「我意と神から来る直観とは全く違ったものです。それを見分けるには、先ず何よりも、我を捨てることです。感情的なもの、欲望を去ることです。不統制の感情、これが直観を妨げる大敵です。波立つ水は影をこわし、何も映すことは出来ません。静かなる水面は、正しくその影を映します。同じ事です、よく統制された静かな平和な魂には、霊的世界が映ります。これが直観、内面の知です。神からの使者、天使達は、皆さんを助けるために...
人の善悪を見分ける手段は、神を信じ、善を為す望みを抱く時、それがある。神は善悪二つを見分けるようにと、知性を授け給うている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー道徳法を定義すれば、何と言ったらよろしいですか。「道徳法とは間違いのない人生を送る法、換言すれば、善と悪を見分けるための法と申すべきか。それは神法の遵守を基本とする。人が善をその目的、その道として選ぶ時、人は正しく道を踏んでいる、これが神法の道である」 ーーー善と悪をどのようにして見分けたらよろしいですか。「善とは神法と一致するもの、悪とは神法から外れるもの、これが目安。従って、善行を為す...
真理とは光の如きもの。素晴らしい内容です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー真理は、誰の手にも届く所に置かれていませんでした。これは何故ですか。「物事は何事も、その時が来なければ、近寄っては来ない。真理とは光の如きもの。人はこれに一歩一歩目が馴れていくもの。そうでなければ、人は目がくらんでしまうのである。今日まで、神はいま人が受け取っているような、深く示唆に富んだ真理の通信を受けることを許し給わなかった。しかし古い時代にあっても、それを真理なりと信じ、世俗から知識を...
神が選び給うたその典型は、それはイエスである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神が選び給うたその典型は誰ですか。「イエスである」 ーーー神法すなわち自然の法を、人類に伝えたのはイエス一人だったのですか。イエス以前には、人類に、自分等の直感以上の知識はもっていなかったのですか。「神法はどこにでも書かれている。このように申したことはなかったか。それ故に、知恵を求めて沈思した者達はすべて、太古よりこれを理解し教えることが出来た。彼等は完全だったとは申せぬが、その教えによ...
最もよく神法を理解する者は、善を追求する者達である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神はすべての人に、神法を知る手段を与えておられますか。「すべての者がこれを知るが、すべての者がこれを理解するわけではない。最もよく神法を理解する者は、善を追求する者達である。しかしながら、やがてすべての者が神法を理解するに至る。進歩の彼方に完成の時が来るからである」 ーーー霊は肉体に宿る以前の段階では、神法をよく心得ているものでしょうか。「その霊の発達程度に応じて、神法を心得ており、地上...
自然法とは神法のことである。これが人間に幸福をもたらす唯一の法である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自然法とは何でしょうか。 「自然法とは神法のことである。これが人間に幸福をもたらす唯一の法である。人が為すべきこと、してはならぬこと、これをこの法が教えてくれる。この法に背いた者は不幸となる」 ーーー神法は不変のものですか。「永遠であり、不滅である。神ご自身の如く」 ーーー神は一つの時代にこれを是として、他の時代にはこれを非となさることがありますか。「神は誤りを犯し給わず。人間は...
霊界通信を受け取られたアラン・カーデック氏の注釈です。確かなことは、死後、霊魂は存在する、個性は生きながらえるということ。霊の書スピリチュアルメッセージ
[注解] 輪廻思想は、この用語が、魂が低次から高次へと進歩し、その性質を変えて行くという意味で解されるなら真理だが、ある動物が人間に直接輪廻したり、また人間が動物に輪廻するという、退化や混合の観念の意味で捉えられるなら、それは誤りである。霊の教示によると、再生とは自然の上昇運動に立脚しており、また人間のその種としての進化である、ということである。従って、人間が退化することは、人間が神から与えられた進...
人体に生命を与えている霊が、動物に宿ることは出来ない。霊は決して退化しない。従って俗説で行われている輪廻の教義は、真実ではない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー生物の知性が共通の起源をもつということは、輪廻の教義とつながりがある、ということではありませんか。「この両者は同一起源のものかも知れぬが、後世に至っては、似ても似つかぬものとなっている。発芽した種子の胚は形を失っているのに、誰がその葉や花や実を見て、その木を認め得ようか。知性が霊となるに必要な状況にまで発展し、人間の段階に入った時、その瞬間から、知性はもはや原初状態との接合点を失い、木が種子...
