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山川草木 鐵道紀行 https://montake1.blog.fc2.com/

全国の鉄道路線を巡り、写真を撮影しています。 ローカル線の風景や季節の中を走る列車をお楽しみください。

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2012/11/05

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  • 無人駅の花壇 (真岡鐵道)

    2025.4.07 真岡鐵道 久下田駅 真岡鐡道に限らずローカル線の駅には、 ホームに花壇が整備されているのをよく見かけます。 駅員がいた頃は手入れをする姿がありましたが、 無人化が進んだ今は、地域の方々がボランティアで 行われているようです。 久下田駅ホームの花壇には、 赤いチューリップと黄色と紫のパンジーが植えられ、 無人駅になっても、地域の人々から 大切にされている様子が伝わってきます。...

  • 春雷 (真岡鐵道)

    2025.4.07 真岡鐵道 寺内駅 不安定な天候が続く今年の4月。 寒い日が続いたかと思えば、 夏のような暑さになる日もあります。 この日も昼まではポカポカ陽気の晴天でしたが、 午後になると空には黒い雲が立ち込め、 雷鳴とともに大粒の雨が降り始めました。 雷から逃れるように駅にやってきた列車。 雨に濡れながらも凛として佇む桜の樹が、 優しく迎え入れているようでした。...

  • 春の昼下がり (真岡鐵道)

    2025.4.07 真岡鐵道 西田井-北真岡 春の真岡鐵道の「SL・桜・菜の花街道」、 北真岡駅周辺は桜と菜の花が咲き誇る名所です。 SLもおか号の運転時には大変賑わうこの場所ですが、 平日の昼下がりは、春色の風景の中を、 普通列車が静かに走り抜けて行きました。 満開の桜と黄色い菜の花のコントラストは美しく、 訪れる人に穏やかな春の午後を与えてくれます。 のんびりとした時間が流れる、春の絶景でした。...

  • 満開のサクラ (真岡鐡道)

    2025.4.07 真岡鐵道 久下田駅 ソメイヨシノがよく見られる場所として、 河川敷や学校、お寺の他に 鉄道の駅も挙げられると思います。 駅に植えられているソメイヨシノの木は、 線路に沿って一列に植えられている場合が多く、 斜め方向から眺めるとボリューム感が増し、 一段と重厚な姿を望むことができます。 真岡鐵道の久下田駅もその一つで、 見事に咲き誇った満開の桜の花が 小さなディーゼルカーを迎えてくれま...

  • 胴吹き桜 (八高線)

    2025.4.04 JR八高線 明覚-小川町 ソメイヨシノの木を間近で見ると、 幹から直接花が咲いているのを 見かけることがあります。 これは「胴吹き(どうぶき)」と呼ばれ、 木が老木になると枝に十分な栄養が行き渡らず、 幹の途中から直接芽を出して 生き残ろうとするためだそうです。 老いてもなお懸命に生きる姿は、 閑散区間を走るローカル線のようで より一層愛おしく感じられます。...

  • 水仙の花 (八高線)

    2025.3.26 JR八高線 小川町-明覚 ここ数日は寒気が流れ込み、 気温も10℃に届かない日が続いているせいか、 八高線沿線の桜の見頃は まだ少し先のようです。 沿線の桜が咲き始めるまでの間、 線路際を明るくしてくれるのは 土手に咲く黄色い水仙の花たち。 今年は少し株が少ないようですが、 元気に咲いてくれた水仙の花に 普通列車のエンジン音が響きます。...

  • まだまだ主役 (八高線)

    2025.3.26 JR八高線 明覚-小川町 日中の気温が25℃を超えて 初夏のような陽気になり、 東京では桜の開花宣言が出されました。 都会より幾分気温が低い八高線沿線は 桜のつぼみはまだ固く 遅咲きの紅梅が満開の花を咲かせていました。 桜の花が見られるようになるまでは 主役の花はまだ梅の花です。 黄砂で煙った春霞の中を いつものディーゼルカーが通過して行きました。...

