義母が98歳で永眠いたしました。義母が書き溜めた2,000首以上の短歌を少しづつ公開いたします。コメント願えたら幸いです。
定年退職後気ままな半農半X生活をしています。今年傘寿を迎え半農も少しずつ調整中です。
丹波古刹15ケ寺霊場 第10番 白毫寺 <義母の短歌>#1851-1855 #1851 石ころを拾いて詰め置く袋まで噛み破られおり生きの厳しさ #1852 むくつけき男のごとき冬景色福寿草の芽がまだ貌見せぬ #1853 大江山の鬼に喰われし河守の地名は永劫わが裡にあり #1854 雪中に鉈さげて立つ男の背を孤独と見るはわが孤独の目 #1855 花芽とも言えぬ膨らみ裸木の眠れる如きが知らず育む <管理人のおまけ> むくつけき・・むさくるしい 永劫(えいごう)・・長い年月 裡(り)・・うち 鉈(なた) <管理人のつぶやき> ■身近でも コロナ感染 ポツポツと
丹波古刹15ケ寺霊場 第10番 白毫寺 <義母の短歌>#1846-1850 #1846 境木の桧太りて直ぐなるを麒麟棲むかと思うことあり #1847 磨り減りし三組の石臼遠き世の女の汗の沁みてしあらむ #1848 繋がりしつららと根雪隙間風冷たかりしよ子を抱く布団 #1849 喜びを将悲しみを声に出し告げたかりしが鉦叩くのみ #1850 春の雪降るも又良し人生の引き算巧みに齢がこなす <管理人のおまけ> 境木(さかいぎ)・・境界を表す木 しあらむ・・? 将(はた)・・二つを並べる 鉦(かね) <管理人のつぶやき> ■コスタリカ 調べてみると 遠い国 パナマ運河の 近くにあった
丹波古刹15ケ寺霊場 第10番 白毫寺 <義母の短歌>#1841-1845 #1841 石蕗の重なり繁る葉に隠れでで虫いくつ往生遂げいき #1842 朝刊は確かに差され朝の月刻惑わせて皎こうと輝る #1843 昭和七十三年満期の保険ありその時私の昭和が終わる #1844 本を読む鬼の像あり大江町細面にてなかなか美男 #1845 鬼女の像あらぬを不図もいぶかしむ閑居なすわが心の火花 <管理人のおまけ> 石蕗(ツワブキ)・・常緑の多年草 皎(こう)こう・・白くさわやか 不図(ふと)も・・図らずも 閑居(かんきょ) <管理人のつぶやき> ■Qatarで さむらいブルー 涙する コスタリカって どこに…
丹波古刹15ケ寺霊場 第10番 白毫寺 <義母の短歌>#1836-1840 #1836 此れの世の何見て終わる春蘭か暗き木陰に蕾育くむ #1837 跳ぶでないも少しとっくり貌見せよ鳥類図鑑無駄にさせるな #1838 山鳩の真夜ひとしきり啼きたつを小鳩死なせし母かと思う #1839 ふた部屋の掃除機かけ終え膝をつく此の衰えを子に見すまじく #1840 汚るること先ずはなけれど男子用便器もたまに水流すなり <管理人のおまけ> 春蘭(しゅんらん)・・野生のラン 見すまじく・・見せてはならない <管理人のつぶやき> ■80の 壁を越えたら 100歳を(80歳の壁から)■80の 壁を越えたら 幸せが(8…
丹波古刹15ケ寺霊場 第10番 白毫寺 <義母の短歌>#1831-1835 #1831 侘しきは何ありとしもしおらしく泣きて縋りし記憶なきこと #1832 役たたぬ教育勅語覚えいて辞典なくては漢字の書けず #1833 格別に親しくもなき人の来て定年退職を繰り返し告ぐ #1834 たかがズボンの裾上げなれど指抜きは昔乍らの役目を果たす #1835 捨てられし空瓶のごとき表情のわれかと貌を再び洗う <管理人のおまけ> 侘(わび)し 縋(すが)りし 乍(なが)ら <管理人の> ■幸せは 楽しむ能力と 著者はいう(80歳の壁から)「80歳の壁」の著者:精神科医師 和田秀樹氏