人間という種は、神が、神を知る者となるべき受肉者として、神が選び給うた生き物なのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は死後に至って、自分の人間期以前の生活を思い出すことがありますか。「ない。本人の生命が、霊となり人間の生活を開始するのは、人間期に入ってからであるから。人間としての最初の段階も殆ど思い出せない。それは丁度、人が幼児期の一番初期をもはや覚えていないのと同じように。増して母の胎内の時期は一層覚えていないように。この故に、霊達は告げる、自分達はどのようにして始まったのかを知らないと」 ーーー...
地球は、人間受肉の最初の段階のスタート地点ではない。一般にこの地球よりもっと低い世界で人間時代は開始されている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー動物はどこから知性を引き出して来るのですか。知性は動物の魂の特性をなしているようですが。「宇宙の知的要素から引き出してくる」 ーーーそれでは人間の知性も動物の知性も、一つの同じ本源から生まれて来るわけですか。「そうである。ただ人間の場合は、獣性を超えた上方を指向するよう、知性が上等につくられている」 ーーー既述の回答でこう言われました。人間の魂は初源において、赤ん坊のようなものだ、知...
人間には肉体がある。この肉体が人間を動物にしばしば引き下ろすのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー高級の世界では、動物は神についての知識を持ちますか。「いや、もたない。人間が動物にとっての神である。霊達が以前は人間にとっての神々であったように」 ーーー高級の世界の進歩した動物でも、動物は常に人間の劣位にあるということですが、これはいかにも神は永遠の劣等者に動物を始めからおとしめて創造しておられることで、神の御業にみられる計画と進歩の統一性とは一致していないように思われるのですが。「あ...
動物には罪の償いということは存在しない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー動物の行動には自由意志が伴っているのですか。「動物も、諸君等が考えるような、単なる機械ではない。但し、その行動の自由と申しても、彼等の欲求に束縛されており、人間の場合の自由と比較するわけにはいかぬ。人間に比し、はるかに程度が低いわけだから、人間と同様の義務を持つわけではない。動物の自由とは、その物質生活の行動に制約されたものである」 ーーーある種の動物に備わる、人間の会話に似たあの適性は...
動物と人間について、地上の哲学者達はいろいろな意見が分かれており、人間は動物の一つだと言い、動物性が人間であると言う。これらはすべて間違っている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー動物と人間を、知性の面で比較する時、この間に明確な境界線を引くことは難しいように思えます。動物の中には、一部の人間よりも優れた知性を持つものがあること、これは周知のことです。両者間の確然たる境界線は可能なのでしょうか。「地上の哲学者達はこの問題については、色々と意見が分かれているようだ。ある者は人間は動物の一つだと言い、ある者は動物性が人間であると言う。これらはすべて間違っている。人間とは別...
植物は考えることをしない。単なる有機的生命である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自然界を動物・植物・鉱物の三つに分ける分け方を、どう思われますか。これにもう一つ、人間、を加えて四つとする自然学者もいます。また二つに分ける分け方があります、即ち有機質・無機質です。これらの中、その分け方が好ましいでしょうか。「これらはすべてよろしい。どれが最善かは、諸君等の観点による。物質という観点からすれば無機物・有機物、精神的観点に立てば、結局のところ四等級に分けられる」 ーーー植...
ーーー使命遂行のために霊が肉体をとった時、試練として使命を身に引き受けさせられた霊と同じように、不安を覚えるのですか。「そんなことはない。彼は道を開くに足る経験の成果を身につけているから」 ーーーもって生まれた天才によって人類の道を切り開く人物は、間違いなく使命をもっています。ところが彼等の中にも誤りを犯す人がいます。大事な真理に関することでも、重大な間違いを拡げたりする者が沢山います。一体そ...
人が為すことは何事によらず、予め運命づけられた使命の結果ではない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー日常の仕事は、私共には使命というよりも、義務と思われます。使命とは、現世的観念に従えば、自分のためでなく、普遍的な意味をもったものと思われます。この見地よりするとき、私共が地上に使命を担っていること、どうすれば確認できますか。「彼が成し遂げる結果の偉大さによって、彼の力で人々が成し遂げる進歩によって」 ーーー重要な使命を受けている者達は、出生前からそのように運命づけられており、またそのこ...
受肉した霊の使命とは、人を導き、進歩を助けること。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊に使命が与えられる場合、彼等は霊としてこれを遂行するのですか、受肉をしてから遂行するのですか。「そのどちらかの状態で使命を遂行する。使命によっては、霊のままで、大きな仕事を担っている霊がいる」 ーーーそのような霊が担っている使命とは、一体何ですか。「それは色々あって、口で述べるのは難しい。諸君等には到底理解出来ないようなものもある。霊達は神の御意志を遂行しており、諸君等がその神のご計画...
