り暫し待て霜 #1609 道あれば人住むことを疑わず進みて墓処につき当たりたり #1610 みずからに咲かせし花を根は知らず思わぬ所に若芽伸ばせり <管理人のおまけ> 靡(なび)けぬ <管理人のつぶやき> ■幸齢者 サボることは恥でない 体の声に 耳を傾け(80歳の壁から)

  • #1601-1605 大方が・・・

    丹波古刹15ケ寺霊場 第1番 龍蔵寺 ご朱印と案内 <義母の短歌>#1601-1605 #1601 大方が曇天なりし十一月待つ黒豆がなかなか届かぬ #1602 ありありと母のうなじの黒子顕つ形見のごときわが腰黒子 #1603 意味もなく池のフェンス敲きいる今日のまなこは少々暗し #1604 解らぬこと知ったかぶりの金輪際出来ざることも誇りのひとつ #1605 張り切ってみても小さな枠の中私は私の道をぼちぼち <管理人のおまけ> 黒子(ほくろ) 顕(た)つ 敲(たた)き <管理人のつぶやき> ■幸齢者 血圧、血糖値 下げ不要と(80歳の壁から)

  • 1596-1600 火の如き・・・

    丹波古刹15ケ寺霊場 場所図 <義母の短歌>#1596-1600 #1596 火の如き歌の友欲し一食や二食抜きても語らんものを #1597 夕まぐれ前ゆく野兎三つ跳び「お前は誰だ」と耳が振り向く #1598 執着の残る古着も広告も燃せばひといろ人の死もまた #1599 免許証取り立ての友祈るごと「待てば何時かは車も途切れる」 #1600 悪食の鴉も喰わぬ渋柿の鈍く光れる霜月のつごもり <管理人のおまけ> 夕(ゆう)まぐれ・・夕暮 <管理人のつぶやき> ■国葬が 粛々として実施さる 安倍晋三氏は もう帰らない ■これからの 日本は今後 何処へ向かう

  • #1591-1595 幼日に・・・

    丹波古刹15ケ寺霊場 集印帳 本ブロクトップの写真は、2002年から2003年(平成14/15年)に訪れた関西花の寺25ケ所の写真を掲載してきましたが、昨日25番目の観心寺で終了しました。思えば20年前の小さな旅でしたが懐かしく思い返しました。関西花の寺25ケ所に興味がある方があれば、本ブログ管理人のホームページをご笑覧いただければ幸いです。 今日からは、2013年(平成25年)に訪れた丹波古刹15ケ寺霊場の写真を掲載いたします。興味のある方はこちらのFacebookをご覧ください。 <義母の短歌>#1591-1595 #1591 幼日にわが持ちいたる羽子板の押し絵の姫は何処にゆきしか #15…

  • #1586-1590 闇路には・・・

    関西花の寺25ケ所 第25番 観心寺 <義母の短歌>#1586-1590 #1586 闇路には女神のやさしき光りともよごれよごれる昼の外灯 #1587 歌の友半日私と歌攻めてお腹空かしてみませんかモシ #1588 花終わる菊の根方に宿命の世継ぎのごとくはびこる新芽 #1589 脳神経暫く憩え考える用なき大根クツクツ煮込む #1590 脱兎のごと車過ぎゆき煽られし路肩の落葉危うげに舞う <管理人のおまけ> 暫(しばら)く 憩(いこ)え・・休憩する 煽(あお)られ <管理人のつぶやき> ■詩吟道 昇格試験完了す 結果は後の お楽しみなり

  • #1581-1585 山住居・・・

    関西花の寺25ケ所 第25番 観心寺 <義母の短歌)#1581-1585 #1581 山住居一寸そこまでパン買いにとはゆかなくて髪なでつける #1582 押し込めし広告屑籠出たがらず解き放たねば素直に燃えず #1583 老鶏の静かに瞼閉ずるごと末枯れ傾く鶏頭の花 #1584 落葉踏む音のかそけさ人逝きて忘れられゆく虚しさに似て #1585 花は散り葉桜紅葉時移り冬を眠らん裸木のしずけさ <管理人のおまけ> 老鶏(ろうけい)・・年とった鶏 <管理人のつぶやき> ■幸齢者 クスリはリスク見直そう(80歳の壁から)

