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専業投資家YN-ARKの投資ブログ https://ynark.hatenablog.com

株式投資の利益で生活している、いわゆる専業個人投資家のブログです。日本株、米国株の企業分析や注目銘柄、投資手法、投資の勉強方法などについて発信していきたいと思います。前職の関係で半導体が得意のセクターです。よろしくお願いいたします!

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2021/04/17

  • 半導体製造装置関連株、チャートと装置販売高を見ると反発ありそう?

    半導体製造装置、まだ伸びる? 日本の半導体関連株が冴えない展開が続いていますが、ここから伸び代があるのか?というのを株価チャートと、製造装置販売台数の実績及び予測から考えていきます。前回記事同様に、引き続き東京エレクトロン、SCREENホールディングス、アドバンテストを見ていきます。 株価チャートからのアプローチ 移動平均線の向きと乖離率をチェック移動平均線の使い方としては下記があると考えています。 移動平均線が下向きから上向きに→買い 移動平均線が上向きから下向きに→売り 例として、半導体製造装置銘柄の代表格である東京エレクトロンの月足を見てみます。移動平均線はトレードツールのデフォルト設定…

  • 半導体製造装置関連株、最近は冴えないけど今後盛り返せる?

    日本製半導体製造装置の売上は順調 SEAJ(日本半導体製造装置協会)が5/27(月)に発表した日本製半導体製造装置の売上(3ヶ月平均)を見ると、4月は前月比+6.4%、前年比+15.7%と増加していました。半導体製造装置メーカーは、今年度上期(4月〜9月)売上は昨年度下期(23年10月〜24年3月)と同等と予測しているところが多かったので、この水準が5月、6月と続けば会社予測を上振れることもあるかと思っています。 TSMCの装置稼働率も好調? 6/7(金)発表のTSMC5月売上は4月に続いて高水準であり、装置稼働率も上がっていると推察します。装置稼働率の上昇は装置需要に繋がるので、半導体製造装…

  • SOX指数は最高値!再び半導体関連に物色広がる?

    NVIDIA決算通過でSOX指数は最高値更新 NVIDIA決算翌日はSOX指数上昇して最高値更新した後に失速となりましたが、更に翌日は上昇となりました。終値ベースでは現在最高値となっています。 決算通過で下げたところが調整一巡?という想定シナリオに近いかなと考えています。ynark.hatenablog.com SOX指数が最高値なので、流石に日本市場の半導体関連も再び高値を目指せるでしょうか?以下、アドバンテスト、東京エレクトロン、SCREENホールディングスについて見ておきます。 アドバンテスト 5,000円付近で下げ止まったように見えます。決算発表直後に本ブログで想定していたシナリオにか…

  • 決算通過で下げた半導体関連、調整一巡で再び高値を目指せる?

    半導体関連、決算後に大きく下落したものも 今回の決算シーズンでは、決算通過で大きめに下げる半導体関連がそこそこあったと思います。例えばASML(-7.09%)やTSMC(-4.86%)、日本株ではアドバンテスト(-7.29%)やSCREENホールディングス(-12.24%)などです。 では4月中旬に決算発表があったASML、TSMCの株価が現在どうなっているかというと… ASML 日足で、25日&75日&200日移動平均線決算を併せて示します。(Eのマーク)直後の下げから更に下落しましたが、Wを描きつつ戻し気味の様子です。25日移動平均線の上まで回復しています。 TSMC 決算後の下げはなんだ…

  • アドバンテストのガイダンス弱いけど米国決算みたらAI投資が増えそう

    アドバンテスト決算内容 今期は増収増益予想(売上+7.9%、税引前利益+13.9%)という見通しが出ましたが、市場コンセンサスに対して大幅に下という内容でした。AI向けが伸びるものの、自動車・産業向けが厳しいという見込みです。 今年2月に同じような内容を、SEMI(国際半導体製造装置材料協会) も発表していました。 SEMI 2月レポート内容の概要・半導体需要は順調に回復、全体として今年(2024年)は成長 ・ファブ稼働率は現時点では低いが、2024年が進むにつれて改善見込み ・足元で自動車市場と産業市場は減速 ・AIはテクノロジーがクラウドからエッジ(オンデバイスAI)に移行するにつれ、最先…

  • 半導体関連が下げているけど、メモリ回復はこれからならば…?

