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義母の短歌 https://okamura920.hatenablog.com

義母が98歳で永眠いたしました。義母が書き溜めた2,000首以上の短歌を少しづつ公開いたします。コメント願えたら幸いです。

定年退職後気ままな半農半X生活をしています。今年傘寿を迎え半農も少しずつ調整中です。

okamura920
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福知山市
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福知山市
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2022/01/18

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  • #2461-2465 冬衣脱ぎ・・・

    福知山市生野 天神宮 <義母の短歌>#2461-2465 #2461 冬衣脱ぎ捨て土に屈みたし野の風景のひとつとなるべく #2462 吹き溜る朽葉にかそけき音を立て終いの褥となす落椿 #2463 咲き疲れ散る外になき白蓮の花の乱れに四季の移ろい #2464 東風疾風春風西風象なき風に名のあり名無しの野猫 #2465 冷やかに地球を見下し蒼く照る異る界の美しき <管理人のおまけ> かそけき・・今にも消え入りそうな 褥(しとね)・・ふとん <365人の生き方> ■この浴衣 足が不自由な きいちゃんが 一生懸命 縫ってくれました (山元加津子 小松瀬領養護学校教諭 妹は私の誇りです)

  • #2456-2460 逝く人と・・・

    福知山市生野 天神宮 <義母の短歌>#2456-2460 #2456 逝く人とつゆ知らずいて看取りたる思い出寒し明日は命日 #2457 エメラルドグリーンの傘に白コートあるがままなる若さ眩しき #2458 考える象に枝にいる鴉何悟りしか「クワッ」とひと声 #2459 トラックに満載さるる古自転車海を渡りて甦るべし #2460 待たれいる充実感に四十キロ握るハンドル心のゆりかご <管理人のつぶやき> ■神殿に お供えしました 吟詠を 日本吟道奉賛会 第44回平安神宮奉納に参加(写真は他の流派の発表)

  • #2451-2455 ハイヒールの・・・

    福知山市萩原 八幡宮 <義母の短歌>#2451-2455 #2451 ハイヒールの音軽やかに階登る若き傲りの脚美しき #2452 人ならば口惜しかるべし捥がれずに草に己が身葬る柚子の実 #2453 京都府北部春立つ今朝の名残り雪文字なき文を芝生にひろげる #2454 梅一輪早飛脚のごと下枝に春を告げいる節分の昼 #2455 歳月の流れいつしか立ち向う側よりわれを傍観者となす <管理人のおまけ> 傲(おご)り 捥(も)がれず、葬(ほうむ)る <365人の生き方> ■見えざれば 母上の顔 なぜてみぬ 頬やわらかに 笑みていませる (上月照宗 永平寺監院 お母さん、ぼくは家に帰ってきたんか)

  • #2446-2450 妻たりし・・・

    福知山市萩原 八幡宮 <義母の短歌>#2446-2450 #2446 妻たりし母たりし日も遠き夢暁闇の時雨耳に冷めたし #2447 莟立て開きあぐねる冬のばら思い遂げよと厨の瓶に #2448 中天に今宵師走の十三夜暗き世相をおんぼり照らす #2449 無い袖は振れぬと師走の落葉樹風吹き抜かせ飄々と立つ #2450 みみずにも父母ありや埒もなき想い広ごる日昏の畑 <管理人のおまけ> 暁闇(ぎょうあん、あかつきやみ)・・夜明け前の暗闇 莟(つぼみ) おんぼり・・おっとりした 飄々(ひょうひょう) 広ごる・・ひろがる <365人の生き方> ■狂言の 基本は素朴で 陽の心 ■品格に 欠けた舞台は 感動…

  • #2441-2445 声のなき・・・

    福知山市萩原 八幡宮 <義母の短歌>#2441-2445 #2441 声のなきメールのごとく瞬ける火星と対き合う寝ね際五分 #2442 裸木の枝がトタンの屋根なずる音の虚しさ又雨が降る #2443 旅に出る体力失せしも又良けれ運否天賦と畑に屈む #2444 手作りのつくね芋提げ髭男ぬっと現る秋の日の昏 #2445 だんまりの夜のながさをにつめるごと蒟蒻コトコト煮ている寒夜 <管理人のおまけ> 瞬(まばた)ける 運否天賦(うんぷてんぷ)・・運を天にまかす <365人の生き方> ■使命とは 命を使う という意味 ■懸命とは 命を懸ける という意味 ■宿命とは 命が宿る という意味 (柏木哲夫 金城…