善霊は何事によらず、他の魂を助けて神に向かわせることに関心を示す。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は私共の学術や芸術の仕事に、関心をもち調べたりしますか。「霊は人間の進歩向上を示すものには、何なりとこれを調査する」 ーーー地上生活中、画家とか建築家とか専門職についていた霊は、そのような自己の好む方面の仕事に、依然として強い関心をもっていますか。「すべての道はローマに通じる。善霊は何事によらず、他の魂を助けて神に向かわせることに関心を示す。地上生活の中に特定の仕事に献身してきた霊は、...
至高の域に到達した霊は、神より直接指令を受け、これを宇宙の各面に伝え、その遂行を監督するとのこと。このような素晴らしい偉大な仕事が出来るようになりたいです。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は自己改善の仕事の外に、何かすることがあるのですか。「神の御意志を体し、宇宙の調和を生み出すために協同している。霊の仕事とは休む間のない仕事の連続である。しかし、地上の苦しい労働とは趣きが違っている。そこには肉体の疲労とか、肉体上の欲求からくる悩みなどはない」 ーーー低級未熟の霊も、宇宙のために役立つ仕事をしているのですか。「誰しも為すべき義務を負っている。最低の石工にしても、殿堂の建...
神は悪魔の呪いに耳を傾け給わず。人を呪う者は神の目よりすれば罪ある者である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー祝福の祈りとか呪咀は、目的の人物に対して、善とか悪の結果をもたらすのですか。「神は悪魔の呪いに耳を傾け給わず。人を呪う者は神の目よりすれば罪ある者である。吾々は善と悪、二つの相反するものの影響を受ける。されば呪いは一時の行為である。しかし、この行為も神のご意志によらなければ決して起こるものではない、呪われた当人の大きな試練としてでなければ。しかも、呪いは通常悪人に向けられ、祝福の祈りは善人に...
ーーー悪人は、その支配下にある悪霊の力を借りて、人に害悪を加えることが出来ますか。「いや、神は左様なことを許し給わない」 ーーー他人に魔法をかける人物がいまして、その力が信じられていますが、これは何と考えたらよろしいですか。「中には、強力な磁力の所有者があって、その魂が良くないため、この磁力を悪用している者があるやも知れぬ。この場合には、本人は悪霊達の後援を受けているかも知れない。しかしながら...
悪事をしたいと望む者は、その思いだけで、邪悪霊の協力者をおびき寄せることになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー邪霊と契約を結ぶということが出来るという話ですが、これは本当ですか。「そんなことはない。契約などは存在しない。しかし、邪霊と邪悪な心との間には共感が存在する。例えば申してみよう。今ある人が隣人を苦しめたいと思いながら、どうしたらよいか方法が分からないでいるとしよう。このことは、その者と同じく悪をなしたいと思っている低級霊をおびき寄せることになる。この低級霊は、その者の悪巧みの実行を助ける代わ...
戦争中に倒れた人々の魂の一部は、死後も戦い続ける。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー戦争中に倒れた人々の魂はどうなるのですか 。死後引き続いて戦闘をやり続けるのですか。「一部の者は戦い続ける。また、そのまま止めてしまう者もいる」 [注解] 戦死した者の場合、これは事故死の場合と同様、最初の間は何が何だか分からない、丁度目を回したような状態である。自分の死を意識していない、生きていると思い込んでいる。徐々にではあるが、それから自分が一体どうなったのかが分かり始める。&nbs...
戦闘中の霊達は、やれやれ!と鼓吹し、援助している。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー戦闘中には、それぞれの個を援助している霊がいるのですか。「いる。やれやれ!と鼓吹こすいしている霊達がいる」※鼓吹・・意見や思想などを盛んに主張して、他人に吹き込んでいくこと [注解] 古人は一国に味方をする神々を考えていた。これら神々も結局は霊なのである。 ーーーどの戦争でも、正しいのは片方です。どうして霊が正しくない側の味方をするのですか。「ご承知の通り、争いや破壊を好む霊達がいる。...
今回の自然現象の創造における霊の作用の中の大自然については、心が震えるほど大感動でした。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自然現象を司る霊達は、霊界でも特殊の部類をなすのでしょうか。別個に存在するとか、あるいは、私共のように肉体をとって生まれることのない霊であるとか。「彼等とても肉体をもつことがあるだろうし、ないしは、これまでに肉体をもったこともある霊である」 ーーー霊界での階層から申しますと、このような霊は高級ですか、それとも低級なのですか。「その仕事が物質的なものか、知的なものか、これ次第である。ある霊...