    TSMC決算後に、半導体関連の下落加速 TSMCが2024年の半導体市場(メモリーチップ除く)の伸びを10%以上から約10%に引き下げ、設備投資額は当初予定から据え置きで増額なし、というのが嫌気されたという記事を見ました。それで株価が下がったというか、単純に大きく上がっていたのと米国OpExに向けて下げたという気もしますが。これまでに大きめに下げたのは2023年8月〜10月頃がありますが、その時は200日移動平均線まで割り込み、RSIも30割れる場面がありました。 現状株価は50日移動平均線を割り込み、RSI=34.2となっています。結構下げてきましたが、下値サポートは現状まだ弱そうな気もしま…

  • DRAMとNAND需要回復で、シリコンウェハ関連の需要にも期待?

    メモリ回復が見えてきた? AI サーバ需要によってDRAM需要回復が見えてきそうに思います。DRAM需要回復は本ブログでも言及してきましたが、NANDも需要回復がうかがえるニュースがいくつかありました。TrendForceによると、DRAM、NANDともに価格は前四半期比で下記のように上がっているようです。 ・DRAM:+20%程度・NAND:+20〜28% 300mmシリコンウェハは60%程度がメモリ向けです。昨今のメモリ大不況でウェハ需要が大きく低迷していました。つまり、メモリ需要が回復するときシリコンウェハ需要も回復する…と考えてウェハ関連銘柄をチェックしていきたいと思います。 SUMC…

  • 三益半導体、減益だけど思ったより…?将来的なウェハ需要に期待?

    三益半導体工業 3Q決算 3/29(金)、三益半導体工業の3Q決算発表がありました。ここは信越化学のウェハ研磨加工を手がける信越化学グループの会社です。また、再生ウェハ(モニターウェハ、ダミーウェハといったテストウェハを再利用できるようにしたもの)も手掛けています。以下、決算発表の内容を見ていきます。 決算短信を読むと… 新品ウェハは顧客在庫がまだあり需要は厳しそうです。 対して産商事業部は増収増益でした。半導体関連各社の設備投資が堅調だったそうです。 総じて3Q経常利益はIFISコンセンサスを10%上回っており、通期会社予想の経常利益達成は堅そうに見えます。また通期IFISコンセンサスに対す…

  • マイクロン決算で再び半導体株に注目くる?AIもいいけどDRAMもね

    ※本ページはプロモーションを含みます 年金リバランス売りが大きかった? 3月1週(3/4〜3/8)の投資部門別売買状況を見ると、信託銀行が大きく売っていました。信託銀行の動向は年金の動向を反映しているとのことですので、年金のリバランス売りが大きかったと考えらえます。3月2週(3/11〜3/15)は日経平均(下段)の下落が更に大きかったので、3月2週の売買状況(3/22(金)発表予定)もチェックしておきたいと思います。 年金のリバランス売りであればリバランスが終われば大きく売ってくることもないと考えられるので、遅くとも月末くらいには落ち着くのかな?とも思っています。また、日銀のマイナス金利解除が…

  • 半導体が牽引してきた上昇相場、警戒されているうちは…?

    SOX指数が下落 3/8(金)の米国市場はオープンから1時半くらいで急落しました。22:30発表の雇用統計を受けての下落というより、週末の利確やヘッジでしょうか?SOX指数は-4.03%と大きく下落しましたが、構成銘柄のブロードコム(-6.98%)、マーベル・テクノロジー(-11.36%)といった決算後だった銘柄の値動き影響もあったと思います。 NVIDIAも-5.54%と大きめの下落だったためか、この週末はSNSで「AIバブル崩壊!」みたいな話をよく見た気がしますが…SOX指数のチャートを見てみます。 SOX指数 日足SOX指数の日足は下記です。RSIが高めで過熱感警戒という記事も見ましたが…

  • 週明けは日経平均4万円?半導体の強さ継続?