  • #2436-2440 水平線の・・

    福知山市三和町大身 愛宕神社 <義母の短歌>#2436-2440 #2436 水平線の交り此処に半世紀一桁若き男の友も老ゆ #2437 跳ぶバッタ捕えそこねし三毛猫が照れくさそうに貌なでている #2438 鼻鳴らし百合の根を掘る猪の貌思い浮かべて深く憎まず #2439 空曇るまでに群なす雀どちひきゆく一羽の羽重からん #2440 秋の山春日の局の打ち掛けの緞子思わせ色深めゆく <管理人のおまけ> どち・・仲間達 <365人の生き方> ■動物に 首を洗って 会いに行く 咬まれたのは 星の数ほど (畑 正憲 作家 命にはご飯が要る)

  • #2431-2435 夕映えが・・・

    福知山市三和町大身 廣谷神社 <義母の短歌>#2431-2435 #2431 夕映えが今日を攫いてうすれゆく明るい明日にして返すよと #2432 人気なき峡の広場のブランコを風の子が来て時折ゆらす #2433 打ち抜かれもう走れない猪の脚ピクリ動けばわが胸どきり #2434 山椒なら自力で生きてゆけるだろ実生の稚苗も鋭き棘持つ #2435 穴窪の僅かな水にも力あり洗う泥の手すべすべにする <管理人のおまけ> 攫(さら)いて 実生(みしょう)・・種から芽をだした <365人の生き方> ■しつけとは し続けること 自覚者が (田村一二 茗荷村創設者 履物並べから学んだ人生観)

  • #2426-2430 わが作る・・・

    福知山市三和町大身 廣谷神社 <義母の短歌>#2426-2430 #2426 わが作るわが小世界人の目にどう映ろうと欝の影なし #2427 可愛いとほめたからとて此れいじょう伸びて傲るな紅花苺 #2428 二度咲きのニゲラ一輪ひわひわと終りしものはなべて幻し #2429 それ以上の何にもなれない丸太ん棒象崩さず徐々に朽ちゆく #2430 人の声聞かずに終る日の昏れに聞く蜩の今生の声 <管理人のおまけ> 欝(うつ) 紅花苺(べにばないちご) ニゲラ・・5~7月頃に咲く花 蜩(かなかな、ひぐらし) <365人の生き方> ■安住や 安楽こそが 悪なのだ キエルケゴールの 野鴨の哲学(行徳哲男 日本B…

  • #2421-2425 今日の食い・・・

    福知山市三和町大身 廣谷神社 <義母の短歌>#2421-2425 #2421 今日の食いまだ足りぬか夕ぐれを耳立てゆく子連れの野猫 #2422 従いて来る鴉に気の毒わが提げる生ごみ大方お茶がらなのに #2423 夏祭り酔えぬ女が酔いどれに艶歌きかせて昔に酔えり #2424 芋のつる飢餓の時代の代用食今宵珍味として食卓に #2425 杏みたいな少女をレンズに覗きこむ長脛彦の髪輝けり <管理人のおまけ> 艶歌(つやうた) 長脛彦(ながすねひこ)・・古事記に登場する人物? <365人の生き方> ■長崎の 鬼塚さんの 供養祭 自ら飛び込み 車を止める(林 覚乗 南蔵院住職)

  • #2416-2420 捥がれずに・・・

    福知山市三和町大身 北蔵山長福寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2416-2420 #2416 捥がれずに朽ちゆく柘榴拾わるるぎんなんいずれか人の世に似る #2417 摩天楼と仰ぐあき子師助手席に乗り給う夢覚めても温し #2418 心とは床屋に回るねじりん棒透かしてみても芯が見えない #2419 起ちても雨屈みても雨落ち着かぬ土の匂いの沁みこむ此の身 #2420 正月の子等の帰省をひたすらに待つくすみし大黒柱とわたし <管理人のおまけ> 捥(も)がれず 柘榴(ざくろ) <365人の生き方> ■コツコツと 努力すること 勝つコツだ(新 将命 国際ビジネスブレイン社長 コツコツカツコツ)