物事にはすべてことわりが存在する。何一つ神の御許しなくして生じるものはない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自然現象、それは元素の攪乱とでも申しますか。あれは偶然の因によるのですか、それとも神のご意図に基づくものですか。「物事にはすべてことわりが存在する。何一つ神の御許しなくして生じるものはない」 ーーー自然現象の生起は、人間と何らかの関わりがあるのですか。「人間と直接関わっていることもある。しかしながら、自然が物理的な力の平衡と調和を回復しようとする、その目的によって生起していることの方が多...
何か良いことが起こった時は、先ず、神に感謝申し上げよ。何一つ神の許しなくば起こるものではない。次に神の代理人である善霊達に感謝しなさい。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は、甲の災難を乙に転ずることが出来ますか。「ある限られた範囲においてのみ可能である。何となれば、、天意によって諸君に降りかかる不運というものがあるから。しかし、霊は辛抱と忍従でそれを耐えるように諸君を導くことで、諸君の災難から学ぶところがあるのである。また、不幸を回避したり、小さくしたりするのは、諸君自身に依存することの方が多いこと、これを知って貰いたい。神は諸君に知性を与え給うておる、こ...
悩み事を作り出す霊達の動機は、個人的な恨みの場合と単純な悪の楽しみの両方がある。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー悪意の人物が、ある人に弾丸を発射します。それは間一髪、すれすれに通過します。この場合、その弾丸は善意の霊の作用で外されたのですか。「狙われた人物がいての弾丸に当たる運命になければ、善意の霊は弾道をよけるよう本人に暗示を与えるとか、または狙いが外れるよう、その敵の目を狂わすとかしたでしょう。何となれば、弾丸は発射されれば、必ず弾道とおりに進むのであるから」 ーーーある聖徒物語にあるように、...
人生の出来事に及ぼす霊の影響という内容ですが、自然の法を踏み出して、霊が作用するということはないとのことです。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人生の出来事に霊は影響を及ぼしますか。「左様、間違いなく、霊は諸君等に助言を与えるものである」 ーーー私共の心に影響を及ぼす以外にも、何か影響を与えるのでしょうか。例えば、何か事件に直接作用を及ぼすとか。「それはある。しかし、自然の法を踏み出して、霊が作用するということはない」 [注解] 我々は霊の作用というと、とてつもない現象というふうに思いがちである。奇跡を起こして援助を与えるとか...
虫の知らせというのは、諸君の安全を願う霊魂から、諸君に伝えられる個人的な助言である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー虫の知らせは、守護霊からの警告なのですか。「虫の知らせというのは、諸君の安全を願う霊魂から、諸君に伝えられる個人的な助言である。これはまた直感、本能の声と言えるかも知れぬ。と言うのは、霊は肉体をとって生まれる前に、自分の新しい人生の大様を知るーー即ち、彼がまさに経験することになる試練の種類などを知る。それが際立った性格を持っている時、彼は内心にその印象を刻み付ける。この印象である本能の声は、...
集団の守護霊は、個人の場合と同じく、集団の進歩程度に見合っている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー善霊にしろ悪霊しろ、私共の日常生活で更に緊密に接触したい目的で、肉体をとって生まれるということがありますか。「しばしばそういうことがある。しかしそれよりも、目指す本人と共感する人間に、この使命を委託することの方が多い」 ーーー保護と助力の目的で、一家族の全員についている霊がありますか。「そのような霊も中にはいる。一緒に住んでいて愛情で結ばれた家族についている霊だが、その家族が仮に栄えても...
悪霊は、目指す犠牲者を一層うまく屈服させるために、悪人達を利用するのである。神はこのことを諸君等の試練のために許し給うている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー<親しい霊達>とは、<共通する霊達>や<守ってくれる霊達>と同じものですか。「守ってくれる霊といい、共感する霊といい、その数は大変に多い。これらにどんな名を付けようとお好きなように。しかし<親しい霊>ということになると、家族の知人達とでもいうところである」 [注解] 人に接触をもつ霊について、上記の説明と霊の本質から観察する時、下記ように推論できる。守護霊とは、生涯を通じて本人の進歩向上を...