    日経平均が強い! 日経平均が史上最高値を更新、先物は既に4万円を超えました。米国株価指数もプラスで終わり、週明けの日経平均は現物も4万円超えの期待が高まります。 日経平均ばっかり上がって実態を反映した指数ではない!と良くSNS等で見ますが、言い換えれば今の環境では日経平均という指数が優秀ということではないかと。 日経平均を指数として買う、またはより高いパフォーマンスを目指して日経平均を引っ張る銘柄を買う、というシンプルな戦略が功を奏したと思います。 なお、日経平均の構成率上位は以下となります。 日経平均 (構成率)1位 ファーストリテイリング (11.11%)2位 東京エレクトロン (9.61…

  • 2025年まで半導体関連は強い?と考える理由

    シリコンサイクルとSOX指数 半導体市況は約4年で好景気から不景気のサイクルを持つ、いわゆるシリコンサイクルがあることが知られています。前工程製造装置投資額の前年比変化率(SEMI予想 2023.12.12)とSOX指数の前年比変化率を下図に示します。投資額の変化率は4年サイクルになっていることがわかります。また、このシリコンサイクルとSOX指数の変化率には下記のような関係がありそうです。・投資額変化率(前年比)が下がると、SOX指数が大幅下落・投資額が前年比マイナスの年は、SOX指数が大幅上昇 2024年は「前年に投資額がマイナス成長となった翌年」という意味で2020年と同様になるでしょうか…

  • 東京エレクトロンの決算から、今後について考えた

    東京エレクトロン 2/9(金)に東京エレクトロンが3Q決算発表しました。資料をみると中国向けが前回から続いて伸びています。東京エレクトロンはレジスト塗布などの装置(コータ・デベロッパ)のシェアが高いのが特徴としてあります。露光装置にはコータ・デベロッパも必要な訳で、ASMLが中国向けを伸ばしていることと整合すると考えます。 中国が露光装置を手当て→コータ・デベロッパを手配という流れでしょうか。 こうなるとフォトリソグラフィー関連の他銘柄も気になります。中国はEUVの露光装置が輸入できないので、DUVのArF液浸でのマルチパターニングで微細化をしているとのニュースが以前にありました。風が吹けば桶…

  • 主要株価指数は高値で迎える?決算シーズン

    高値で迎える決算シーズン 先日の米国雇用統計が予想よりかなり強くて、米国利下げはまだ先で株価にはネガティブかな…と思いきや主要株価指数は上昇、株高になっています。日米金利差が広がったままで円安→日本株にポジティブということで日本も週明けは上げて始まりそうです。 2/15頃までは決算発表が続きます。高値感は結構ありそうですが、今週決算発表がある銘柄の中から下記のパターンでピックアップしてみました。 ・NISA等で個人投資家にウケが良さそうな銘柄 ・高値感なく、今後の業績回復に期待できそうな銘柄 ・高値感ありそうでも何だかんだで強そうな銘柄 三菱ケミカルグループ決算発表 2/6(火) NISA等で…

  • 決算シーズンだけど、米国市場がExtreme Greedでやりにくい?

    決算シーズン到来 日米とも決算発表シーズンで、株価も上げたり下げたり忙しい感じです。そんな中で今更コロナ初感染してあまり相場みられませんでした…。さて、米国市場の話ですがCNN Business Fear & Greed Indexを見るとExtreme Greed(極端な強欲)となっており過熱感がありそうに思います。 FearとGreedにはサイクルが見られます。これをS&P500と併せて見ると、Extreme Fearで買ってExtreme Greedで売れば良い結果になりそうです。現在はExtreme Greedなので、買いは高値掴みになるかも?という印象です。 日本株は? 基本的には日…

  • 半導体関連株が強い!やがて電子部品にも波及する?

    とにかく半導体が強い TSMCの決算発表後から、半導体製造装置、テスター、材料、パッケージ、製品メーカーまでと、半導体関連株が幅広く強くなっています。1/19(金)の米国市場では、SOX指数が+4.02%と大幅上昇となりました。 こうなると、週明けの日本市場でも金曜に続いて半導体関連の続伸が期待できそうです。既に東京エレクトロンやアドバンテストが上がっているのは周知されていそうなので、今回は比較的に上げていない銘柄を見ていきます。 大阪有機化学 前回記事でも取り上げましたが、フォトレジスト原料や化粧品原料を手がけるところです。1/19(金)は 東証プライム値上がり率ランキング 6位になるほど上…

  • 大阪有機化学の決算からも、半導体部材は回復傾向?

