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投資家視点の戦後経済(15) 中国の躍進と郵政選挙(2004-2006)
1.中国の大躍進 改革開放以降、中国政府は沿海地域に特区を設け、繊維業を中心に海外企業を誘致したことで、中国で製造された製品が徐々に国際市場に流通していった。1990年代からは、安価で豊富な労働力を求めて先進国の企業が中国に生産拠点を置くようになる。中国企業には先進国の製造ノウ...
投資家視点の戦後経済(14) 日本のバブル処理終結とイラク戦争(2001-2004)
1.貿易センタービルのイスラムテロ 西欧諸国は少子化に伴う人口減少を抑えるために、イスラム移民を多く受け入れるようになった。その一方、イスラム過激派によるテロが西欧諸国で頻発していたことから、「 21 世紀はイスラム教、キリスト教のイデオロギー対立の世紀になる」とまで言われて...
戦後相場史の検証(5) いざなぎ景気 (1965~1971)
1.高度成長期の最終章 日本経済は、証券不況の後、高度成長期の最終コーナーに相当するいざなぎ景気を迎えることになる。これまでの景気は、敗戦の焼け野原から先進国の階段を上る過程での設備投資主導型の好景気であるのに対し、いざなぎ景気の特徴は、これら設備投資による技術革新が実...
1.岩戸景気の終焉 (1961 ~ 1962) 岩戸景気によって実質国民総生産は 1959 年 17.5 %、 1960 年 13.3% 、 1961 年 14.4% 増加したが 、 所得倍増計画ブームによって輸入が増加する一方で、海外は不況で輸出が伸びず国際収支は悪化し...