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「我意と神から来る直観とは全く違ったものです。それを見分けるには、先ず何よりも、我を捨てることです。感情的なもの、欲望を去ることです。不統制の感情、これが直観を妨げる大敵です。波立つ水は影をこわし、何も映すことは出来ません。静かなる水面は、正しくその影を映します。同じ事です、よく統制された静かな平和な魂には、霊的世界が映ります。これが直観、内面の知です。神からの使者、天使達は、皆さんを助けるために...
「無言の友が、貴方の傍に居ます、霊の姿で、彼等は貴方の悩みも喜びも、また、あなたの魂の求めるところも、知り抜いています。一人っきりと、貴方は思っていても、貴方は一人ではないのです。魂の友、貴方の愛する者は、貴方の傍に立っています。一人と感じるのは、貴方が現実の生活で一人っきりであったり、またそういう意識を持つからです。貴方の霊はそんな枠を乗り越えて、愛する者と一つになることは可能なのです。ただ、そ...
「民族間、国家間の誤解や衝突によって、人間の心の平和も、信頼関係も閉ざされています。しかし、地上の人を超える視力でものを見る時、人間は内的には驚くべき成長を遂げつつあるのです。宇宙の星々の霊団から、地上に向けて、光明と愛の光線が投射されております。皆さんは、愛について語り合うことがありますね。しかし、高い世界から放射される愛の本当の力や秘密については、殆ど判っていません。そのような愛と光明と慈しみ...
「霊師達は、何よりも、皆さんが神に素直に身を委ねることを求める。と申しても、決して貴方の人生を苦労なしにしてやろうとか、目を開き意識を高めるに大切な人生勉強をなしにしてやろうとか、そういう事ではありません。心に善意を持ちなさい。素直になりなさい。進んで悩みも重荷も、貴方を見守り導いてくれる霊的な愛に委せてしまいなさい。無私の、援助を求める声があるところ、必ずや吾々はそれに応えることが出来ます。他者...
「地上にも、他界にも、霊師達が居られます。これら諸霊は、更に偉大な霊師達と結んで、宇宙に一大組織を形成しておられ、生命の諸階層で活動しておられます。この組織を大ホワイト霊団と申します。これら霊師達は、過去に様々の苦難をなめ、霊性を清められた結果、その輝きが神の使徒に相応しいホワイト(白色)となられたわけです。霊師達は、静寂の中に、いつも皆さんを待ち受けて居られる。もし出来ることなら、皆さんの目を開い...
「第二のことは、感謝です。神への感謝の念を絶やすことのないよう。これが完全な生に至る秘訣です。神への感謝の行いによって、人は神と道交するものですから。この世に生まれたことを神に感謝しなさい。この世に生を享け、そのおかげで貴方は神性発揮に歩一歩近づける、この事に感謝しなさい。決して一日一日をぼんやりと過ごすことのないよう、生活の一つ一つにその意義を学び取るようにして生きなさい。泥まみれになることが人...
「昔、東方の賢人達が星の導きで、イエスの元に至りました。もし貴方がその星に至りたいなら、どうしても胸に温めて貰いたい二つの事があります。許しと感謝、これです。これが天国の門を開く鍵です。いとも単純な鍵、この教訓を身に付けぬ者は、誰一人天国の門をくぐることは出来ません。イエスは申しました『私達に背く者を私達が許すように、私達の過ちも許し給え』と。許すことは難しい。しかしどうしても人が学び取らねばなら...
「貴方の内に宿る神性に気付く事は、何ものにも勝る霊的経験です。それは貴方の霊的諸媒体の浄化に役立ちます。ひるがえって、貴方の肉体の健康にも有効なのです。人間は四六時中、自分の乗る車ーーーつまり肉体・幽体・霊体などの媒体ーーーの浄化をすすめる事が出来ます。それが貴方の未来の地上生活や他界での生活の有り様を決定します。生命の幾段階が、神の子である貴方を待ち受けています。盲目ではその美を見ることは出来ず...
「皆さんは霊的進歩の道を選びました。そこで毎日こう祈っています、「神よ、私を見捨てないで下さい。私がつまずくことのないように、誘惑に会うことがないように。神よ、私に力を、悪魔のささやきにも挫けぬ力をお与え下さい」と。それにも拘わらず、貴方がたはつまずき、しばしば悪魔の世俗のささやきに負け、神の道を、愛の道を見捨ててしまいます。なぜ、魂はこうした誘惑に耐えねばならないのでしょうか。その答えは簡単、試...