  • #2411-2415 犬猫の・・・

    福知山市三和町大身 北蔵山長福寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2411-2415 #2411 犬猫の苦手なわれの前に来てぺったり座る犬何思う #2412 作らざる玉ねぎ馬鈴薯土間に満ち鄙の人情厚く匂えり #2413 乗客なき無人の駅に停車する二輛電車の影のどかなり #2414 萱を堀り笹の根を抜き拡きたる三百坪はわが良き伴侶 #2415 空洞を等間隔に抱く竹の直ぐなる痩身伸びきりて冬 <管理人のおまけ> 鄙(ひな)・・ひなびた 萱(かや) <365人の生き方> ■一大事 それは今日 唯今なり 己のごとく 人を愛せよ(久松シソノ 永井 隆記念国際被爆者医療センター名誉センター長)

  • #2406-2410 咲き出ずる・・・

    福知山市三和町大身 北蔵山長福寺(曹洞宗) <義母の短歌>#2406-2410 #2406 咲き出ずる花を次々切るあなた花の悲鳴が聴こえませんか #2407 花菱草の花も閉じたり帰らんか明日はあしたのお天気まかせ #2408 片足を八十路にかけし唇に紅ひき添えて握るハンドル #2409 今ははや時効となりし過去形の告白ににんまり聞きいる八十路 #2410 生き力あるなら伸びよポーチュラカ我が手助けは此れまでの事 <管理人のおまけ> 花菱草(はなびしそう) <365人の生き方> ■分という 力はあっても 任にあらず(濱田総一郎 パスポート社長 稲盛塾長の言葉)

  • #2401-2405 ささ鳴きと・・・

    福知山市三和町友渕 天満宮西ノ古城跡 <義母の短歌>#2401-2405 #2401 ささ鳴きと人は言うなれ我が耳は愛のコールに応えると聴く #2402 惜しみなく花びら散らし枝伸ばす樹木は過ぎしを恋うることなく #2403 花が皆ひと色ならばつまらない私は私の彩持ち生きん #2404 晴天は身体が疲れ雨の日は心が疲れるどの道ひとり #2405 自我失せて無心にお茶をもみかえす耳に涼しき鴬の声 <管理人のおまけ> ささ鳴き・・ウグイスが茂みの中などでチャッチャッと鳴くこと恋(こ)う <365人の生き方> ■仏道は 待ちて熟さん わかる時(松原妙蓮 浄名寺副住職)

  • #2396-2400 めったには・・・

    福知山市三和町友渕 天満宮西の古城跡 <義母の短歌>#2396-2400 #2396 めったには滅びませんよと去年伐りし万作ひこ芽に花咲かせいる #2397 ささ百合の群咲く山を削りゆく重機の爪をうらんでみても #2398 狸穴と呼ぶ谷埋められ消えてゆく自然をよそに成る高速路 #2399 病院のベットを知らぬ八十歳一つ覚えて二つ忘るる #2400 此の豆の御飯は旨いと街の児が鴉のえんどう摘み溜めている <管理人のおまけ> 伐(き)りし 狸穴(まみあな?) 溜(た)めて <365人の生き方> ■人の世は 越えても越えても 峠あり しかし必ず 越えられる(日野久三郎 弁護士 死の壁を超える・・わが…

  • #2391-2395 借りものの・・・

    福知山市三和町友渕 春日神社 <義母の短歌>#2391-2395 #2391 借りものの翼のコート脱ぎ心豊かに炬燵にもぐる #2392 冬の爪伸びやすくしてやわらかき指は拒めり春の畑を #2393 愛らしき女であるより逞しき母とし生きて悔いは残らじ #2394 白梅の開花うながす早咲きの姉様女房のような紅梅 #2395 いぬふぐり踏まれふまれて捻れつつ頭もたげて青く笑えり <365人の生き方> ■一生の ピークは何時か 常に今(玄侑宗久 作家・福聚寺住職 生きることが常に楽しみになる考え方)

  • #2386-2390 われに言う・・・

    福知山市三和町友渕 春日神社 <義母の短歌>#2386-2390 #2386 われに言う声にあらねど人の声聞くはよろしも耳が喜ぶ #2387 集落のほぞのあたりの一軒家殷たれ隣が又遠くなる #2388 在りし日の父を語れる三人子が言葉の像を建てる命日 #2389 枝ゆらす重みも持たず跳び交える小鳥のつつく光のみじん #2390 冷たかろ霜置く草に倒れこむ無人の駅の放置自転車 <管理人のおまけ> 殷(こぼれ)たれ・・破れた みじん・・細かいチリ <365人の生き方> ■人生で 成功する人 しない人 プラス言葉と マイナス言葉(渡辺 尚 元パソナキャリア社長)

