梅雨期に紫の花を咲かせるムラサキツユクサ。おしべの根もとあたりにふわふわと生えている細い毛は、植物細胞の構造を学ぶための教材として利用されています。 細い毛を顕微鏡で観察するとじゅずのようにつながった一列の細胞を確認でき、細胞の中ではさまざまな成分が動いて流れています。 むかし学校で、何かの葉の薄皮をむいてガラス板で挟み込み顕微鏡で細胞を観察した出来事が記憶の底にうっすら残っています。でもムラサキツユクサの雄しべの細胞観察についての記憶はないですね・・私が忘れてしまっただけかもしれませんが。 ところでこの雄しべのフワフワ毛、何の役割を果たしているのでしょう。専門家は、毛から分泌される物質が昆虫…