  • #1576-1580  掛け軸の・・・

    関西花の寺25ケ所 第25番 観心寺 <義母の短歌>#1576-1580 #1576 掛け軸の人間本来無一物だるまの髭に彷彿と義父 #1577 障子開け雨を見ていし髭の義父人はだるまの軸と呼びたり #1578 鎌当てし傷跡多き左指我武者羅なりしよ若き農婦は #1579 現実を揺るがすまでの力なし過去は造花の臭いを放つ #1580 残照に影うすれゆくショベルカー「おー」とひと声唸りはせぬか <管理人のおまけ> 彷彿(ほうふつ) 我武者羅(がむしゃら) <管理人のつぶやき> ■物忘れ 高齢者はみんななる(80歳の壁) ■記憶力 使わないから衰える(80歳の壁)

  • #1571-1575 皎皎と・・・

    関西花の寺25ケ所 第25番 観心寺 <義母の短歌>#1571-1575 #1571 皎皎と乾ける月の照らす道ともさぬ電池大きくひと振り #1572 無軌道な少女の素直さ取り戻すドラマの終焉見届けやらな #1573 西鶴のやすらぎ知らぬひと世映すテレビの前に寂寞といる #1574 吾が頬を双手に包みなつかしと言いしは惜しや女友達 #1575 たんぽぽの黄は神の意志人工の桃花タンポポすんすん伸びろ <管理人のおまけ> 皎皎(こうこう)と 寂寞(じゃくばく、せきばく)・・ひっそりとして寂しいさま 惜(お)しや 桃花タンポポ・・ピンクのタンポポ <管理人のつぶやき> ■幸齢者 噛めば噛むほど体と脳は…

  • #1566-1570 淋しげな・・・

    関西花の寺25ケ所 第25番 観心寺 <義母の短歌>#1566-1570 #1566 淋しげな女は居らず文化祭余興に甘酒うどん屋賑わう #1567 文化祭図体のみに場を占める馬鹿南瓜に目もくれやらず #1568 寒菊の小花しいたげ降る雨の音確かめてゆっくり籠る #1569 寝そびれし脳髄なだめる真夜中のテレビに秘湯の白き湯煙 #1570 見た目より淋しがりやの上体に付き合う脚が夜半に疼けり <管理人のおまけ> 籠(こも)る <管理人のつぶやき> ■熱中症 その8割が幸齢者 エアコンつけて 水を飲む(80歳の壁から)

  • #1561-1565 千円の・・・

    関西花の寺25ケ所 第25番 観心寺 <義母の短歌>#1561-1565 #1561 千円の価値は千円タレントは億の借金抱えて笑う #1562 枯れ芙蓉に毛虫の木乃伊二つ三つなり損ねたる蝶の夢みる #1563 裸木の寒き空間赤裸々に傷みを晒す木々の下枝 #1564 名を呼ばれ肩叩かれても思い出せぬ老女に返す精一杯の笑み #1565 おとろしや後十年は生きる自負有為転変の明日を知らずに <管理人のおまけ> 傷(いた)み <管理人のつぶやき> ■台風で 2時間停電復旧す

  • #1556-1560  今日ひと日・・・

    関西花の寺25ケ所 第25番 観心寺 <義母の短歌> #1556 今日ひと日行方知れずになるとても誰も困らぬいささか口惜し #1557 導かれ足踏み入れて詠み飽かず散りしく落葉の命みている #1558 刈りこまれ実なし花なしちんまりと子無きがごとし八つ手と青木 #1559 身を捨てて人に尽くせしこと在りやありとは言わぬあとの沈黙 #1560 冬の陽はおぼろにかすみ人曳きて若き犬ゆく息荒げつつ <管理人のつぶやき> ■壁越える イライラしたら深呼吸(80歳の壁から)

  • #1551-1555 洗い髪・・・

    関西花の寺25ケ所 第25番 観心寺 御朱印 <義母の短歌> #1551 洗い髪指に梳かしつ書き流すすかして見ても狭き世界を #1552 一本の笹を掴みて岸登る生きて根のあるものの確かさ #1553 人逝きてわれに残せし憂き自在思いのままに生きよと言うか #1554 もたもたと何言い淀むわたくしの耳はせっかちも少し急げ #1555 残り菊折り来て挿して頬杖をつきいるショボくれ女は誰だ <管理人のおまけ> 憂(う)き <管理人のつぶやき> ■80の 壁超えるにはまず歩く(80歳の壁から) ■陽を浴びれば 幸せホルモン分泌する(80歳の壁から)

