(テスラ報道にみる中国政府の底力) 米電気自動車( EV )大手テスラが 5 月 25 日、中国版ツイッター 「微博( Weibo 、ウェイボー)」の公式アカウントで、以下のようなメッセージを発信した。 「データの現地保管を実現するため、我々は中国にデータセンターを...
バリュー投資の限界を感じて、試行錯誤を繰り返しながら独自理論を構築する上級者用隠れ家ブログです。又、その過程における運用状況も公開しております。
株式市場の時価総額から見える今後の米国相場の動向(相場(国別)の予測分析)
初版 2022.03.05 改版 2022.12.21 (旧名:時価総額飽和状態に陥っている世界中の株式市場) 〇時価総額とGDPの国別ランキング ここで世界銀行が発表した国別の時価総額 (2021 年)を参照すると 1.米国 40 兆ドル 2.中国 12 兆ドル ...
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(テスラ報道にみる中国政府の底力) 米電気自動車( EV )大手テスラが 5 月 25 日、中国版ツイッター 「微博( Weibo 、ウェイボー)」の公式アカウントで、以下のようなメッセージを発信した。 「データの現地保管を実現するため、我々は中国にデータセンターを...
(REITと不動産投資の相違) 人口減少社会における不動産投資の考え方として、不動産投資というのは株式市場のような玉石混合の混じった市場でもあるにも関わらず、物件情報に透明性がないので、プロ的な要素を持った投資家が優位になりやすい。 同じ不動産投資でもREITは、比較的株...
この番組をみるの初めて、新鋭の学者である成田祐輔と大物俳優の舘の対談は異色すぎて、 全くと言って非対称的な人物であるので、そんな二人の考えがどのように重なり合うのかちょっと興味をもってしまった。 残念ながら、成田 は舘の発言を理解出来なかったようである。例を上げると、舘は渡...
1.弱肉強食ともいうべき非情さ ここ40年間、ダウは右肩上がりを続けている。このため、米国株に投資をすれば無条件に儲かりそうなイメージを持たれやすいが、米国株は日本以上に企業業績と連動しており、米国市場が上昇相場であっても、企業の経営状態の思わしくなければ、非情なまでにその銘柄の...
1.長期的な視点での日本株投資 90年代のバブル崩壊以降、日本のマーケットは下降トレンドを突き進んできた。その一方、アベノミクス以降は未曾有の金融緩和により日経は3万円を超えるまでに上昇しているが、未来軸で見た日本は悲観一色であることには変わりない。とはいえ、日本政府と日本銀...
日本経済における報道で例えば 「一部の自動車メーカーが工場を停止した影響で個人消費が振るわず、成長率は物価の変動を除いた実質でマイナスになると予想される」などおなじみのように経済状況が振るわない報道がされている。財務省が提供する国際収支報告においても経常収支は黒字を維持してい...
日本は信じられない位に社会性民主主義に突入している。とはいえ、北欧に比べればまだまだとは言えなくもないが、「名家=金持ち」という構図は驚く程に崩壊している。これは世界中を見渡しても日本特有の現象である。 そんな日本も昭和 40 年以前までは戦前からの階級社会を引きずってい...
少子高齢化による人口減少は、水面下で間違いなく日本経済に深刻なダメージを与えている。日本経済の不振を語るうえで必ず出てくるのが「失われた20年」であり、今もってバブル崩壊の後遺症ばかりクローズアップされている。 しかし、実際は2010年頃からバブル後遺症ではなく、少子高齢化という...
株主優待投資という投資カテゴリがある。株主優待に積極的な企業に投資して日常生活の出費の足しにする。投資家には人気の分野で、書店には数多くの本が並び、ネットでは無数のブログが投稿されている。しかし、私は株主優待投資という投資手法に少し疑問を感じてしまう。 そもそも投資視点...
これは私自身の勝手な思い込みなのかもしれないが、日本中に言いようのない閉塞感が漂っているような気がしてならない。それは年を追うごとに強くなっているようでもある。 人は無意識に以心伝心で相手の心と通信しているものだ。そのため、言葉を交わさなくても周りの人たちの不安な気持ち...