  • サヨナラ単行 (八高線)

    2025.3.14 JR八高線 明覚-小川町 今年の3月15日のダイヤ改正で、 八高線を走る列車はすべて2両編成となり、 1両編成の列車はなくなりました。 単行列車特有の「カタン、カタン」という音を立てて走る姿は、 首都圏とは思えないローカル線の風情を 醸し出していました。 秋には新型車両が登場する八高線の非電化区間ですが、 線路沿いに咲く梅の花は来年も変わらず 美しい姿を見せてくれるでしょう。...

  • 春を告げる大樹 (八高線)

    2025.3.14 JR八高線 小川町-明覚 梅の木の寿命は、一般的に70~100年ほどですが、 中には200年を超えるものもあるそうで、 大きいものでは樹高が10mにもなります。 八高線沿線で見かけた大きな梅の木は、 大きくうねるような野趣あふれる形をして、 たくさんの花を咲かせていました。 梅の花と共に、一足早い春の陽を受けて、 一両編成のディーゼルカーが 小さな峠を駆け上がってきました。...

  • 早春の雪化粧 (八高線)

    2025.3.05 JR八高線 竹沢-折原 普段は雪が降らない関東地方ですが、 春先に低気圧が八丈島の南付近を通過すると、 北から寒気が流れ込み、太平洋側の地域に 雪をもたらすことがあります。 関東平野の西端を走る八高線もその影響を受け 降雪時の沿線は美しい雪景色に変わります。 まるで雪国のような景観を見せる 線路沿いの小さな池の周辺で、 年に一度あるかないかの雪化粧を 静かに楽しむことができました。...

  • 春の兆し (八高線)

    2025.3.02 JR八高線 明覚-越生 3月に入り、4月並みの暖かさになったかと思えば、 一転して雪が降るなど、 寒暖差の激しい日々が続いています。 そのような中でも八高線沿線では、 暖かな南風に誘われて 梅の花が開花していました。 まだまだ寒の戻りもありそうですが、 白く可憐に咲く姿が 春の訪れを告げてくれています。...

  • 雷都を未来へ (宇都宮LRT)

    2025.2.11 宇都宮ライトレール 芳賀町工業団地管理センター前 宇都宮ライトレールのデザインは、 「雷都(らいと)を未来へ」というコンセプトに基づき、 芳賀・宇都宮の地域特性や歴史、文化を表現しています。 車両のメインカラーは、雷を連想させる黄色 公募によって最終決定されたデザインは、 流線型の先頭部分に「L字型」のデザインを配置した 特徴的なものになりました。 黄色と黒の美しい側面を見せながら、 交...

  • 名山を背に (宇都宮LRT)

    2025.2.11 宇都宮ライトレール 飛山城跡-清陵高校前 男体山は、日光連山に属する標高2486mの山で、 深田久弥の『日本百名山』にも登場する 名実ともに栃木県を代表する山です。 その雄姿は宇都宮ライトレール沿線からも 望むことができますが、 この日はあいにく寒波の影響で 山頂部を雪雲が覆っていました。 男体山を背景に高架橋を駆け下りてくるLRT 雄大な山の姿に黄色と黒の車体が映えます。...

  • 未来の街へ (宇都宮LRT)

    2025.2.11 宇都宮ライトレール 東宿郷-宇都宮駅東口 2023年8月に開業した宇都宮ライトレール。 JR宇都宮駅と郊外の工業団地を結ぶ路線は すでに利用者が650万人を超えて 通勤や通学の交通手段として定着しています。 2030年には市の中心部のJR宇都宮駅西側へ 約5キロにわたり延伸させる方針で、 国土交通省へ工事の認可を申請するそうです。 LRTと一体のコンパクトシティを目指す宇都宮市、 その街づくりの取り組みに...

  • 都会の風景 (東京メトロ)

    2025.2.08 東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水-淡路町 東京メトロ丸ノ内線、JRの中央線、 総武線が交差する御茶ノ水界隈では、 赤・オレンジ・黄色の電車達が 神田川を挟んで行き交います。 普段は本数の少ないローカル線を撮影しているので、 頻繁に行き交う電車たちの姿に 大都会東京の凄さを改めて感じます。 自然の中をのんびりと走る列車も素敵ですが、 都会を駆ける列車たちの魅力もまた格別です。...

