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地底の声 https://amanekouko.hatenablog.jp/

世の中からズレてる人の書いたもの。詩、エッセイ、日記、小説など。

甚だ異形なる感受 異端の言葉難解と 我も違和感抱きたり 暗い暗いはリアリズム それゆえ望み見えぬとて どうやら我が詩不評なり 然れどままよ筆を執り 刻む足跡いしぶみに 誰ぞ一人と解き放つ

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2017/06/18

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  • 〈自己愛〉と〈他者愛〉のはざまで(6) 詩:〈敵〉と〈味方〉

    E氏と対決した。 偉そうなことをまくしたててしまったかもしれないが、懸命に意思表示した。 E氏の立場として、そういうふうにしか生きられなかった、と判明した。 和解した。誇りを感じた。 こうして私は、クリニックを辞めた。 〈敵〉と〈味方〉 ありのままのじぶんであることを許さない 〈敵〉の砲弾に追われ 匿われた〈味方〉のアジトで わたしたちは出会った 〈味方〉の毛布に包みこまれたとき 〈敵〉のにおいがした 〈敵〉か〈味方〉か 〈外〉か〈内〉か 〈彼方〉か〈此方〉か ――ばかばかしい わかっていた わたしたちが対立する勢力であることは わたしたちが存在の基底に根をおろし 魂の向かう地平へこころざすほ…

  • 詩:生の杣道

    〈争いによって 生 を望む者もいれば 死 を望む者がいてもおかしくない この杣道は 通った人にしか わからない〉 岡本太郎の遺伝子 命かけてうたう artの革命家よ 宇宙に迸る あなたの息吹が わたしを覚醒させた けれども誘爆する魂よ、 もし パンドラの箱を開いたとき 終わりが待っていたら? 開かれるように閉じられれば? どうすればいいのか? それでわたしは この杣道に入れないのだ 番人が告げる ここからは立ち入り禁止だ、と わたしの炸裂が あなたの呼吸に合わなければ きっとあなたを失望させるだろう 〈ある詩人はいった すべての中絶には意味がある(※)、と〉 番人を押しのけ 禁令を破って進めば…

  • 〈自己愛〉と〈他者愛〉のはざまで(5) ゾンビの影たちとの闘い

    A氏に相談した。詳しくは書かないが、暴力について「あること」を言われ、胸が張り裂けるような思いをした。 衝突した。その人は、浅薄な解釈で、「あること」を言ったにすぎなかった、と判明した。和解した。 A氏にも、E氏にも、悪気はまったくなかった。 私は繊細に、複雑に、深遠に感じ、考えてしまう。一方、A氏らには、明晰な意図がない、意識がない、自覚がない、らしい……。 このことが、私と世の中がズレ、自分が病んでいく原因だと思った。 夢の中で、彼ら――「無意識の殴打」をするゾンビたちの影が、がやがやと迫ってきた。音に襲われ、叫んで起きることが増えた。 意識は過覚醒し、休めなかった(この時、詩「ゾンビ」を…

  • 詩:異化の結実

    異化には理由がある ひとりひとりに理由がある―― 何年前だったか、の 遠い昔 あれは違う、これは違うと、 会う人会う人に アナフィラキシーショック の電流を受けて 竦み上がっていた 違和感の看守が わたしを牢獄に 連れ戻し もう一歩も出られなくなった 会う人会う人に 衝突したものだった (じつは今でも そうなのだが――) 「同じ」を叫ぶ人々のなかで わたしは「違う」の核心を 思春期の頃から知っていた 生涯かけて これを解明すると 決意するまでに 「同じ」に馴染みきった人は知らない 「違う」がどれほど迫害され 剥奪されるかを 生を血で染め上げられるかを 病気、障害、不名誉なスティグマ わたしの戦…

  • 〈自己愛〉と〈他者愛〉のはざまで(4) 『女ぎらい』の印象的な記述「権力のエロス化」と感想

    【注意】 私が家の問題を書くと、刺激の強い記事になってしまい、申しわけありません。 気が弱っている時は、あまり読まないよう、注意してください。 1年前、攻撃を快楽にしているサディスティックな父、そしてE氏の「それはあなたのため」という言葉のおかしさを分析するために、上野千鶴子著『女ぎらい』を読んだ。 以下は、もっとも印象的だった箇所の復習メモである。 「権力のエロス化」の章の記述 近代は、「神」に代わって「自然」を代入した。そして性を「自然化」したという。 近代婚姻法以降、夫婦関係の性はエロス化された。夫婦間に性行為の義務が発生したと推定されるからだ。夫婦関係の性関係が特権化されただけでなく、…

  • 詩:沼

    贔屓が グループに入っていたから みんなが好きになった けれども ひとりが異様にまばゆく みんなも 贔屓すらも 背景になり 搔き消された そのひとりだけが 目に 耳に 浮き出るように 飛び込んでくる どうやら墜ちてしまったらしい 意図するでもなく 手足は沼に絡めとられている 〝熱狂的ファン〟という汚名が 耳に痛い そんなつもりはなかった のに 果てしなく底無しで…… 彼の言葉を読んだ 彼は否定しているけれども ある文士に似ていると囁かれていた 昔、その文士を近親のように慕っていたわたしの 足元はぐらついた 〈この人は、ヤバイ〉 気づけば根っこを探る 指は止まらなかった それがはじまりだったと思…

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