インテルについては、過去に分析記事をアップしました。今季はその記事を再掲します。この記事の趣旨は、インテルの低迷は構造的な問題に起因しており、小手先の対応ではかつてのような栄光を取り戻すのは困難であるということです。 私は、GEの分析でもラリーカルプが発表する前にGEが復活する...
日本の富は高齢者に集中している。これは統計データを見れば明らかなことだ。日本社会は高齢者にだけ優遇し若い人たちに目を向けていない。だから、深刻な少子化が改善しないのだと論調になりがちだ。 最近は、 Youtube などで高齢者の年金受給やその生活ぶりの生の声を聞けたり...
私自身の率直な感想として、NVIDIAがここまで爆上げするとは思っていなかった。この会社、言ってしまえばGPUの世界一の企業であるが半導体の設計会社に過ぎない。この会社の得意とする半導体がAIブームに乗っただけに過ぎない。 とはいえ、ビジネス競争が最も激しい半導体分野では、たと...
日々、いろいろなニュースが流れて、世の中の避けられない矛盾やイデオロギーを煽っている。しかし、おお金持ちはそんなことに振り回されない。世界中で様々な対立が横たわっているが、これらを煽っている指導者は莫大な財産を保有し、豪勢な生活をおくっている。一方、庶民は長屋みたいな粗末な...
ドイツの国力は今や日本を猛追し、ついにはGDPを追い抜いて、今度は、世界一の債権国の立場すらはく奪されるという矛盾が横たわっている。暗いニュースとは裏腹に世界の中での経済大国としての地位は盤石なものにしている。 ドイツ経済について辛辣に述べているエコノミストや識者が多い。しかし...
人生は長いようで短い。人は人生の多くのお金を稼ぐための労働に費やさなくてはいけない。人生において労働は切って切れない関係である。 タイなどの東南アジアでは、富裕層は保有資産から生まれる配当で生活できる人を指し、労働は無産階級が行うものという考えがある。 日本の場合...
電車の中で隣に座っているおじさんがスポーツ新聞を真剣に読みながら馬券の購入を検討している。記事には馬の健康状態(コンディション)、馬の性格、過去レースの実績、そして馬を乗りこなす騎手の実績、最後に評論家の総合的なコメント、雑誌側の独自の順位予想 では株式購入はというと?...
金融動向に疎くなった理由は、私のように若くない人間にとっては、投資は元本保証を保つことが鉄則であり、少しづつでもよいから確実な利益を獲得していくことにある。 例をあげれば、金融資産5000万の人が、ネットで必ず上がると話題になっている銘柄を購入して、資産額4000万とか3000...
日経平均が4万円を超えて、ダウも4万円ドル伺い始めている。そして為替レートは 150 円近辺を彷徨っている。 これでは、日本株も米国株も投資できる環境ではなくなった。ちょっとやそっとの暴落でも買値水準に達することができないからである。 ちなみに、私が保有している米...
(膨大なる株主への恩恵) アップルは言わずとしたGAFAMの一員であるビックテック企業であり、かつ世界を代表する優良企業の一つである。株式の時価総額に至っては3兆ドルを超える途方もない規模に膨れ上がった結果、2015年頃に投資家がこの株を保有していたらテンバガー程度の利益を享...
〇サラリーマンの悲哀 サラリーマンは、会社から支給される給与で生活するしかないので、その人生を会社に捧げるしかない。そのため、仕事内容の好き嫌いに関係なく給与が良さそうな会社に入ろうとする。就職した後は猿山のボス争いという出世争いにしのぎを削りながら、人間関係のストレス...
FRBは、長期インフレを危惧して金融引締め政策を実行し、政策金利を5.25%まで引き上げた。しかし、債券市場や株式市場は、FRBが危惧するほどインフレを恐れていないため大きな反応を起こしていない。 〇世界は低インフレに向かっている。 FRBは、「インフレを放置するとやがてはその...
〇サラリーマンの悲哀 サラリーマンの愚痴や悲哀は古今東西問わず普遍的なテーマでもある。そんなストレスから、サラリーマンを飛び出して自由になりたいと思う人は少なくない。 実際、自営業は完全な実力主義であるが、サラリーマンは個人的に実績を出しても、それがグループ、部署、会...