  • 赤城おろしの中 (八高線)

    2025.1.22 JR八高線 松久-用土 八高線は埼玉県の寄居駅を過ぎると、 上毛三山の一つで優美な山裾を持つ 赤城山を正面に望むことができます。 そこから吹き下ろしてくる 赤城颪(あかぎおろし)の中を、 いつもと変わらぬ様子で キハ110系の気動車が走ってきました。 枯草が茂る線路沿いをカタコトと走り続けて30年。 寒風の中を駆けるキハ110系も、 今年が最後の冬になりそうです。...

  • 引退の時期 (八高線)

    2025.1.17 JR八高線 用土-松久 東京都の八王子と群馬県の高崎を結ぶ八高線。 高麗川以北は首都圏では珍しい非電化路線で、 キハ110系のディーゼルカーが運行されています。 キハ110系は1993年から導入されましたが、 初期車は製造から30年以上が経過していて、 2025年度下期からは新型車両のHB-E220系に 置き換えられることになりました。 関東の北辺で長年活躍してきたキハ110系も そろそろ引退の時期になりました...

  • 静寂 (しなの鉄道)

    2025.1.08 しなの鉄道 古間-黒姫 北しなの線で活躍する新型車両のSR1系電車が 深々と降り続く雪の中、音もなくやって来ました。 雪は条件によっては80%以上の音を 結晶の隙間に閉じ込めてしまうそうで、 列車から発生するさまざまな音も かき消してしまったものと思われます。 新型車両の高い静粛性と相まって 雪国の静けさを感じることができました。...

  • スカ色電車 (しなの鉄道)

    2025.1.08 しなの鉄道 黒姫-古間 降りしきる雪の中、モーター音を響かせながら、 青とクリーム色に塗り分けられた 横須賀色の115系電車がやってきました。 温暖な地域を走っていた横須賀色の電車が、 長野県北部で雪と格闘しながら活躍する姿は、 どこか新鮮に感じます。 2025年3月15日に実施予定のダイヤ改正では、 115系電車の運転本数は、全列車の約20%に減少します。 残りが少なくなる国鉄型115系電車に、 今のう...

  • 県境を越えて (しなの鉄道)

    2025.1.08 しなの鉄道 黒姫-妙高高原 黒姫駅を出発た北しなの線の列車は、 山深き隘路を通り、県境を越えて、 新潟県の妙高高原駅をへと向かいます。 妙高高原はスキーやスノーボードなど ウインタースポーツが楽しめるリゾート地、 降り積もる雪がその魅力をさらに際立たせます。 有名な撮影スポットとしても知られるこの場所は、 冬の時期に一度は訪れて見たかった場所でした、 雪化粧をした樹々の美しい姿が、 私...

  • 雪の日の朝 (飯山線)

    2025.1.08 JR飯山線 蓮駅 長野県の北部、雪深い地域を走る飯山線は 冬になると沿線は雪景色に変わります。 雪の日の朝、白一色の世界に佇む小さな駅にも 通勤通学の乗客が集まってきました。 短い2両編成の列車でも、 地域の方々には重要な交通機関 雪国の生活を支える大切なインフラです。...

  • 最後の雪景色 (大糸線)

    2025.1.07 JR大糸線 白馬大池-千国 新宿駅から1日1本だけ運行されている 南小谷行の特急あずさ5号ですが、 2025年3月15日のダイヤ改正で、 運転区間が白馬駅までに短縮されます。 これにより、白馬-南小谷間のを走る 特急列車は無くなることになり、 姫川沿いを走るE353系が見られるのも あと2か月ちょっとになりました。 大糸線内の利用客の減少で 止むを得ない処置ではあると思いますが またひとつ鉄路が寂し...

  • 初春の出来事 (秩父鉄道)

    2025.1.05 秩父鉄道 波久礼-樋口 2025年の最初の撮影は、 秩父鉄道の沿線へ出かけてきました。 線路沿いで列車を待っていると、 予想外の時間に汽笛の音が鳴り、 ヘッドマークを掲げた重連運転の列車が 力強く走り抜けていきました。 どうやら団体の臨時列車だったようですが、 思わぬ幸運に恵まれて、今年の撮影初めは 最高のスタートとなりました。...