丹波古刹15ケ寺霊場 第10番 白毫寺 <義母の短歌>#1826-1830 #1826 「みいちゃん」と呼ばれし童女七転び八起きの末を強かに老ゆ #1827 苦を持たぬ貌造るのに苦労する一寸さみしい倖せな女 #1828 雪の匂いありとしなくも手に掬いないものねだり雫なすまで #1829 ある限りのあかりともせば人の来て何ぞあるかと問うなりひとり居 #1830 闇を裂く冬のいかずち益荒男の怒りに似たるはむしろ清しき <管理人のおまけ> 強(したた)かに 倖(しあわ)せ 掬(すく)い 雫(しずく) いかずち・・・かみなり 益荒男(ますらお)・・勇気ある立派な男 <管理人のつぶやき> ■Qatarに…
丹波古刹15ケ寺霊場 第10番 白毫寺 <義母の短歌>#1821-1825 #1821 過ぎてよりふと振り向きぬつき来たるあるかなきかのろう梅の香に #1822 拾い来し古釘ならぬ釘一本何処に打ち込み生かしやらんか #1823 味のなき空気と言えど安らかに吸う息吐く息我が家の空気 #1824 よく聞けば日本語なりき朱茶髪乱して唄う若者の歌 #1825 簡単な大根なますの調理法母を認める子の声が問う <管理人のつぶやき> ■80の 壁を越えて ワナゲする
丹波古刹15ケ寺霊場 第10番 白毫寺 ご朱印と案内 <義母の短歌>#1816-1820 #1816 四面楚歌戯れ言歌を書き並べやや救われて灯消すなり #1817 み仏も飽き給うべし水仙の他に花なき冬の花筒 #1818 わが脚に合わせくれたる夫との旅ゆ気楽さに替わるものなし #1819 薬湯の効き目か骨の鳴る音を近頃聴かぬ一縷の望み #1820 囚人にあらねどみずから鍵解かず皿に錆噴くりんごの歯型 <管理人のおまけ> 戯(ざ)れ言 一縷(いちる)・・かすかな 噴(ふ)く <管理人のつぶやき> ■人間は 介護を受けて 大きくなり 介護を受けて 亡くなっていく (80歳の壁から)
丹波古刹15ケ寺霊場 第9番 高源寺 <義母の短歌>#1811-1815 #1811 わが食ぶる野菜は店舗に任せ置き土を区切りて花を培う #1812 気紛れな春の訪れ封印を解かれしごとく明るき数日 #1813 チェーンソーの命を削る音たつを半日聞けば穏やかならず #1814 忘らるる死者のごときか毀たれし店舗の軒並定かに覚えず #1815 側溝の落ち葉掻き上げ逃がしやる水は低きを指す他なくて <管理人のおまけ> 培(つちか)う・・育てる 音(おと)たつ・・音がする 毀(こわ)たれし <管理人のつぶやき> ■小雪や 電気毛布を 出そうかな
丹波古刹15ケ寺霊場 第9番 高源寺 <義母の短歌>1806-1810 #1806 待ち呉れし花鉢の礼にろう梅の枝を手折りて差し出しにけり #1807 山の彼方に幸い住むと唄いたる人現れよ倶に探さむ #1808 引き潮に われゆきし歌心無疵のままで不意に戻り来 #1809 八方美人手のつけられぬエゴイズムまとめて此処に私の象 #1810 間違っても花にはなれぬあら草が数を恃みて畑を占める <管理人のおまけ> 倶(とも)に 攫(さら)われ 無疵(むきず) 此処(ここ) あら草・・雑草 恃(たの)みて <管理人のつぶやき> ■Withとは 機能失したら おむつする ■Withとは 抵抗せずに 受け…
丹波古刹15ケ寺霊場 第9番 高源寺 <義母の短歌>#1801-1805 #1801 足ひきてゆく人やたら目に留まり身に引き替えて寒く街ゆく #1802 乗り捨てのバイクに凭れる錆自転車父と子に似るバス停の裏 #1803 目の仇にされてあわれや貧乏草種残さむと春の木陰に #1804 水族館の魚の孤独に逢いたくて惹かれゆくなり尾鰭なきわれ #1805 折りたたみの椅子ぱたぱたとたたまれて聞きたる事の大方忘るる <管理人のおまけ> 凭(もた)れる 惹(ひ)かれ 尾鰭(おびれ) <管理人のつぶやき> ■昨日は 親族集まり 一周忌
