十一月場所では13勝2敗の優勝同点で場所を 盛りあげた照ノ富士。照ノ富士の活躍がなけ れば寂しい場所になりかねなかった。照ノ 富士は大関復帰を目指している。そのため にも十一月場所は貴重な基点となった
今年(2020年)は朝乃山、正代と2人の新大 関が誕生した。朝乃山は12勝-10勝-序盤 途中休場と失速気味。正代はいきなり序盤 途中休場でこの後に不安を残した。それは ともかく、2人の新大関誕生は平
2020年は新型コロナウイルスの影響で大相撲 は1場所中止になった。そのため、5場所で 終了した。年間を通した賞には最優秀力士賞、 新人賞がある。いまはないが、かつて日刊 スポーツは年間三賞を制定して
横綱審議委員会。その誕生のいきさつはこう だ。昭和25年春場所、羽黒山、東富士、照國 の3横綱総崩れにより序盤戦から休場。こう した事態に世間の批難にさらされた協会は あわてた。 1月20日の役員会で
関脇で優勝して、華々しく大関に昇進した 正代。だが、新大関の場所では5日目から 休場し、一転カド番に追い込まれた。まさに 明から暗となった十一月場所の大関デビュー 戦であった。ケガの原因は高安ともつれ
十一月場所、大関貴景勝が大関初優勝を成し 遂げた。大関在位8場所目(関脇降格場所を 含まない)の快挙であった。早くも綱取りの 見出しが掲載された新聞があった。あるいは 横綱昇進の条件は連続優勝という審
十一月場所を終了したことで今年1年間の 成績が確定した。九月場所までは正代と朝乃 山がトップを争っていたが、十一月場所で ともに途中休場で早々と脱落した。このとこ ろ年間最多勝は低レベルであるが、今年
★優勝争いについて 一人大関貴景勝と大関復帰を目指す照ノ富士 の優勝争いが最高に場所を盛り上げた。やは り実力者が優勝を争ったほうがベストである。 平幕中位以下で勝ちあがっても、星を幕内 中位・下位で
大関と小結が千秋楽結びの一番で優勝を争う ことになろうとは。いったい誰が予想できた だろうか。貴景勝対照ノ富士、前半に顔が 合っていてもおかしくない取組である。それ が今場所の優勝をかけての最後の一番
2敗同士のサバイバル戦。14日目の最高の 取組は照ノ富士対志摩ノ海戦である。立ち 合い照ノ富士があたり勝った。右ざしねらい。 志摩ノ海まわりこんで左でおっつける。照ノ 富士圧力をかけながら、左まわしを
13日目、幕内前半に志摩ノ海は登場しない。 幕内後半が始まっても登場しない。そう志摩 ノ海は結びの一番で1敗同士で貴景勝と対戦 する。ここまでの両力士の対戦相手の地位を みていこう。 ・貴景勝 小結-
1敗志摩ノ海対2敗竜電の対戦が幕内3番目 の取組として組まれた。前日宝富士相手に 強さを発揮した竜電か。相撲に意気込みが みなぎる志摩ノ海か。相撲は次のように展開 した。両者あたって左ざしをねらう竜電
幕内2番目の取組に1敗タイで優勝戦線トッ プの志摩ノ海が登場した。対戦相手は入幕 2場所目で6勝4敗の豊昇龍 である。優勝 トップに対抗しうる要素は少ない。したがっ てこの取組にはわくわく感がなかった
優勝戦線6力士で直接の対戦は1敗志摩ノ海 対2敗千代の国戦だけである。この一番は 立ち合いあたりあったが、千代の国引いて 万事休す。向こう正面で土俵を割った。千代 の国は3敗となって後退した。志摩ノ海
元大関の同士の一戦となった照ノ富士対高安 戦は激しい攻防の一番となった。両力士あた ったあと高安右からいなし、照ノ富士大きく 崩れるも持ち直して出る。右四つ高安まわり こんではたく、照ノ富士落ちそうに
照ノ富士にとって要注意力士大栄翔との対戦 が8日目実現した。相撲は照ノ富士が左まわし 右引っ張り込みで出て行くがまわしはとれない。 大栄翔まわりこんで反撃。照ノ富士を正面 土俵に押し出した。照ノ富士に
琴奨菊が引退の意向をかためたという。元 大関が十両で取るという珍しさであったが、 いかんせん勝てなくなってきた。1勝5敗 では幕内復帰どころか番付をさらに下げかね ない。36歳、限界でやむを得なかった