    大阪有機化学が決算発表 大阪有機化学が、1/11(木)に2023年11月期 本決算を発表しました。ここはフォトレジスト(以後レジスト)原料以外にも化粧品原料など手がけていますが、まずは全セクターでの経常利益のこれまでの推移と今期(2024年11月期)見通しを見てみます。 これを見ると全セクターでの経常利益は今期横ばいです。個人的には物足りない印象で、株価は決算受けて下がるかと思いましたが+1円とほぼ変わらずでした。比較的地味な銘柄なので注目度が低くて無反応というわけでもなく、出来高は多めとなっています。 続いて週足を見ると、なんとなく26週移動平均線でグランビルの法則っぽい動きのような気もしま…

  • 今年も半導体は強い?特に材料関連に注目してみたい

    今年は半導体「材料」関連? 2024年の大発会前に、今年狙ってみたいところを考えてみました。昨年に続いて半導体関連を強気に見ています。半導体関連といっても様々ですので、もうちょっと踏み込んで絞ってみたところ「工場新設→前工程製造装置搬入→生産に向けて部材調達」という流れにそって、特に下記のような部材関連に注目してみました。 ウェハメモリ復活に伴う需要回復?・SUMCO・信越化学 フォトレジスト特にArF用が中国向けに伸びる?(ArFマルチパターニングでの微細プロセス)・信越化学・大阪有機化学・三菱ケミカル・東京応化 パッケージ関連積層パッケージなど注目される?リードフレーム、封入樹脂などの材料…

  • そろそろメモリ復活が意識される?メモリ向けが厳しかった銘柄をチェック

    今回記事の概要 長らく続いたメモリ不況の回復が意識されそうな材料が出てきましたので、今回は「メモリ復活の恩恵が大きそうな半導体関連銘柄は?」という切り口で考えてみました。 マイクロンが好決算 米国のメモリ大手、マイクロン テクノロジー(MU)が12/21(木)早朝に決算発表した後に大幅高となりました。既にメモリ市況は底打ちしたとの見方はありましたが、アナリスト予想よりも回復が力強いとのことです。マイクロンのCEOは、2024年が業界にとって「回復の年」になり、25年には記録的水準に戻るとコメントしています。 下図は四半期ごとの売上グラフですが、今回24年1Q売上と2Q予想から回復基調であること…

  • FOMC無事通過で半導体は強め!部材関連にも物色広がる?

    FOMC無事通過の様子 12月のFOMCはパウエル議長が利下げに言及というので無事通過となりました。ただ後日には牽制的な発言が出たりしているようですが、米国債10年金利が3.9%程度と低下していますので金利は下がる方向かと思います。金利が下がれば株価にはポジティブということで、引き続き半導体関連を主軸に強気スタンスでいくつもりです。既に大きく上げてきた前工程製造装置(東京エレクトロン、SCREENなど)の他、部材関連にも物色が広がることを想定して注目する銘柄を考えてみました。 三井ハイテック ここはパッケージ部材のリードフレームを手掛けます。前回記事では週足RSIで買いシグナルが出たと書きまし…

  • 12月FOMC無難に通過しそうなら、出遅れ気味の半導体関連を狙ってみる?

    12月のFOMC、無難にいけそう? 12/1(金)発表のISM製造業景況指数は予想より低く、またパウエル議長コメントがあまりタカ派でないということもあってなのか、12/1(金)の米国は株高、金利低下となりました。もう12月FOMCで利上げとなる雰囲気でもなさそうなので、先週は12月は様子見しようと書きましたが、少し強気でいこうかと思います。前工程製造装置など半導体関連に勢いがありますが、今回は半導体関連の中でも比較的出遅れっぽい銘柄をテクニカル面で探してみました。 SUMCO シリコンウェハのメーカーです。月足を見てみると、TradingViewのMACD買いシグナル(MacdLE+2)が7月…

  • ここまで強い11月、今年も残り少ないし流して終わる?

    季節性の通り11月は強かった 11月は例年株が高い傾向にありますが、今年もSOX指数は11/24終値で+16.54%と強い結果となっています。9月が最も弱くて10月から回復あるかな?と8月に考えていましたが10月は弱い結果でした。 ynark.hatenablog.com 2010年以降、SOX指数が月間+15%以上になったことはこれまでにも5回ありました。その翌月のパフォーマンスは10%前後の下落が2回、一桁%の上昇が3回となっています。そんな単純に上げたから下がるという訳でもないでしょうけど、二桁%での続伸は難易度高いかも?という参考程度に。 2020年11月 +18.58% → 12月 …

  • AMAT、好決算でも輸出規制絡みのニュースで急落?他銘柄への影響は少なそう?