「常に、心の静穏を保つように努めなさい。心から争いと恐怖の思いを消しなさい。これは、愛を学ぶにつれ、出来るようになるものです。師を求めて荒野へ行った、ある新入りの信者の話があります。師はその者を受け入れこう言いました。入門者はすべて、絶えず霊的進歩を目指す強い心構えがなければいけないと。この新入りの弟子は、人並み以上にそうした強い願望を持っていました。しかし唯一、一番大事なものを欠いていました。つ...
「人は神秘を学べば、何か道が開けると思いがちです。だが、霊的神秘は言葉で魂に伝わるものではありません。それは行為です。貴方がその神秘に触れるための行為によるのです。世の全ての書を読み、知識を知り尽くしても、人は依然無力です。それに至る道は唯一つ、日常の貴方の生活如何です。どんなに願い、憧れ、欲求しても無駄です。肝心なのは人類への現実の奉仕です。それがつまらない床掃除であったり、人の嫌がる仕事であっ...
「魂の試練は四種類あります。それは人間の霊的要素と関係しています。第一は『水』の目覚めです。この試練を経る者は『水』の要素を獲得したわけで、その日以後、感情の統制者となります。第二段階は思考の統制です。真と偽、黒と白、表と裏、高い心か低い心かを見抜く思考の修練です。これは『空』の目覚めで、これを経て心の見分け方を身に付けます。次に『火』の目覚め、これは愛の訓練、愛の力の聡明な使い方の修練です。最後...
「個人の問題も、人類の問題も、その回答はすべて、神の意に身を委ねるところにあります。貴方の内在の声『神の意なさるべし』これに従うところにです。しかし、人が神の意のままに従うことはなかなか難しいことです。人は未だ霊的進歩の途上にあるわけですから。それに、自己の力を過信している場合は、とりわけ難しい事です。神に仕えようと思う者は、誰しも重荷と試練に耐えねばなりません。それは、貴方が多くの魂の役立つ者と...
「人の師たること、救世者たること、その資質は限られた少数の人だけのものではありません。神の子はすべて、内にその可能性を秘めています。そして、貴方がたこそ、その神の子、人の師、救世者たり得る資質をもつものです。貴方には自由意志があります。貴方は霊性の開顕に必要な最高な状況に置かれています。それは貴方が神の偉大な計画の部分だからです。一粒の種子の中に、やがて花開く、花のすべての美が隠されています。種子...
「夜空に目を向ければ、広大な星空の拡がりに目もくらみます。しかし、人は空のほんの外側を見ているにすぎないのです。大空の星の一つといえど、一つの偉大な魂ーーー神と私達は呼びますがーーーその指揮下にあるのです。神は星々の命、その活動をみそなわし給う。この太陽系にある無数のもの、それは神の愛の通路です。それらもまた奉仕に生きることによって、同じ愛と同胞性の真理を表現しています。一枚の蝶の翅を思ってみられ...
「貴方が病気の時、また、貴方の愛する者が病んでいる時、貴方は自分の霊を高めて、キリスト、その輝く存在に触れることも可能です。本当にこれが出来さえすれば、一切の病気も痛みも治癒します。キリスト神霊は医師です。キリスト神霊はイエスを通じて、これを行ってみせました。この創造主の治癒力は、今もなお示され続けております。貴方は明日のことが気になりますか。行くべき道が分からないのですか。怖くて一歩が踏み出せな...
「救済とは、特定の一人の人物を信じることではなく、人間内在のキリスト神霊の目覚め、その愛の働きによるものです。この愛は同胞と戦うことを禁じます。隣人を踏みつけにすることを禁止します。逆に、言葉で行為で、親切や思いやりを勧めます。ーーー日常を神のために、上方の、周りの、また内なる栄光を感じつつ、生きるように奮い立たせます。これがキリストによる救いです。かつてイエスは弟子達に申しました。聞く耳を持つ者...
「どうしたら、人は、宇宙にあるキリストの生命と力を、自分のものとすることが出来るのでしょうか。善人ならば死んでから会える、キリストとはそんな遠い存在ではありません。キリストは、目の前に存在する力であり智です。現に、キリストは貴方の友であり、貴方の兄弟です。もし貴方が望むならばですが。また、キリストは救世主でもあります。と申しても、私共は人間の主イエスのことを言っているのではありません。この地上の生...
「霊界の上に『光の宮』があります。魂が再生するのはこの境からです。しかし、地上で奉仕の苦闘生活を終わって後、この境で、長期に渡る至福の生活を続けることも可能です。其処の滞在期間については各別の決まりはなく、また、地上への再生も強制されません。しかし終局においては、再生することが生命の法則です。魂がある段階まで成長しますと、目覚めというか、刺戟が起こり、きびすを返して再生する決断をします。それは更に...
