科学は人間を「機械」と見なしますよね? でもそれじゃあ人間を誤解することにしかならないと思いません? 医学にもパラダイムシフトがあり得るかもしれませんね。
「医学は人間を差別する体系」であると言うと、驚きます? でも異常な人間なんてただの一人たりとも存在し得ませんよね? そのことを時に「論理的」に、時に事例をもちいて「実地」に、確認したりしています。
前回、異常なひとなど、ただのひとりも、この世に存在し得ない、ということを確認しましたよね。 〈参考:その回はこちら。〉 それは同時に、こういうことを意味します。 この世に、「理解不可能なひと」など、ただのひとりも存在し得ない、って。 でも医学は、この世に「理解不可能なひと」が存在するということにしてやってきました。たとえば、統合失調症と診断されてきたひとたちはどうですか。やれ、「人間の知恵をもってしては永久に解くことのできぬ謎だ」「了解不能」だと言われてきたのではありませんか。 かつてクルト・コレは、精神分裂病〔引用者注:当時、統合失調症はそう呼ばれていました〕「デルフォイの神託」にたとえた。…
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