    AMATが急落 米国の半導体製造装置最大手のAMAT(アプライドマテリアルズ)の決算発表直前に、中国向け輸出規制に関して当局の捜査が入っているとのニュースがありました。 ただし最近発覚したという感じでもなく、会社側は決算説明会で「2022年10月には当局から召喚状を受けたことを開示済み」と説明しているようです。 決算内容は4Q実績、1Qガイダンスとも予想を上回り良好でしたが、上記ニュース影響なのか翌日株価は-4.01%でした。 仮に中国規制が強化されても 中国規制関連での業績影響を懸念されているようですが、仮に中国向けが減っても2024年はこれまで投資が強く抑制されてきたDRAM、NAND向け…

  • 半導体関連は良い兆し?決算振り返りと今後について考えた

    半導体関連の決算対応と振り返り 11月第2週を過ぎて決算発表もかなりの数が出揃いました。半導体関連株と一言で表しても、それぞれが担う工程は様々です。半導体市況が変化(回復、悪化)するタイミングでは工程ごとに業績の濃淡が出ると考えて「各工程で先行したところの決算内容を参考に、後続で期待できそうな銘柄を厚めに狙う」という作戦で決算に臨みました。 前工程製造装置ラムリサーチ → SCREEN→ 東京エレクトロン シリコンウェハ三益半導体 → 信越ポリマー信越化学 → SUMCO SUMCOと東京エレクトロンについて、決算前に考えた記事は下記です。およそ想定通りの決算内容でした。 ynark.hate…

  • SUMCO、東京エレクトロンについて関連銘柄の決算内容から考える

    SUMCO SUMCOはシリコンウェハのメーカーです。SUMCOの決算発表は11/8(水)予定ですが、既にシリコンウェハで競合する信越化学の決算発表時のQ&Aが公表されていますので参考のためにそちらのコメントを見てみます。 シリコンウェハ市況※信越化学決算発表 Q&Aより抜粋・7-9月期が大底とみている・10-12月期は多少の伸びを期待・300mmウェハの顧客在庫は来年1-3月期がピークと予想・顧客は24年後半から25年にかけての需要増大を見込んでいる様子 本格的に回復したという結果が出るのは来年1-3月期の決算発表くらいになりそうですが、ウェハ市況は既に底打ちして回復は近そうです。 これまで…

  • 信越化学、アドバンテストについて考えた

    信越化学 10/27(金)に信越化学の2Q(7-9月)決算発表がありました。2Q進捗率は良いのですが、据え置きとなった通期見通しはコンセンサス以下となっています。 ・2Q経常:進捗率56.3%・通期見通し:据え置き 通期上方修正がないとはいえ会社の通期予想に対して2Q進捗率56%、通期コンセンサスに対してでも51.3%なので、無難な結果だと考えています。化学メーカーが厳しそうな中でも健闘している印象です。 ここの主力は生活環境基盤材料(塩ビ、苛性ソーダなど)、電子材料(ウェハ、レジスト、マスクブランクス、希土類磁石など)とありますが、ここではウェハについて見ていきます。今後の見通しについては後…

  • 半導体市況は底打ち感あっても、地合いは厳しそう

    決算シーズン + 厳しい地合 半導体関連も決算が出てきましたが、なんといっても中東情勢と米国金利が高いということで、株にとっては厳しい地合いとなりそうです。そんな中、下記銘柄の決算内容を見ると半導体市況は底打ちかな、という印象を持ちました。それぞれ見ていきます。 決算発表日程10/18(水) ・ASML 10/19(木) ・ラムリサーチ (LRCX) ・TSMC・ ディスコ ディスコ ウェハを裏面から削って薄くしたり、チップにする工程の装置を手掛けるメーカーです。これらの工程は、プロセス世代に関係なく必要ですので、ディスコの出荷額推移は半導体製品全体の市況を示すと考えます。ディスコの四半期ごと…

  • 中東情勢は不安でも、半導体関連の決算発表は来る

    週明けに半導体関連の決算発表あり 中東情勢が緊迫しており、特に週末はリスクオフという印象でした。日本市場では東京エレクトロンやSCREENはプラスで引けたものの、米国SOX指数は-2.7%と大きめに下げました。そんな状況ですが週明けは半導体関連の決算発表がいくつかありますので、見所を考えておきたいと思います。 決算発表予定10/18(水) 14:00 ASML10/19(木) 5:00 ラムリサーチ (LRCX)10/19(木) 14:30頃 TSMC10/19(木) 16:00 ディスコ 中国の成熟プロセス投資が伸びる? この中では特にラムリサーチ(以下、ティッカー:LRCXで表記)の売上実…