「地上生活中に、人は宮居を建設しています。先ず第一に、日々の食物と呼吸する空気とで肉体をつくります。同時に、日常の欲求・情緒・好みによって幽体を建設します。その思想・想像・祈り・向上心・真我の直観を通じて、霊体を建設しています。秀れた霊視能力者なら、これら諸媒体は、オーラとして見ることが出来ます。幽体は肉体に滲透しつつ、その周りを取り巻いており、色彩をもっています。その色は人により、美しく洗練され...
ーーー宇宙空間は無限ですか。それとも有限ですか。「無限である。境界があると考えてみよう。ではその境界の向こうに何があるだろうか。こう考えていくと何もかも分からなくなる。しかしながら、これ以外にどう考えたらよろしいか。従ってどう考えてみても、無限という観念に行き着く。唯この無限という観念は、人間の小さな頭では、とても理解できるものではない」 ーーー絶対の真空というものが、どこかの空間に存在するの...
ーーー鈍重さは物質の本性ですか。「その通り。但し、それは人間が知っている物質の本性であって、宇宙的液状体としての物質の本性ではない。このエーテル的で精妙な物質は、人間からみると重さはない。しかし、これは物質の原理である」[注解]鈍重性は相対的な性質である。宇宙諸天体の引力空間の彼方には、重さなどというものはない、そこに上も下もないように。 ーーー物質は一つの要素からできているのですか、それとも幾...
ーーー霊と物質は別物ですか。それとも、霊は物質の持つ諸性質の単なる一つにすぎないのですか。たとえば、色は光の、音は空気の、それぞれ一性質でありますように。「霊と物質とは全く別物である。しかし、霊と物質の結合があって初めて、物質に知的活動が与えられるのである」 ーーーこの霊と物質の結合は、霊の発顕はつげんにも必要なのですか。(ここで言う霊とは、抽象的に知的原理の意味であって、個性をもった霊魂の意...
ーーー物質は神とともに、永遠より存在したのですか。あるいは、ある時期に創造されたのですか。「神のみが知り給う。しかしながら唯一つ、諸君の理性に訴えて言えることは、愛と慈悲の源泉である神は、一時も休まれることがないということ。いかに深く、神の活動の始原にさかのぼって想像をたくましくしても、いやしくも神が一瞬たりとも、その活動を停止なされたことがあり得ようか」 ーーー物質の一般的な定義として次のも...
ーーー人間は、未知なものの神秘を明らかにする日が来るのでしょうか。「もし人間が浄化を遂げるなら、神秘の扉は一部分開かれるであろう。しかし、あるものに限って、これを理解するには、いま人間に備わっていない能力が必要とされるであろう」 ーーーでは、科学が進歩しても、人間は大自然の神秘の一部を知ることが出来ないのですか。「科学的能力は、人間の進歩の手段として、人間に与えられているものである。しかしそれ...
ーーー神とは、宇宙と別個に在るものですか。また一説によると、神とは宇宙のもつ力と知の結果生じたものと言っていますが、そうですか。「後者の説が本当とすれば、神はもはや神ではない。神が結果であって万物の原因ではないということになるから。神が結果であり、また同時に原因でもあるという筈はあるまい。神は実在する。これを疑ってはいけない、これが一番の基本点である。またこれ以上に出てはならない、出れば迷路に入っ...
ーーー神の本質を人間は知ることが出来ますか。「それは出来ない。人間にはそれを理解する感覚が欠けている」 ーーーでは、神の神秘を理解できるようになりますか。「心の目が物質で曇らされなくなって、進歩して神に近づけば、神を見、神を理解するようになろう」 ーーーもし、神の本性を知ることが出来なくても、神の相貌のいくらかを理解できるようになれましょうか。「ある程度はできる。人が物質を超越していくにつ...
ーーー物が形成された第一原因は、物質の本性の中にあるとは言えませんか。「もしそうだとすれば、物質の本性の原因は何かということになり、常に他に第一原因がなければならない」 ーーー物の形成の第一原因は、物質が偶然に結合したという、いわば偶然説がありますが、これは如何でしょう。「これも愚説である。常識のある人なら、偶然を知的動因と考えることが出来ようか。偶然とは何か。そのようなものは存在しない」&nbs...