  • 歳末の賑わい (山手線)

    2024.12.28 JR山手線 御徒町-上野 上野駅と御徒町駅の線路沿いに広がる 通称「アメ横」と呼ばれるアメ横商店街。 コロナ禍の影響で減少していた来客数も、 今年の年末は多くの外国人観光客をはじめ、 買い物客で賑わいを見せていました。 毎年恒例のこの年末の光景を見ると、 年の瀬を感じます。 皆様、よいお年をお迎えください。...

  • 荒川冬景 (秩父鉄道)

    2024.12.17 秩父鉄道 親鼻-上長瀞 冬の季節風に運ばれてきた雲の隙間から、 荒川橋梁の向こうに沈む夕陽は、 冬の訪れを感じさせる光景となりました。 12月に入り、一段と寒さが厳しくなり、 河原の風が身に染みます。 関東地方は乾燥した晴天が続いており、 インフルエンザなど体調を崩しやすい時期です。 体調に気を付けて過ごしたいものですね。...

  • 晩秋の彩り (津軽鉄道)

    2024.11.22 津軽鉄道 金木-芦野公園 芦野公園駅前に広がる芦野公園には、 葉を落とした桜の樹々の中に、 ひときわ鮮やかな黄金色のイチョウが輝いていました。 春には主役の座を桜に譲るイチョウですが、 秋にはその黄色が際立ち、 訪れる人々の目を楽しませてくれます。 深まる秋が過ぎれば、津軽鉄道の冬の風物詩 「ストーブ列車」の運行が始まります、 晩秋の空の下、冬の足音が聞こえてくるようです。...

  • 『駅舎』 (津軽鉄道)

    2024.11.22 津軽鉄道 芦野公園駅 津軽鉄道の芦野公園駅には、 鉄道開業当時からある旧駅舎が 喫茶店『駅舎』として活用されています。 店内に入ると、かつて駅務室と待合室を隔てていた カウンターなどがそのまま残されており、 木製の窓枠越しに列車が入線する様子は、 まるで時間が止まったかのような、懐かしい光景です。 国の登録有形文化財にも指定されたこの駅舎は、 古き良き時代の鉄道の面影を色濃く残し、 訪...

  • 冬への序章 (五能線)

    2024.11.21 JR五能線 十二湖-陸奥岩崎 日暮れの時間が短くなってゆく晩秋の西津軽。 時刻が午後4時近くになると 辺りが少しづつ赤く染まり始めてきました。 岩山のトンネルに吸い込まれてゆく「リゾートしらかみ」は レールの音を響かせながら、終着の青森へと旅立ってゆきます。 これから本格的な冬を迎える五能線沿線、 冬の季節風が吹きつける海岸沿いでは 雪や風との闘いが待つ長い冬がやってきます。...

  • 銀色の道 (五能線)

    2024.11.21 JR五能線 陸奥岩崎-十二湖 日本海に突き出た小さな岬を回り込むと 五能線を望む場所に出ることが出来ます。 どこまでも深い藍色をした晩秋の日本海を ステンレスの車体が反射した眩い光が水面を照らし、 海の上に銀色の道を映し出していました。 穏やかで美しい日本海を望めるのもあと僅か 灰色の世界に閉ざされる厳しい冬の前の 一瞬の煌めきかもしれません。...

  • 青海列車 (五能線)

    2024.11.21 JR五能線 深浦-広戸 午前中に降っていた雨も上がり 青空が覗く海岸線にやってきました。 穏やかに広がる日本海を背景に やって来た普通列車は、キハ40・48形から 置き換えられた新型のGV-E400系 車体の鮮やかな青いラインが印象的で、 思っていた以上に五能線の景色の中に 溶け込んでいました。...

  • 大銀杏 (五能線)

    2024.11.21 JR五能線 北金ケ沢-千畳敷 五能線の北金ケ沢にある大銀杏の樹は 樹齢千年以上で、幹の周囲は約22m 高さは10階建てのビルに相当する約31mの 迫力満点の巨木です。 その堂々とした姿を上から見下ろすと すぐ脇を走る「リゾートしらかみ」が 模型の様に小さく見えます。 今年は色づきの進み具合が遅く 見頃は12月まで続く言われています。 夜間のライトアップのあるそうなので 最盛期の黄色く染まる姿を...