〇円高は遠くになりにけり 日本の物価は、欧米の先進国とは発展途上国並みの格差を強いられ、近隣では韓国に追い抜かれ、さらには、東南アジアに猛追されている始末である。 このいびつな物価水準は、日本の国力低下が理由ではなく、アベノミクスでの歪んだ為替レートの集結である。この...
この小説は、人々が薄々感じているがあまり語らないことを赤裸々に描いていると短編小説です。この小説から読み取れることは、普通に生きることのハードル年を追って高くなってしまい、意識高い系の高い人たちにまで及んでしまっているという日本社会の深刻な疲弊である。あざケイ文学から、こうい...
Fireがこれほど若い人たちにとって人気なのは、ネット環境などの仮想空間の充実で他人と関りが少なくなっている中で、旧態依然の日本株式会社という日本社会の同調圧力に息苦しさを感じているからです。 日本企業は、いまだに高度成長期の悪しき労働環境を引きずっています。それなりの企業...
1.投資対象となる企業を見つけることの難しさ 日本には、事業内容も素晴らしく、1兆円クラスの売上を誇る優れたビジネス基盤の企業が数多くある。それにも関わらず、事業収益はトホホになるくらいに低く、ちょっと景気が悪化で、それを理由に減益や減配を平気で行う企業が少なくない。こういった企...
1.IT産業のプラットフォーマーという微妙な立ち位置 AT&T,ベライゾン は、インターネットのプラットフォームを提供する銘柄で、日本でいえばNTTのような名門企業である。一見成長性豊かなIT企業と同列に捉えてしまいそうだが、これらネットワークのインフラ通信企業は、他...
初版 2022.09.24 1.国別GDPランキングの長期推移 最近は、数百年前までの世界経済力ランキングも発表されるようになった。どこまでの精度かは不明であるが、これらの資料は、超長期的な視点での経済ランキングを予想するうえで重要な示唆を与えてくれる。世界国別の経済力の変遷を辿...
初版 7/08/2022 (旧タイトル 投資視点で不動産を考える) 1.不動産バブルが経済成長を終焉に導く 経済成長が正常に機能すれば不動産価格は上昇する。これは日本の高度成長期を見れば一目瞭然である。しかし、その結末は、80年代の日本の不動産バブルのように不動産価格の異常...
初版 2021.08.20 (旧タイトル GE再建とコングロマリット経営の光と影) 1.世界有数の優良企業 GEは、20世紀を代表する指折の巨大企業(コングロマリット)である。ダウ平均銘柄の当初からのメンバーで、1907年から2018年まで111年にわたってその座を維持して...
初版220403 旧タイトル:増配率の長期低迷懸念 スリーエム 改版220121 スリーエムは、60年以上続く連続増配銘柄であり、古参のダウ採用銘柄である。かつてはGEと並び称される優良コングロマリット銘柄としてもてはやされたが、GEが退場した現在、同社に対するコングリマリット経...
初版 20220326 改版23.01.07 1.はじめに シスコシステムズは、ダウ30にリストアップされている世界有数のネットワーク機器企業です。この会社の戦略は、ジョンチェンバース元CEOの「市場をセグメント化して、そのセグメントでNO.1かNO.2になることを目指す」に...
初版20220320 二版20221212 三版20230101 1.みすぼらしいおじさんの遺産がなんと10億円 これは有名な話ですが、非常に示唆に富む話なので今回取り上げます。 米国のブルーカラーのおじさんの遺産がなんと10億円だったという実話があります。彼はブルーチッ...
〇2022年を振り返って 2022年は、米国の金利引上げと強烈な円安に振り回わされ、日本も10年物国債+0.5%への引き上げをするなど、世界中が金融引締め政策に転換した1年でした。 こういった中での私の1年は、例えるなら年初に大部分の銘柄を手じまい、「休むも相場」とばかりに、残り...
初版2021.06.26 改版2022.12.23 1.アルトリアの会社概要 アルトリアは日本におけるJT(日本たばこ)のような会社です。「マルボロ」や「バージニアスリム」などブランドは世界的に有名で、本来なら超がつくほどの名門企業です。 しかし、訴訟大国の米国での...