丹波古刹15ケ寺霊場 第9番 高源寺 <義母の短歌>#1796-1800 #1796 町住みの友に貰いし白菜を蒔かぬ山住み漬け菜に仕込む #1797 子が大事われとて同じ帰省者の心そぞろを咎めはすまじ #1798 何をしているかと問われ口籠る只今残夢整理中なり #1799 信号を待つ目に映りし消えそうな知らぬ老婆の小さき後ろ姿 #1800 一息に飲み干すビールの缶潰す大き掌ふと憎らしき <管理人のおまけ> 咎(とが)め 掌(手のひら) <管理人のつぶやき> ■Withとは 耳遠くなれば 補聴器使う
丹波古刹15ケ寺霊場 第9番 高源寺 <義母の短歌>#1791-1795 #1791 異人種に遭いしごとくに読みとばすわれに要なき若人の歌 #1792 背広着てネクタイ締める詐欺男「知らぬ知らぬ」と破れかぶれに #1793 心根の複雑骨折癒えし瞬獅子身中の虫も死にたり #1794 半日に薄れし口紅ひき直すもんぺの綻び縫うごとく #1795 どのあたりを境となして空と呼ぶ冬野を渉る風に言問う <管理人のおまけ> 心根(しんこん、こころね) <管理人のつぶやき> ■幸齢者 Withと共に 生きていく(80歳の壁より)■Withとは 目悪くなったら 眼鏡をかける(80歳の壁より) ・・・明日に続く
丹波古刹15ケ寺霊場 第9番 高源寺ご朱印と案内 <義母の短歌>#1786-1790 #1786 コーヒーを前に頬杖つく男何にも見たくはないと言う貌 #1787 間わぬのに「風邪引いたんや」と言う人の草臥れし顔もの哀しけれ #1788 寒卵つるりのみどを辷らせて辿る夢路よなめらかにあれ #1789 思考力妬心慈悲心茫ぼうと物体のごときが昼餉摂りいる #1790 五カ年の歌歴の霜枯れ厳しかり初心に還れと呼ぶ声もなし <管理人のおまけ> 草臥(くたぶ)れ 辷(すべ)らせ 辿(たど)る 妬心(としん)・・ねたむ心 茫(ぼう)ぼう 昼餉(ひるげ) 霜枯(しもか)れ・・霜が降ってかれる <管理人のつぶや…
丹波古刹15ケ寺霊場 第8番 岩龍寺 <義母の短歌>#1781-1785 #1781 ひと廻り若き男を恐がらせ銀杏の殻を歯に割る快感 #1782 果てのなき空に爆音曳きてゆく飛行機常に孤独ならずや #1783 冬に花火を並松河畔に轟かさば丹波綾部の名も轟かん #1784 ひとり独楽廻れよ廻れ為すべきばそれひとつなり軸尽くるまで #1785 放たれて身に染む野性いまさらに柵ある常のよし温くとも <管理人のおまけ> 轟(とどろ)か独楽(こま) <管理人のつぶやき> ■昨日きょう Go To Travel 行ってきた(湯村温泉方面) 但馬空港(YS11が展示されている)
丹波古刹15ケ寺霊場 第8番 岩龍寺 <義母の短歌>#1776-1780 #1776 いち日の生計をかけて野菜売り小銭数えし遠き若さよ #1777 過ぎ来しを淡たんと語るのど塞ぎ声を曇らす泪を憎む #1778 除草液の雨浴びるとは露知らず同じ貌して群れ生う草の児 #1779 軒に来て何を啄む葉牡丹の葉が美味しとぞ糞垂れて跳ぶ #1780 我にのみ解る捨て歌火に入れるたまゆら錐状の痛み走れり <管理人のおまけ> 生(お)う たまゆら・・ほんの一瞬の間 <管理人のつぶやき> ■フェスティバル 詩吟3題 詠じけり
丹波古刹15ケ寺霊場 第8番 岩龍寺 ご朱印と案内 <義母の短歌>#1771-1775 #1771 生活の匂い隠さず割り勘の主婦等去りたる後の静けさ #1772 今少し喜寿には間のあり降る雪を吹き上げ弾ける花火をみたし #1773 見送るも見送らるるもさびしくて噛むひとひらの紅の山茶花 #1774 ゆく水も心も刻も止まるなし捨て歌百首無駄にはなさじ #1775 触れ難き装飾皿より温かし気付かぬ程の疵持つ湯呑み <管理人のおまけ> 疵(きず) <管理人のつぶやき> ■草刈りの 危険個所が なくなった