  • 去りゆく秋に (秩父鉄道)

    2024.11.04 秩父鉄道 武州日野-武州中川 柔らかな陽ざしが降り注ぐ穏やかな秋の日 小径の脇に倒れかけたコスモスの花が 可憐に咲いていました。 すでに咲き終わった花弁も多い中 懸命に咲くピンクの花は愛おしくも感じます。 コスモスの季節がが終わると そろそろ冬支度の始まりです。 華やかな景色は来春まで待つことにいたしましょう。...

  • 紅葉を探して (秩父鉄道)

    2024.11.04 秩父鉄道 大野原-和銅黒谷 今年は紅葉を求めて撮影に出かけても 色付いた木々を探すところから 始めなければなりませんでした。 秩父鉄道沿線に向かったこの日は 横瀬川に架かる鉄橋付近で 少し色付き始めた木々に出会えました。 例年より暖かい日が多い今年の秋ですが 蒸気機関車を照らす弱い夕陽は 秋らしい雰囲気を醸し出してくれました。 ...

  • 紅葉事情 (秩父鉄道)

    2024.11.04 秩父鉄道 武州中川-武州日野 今年の夏の猛暑と秋の高温の影響により、 紅葉は例年より1~2週間程度遅れていると 言われています。 毎年この時期には色鮮やかに染まる安谷川の渓谷も、 今年は一部の樹木がやっと黄色くなり始めたところです。 秋の気温が高いと、葉が色づく前に 茶色く枯れてしまうことがあると聞いたことがあります。 今年の紅葉は、例年とは異なる様子で、少しばかり心配です。...

  • 立冬近し (東武東上線)

    2024.10.30 東武東上線 みなみ寄居-男衾 朝晩の気温が少しづつ低くなり 秋の深まりを感じられるようになりました。 線路沿いに実っていた柿の実も 持ち主の方に少しづつ収穫されて、 残りが少なくなっていてきます。 暦の上では11月7日は立冬です 例年より遅れてやって来た秋ですが、 駆け足で季節が進んで行く気がします。...

  • 秋便り (東武東上線)

    2024.10.30 東武東上線 みなみ寄居-男衾 月が替わり11月になりましたが、 今年の秋は暖かいというよりも暑い日が多く、 残暑が厳しい日が続きました。 前線や台風の影響もあって、 秋らしい爽やかな日が少ないまま、 季節が深まっています。 ようやくにして、秋らしい筋雲が広がり、 線路沿いの柿の木が色づいてきたことで、 遅れて来た秋の訪れを感じます。...

  • 段丘崖を行く (秩父鉄道)

    2024.10.13 秩父鉄道 浦山口-武州中川 埼玉県の西部に位置する秩父盆地は 同地域を流れる荒川の氾濫や浸食作用によって いくつもの河岸段丘が形成されています。 その段丘崖に張り付くように 線路が敷かれている場所もあり、 崖下の急斜面には樹木や笹が生い茂り 段丘の上には住居が広がっています。 遥か昔に造られた大地の営みに 思いを馳せてみるのも楽しいですね。...

  • 秋色の蒸気 (秩父鉄道)

    2024.10.13 秩父鉄道 樋口-波久礼 彼岸を過ぎて、太陽の角度が低くなるにつれ、 線路際に咲くキバナコスモスは、 夕陽の光を浴びて黄金色に輝きます。 そのキバナコスモスの向こうから 力強く白い煙を吐きながら SLパレオエクスプレスがやってきました。 秋の深まりを感じさせる中、 蒸気機関車の黒いシルエットと白い煙に コスモスの黄色い花が映えて、 どこか懐かしい風景を作り出していました。...

  • 素敵な出会い (秩父鉄道)

    SL撮影中に横浜から来た家族連れと出会いました。 「電車が来るんですか」と尋ねられたので 「30分後にはSLが通過しますよ」と答えると、 間近にSLを見るのは初めての様子で、 是非、見てみたいとのこと。 待つこと暫し、白煙を吹き上げ、 ドレンを吐きながら現れた蒸気機関車に、 「すごい迫力ですね!」と、ご家族連れは大喜び、 満足そうに笑顔で話しかけてくれました。 ご家族との温かい交流を通して、 素敵な時間...