  • #1546-1550 味噌汁に・・・

    関西花の寺25ケ所 第24番 子安地蔵寺 <義母の短歌>#1546-1550 #1546 味噌汁に豆腐を入れることすらも贅沢などとは知らで嫁ぎ来し #1547 木尻座と呼ぶ嫁の座のけむったさ昔語りの笑えぬひとこま #1548 昏れやすき冬の長夜のぬばたまの心の洞は敢えて覗かず #1549 霜月になお咲かんとする夏百合の生きえの執か孤高の花びら #1550 蟻が蟻を曳きゆくを見し夏の日を炬燵の中で思い出しいる <管理人のおまけ> ぬばたまの・・夜にかかる枕詞 洞(ほら) 執(しゅう) <管理人のつぶやき> ■認知症 誰にも襲う壁高し(80歳の壁から) ■その壁は 気持ち次第で低くなる(80歳の壁…

  • #1541-1545 用ありて・・・

    関西花の寺25ケ所 第24番 子安地蔵寺 <義母の短歌>#1541-1545 #1541 用ありて来たりし厨に首かしげ思案の他のリンゴジャム煮る #1542 紅葉は遠く眺めて嘆ずべし落葉散り積む城跡の寂 #1543 いのこづち風媒恃めぬ鋭きのぎのズボンに袖に所嫌わず #1544 丘ひとつ越えて変わらぬ山里で思いがけなく夕陽に出遭う #1545 夢のなき農家のくらしに戸惑いしは十九の花嫁なりし <管理人のおまけ> 嘆(たん)ず・・感心する のぎ・・針状の毛 風媒(ふうばい)・・風で飛ばす 恃(たの)めぬ <管理人のつぶやき> ■幸齢者 柳に風のしなやかさを 朝令暮改 風見鶏もよし

  • #1536-1540 駅前に・・・

    関西花の寺25ケ所 第24番 子安地蔵寺 <義母の短歌>#1536-1540 駅前に濡れて列並む自転車の倒れる数台凶器になるな 容赦なく家財道具を埋めたてる業者よ胸に痛みあらぬか 埋めたての斜面ずりゆく姿見が怨みのまなこのごとく光れり 「変身」とひと声掛けて立ち上がるはて何んとしょう戸の外は雨 倒木の柚子のひこばえ勢い伸び古木のねばり芯まで透る <管理人のおまけ> 柚子(ゆず) <管理人のつぶやき> ■幸齢者 孤独は気楽で良しとする 誰にも気兼ね せずせずに楽しむ (80歳の壁から)

  • #1531-1535 二時間の・・・

    関西花の寺25ケ所 第24番 子安地蔵寺 <義母の短歌>#1531-1535 #1531 二時間の後には辻褄合うドラマわれに還らぬ刻をゆかせる #1532 此の奥へ車で入ってゆけるかと聞く女あり灰色の風 #1533 十中の八まで渋き今年柿世の中そんなものかも知れぬ #1534 ひとりいて十数本の男傘忠犬ハチ公主待つかたち #1535 鳥の胃を借りて暫く宙をゆく木の実のみる夢きっと明るし <管理人のつぶやき> ■幸齢者 運動ほどほど散歩良し(80歳の壁)

  • #1526-1530 単純に・・・

    関西花の寺25ケ所 第24番 子安地蔵寺 <義母の短歌> #1526 単純に指折り数えて歌会待つ遠き日夜祭り待ちしごとくに #1527 土色の土が見たくて除草剤まきし畑に傘さして立つ #1528 荷物にはならぬ喜びこぼさぬよう車窓はきっちり閉ざして戻る #1529 里人に混ればいささか叛逆の匂い放つとみずから思う #1530 留守電のひらたき声に戸惑いつつしゃちょこ張りて用件を告ぐ <管理人のおまけ> しゃちょこ・・緊張して固くなる <管理人のつぶやき> ■80の 壁を越えても免許持つ 自信なくなれば運転しない (運転免許、80歳の壁から)

