サ高住の入居者のHさんは、私が入社してすぐの時、 自分史を読んでほしいと冊子を持って来られた。 その感想文を添えて返したことがきっかけで、 他の方々より少し近い存在になっていた。 娘がほしかったけれど息子しかいなかったため、 私を娘のように思い、名前で呼んでいた。 一昨年の夏、入社間もない責任者が 彼の不調を、軽い熱中症と判断したが、 私は緊急性を感じ受診を促した。 危ない状態だった。 病気が見つかり余命を告げられた。 退院後、そういう方に特化した施設に移られた。 あれから約2年、今日、他界したことを知った。 父を二度失ったような気持ち。 生き延びた2年の日々、幸せでしたか・・・?こんな歳にな…