秋雲が走る 俳句を作るとき、この ような題材を詠むことは結構ある このとき「秋雲が走る」ことを、一物仕立てで詠むこともいいが 主語(秋雲)と述語(走る)を断ち切って、二物取り合わせにすることもできる ①まずは、 主語(秋雲)と述語(走る)を断ち切る 秋雲 / 走る ② ...
初心者にも分かる俳句の作り方、コツ、ポイントなどを紹介しています。 初心者につまづきやすいポイントや注意点なども記事にしますので、俳句を作る際に役立つと思います。
「出(い)づ」と「出(い)ず」の、2つの表記がありますが 文語で俳句を作るときは「出(い)づ」を使います 「出(い)ず」は、歴史的仮名遣いの「出(い)づ」を、現代仮名遣いに従って表記したものです 歴史的仮名遣いの「出(い)づ」を、無理やり現...
パッと希望の音数の季語がさがせる: 音数からの「季語」検索本 12,500語の季語が音数順に並べてある本です 「俳句の音数がうまくまとまらない」 と悩んでいる人は、ピッタリの音数の季語が探せます 「歳時記で希望の音数の季語をさがすのは大変」 と思っていた人は、簡単に季語が探せ...
俳句を作っていると、周りからの評価は必ずあります 最初のうちは「悪い」という評価を受けることが多いかもしれません そんな時、「どうして?」「なぜ分かってくれないの?」と納得できない気持ちになることもあるかもしれませんが そのような感情を持っても意味がないので、他人の評価は...
俳句で使われる「来(こ)ぬ」「来(き)ぬ」ですが、それぞれの意味は違います 意味 構造 来(こ)ぬ 来ない 「来」の未然形 「来(こ)」...
俳句を作るとき 五・七・五のそれぞれの最初(最後)を、母音で合わせるか、ア行カ行などの行で合わせると リズムや響きの良い俳句が作れることがある 例句で見てみよう 紫 陽花の 雨 に女を た づねけり ↓ ↓ ↓ ...
助詞一つで、印象は大きく変わる 助詞を一つだけ変えた次の句を見比べてみよう 秋の風火口 へ 落つる砂の音 秋の風火口 を 落つる砂の音 助詞が一つ変わっているだけだが、印象は大きく変わっている だから助詞の一つもおろそかにせずに作りこまなければいけない 推敲す...
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秋雲が走る 俳句を作るとき、この ような題材を詠むことは結構ある このとき「秋雲が走る」ことを、一物仕立てで詠むこともいいが 主語(秋雲)と述語(走る)を断ち切って、二物取り合わせにすることもできる ①まずは、 主語(秋雲)と述語(走る)を断ち切る 秋雲 / 走る ② ...
「角川俳句大歳時記」には熊が季語として採用されていて、熊の子季語には、羆(ひぐま)、月輪熊(つきのわぐま)、北極熊、白熊などが掲載されている 1 ) 北極熊(白熊)は北極圏およびその周辺に生息する熊で、日本では見られないのに、 なぜ季語として掲載されているのだろ...
「俳句季語よみかた辞典」に「打鱈(うちだら)」という季語が紹介されています 1 ) 解説には「打鱈のこと」としか書かれていないため、意味が分かりません 鮭を棒で打って獲る「鮭打」という漁があるので、それに似た漁のことでしょうか? 気になったので調べてみた...
「鴬音を入る」という季語がある 「入る」は「入れる」の文語形 意味は「繁殖期を過ぎた晩夏に、鶯が囀りをやめること」 「俳諧秘事大全(明 26 年)」では、すでに季語として採用され、現在も各種歳時記に掲載されている 1.2.3.6 ) この季語について疑問...
俳句を作っていると、原因と結果の散文になってしまうことがよくある 小学校のころから、このように文を書いてきたのだから仕方ない 次の俳句は、原因と結果の典型的な例 アジサイが 雨粒まとい 輝けり (原因) (結果) もしこのように、 原因と結果の俳句になっ...
「鶯」は春の季語、夏になると「夏鶯」になる この夏鶯の子季語に「老鶯、鶯老を鳴く」などがあり 多くの歳時記やサイトでは意味を、「夏に声の衰えた鶯」と紹介している 1.5.6 ) ただ、夏鶯の子季語には他に「乱鶯」があり こちらの意味は、「乱れるように...
俳句では散文はよくないと言われる 分かってはいるが、散文になってしまうから皆悩んでいる このとき、大きな単語のブロックを入れ替えたり、単語自体を変えたりして 散文を解消する努力をするのもいいが 助詞を変えるだけで 散文が直ることがある まずは、それを試してみよう 次の文は、助詞を...
早稲(わせ)・中稲(なかて)・晩稲(おくて)という季語がある どれも秋の季語 その早稲の子季語に「室の早稲」、晩稲の子季語に「室の晩稲」を紹介している歳時記があるが 1.2 ) ここでの「室」は何を指しているのだろうか? 室咲き、室の花があるように、温室の育苗を指...