丹波古刹15ケ寺霊場 第7番 高山寺 <義母の短歌>#1766-1770 #1766 摘まれ来て根なし水なし菜の花の黄なるがあわれ籠に咲き充つ #1767 三隣亡のひと日の終焉ドアロック開けてくれたり白皙の青年 #1768 物陰の器の水のごとくいて誰の邪魔にもならねばいいか #1769 うから居て孤独深める人もありひとりの孤独の甘き逃げ水 #1770 疎まるる長き体を石垣にひそめるものも孤独なるべし <管理人のおまけ> 白皙(はくせき)の・・色白の うから・・親族 疎(うと)まるる <管理人のつぶやき> ■幸齢者 だって怒って いいともよ(80歳の壁から)
丹波古刹15ケ寺霊場 第7番 高山寺 <義母の短歌>#1761-1765 #1761 膝に馴れ足踏みたてるみどり児に遠き胎動さまされていつ #1762 朝戸繰る音に跳び立つ小鳥どち此の霜畑に何を求めて #1763 小鳥どち千両万両みなつつけ鴉も啼けよ春遠からず #1764 啄めと許せしものの万両の実のなき葉の揺れげにみすぼらし #1765 何鳥の胃に収まりしか冬の陽を吸い溜め光りし千両の実は <管理人のおまけ> どち・・たち啼(な)け啄(ついば)め <管理人のつぶやき> ■幸齢者 笑う門には 福が来る(80歳の壁から)
丹波古刹15ケ寺霊場 第7番 高山寺 <義母の短歌>#1756-1760 #1756 格別に何を昂ぶることもなし竹の節にも似たるか正月 #1757 与えらるる刻はみずからゆかさねば視るともなしのドラマ三篇 #1758 多感なるわれに関わる諸人に借りを抱ける心地こそすれ #1759 閑居なしいたずらに吐くもつれ糸にみずから巻かるる愚を繰り返す #1760 つまずきし溝蓋は言う「わたしはあんたに置かれて此処に居るのみ」 <管理人のおまけ> 昂(たか)ぶる 諸人(もろびと)・・多くの人 閑居(かんきょ)・・閑静な暮らし <管理人のつぶやき> ■米作り あと1年は 頑張ろう そう思いつつ 肥料まくなり
丹波古刹15ケ寺霊場 第7番 高山寺 <義母の短歌>#1751-1755 #1751 雨漏らぬ屋根下に住む安らぎを夫ある日は思わざりしよ #1752 歌詠みのわれを知らずに逝きし夫互みにそれを倖せとせん #1753 手つけずの雪に重なる屋根雪のとりでの如くひとり屋囲む #1754 雪折れの匂い放てる樹もあらん雪降り沈む里の埋もれ女 #1755 朝毎の茶湯まことに干されなばおそろしかるべし一人では住めぬ <管理人のおまけ> 互(かた)みに・・たがいに とりで・・小規模な城 <管理人のつぶやき> ■老化より 朗化するのが 生きる道(80歳の壁から)
丹波古刹15ケ寺霊場 第7番 高山寺 <義母の短歌>#1746-1750 #1746 屋根屋来て樋屋も来たり口ぐちに人の弱味を掻き回し去ぬ #1747 背戸開ける腕すり抜けわれよりも先に日暮れの風が吹き込む #1748 心地良き空腹感あり噛むりんごさくさく胃の腑の常闇充たす #1749 媚びるなく振り返るなく冬野ゆく老い猫まさしくわが影宿す #1750 雪は魔ものと友に言い置きみずからには歌は魔性を宿すと言いき <管理人のおまけ> 常闇(とこやみ)・・永遠の闇 <管理人のつぶやき> ■これからは Let it beで 生きていく(80歳の壁から) Let it be・・なるがままに(ビートルズ…
丹波古刹15ケ寺霊場 第7番 高山寺 ご朱印帳と案内 <義母の短歌>#1741-1745 #1741 やわらかき他人の赤児を抱き上げてあやしいるのかあやされいるにか #1742 挿し木より育ちしエゴの木高速路の設置を知らず花の季を待つ #1743 泥滲みのなき冬の爪切り揃え緩む涙腺押えかねいつ #1744 ポリバケツずらせば湿る円のあり己が置かれし跡をとどめて #1745 ほろ苦き老境とうを受け入れむと諾いてより楽になりたり <管理人のおまけ> エゴの木・・5~6月に白い花をつける木 泥滲(どろし)み 諾(うべな)いて・・同意して <管理人のつぶやき> ■コロナ禍に 3年ぶりの 詩舞道祭(宇治…