  • #2379-2385 関取の・・・

    手作り短歌集(九) 昨日までに、義母の手作り短歌集(八)に蒐集された378首を掲載いたしました。今日からは手作り短歌集(九)に蒐集されている短歌228首を順次掲載していきます。 引き続き、今後ともこのBlog(義母の短歌)のご愛読をお願いいたします。 <義母の短歌>#2379-2385 #2379 関取のまく塩程の初雪を首はすくめつ目は喜べり #2380 ダンプの泥洗うが仕事の髭男昼食以外にホース離さず #2381 歳晩の突貫工事に身を濡らす男の世界慎みてみる #2382 子の眠り覚まさぬように鉦を打つ茶湯の奥の間冷え極まれり #2383 暁闇の空にきらめく星に対き双手合わせるわが誕生日 #2…

  • カテゴリー:街・町(八)

    福知山市三和町友渕 隣松山昌福寺(曹洞宗) 手作り短歌集(八)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された378首の内、十一番目のカテゴリー【街・町】に分類した短歌(3首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:街・町(八) #2174 獣の皮剥ぐ無惨さよトタン屋根捲るユンボの容赦なき爪 #2189 永年の愛顧を謝すと雨の午後閉店告ぐる封書が届く #2351 太陽の分身おのおの窓に受け湧き出るごとき対向車の列 <365人の生き方> ■道場で 素振りするのは 真剣勝負(王 貞治 元プロ野球監督 荒川道場の日々を支えたもの)

  • カテゴリー:亡夫・夫(八)

    福知山市三和町友渕 隣松山昌福寺(曹洞宗) 手作り短歌集(八)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された378首の内、十番目のカテゴリー【亡夫・夫】に分類した短歌(3首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:亡夫・夫(八) #2252 欲得のうすれて寒き胸に抱く十三回忌の夫の塔婆 #2280 「十三年経てばほんまに仏やな」父の墓前にぼそりと息子 #2373 鉦鳴らし今日のあれこれ告げおれど応えかえらば肝冷ゆるべし <365人の生き方> ■おふくろが 僕に教えた 大慈大悲(坂村真民 仏教詩人 私が詩を書く理由)

  • カテゴリー:独り・老い(八)

    福知山市三和町高杉 薬師堂 手作り短歌集(八)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された378首の内、九番目のカテゴリー【独り・老い】に分類した短歌(17首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:独り・老い(八) #2051 もの言わぬ石に腰かけ体熱を奪われているだぁーれも来ない #2061 子等去りて畳は広き寒の入り霧降るごときうすら寒き孤 #2094 まゆごもる山繭のみる夢青からんその小世界ひとり居に似て #2122 降るやみと地より沸くやみ絡み合い窓にはりつくぬばたまの闇 #2165 盆明けのがらんと広き土間隅に発火しそうな消化器とわれ #21…

  • カテゴリー:時代・時(八)

    福知山市三和町高杉 薬師堂 手作り短歌集(八)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された378首の内、八番目のカテゴリー【時代・時】に分類した短歌(21首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:時代・時(八) #2033 思い出は仄かに白き帆を張りて眠りに落ちん狭間にゆるる #2040 海越えて来たるバナナの値の安さ東南アジアの汗が臭えり #2064 古びたるでんでん太鼓に残る玉片割れながらわれも弾めり #2065 職につく乙女の如く淡々と嫁ぎしわれよ十九の春に #2066 かまどの火燃えぬ焦りに泪ぐむ夢は十九の花嫁のわれ #2072 昭和七十四年に…

  • カテゴリー:人・子供(八)

    福知山市三和町高杉 春日神社 手作り短歌集(八)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された378首の内、七番目のカテゴリー【人・子供】に分類した短歌(24首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:人・子供(八) #2048 ジョギングの男霧分け現れて濃霧の壁を額で押しゆく #2054 乳牛の滝なすゆまりに仰天し奇声を上げる街の子供等 #2068 坪庭を耕し俺が育てしと京より甥がねぎ提げて来る #2069 父の墓京都に建てると甥は告げ人を恃まぬ男の目なり #2082 鍵穴にカギさしまま友は留守風のどかなり静けさはます #2083 乳牛と共に餌食む仔狸に…