  • 雇用統計無事通過?半導体市況は底堅そうで期待してみる

    雇用統計通過してまずは株高 10/6(金)発表の米国雇用統計ですが、雇用者数が予想よりも大幅上振れということで発表直後は金利上昇、株価下落でしたが、米国市場が始まってしばらくすると金利低下、株価上昇となりました。正規雇用者が減ってパートが増えていること、平均時給も下げているのでむしろインフレ落ち着く方向なのでは?と市場が解釈しているように思います。 米国雇用統計 結果非農業部門雇用者数:33.6万人(予想:16.6万人)・フルタイム:-2.2万人・パートタイム:+15.1万人失業率:3.8% (前回 3.8%)平均時給(前年比):4.2% (前回 4.3%) 米国経済指標の他にも、半導体市況が…

  • 9月4週を通過して、季節性からはSOX指数上昇に期待?

    ここまで9月は下落 前回記事にて9月は苦しい展開を想定していましたが、やはりSOX指数も現時点で前月比-8.33%と大きめの下落となりました。直近の半導体関連株の下げをもって、SNSではAIバブル崩壊!という意見も見るようになりました。ただし、私は直近の下げは季節性かな?という印象をもっています。半導体関連が大きく下げる場面はやがてくると思いますが、シリコンサイクル的には1年以上先では?とも考えています。以下、そのように考えた理由について述べていきます。 ynark.hatenablog.com 季節性という観点 米国株アノマリーとして、9月4週はかなり弱いと言われています。9月3週の金曜日に…

  • 株は9月が苦月?半導体関連の買い時がくる?

    SOX指数はレンジで上昇? SOX指数は8月-4.94%でした。8月は弱いという季節性があらわれたように思います。そして、9/8(金)現在のSOX指数は前月比-2.86%となっています。ただし、下図の月足チャート(縦軸:長期の変化率を見るため対数表示)をみると、レンジで上昇しているように見えました。なお、過去のシリコンサイクル的にもSOX指数は上がり始めてから2年程度の上昇基調が期待できると考えています(2016年→2018年、2019年→2020年(コロナショックで仕切り直し)→2022年)。今回は2022年末から上げており、まだ上昇の途中かな?なんて思っています。 SOX指数 月足 より直…

  • 米国が9月に利上げスキップならハイテクのターン?

    米国経済指標は株にポジティブ? 先週は米国経済指標がいくつか発表されましたが、株にはややポジティブな印象でした。というのは、雇用や物価状況からは9月の利上げは無さそうで、ISM製造業が予想より上だったことによります。 SOX指数は9月どうなる? SOX指数は8月-4.94%でした。8月は弱いという季節性があらわれたように思います。例年9月も弱いイメージがありますが、今年はどうなるでしょうか?9月の利上げはスキップとの見方が強いので、金利とハイテク株価の関係を考えるとSOX指数は例年よりは強めになるかもしれません。半導体市況回復の兆しが見えれば良いのですが、9/28(木) 5:00のマイクロン …

  • SOX指数、目先はNVIDIA決算で上下あっても10〜11月頃には上昇期待?

    半導体関連、上げてきたけど… NVIDIA決算を控えて、日米ともに半導体関連株が上昇してきました。NVIDIAは前回決算後に大きく値上がりしたので、今回も?という思惑があるようです。事前に大きく株価上昇すると、好決算でも出尽くしとかもありそうで難しいようにも思います。 ただし、仮にNVIDIA決算で下げた場合でも半導体関連は数ヶ月スパンでみたら上昇あるかな?と考えています。 製造装置が好調なら? 半導体製造装置の決算を一通り見ると、既に売上は底打ちしてここから回復というように見えます。製造装置が売れるようになったら、ウェハ処理能力向上して材料(シリコンウェハ、レジスト、ダイシングブレード、リー…

  • SOX指数は8月弱い傾向?強い季節に向けて買い場を探る

    8月の株価は弱い? 米国債の格付けがー、上昇トレンド終わりだーとか色々なニュースがあるようですが、米国株が7月強くて8月弱いのはお馴染みのことでは…?というのが感想です。 SOX指数も同様の傾向があると考えています。下図はSOX指数の先月比騰落率(2010年〜2022年平均)を示したものですが、7月は強めで8月が最も弱くなっています。9月は辛うじてプラスですが冴えなく、10〜11月に大きく伸びる傾向が見られます。 7月2日の記事でも下記のように書きましたが、夏枯れ到来なのかもしれません。「半導体関連は長期的には上昇と考えていますが、ここまで調子良く上げてきた銘柄が多数あるので夏休み前に利確して…

  • 半導体製造装置の売上は4〜6月で底打ち?テスターも底堅い?