神について(神と無限)ーーー神とは何ですか。「神とは至上の英知、一切の第一原因である」 ーーー無限とは何ですか。「始めもなく、終わりもなく、未知なるもの。未知なるものはすべて無限である」 ーーー神は無限と言ってよろしいですか。「それは完全な定義とは申せない。人間の言葉は有限であり、人智を越えるものを定義することは難しい」 ーーー神の存在の証拠は何でしょう。「結果があるからには、必ず原因...
ーーー現段階では心臓移植は必ず失敗に終わると考えてもよろしいでしょうか。「実験そのものは成功するケースもあると思います。ただ私が気がかりなのは、実験そのものが霊的にみて間違った方向へ進みつつあることです。その方向は人間の幸福のために献身すべき人が選ぶべき道ではないということです。現段階のやり方では健康は得られません。健康とは調和状態のことです。今の医学者のやっていることは一時的な部分品の継ぎ合わせ...
ーーー霊的観点から見て心臓移植をどう思われますか。「何ごとも動機が大切です。移植が純粋に生命を永らえさせるためである場合が確かにあります。が、実験を重ねていくうちに実験そのものの興味が先行して肝心の目的を忘れている場合があります。興味本位で無抵抗の動物を残酷な実験に使用することは、霊的観点から言うと褒められた行為ではありません。人間の健康は残酷な行為からは得られません。これまでナゾとされている大自...
ーーー死体は火葬にした方がいいでしょうか。「絶対に火葬がよろしい。理由にはいろいろありますが、根本的には、肉体への執着を消す上で効果があります。霊の道具としての役割を終えた以上、その用のなくなった肉体のまわりに在世中の所有物や装飾品を並べてみたところで何になりましょう。本人を慰めるどころか、逆にいたずらに悲しみや寂しさを誘うだけです。人間は、生命の灯の消えたただの物質となった死体に対してあまりに執...
ーーー病気は教訓として与えられるのだとか人間性を築くためだとか言う人がおりますが、本当でしょうか。「言っていること自体正しいのですが、
ーーー例えば脳神経に異常をきたしてノイローゼのような形で自殺したとします。霊界へいけば脳がありませんから正常に戻ります。この場合は罪はないと考えてよろしいでしょうか。「話をそういう風に持って来られると、私も答え方によほど慎重にならざるを得ません。答え方次第では私がまるで自殺した人に同情しているかのような、あるいは、これからそういう手段に出る可能性のある人に口実を与えていることになりかねないからです...
別の日の交霊会では、親戚の者が自殺をしてしまったという人からの投書が読み上げられた。その最後に「自殺行為は霊的進歩の妨げになるのでしょうか」という質問があった。これに対してシルバーバーチが「もちろんです」と答えると ーーー神は耐え切れないほどの苦しみは与えないとおっしゃったことがありますが、自殺に追いやられる人は、やはり耐え切れない苦しみを受けるからではないでしょうか。「それは違います。説明の...
ーーー自殺者は死後どのような状態に置かれるのでしょうか。「それは一概には申し上げられません。それまで送ってきた地上人生によって異なるからです。開発された霊的資質によって違ってきます。魂の発達程度によって違ってきます。そして何よりも、その自殺の動機によって違ってきます。キリスト教では自殺をすべて一つのカテゴリーに入れて罪であるとしておりますが、そういうものではありません。地上生活を自分で勝手に終わら...
ーーーこの方は現在の自分の置かれている状態が不当だとおっしゃりたいようです。「分かっております。地上の人間は時として物事を逆さまに見ていることがあります。極めて不完全な知識でもって判断しようとされます。人間にも一定範囲の自由意志が許されており、それを行使していらっしゃいますが、誰一人として自然の摂理から逃れられる人はいません。物質の世界から霊の世界へ移ったからといって、それだけで魂に課せられた責任...
大きな悩みを抱えて自殺まで考えている男性から投書があり、シルバーバーチ霊は自殺行為をどう観ているかを聞いてみて欲しいとあった。投書が読み上げられるのを聞いてシルバーバーチはこう語った。「事態を改善するよりも悪化させるようなことは、いかなる魂に対してもお勧めするわけにはまいりません。自殺行為によって地上生活に終止符を打つようなことは絶対にすべきではありません。もしそのようなことをしたら、それ相当の代...
ーーーインディビジュアリティがパーソナリティのひとかけらなのですか。それともその反対ですか。「パーソナリティがインディビジュアリティのひとかけらです」 ーーーみんなグループソウルに属しているとなると、仲間の良い体験の恩恵をこうむると同時に、良くない体験の悪影響も忍ばねばならないのでしょうか。「その通りです。それが全体に寄与するのだと思えば、それも有難い体験です」 ーーーということは、私が今...