6日目、全勝対全敗の対戦が幕内の前半で 実現した。幕内14枚目千代の国ここまで5戦 5勝。先場所十両で14勝1敗優勝した勢いを そのまま持続してきたような今場所である。 さらに遡れば七月場所は幕下で7
正代が5日目から休場した。新大関早々負け 越しで来場所はカド番である。新大関で負け 越した大関は、昭和以降では小野川(のちの 豊國)、男女ノ川、五ッ嶋、佐賀ノ花、松登、 豊山、前の山、大受、増位山、千
正代は迷走していた。2日目の霧馬山戦以外 は紙一重の勝負で危ない勝ち方だった。正代 本来の相撲ではない。正代の相撲が取れて いなかった。正代はどこかで修正してくると 思っていたら、敗戦が先にきた。相手
朝乃山が3日目から休場した。館内には病気 休場のためとアナウンスされたが、昨日の 今日で突然なる病気って何って聞き入って しまった。だが、実際は右肩負傷であった。 誤報というよりいい加減さを感じてしま
2日目結びの一番は照ノ富士対大関朝乃山戦 であった。照ノ富士は先場所強さを発揮しな がら惜しくも途中休場となってしまった。 だが、照ノ富士はこの日朝乃山戦で恐るべき 強さを発揮し、みせつけた。立ち合い
今場所から5000人と倍増の観客を入れての スタートとなった。いままで使用していな かったマス席の角、花道の上のななめのマス 席など4箇所が開放された。2階イス席の 東西にあった記者席はなくなっていた
九月場所は休場の嵐だった。幕内10人、出場 停止1人、十両2人、場所前引退1人とこれ でもかと休場力士が増えていった。今場所、 初日から休場は白鵬・鶴竜の両横綱と琴勇輝 である。阿炎は引き続き出場停止
今年納めの十一月が始まる。大関陣には新 大関正代が新たに加わった。横綱鶴竜は11月 5日休場が決定した。稽古がままならない 状態だったので、予感はしていた。6日に なって白鵬の休場が正式に決定した。横
引き続き正代の15番勝負東方を検証していこ う。対戦成績、ここ6場所の星は正代から みたものである。 6(……○…●○)1北勝富士 北勝富士は突き押しのパワー相撲だが、正代 は意外と苦にしていない。後
大関貴景勝・朝乃山の共通点は何か。それは 初優勝以降12勝が最高成績であることだ。 13勝以上の壁を破れないでいる。これでは 優勝の決定打にならない。大関の優勝がなく なって久しい。20017年一月場
新大関正代のデビュー戦となる十一月場所が 迫ってきた。今度は正代をみる周囲の目が 違ってくる。それに対し、正代はどういう 相撲を取るのか。正代の15番を検証してみた。 15人は番付上東4枚目北勝富士ま
横綱審議委員会から休場の多さを指摘されて いる両横綱。今年(2020年)に入って4場所 中3場所休場の白鵬と鶴竜。フル出場したの は無観客開催だった三月場所のみである。 きたる十一月場所は出場せざるを
大相撲のチケットはある日突然発表される。 十一月場所も例外ではなかった。そのため、 相撲ファンでも知らずに過ごすことが出て しまう。このあたりは工夫が必要である。 十一月場所チケットは10月20日から
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本日も序ノ口炎鵬が登場した。今日は寄り切って勝ったと見た方に聞いた。「年寄株があれば炎鵬に引退をさせたい」との声があった。空き株はないわけではない。元寺尾、元木村山は定年前に亡くなられた。元大徹の湊川
2日目、愛知の相撲仲間と出会った。彼から様々な情報を得ることができた。2日目は客足が早かった。理由は炎鵬が序ノ口に登場するからである。応援空しく敗れたという。首はこわい。体が不自由になる恐れがあった木
七月場所が始まった。初日は幸い危険な猛暑とはいかず、霧雨がいくぶんあったほどであった。 先場所優勝した大の里は新関脇として登場した。対戦相手は番付を成績以上に大きくアップ下御嶽海である。御嶽海はここの