俳句の作り方の一つを紹介する 二つの短文を結合させると、面白い俳句が作れることがある 「季語が○○」という 短文 と、「季語が××」という 短文 を結合させる 例えば「梅」の俳句を作るとしたら、 「梅」を主語にして 二つの短文を作る ①梅が香りを流す ②梅の花が咲く 作れたら、...
歳時記には「熊」が冬の季語で掲載されている 1.2.6.7.8 ) 熊は冬の期間は冬眠をしていて、一般には見ることはないのに、なぜ冬の季語にされているのだろうか? 熊の目撃情報が多いのは春から秋 熊が多く目撃されるのは春から秋 特に多いのは夏...
「おざなり」と「なおざり」は、それぞれ意味が違います。 「おざなり」は、その場の思い付きなどの適当な言い訳や発言をすること。 「なおざり」は、いいかげんにしておくさま。あっさりしているさま。 何となく似たような言葉ですが、意味は違いますので 使う際は、間違えないよ...
「俳句季語よみかた辞典」に「友鹿(ともじか)」という季語が掲載されています 1 ) 意味は、友をつれた鹿。 動物の季語では、動物の名前の前に「雄」「雌」「つがい」といった言葉をつけることはありますが 「友」という語を付けた言葉は見たことがなかったので...
「道」「路」「道路」は、それぞれ意味が違います 意味 例 道 古来より自然発生的に生じた、人や車などが往来するためのところ 道と呼ばれるものの総称 ...
夏の終わりを意味する「夏の果」という季語があります この関連季語として「夏を追う」が紹介されていますが 紹介する本はどれもその意味を書いていません 1.2.3.4.5 ) なぜ、夏の終わりを「夏を追う」というのでしょうか? 「追う」は追い払うや...
比喩や例えは、思い切って大きな表現をしよう 花の幹大河流るる音したり 上の句は「花の幹に音がした」という一文がもとになっているが その音が、「大河が流れるような音」だと、大きく表現をしている 例えを使うのなら、このように大きな表現をしてみよう ...
季語の無い俳句を作っても良いのですか?という質問があります 作っても大丈夫です 俳句には絶対に季語を入れなければならないというルールはありません 季語を入れるか入れないかは、作者の自由です 句会などで無季の句が出ると、季語のないことだけを指...
4段階の手順を踏んで、簡単に俳句をつくる方法 ①季語を選ぶ ②季語につながる語(述語)を選ぶ ③述語につながる語を選ぶ ④ ①~③の言葉で俳句を作る 具体的にやってみる ①季語を選ぶ 例えば 「水引草」 を選ぶ ②季語につながる語(述語)を選ぶ 助詞の...
俳句を創っていると、次のように12音だけが先に決まるということがあります 〇〇〇〇〇 眼鏡曇って 雨が降る このとき、上五に5音の季語や、4音 + 「や」の季語を入れようと考えるのですが、実際に5音や4音の季語を歳時記から探そうとすると、手間がかか...
①「旧字体(旧字) ・ 新字体(新字)」 ②「旧仮名(歴史的仮名遣い) ・ 新仮名(現代仮名遣い)」 ③「文語体(文語) ・ 口語体(口語)」 それぞれの言葉の意味と表記の違いを書きます 言葉がいつも混同してしまう、という人は参考になさってください...
したたかに 水をうちたる 夕ざくら 上の句は、「したたかに」という形容動詞で一句を飾り立てている 形容詞や形容動詞は使わないほうが良いと言われるが、このように形容動詞を使っても素晴らしい俳句はある 参考にして俳句を作ってみよう 【参考にする方法】 例句は 「夕...
秋雲が走る 俳句を作るとき、この ような題材を詠むことは結構ある このとき「秋雲が走る」ことを、一物仕立てで詠むこともいいが 主語(秋雲)と述語(走る)を断ち切って、二物取り合わせにすることもできる ①まずは、 主語(秋雲)と述語(走る)を断ち切る 秋雲 / 走る ② ...
「角川俳句大歳時記」には熊が季語として採用されていて、熊の子季語には、羆(ひぐま)、月輪熊(つきのわぐま)、北極熊、白熊などが掲載されている 1 ) 北極熊(白熊)は北極圏およびその周辺に生息する熊で、日本では見られないのに、 なぜ季語として掲載されているのだろ...
「俳句季語よみかた辞典」に「打鱈(うちだら)」という季語が紹介されています 1 ) 解説には「打鱈のこと」としか書かれていないため、意味が分かりません 鮭を棒で打って獲る「鮭打」という漁があるので、それに似た漁のことでしょうか? 気になったので調べてみた...
「鴬音を入る」という季語がある 「入る」は「入れる」の文語形 意味は「繁殖期を過ぎた晩夏に、鶯が囀りをやめること」 「俳諧秘事大全(明 26 年)」では、すでに季語として採用され、現在も各種歳時記に掲載されている 1.2.3.6 ) この季語について疑問...