  • #1521-1525 湯に浸る・・・

    関西花の寺25ケ所 第24番 子安地蔵寺 <義母の短歌>#1521-1525 #1521 湯に浸るまだまだ死なぬぞ此の身体脂肪たっぷり蓄えている #1522 山住みの首捻じ曲げて珍しむ夜汽車の響き空席の灯 #1523 埒もなきひとりの喜び片足に立ちてズボンの履ける充足 #1524 うから持つ人の知らざる気易さに案外さわやか茶漬けの夕餉 #1525 晩秋の日輪するする沈みゆく戻る家あり何をか言わん <管理人のおまけ> うから・・親族日輪・・太陽 <管理人のつぶやき> ■天晴れて 今年の稲刈り終わりけり

  • #1516-1520 深爪の・・・

    関西花の寺25ケ所 第24番 子安地蔵寺 <義母の短歌>#1516-1520 #1516 深爪の指にやさしき雨の音当分畑もわれを呼ぶまじ #1517 赤き彩に見放されつつ渋き色着こなしかねいる心は六十路 #1518 暫くを姿見せざりし野良猫がいたく痩せたる頭を垂れてゆく #1519 大小の幾匹率きゆく真鯉の背逞しかれば何やら羨し #1520 前の世は海の魚族にあらざるか塩分濃ゆきをことさら好む <管理人のおまけ> 率(ひ)き 逞(たくま)し 羨(うらやま)し <管理人のつぶやき> ■検診は 幸齢者には不要だと(80歳の壁から)

  • #1511-1515 食べ終えし・・・

    関西花の寺25ケ所 第24番 子安地蔵寺 <義母の短歌>#1511-1515 #1511 食べ終えし寿司殻前にいたずらに寂しむ峠越えて久しき #1512 うつつには無き生れ家に物言わぬ父母いて囲炉裏燻りたり #1513 男なら山崎方代真似るかも時折常軌を逸したくなる #1514 大根白菜たまにきざむに事足りる包丁の刃はなまくらで良し #1515 濡れ落ち葉踏み来しわれも濡れ落ち葉封書一通投函せしのみ <管理人のおまけ> うつつ・・現実 燻(いぶ)り 山崎方代・・昭和初期の歌人 <管理人のつぶやき> ■気持ちよし 季節は移る白露かな

  • #1506-1510 魂の・・・

    関西花の寺25ケ所 第24番 子安地蔵寺 ご朱印 <義母の短歌>#1506-1510 #1506 魂の此処はまほろば変哲もなき奥山に住み古りて足る #1507 孫の料理にこにこ食べるその味覚舌に合わぬを悟られぬよう #1508 やんわりと傘開かせる秋の雨ここな空間ひとり占めゆく #1509 シャボン玉のような希望の弾けては又膨らむゆえ生きてゆかれる #1510 秘め言を囁くような雨音の次第にたかまり山茶花叩く <管理人のおまけ> 此処(ここ) まほろば・・素晴らしい所 古(ふ)りて・・古くなって 囁(ささやく)く <管理人のつぶやき> ■幸齢者 80過ぎたら無理しない(80歳の壁より) ■幸齢…

  • #1501-1505  スーパーに・・・

    関西花の寺25ケ所 第23番 金剛寺 <義母の短歌>#1501-1505 #1501 スーパーに荷物を提げる男達当然と思わぬ古さ嗤うな #1502 「身障者ですか」「のようなもんです」友抱え許されている暫しの駐車 #1503 居心地の良さについつい長居せり友は今頃慌ているべし #1504 水仙の芽を研ぐような細き雨鴉も目白も今日は影なし #1505 歌を詠む人には細事も我が大事身に一筋の鋼貫け <管理人のおまけ> 提(さ)げる 嗤(わら)う 暫(しば)し 研(と)ぐ 鋼(はがね) <管理人のつぶやき> ■平均寿命ー健康寿命=9年 これが平均寝たきり時間 ・・・・男の平均寿命82-健康寿命73=…