昨日までに、義母の手作り短歌集(六)に蒐集された238首をカテゴリーに分類し掲載いたしました。 今日からは手作り短歌集(七)に蒐集されている短歌266首を順次掲載していきます。これらの短歌は、平成九年一月から三月の間(義母73歳)に詠んだものです。 引き続き、今後ともこのBlog(義母の短歌)のご愛読をお願いいたします。 <義母の短歌>#1735-1740 #1735 まとうものなべて脱ぎたる眞裸の夕陽みずからの茜に浮けり #1736 夕陽いまもっとも美しく輝けり眼蓋閉じて沈むまで見ず #1737 半熟の卵のような気だるさを吹きとばしたり冬の晴天 #1738 花苗が甘えた声を出しそうな久方ぶり…
丹波古刹15ケ寺霊場 第6番 達身寺 手作り短歌集(六)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された238首の内、11番目のカテゴリー【街・町】に分類した短歌2首を掲載いたします。 <義母の短歌 カテゴリー:街・町(六)> #1536 駅前に濡れて列並む自転車の倒れる数台凶器になるな #1654 新装の商店街に車停め消えし店舗の行方あれこれ <管理人のつぶやき> ■幸齢者 腹式呼吸で リラックス(80歳の壁から)
丹波古刹15ケ寺霊場 第6番 達身寺 手作り短歌集(六)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された238首の内、10番目のカテゴリー【亡夫・夫】に分類した短歌2首を掲載いたします。 <義母の短歌 カテゴリー:亡夫・夫(六)> #1677 走るバイクの後ろ姿に亡夫見き振り向く勿かれ一瞬の夢 #1706 亡骸と戻りし底のなき寒さ思い出させる雪の連山 <管理人のつぶやき> ■幸齢者 楽天主義が ちょうどいい(80歳の壁から)
丹波古刹15ケ寺霊場 第6番 達身寺 手作り短歌集(六)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された238首の内、9番目のカテゴリー【独り・老い】に分類した短歌4首を掲載いたします。 <義母の短歌 カテゴリー:独り・老い(六)> #1548 昏れやすき冬の長夜のぬばたまの心の洞は敢えて覗かず #1556 今日ひと日行方知れずになるとても誰も困らぬいささか口惜し #1710 引き出せばきりなく続くティシュの箱と遊べる老い叱られぬか #1711 心中に丹波の小霧降りやまず呆けほけ唱う小狐の歌 <管理人のつぶやき> ■けもの道 いまでは人様 通る道 過疎地の人しか …
丹波古刹15ケ寺霊場 第6番 達身寺 手作り短歌集(六)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。短歌集に掲載された238首の内、8番目のカテゴリー【家族】に分類した短歌(9)首を掲載いたします。 <義母の短歌 カテゴリー:家族(六)> <義母の短歌> #1507 孫の料理にこにこ食べるその味覚舌に合わぬを悟られぬよう #1524 うから持つ人の知らざる気易さに案外さわやか茶漬けの夕餉 #1576 掛け軸の人間本来無一物だるまの髭に彷彿と義父 #1577 障子開け雨を見ていし髭の義父人はだるまの軸と呼びたり #1602 ありありと母のうなじの黒子顕つ形見のごときわが腰黒子 #…
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