俳句を作っていると、原因と結果の散文になってしまうことがよくある 小学校のころから、このように文を書いてきたのだから仕方ない 次の俳句は、原因と結果の典型的な例 アジサイが 雨粒まとい 輝けり (原因) (結果) もしこのように、 原因と結果の俳句になっ...
「鶯」は春の季語、夏になると「夏鶯」になる この夏鶯の子季語に「老鶯、鶯老を鳴く」などがあり 多くの歳時記やサイトでは意味を、「夏に声の衰えた鶯」と紹介している 1.5.6 ) ただ、夏鶯の子季語には他に「乱鶯」があり こちらの意味は、「乱れるように...
俳句では散文はよくないと言われる 分かってはいるが、散文になってしまうから皆悩んでいる このとき、大きな単語のブロックを入れ替えたり、単語自体を変えたりして 散文を解消する努力をするのもいいが 助詞を変えるだけで 散文が直ることがある まずは、それを試してみよう 次の文は、助詞を...
早稲(わせ)・中稲(なかて)・晩稲(おくて)という季語がある どれも秋の季語 その早稲の子季語に「室の早稲」、晩稲の子季語に「室の晩稲」を紹介している歳時記があるが 1.2 ) ここでの「室」は何を指しているのだろうか? 室咲き、室の花があるように、温室の育苗を指...
俳句の作り方の一つを紹介する 二つの短文を結合させると、面白い俳句が作れることがある 「季語が○○」という 短文 と、「季語が××」という 短文 を結合させる 例えば「梅」の俳句を作るとしたら、 「梅」を主語にして 二つの短文を作る ①梅が香りを流す ②梅の花が咲く 作れたら、...
歳時記には「熊」が冬の季語で掲載されている 1.2.6.7.8 ) 熊は冬の期間は冬眠をしていて、一般には見ることはないのに、なぜ冬の季語にされているのだろうか? 熊の目撃情報が多いのは春から秋 熊が多く目撃されるのは春から秋 特に多いのは夏...
「おざなり」と「なおざり」は、それぞれ意味が違います。 「おざなり」は、その場の思い付きなどの適当な言い訳や発言をすること。 「なおざり」は、いいかげんにしておくさま。あっさりしているさま。 何となく似たような言葉ですが、意味は違いますので 使う際は、間違えないよ...
「俳句季語よみかた辞典」に「友鹿(ともじか)」という季語が掲載されています 1 ) 意味は、友をつれた鹿。 動物の季語では、動物の名前の前に「雄」「雌」「つがい」といった言葉をつけることはありますが 「友」という語を付けた言葉は見たことがなかったので...
「道」「路」「道路」は、それぞれ意味が違います 意味 例 道 古来より自然発生的に生じた、人や車などが往来するためのところ 道と呼ばれるものの総称 ...
夏の終わりを意味する「夏の果」という季語があります この関連季語として「夏を追う」が紹介されていますが 紹介する本はどれもその意味を書いていません 1.2.3.4.5 ) なぜ、夏の終わりを「夏を追う」というのでしょうか? 「追う」は追い払うや...
比喩や例えは、思い切って大きな表現をしよう 花の幹大河流るる音したり 上の句は「花の幹に音がした」という一文がもとになっているが その音が、「大河が流れるような音」だと、大きく表現をしている 例えを使うのなら、このように大きな表現をしてみよう ...
季語の無い俳句を作っても良いのですか?という質問があります 作っても大丈夫です 俳句には絶対に季語を入れなければならないというルールはありません 季語を入れるか入れないかは、作者の自由です 句会などで無季の句が出ると、季語のないことだけを指...
4段階の手順を踏んで、簡単に俳句をつくる方法 ①季語を選ぶ ②季語につながる語(述語)を選ぶ ③述語につながる語を選ぶ ④ ①~③の言葉で俳句を作る 具体的にやってみる ①季語を選ぶ 例えば 「水引草」 を選ぶ ②季語につながる語(述語)を選ぶ 助詞の...
俳句を創っていると、次のように12音だけが先に決まるということがあります 〇〇〇〇〇 眼鏡曇って 雨が降る このとき、上五に5音の季語や、4音 + 「や」の季語を入れようと考えるのですが、実際に5音や4音の季語を歳時記から探そうとすると、手間がかか...
①「旧字体(旧字) ・ 新字体(新字)」 ②「旧仮名(歴史的仮名遣い) ・ 新仮名(現代仮名遣い)」 ③「文語体(文語) ・ 口語体(口語)」 それぞれの言葉の意味と表記の違いを書きます 言葉がいつも混同してしまう、という人は参考になさってください...
したたかに 水をうちたる 夕ざくら 上の句は、「したたかに」という形容動詞で一句を飾り立てている 形容詞や形容動詞は使わないほうが良いと言われるが、このように形容動詞を使っても素晴らしい俳句はある 参考にして俳句を作ってみよう 【参考にする方法】 例句は 「夕...