    日米とも決算シーズン 先週は半導体製造装置のラムリサーチ(NASDAQ:LRCX)とSCREENホールディングス、半導体テスターのアドバンテストとテラダイン(NASDAQ:TER)の決算がありました。半導体不況が株式投資をしていない人達にも知れ渡っている現状ですが、各社の売上実績と今後の見通しを見てみると、そろそろ底堅いような印象を持ちました。以下、四半期ごとの売上実績と会社発表の見通しを見ていきます。 ラムリサーチ (LRCX) 米国の半導体製造装置メーカーで幅広い工程をカバーしており、市場規模がかなり大きいドライエッチング装置で高いシェアを持ちます。四半期ごとの売上は前々四半期(23Q3)…

  • 来週決算!信越ポリマー、信越化学の内容どうなる?

    信越ポリマー (7/26決算) 信越ポリマーはシリコンウェハ容器、自動車のタッチスイッチや建材の塩ビなどを手掛ける、信越化学の子会社です。7/26(水)に1Q決算発表予定で、信越化学科にしてはめずらしく前回の本決算で通期予想を出しています(信越化学系は例年1Q決算発表時に通期予想開示がほとんど)。 会社予想は前期比で増収増益ですが、市場は減収減益という見方が強いかと思います。決算では下記に注目しています。 ・通期見通し修正の有無 → 下方修正ないか ・1Q進捗率 → 低くないか(22%以上欲しい?) 下期偏重など説明あるか? 市場予想は低そうな気もするので、通期下方修正なくて1Q進捗率が低すぎ…

  • TSMCの決算みると底打ち感あるけど株価反応は…?

    TSMCの売上は4-6月が底? 7/20(木)に台湾の最大手ファウンドリーであるTSMCのQ2(4-6月)決算発表がありました。 TSMC Q2(4-6月)決算・Q2 (4-6月)実績:$156.8億・Q3 (7-9月)予想:$167〜175億 Yahoo! finance アナリスト予想平均だとQ3売上予想:$176.8億なので、市場予想より低めのようです。Q2が底というのはポジティブ要因のように思いますが、TSMCの株価が市場予想を織り込み済みと考えると株価反応が厳しくなることも想定しておきたいと考えています。 ディスコも売上回復見込み? また、日本ではディスコのQ1(4-6月)決算発表が…

  • 三益半導体の決算みると、足元はシリコンウェハ厳しそう?

    記載銘柄:三益半導体、SUMCO、信越化学 三益半導体が決算発表 三益半導体が7/14(金)に2023年5月期(2022年度)の決算発表をしました。ここは信越化学のウェハ研磨加工、ウェハ再生などを手掛けます。今後の半導体関連、特にシリコンウェハ関連銘柄の業績がどうなのか?を考えるにあたって決算内容を見ておきます。 決算内容概要・経常利益:110.01億円 (会社予想:110億円) ・今期見通し:開示なし (例年1Q決算時に開示) 決算内容は会社予想通りでかなり精度高い結果でした。今期の通期見通しが無いのはいつも通りで、信越化学系は1Q決算発表時に併せて通期予想を出してくるのが通例となっています…

  • マイクロンテクノロジー決算後に下げ!これからの決算後は要警戒?

    マイクロンが決算後に下落 6/29(木)早朝に、米国メモリ大手のマイクロンテクノロジーの3-5月四半期(Q3)決算がありました。Q3売上はQ2比+2%と微増、Q4ガイダンスはターゲットで3Q比+3.9%(レンジ:-1.3%〜+9.2%)程度でした。 Q3売上実績、Q4売上ガイダンスともアナリスト予想平均を上回る内容でしたが、直近の株価は下げています。下図は日足で、移動平均線は50日、100日、200日を示しています。各移動平均線は上向きとはいえ、決算後に50日を割り込みました。 会社側コメント概略 以下は会社側のコメントの一部抜粋してみましたが、どちらかというとポジティブのように思います。 ・…

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