  • カテゴリー:家族(八)

    福知山市三和町高杉 春日神社 手作り短歌集(八)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された378首の内、六番目のカテゴリー【家族】に分類した短歌(30首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:家族(八) #2004 わが墓に花挿しながら言うだろう「騒々しいお母ちゃんだったな」 #2027 親子とて言いたき放題言えもせず完熟トマト潰されいたり #2053 「ありがとうよくぞ丈夫な歯を呉れて」突然息子が真顔を向ける #2055 サングラス外せば童顔の孫なりきナナハン駆りて墓参に戻り来 #2063 巣立ちたる孫に貰いし年玉の袋楽しむ老いとなりけり #210…

  • カテゴリー:暮らし・田舎(八)

    福知山市三和町高杉 春日神社 手作り短歌集(八)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された378首の内、五番目のカテゴリー【暮らし・田舎】に分類した短歌(33首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:暮らし・田舎(八) #2007 水餃子ぷくりぷくりと浮き上がり参りましたと掬われている #2015 風が啼く高きに低きに風が啼く声を掛け合ういち人欲しき #2018 「いのししの見残す筍食ってる」と里人のどかに呵々と笑えり #2034 存在を示すがごとき古き杭わが触れし瞬ころり倒れき #2062 回礼の和尚の足許軽やかに白足袋ならぬ白スニーカー #207…

  • カテゴリー:風景・景色(八)

    福知山市三和町菟原高杉 高野山高杉大師教会(真言宗) 手作り短歌集(八)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された378首の内、四番目のカテゴリー【風景・景色】に分類した短歌(35首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:風景・景色(八) #2003 足裏に隠れる程の溜り水空青ければ青きを映す #2009 直角に流れの変わるひと処水も憩いのひと時を待つ #2043 紅葉を急ぐまゆみよ陽は高しそれ程急いで先があるのか #2047 用済みの壜の大小それぞれの分限の空気溜めて煌く #2052 ひそやかに呟くごとき煮豆の火闇にしんしん冬迫りつつ #2056 …

  • カテゴリー:自然・季節(八)

    福知山市三和町高杉 高野山高杉大師協会(真言宗) 手作り短歌集(八)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された378首の内、三番目のカテゴリー【自然・季節】に分類した短歌(35首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:自然・季節(八) #2014 風は初夏残り椿の一輪が北にむかいてぱっちり開く #2060 半熟の卵のような気だるさを吹き飛ばしたり冬の晴天 #2075 三分咲き五分咲き満開花吹雪一気に春が駆け抜けてゆく #2076 かなしみが沁み入るような春の雨新芽つたいて幹濡らしゆく #2088 物置の古びし農具にどくだみが戸の隙間から夏を告げいる …

  • カテゴリー:自分・生活(八)

    福知山市三和町菟原中 八幡神社 手作り短歌集(八)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された378首の内、二番目のカテゴリー【自分・生活】に分類した短歌(84首)を掲載いたします。 <義母の短歌>カテゴリー:自分・生活(八) #2001 纏うものなべて脱ぎたる真裸の夕陽みずからの茜に浮けり #2005 腹筋の躍動おろかこみ上ぐるこんな笑いが残っていたか #2010 泥のつく軍手ずぼっと脱ぐ指の軽さよ魚のごとくに動け #2013 大空に向かい指にて描きみる隙間だらけの空と言う文字 #2019 世に立たん鎧を脱げば飄々と吹かるる落葉の軽さにいたり #2023 脱…

  • カテゴリー:動植物(八)

    福知山市三和町菟原中 八幡神社 <短歌集(八)の掲載を終えて> 昨日までに、馬場あき子氏主宰の「花林の会」発行の月刊誌『かりん』に掲載された378首を記載した、手作り短歌集(八)の掲載を終えました。 今日か らは、短歌集(八)に掲載された378首の短歌を11のカテゴリーに分類し掲載していきます。 短歌集(八)に掲載された378首の内、1番目に多く(93首)含まれるカテゴリー【動植物】に分類した短歌です。 <義母の短歌>カテゴリー:動植物(八) #2002 昼間みし蝶が大きく夢にきて貌とも言えぬ貌が哂えり #2006 猫が貌を洗うと人の言うなれどたまには泪を拭くかも知れぬ #2008 「ギャッ」…

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