土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠にありがとうございます。足を使い、この目で見た生の大相撲をお届けするために、七月場所の初日から千秋楽まで愛知県体育館で観戦します。 <七月場所の案内> 名古屋で観戦
14日から酷暑の七月場所が始まる。第2日曜として最も遅い日になった。そのためオリンピックと重なる日が出てくる珍しい興行となった。あくまで予定だが、愛知県体育館が会場となるのは今年が最後である。 <大の
■難敵引き続き3人目以降の難敵をみていこう。 11(××〇×××)10高安かなり接近した対戦成績である。貴景勝が初優勝したときははずみで負けている。もつれると貴景勝は危ない。 1(××××〇●)1平戸
令和元年は五月場所から始まり、現在30場所を経過した。令和2年に1場所中止になっている。開催したものの無観客が1場所ある。また13時入場の場所もあった。 令和の関脇以下の優勝力士キラーは誰か。ただし、
■三賞獲得9回 鶴竜 殊2・技7鶴竜は志願兵だった。大相撲の入門志願をしたため日本語がわかる教授に翻訳してもらい、それを日本相撲振興会に送った。受け取った会長は会員と相談後井筒(元逆鉾)に託して入門が
貴景勝は3場所連続休場中である。三月場所角番だったが、七月場所再び角番である。こうした状況は貴景勝の角番が容易ならざるものにしている。貴景勝の具体的な対戦相手から角番脱出がなるか、検討してみよう。 ■
先場所優勝した大の里。場合によっては七月場所の成績・相撲内容次第では大関もあり得る。実現したら入幕5場所目に大関という年6場所制では驚異の記録になる。 これは大の里がすごいのか。筆者は長年大相撲をみて
■三賞獲得9回今回取り上げる力士は偶然横綱までいった方々である。 旭富士 殊2・敢2・技5立浪(元安念山=2代目羽黒山)部屋の分家大島(元旭國)部屋出身。近大に進学したが、2年のとき中退。柔軟な体で津
大関の座を開け渡した霧島が復帰にむけて始動している。首の痛みが引き、優勝を目指すつもりで10勝以上をあげるという。大関から落ちた直後の場所、10勝以上で復帰できる規定によるものである。 6場所制ととも
照ノ富士の一人横綱が続いている。照ノ富士が新横綱のとき白鵬はコロナ部屋ごと休場だった。場所後引退した。照ノ富士の一人横綱は番付上きたる七月場所で17場所に及ぶ。その照ノ富士は休場がちである。すでに晩年
■三賞獲得9回 大麒麟 殊5・技4体が柔軟でもろざしから吊り。うっちゃりもあった。四つは右四つで素質・素材はすばらしかった。ここ一番に弱く大関のチャンスを2度逃し、3度目で手中にした。優勝はついになか
プロレスの本を読んでいると、相撲につながる知られざる面が多々ある。本は闘魂と王道というタイトルで副題として昭和プロレスの16年戦争としている。著者は堀江ガンツ氏で株式会社ワニブックスより発行された。5
7月に入って、七月場所の番付が発表された。1横綱3大関と寂しくなった。先場所優勝した大の里は新関脇となった。入幕から4場所目のことであるから驚異の新人である。 <大の里(右)> 平戸海が小結に昇進した
阿炎阿炎が優勝したのは2022年十一月場所である。優勝決定巴戦を制しての結果であった。その後の阿炎は73勝62敗である。大関戦は8勝10敗である。負け越しは1場所しかない。阿炎としてはよくやっている、
■三賞獲得8回引き続き三賞8回獲得者をみていこう。 黒姫山 殊4・敢3・技1幕下にいる黒姫山の祖父である。立ち合いの強烈なぶちかましからの突き押しでD51と呼ばれた。再入幕2場所目に敢闘賞を受賞した。
照ノ富士混迷の時代、照ノ富士は3回優勝している。7回目、8回目、9回目の優勝である。それだけ聞くとよくやっていると思いがちだが、つぶさに検討すると、そうはいかない。7回目の優勝後の成績は58勝25敗9
三賞が実施されたのは昭和22年秋場所であった。相撲人気の低迷脱出に記者クラブと相撲協会が考案した。ファンにも力士にも好評であった。優勝はどうしても限られた者、選ばれし者になってしまう。三賞なら誰にでも