  • #1497-1500 謎めきて・・・

    義母の手作り歌集(六) 平成八年十一月より十二月中旬まで 昨日までに、義母の手作り短歌集(五)に蒐集された238首をカテゴリーに分類し掲載いたしました。 今日からは手作り短歌集(六)に蒐集されている短歌238首を順次掲載していきます。これらの短歌は、平成八年十一月から十二月の間(義母72歳)に詠んだものです。 引き続き、今後ともこのBlog(義母の短歌)のご愛読をお願いいたします。 <義母の短歌>#1497-1500 #1497 謎めきて丹波の朝霧山を呑む孤独あながち侘しと思わず #1498 実をつけしことなき枇杷の木年毎に徒な蕾の思わせぶりに #1499 夢とても嬉しき夢あり世に出せぬ宝持つ…

  • カテゴリー:街・町(五)

    関西花の寺25ケ所 第23番 手作り短歌集(五)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。 短歌集に掲載された238首の内、11番目のカテゴリー【街・町】に分類した短歌(4首)を掲載いたします。 <義母の短歌 カテゴリー:亡夫・夫(五)> #1266 いつゆくもどこかに道路工事あり避けてはゆけぬ友の家まで #1453 カーブひとつ過ぎゆく度に里住みの殻脱ぎ捨てて身心軽し #1460 口紅を少し濃ゆ目に出席す名目殊更いかめしき集い #1494 沸ふつと湧く捌け場なき思い溜め立ち寄る書店若者ばかり <管理人のつぶやき> ■80歳 この壁超えれば幸齢者(80歳の壁から)

  • カテゴリー:亡夫・夫(五)

    関西花の寺25ケ所 第23番 金剛寺 手作り短歌集(五)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。 短歌集に掲載された238首の内、10番目のカテゴリー【亡夫・夫】に分類した短歌(8首)を掲載いたします。 <義母の短歌 カテゴリー:亡夫・夫(五)> #1261 還れざる扉を押して消えし人閂は其方より下ろしてくだされ #1305 一合の栗飯仏と分けて食むひと味足りぬは味覚にあらず #1368 秋彼岸ひとり詣でるわが影に明るくあれとは仏も言うまじ #1401 彼岸への往復切符があるならば心の飢餓が謀叛を叫ぶ #1409 物言わぬ仏に何を語るべき孤独を弾く反骨の性 #1421 亡夫…

  • カテゴリー:家族(五)

    関西花の寺25ケ所 第23番 手作り短歌集(五)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。 短歌集に掲載された238首の内、9番目のカテゴリー【家族】に分類した短歌(9首)を掲載いたします。 <義母の短歌 カテゴリー:家族(五)> #1342 連休の息子ひとりを帰らせし嫁も姑になる日近づく #1361 その毛虫蝶になるから殺すなと東北生れの町住みの婿 #1425 子が来ると厨にしばしいそしめり滅多に主婦せぬ十本の指 #1433 三泊の娘去りゆきへやぬちのあちこちに顕つ声はまぼろし #1448 遠くにて木を倒す音目算のあるにか男等雨を厭わず #1458 お土産は私と照れつつ訪う…

  • カテゴリー:時代・時(五)

    関西花の寺25ケ所 第23番 金剛寺 手作り短歌集(五)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。 短歌集に掲載された238首の内、8番目のカテゴリー【時代・時】に分類した短歌(10首)を掲載いたします。 <義母の短歌 カテゴリー:時代・時(五)> #1302 ぼうと見てあれば不逞なドラマの男花瓶で叩かれ易やすと死す #1308 遠き日は茶飯事でした被せ継ぎ真面目な貌して上手いもんです #1330 幼くて此の世の無情知りしかば今ある常のいかにかかぐわし #1339 忍従の生きに再び身を置けば忽ち襲わんアルツハイマー #1356 平穏にあると思うな此れの世の雨も嵐も予告なく来る…

  • カテゴリー:風景・景色(五)

    関西花の寺25ケ所 第23番 金剛寺 手作り短歌集(五)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。 短歌集に掲載された238首の内、7番目のカテゴリー【風景・景色】に分類した短歌(10首)を掲載いたします。 <義母の短歌 カテゴリー:風景・景色(五)> #1270 昼月は手漉きの和紙のやさしさに憚るごとくされどくっきり #1271 つくつくほーしいのちがほーしとわがきこゆ雨の晴れ間の山里の秋 #1300 川底の小石もときに跳びたからん水は海指し流れ止まぬに #1306 秋の庭紫つつじほつほつと狂える春の華には遠し #1363 里住みの越冬に似て大方はトンネルなりき宮福線の旅 …

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