  • 柿とSLの秋 (秩父鉄道)

    2024.10.12 秩父鉄道 波久礼-樋口 猛暑が一段落ついたかと思いきや、 秋雨の影響で天候が思わしくない日が続きましたが、 周囲は確実に秋へと姿を変えています。 線路沿いに植えられた柿の木には、 色鮮やかな柿がたわわに実り、 秋の深まりを感じさせます。 10月のSLパレオエクスプレス号の除煙板は、 通常とは異なる「後藤デフ」を装着して運行されます。 白煙を上げながら走るSLの姿は、 秋の風景に華を添えていま...

  • 実りの秋に (秩父鉄道)

    2024.9.14 秩父鉄道 大麻生-明戸 秩父鉄道沿線の田んぼでは、 黄金色の稲穂が重そうに頭を垂れ、 「実りの秋」を迎えていました。 秋風が吹き抜けるのどかな田んぼでは、 赤いコンバインが力強く音を立てて、 黄金色の稲穂を刈り取って行きます。 豊かな秋の収穫風景を目にすると、 一年間の農家の方々のたゆまぬ努力に 感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。...

  • コスモスロード (八高線)

    2024.9.23 JR八高線 明覚-小川町 お彼岸も過ぎても残暑が厳しい日々が続いていますが、 八高線沿いの里山では、ピンクのコスモスが咲き始め、 秋の訪れを感じさせてくれます。 風に揺れるその姿は澄んだ空気を感じさせ、 秋の深まりとともに、 さらに色鮮やかになっていくことでしょう。 緑いっぱいの築堤に咲くコスモスは、 私たちに季節の移ろいを教えてくれます。...

  • 稲刈り始まる (八高線)

    2024.9.17 JR八高線 松久-児玉 まだまだ残暑が残る9月の中旬に 郊外の田んぼが広がる場所へ出かけました。 本格的な稲刈りの準備でしょうか ハゼ掛け用の部分だけ稲穂が刈り取られ、 ハゼに掛けられた稲穂が太陽の光を浴びて 黄金色に輝いていました。 最近の稲刈りはコンバインを使う場合が多いですが、 ハゼ掛けされている田んぼを見ると 懐かしい気持ちが湧いてきます。...

  • 黄金色の絨毯 (八高線)

    2024.9.15 JR八高線 群馬藤岡-丹荘 厳しい暑さを乗り越えて、 豊かに実った稲穂が頭を垂れる季節となりました。 稲刈りが始まる直前の今、 田園は一面の黄金色に染まり、 目にまぶしい風景が広がります。 風に揺れる稲穂の先を過ぎ去る列車は ローカル線の旅情を満載して ゆっくりと走って行きます。...

  • 夏のあとさき (八高線)

    2024.9.15 JR八高線 群馬藤岡-丹荘 とりわけ厳しい今年の残暑の中、 お彼岸を目の前にしても、まだ暑い日が続いています。 真夏のような日差しを遮る大きな樹の下では 笠を被ったお地蔵様が涼しげな笑顔を見せていました。 空は秋の澄んだ青色に変わろうとしており、 1両編成の列車がカーブをゆっくりと上っていく姿も どこか秋の訪れを感じさせます。...

  • 残暑に咲く花 (八高線)

    2024.9.05 JR八高線 小川町-明覚 記録的な暑さとなった今年の夏。 日本の平均気温は、平年と比べて1.76℃も上昇し、 気象庁の観測史上最高を記録しました。 この異常な暑さに、季節の花々も戸惑っていると思いきや 初秋を告げるキバナコスモスは、 例年と変わらぬ美しい姿を見せてくれました。 厳しい残暑の中にも秋を感じさせるその姿に、 少しばかり暑さも和らいだように思います。...

  • 夏の余韻 (八高線)

    2024.9.05 JR八高線 小川町-明覚 猛暑が続いた今年の夏ですが、 9月に入っても、まだまだ残暑が続いています。 線路際を彩る百日紅の花は、 夏の名残りを感じさせてくれるとともに、 秋の訪れを予感させてくれます。 夏の終わりの青い空、白い雲の下、 緑豊かな通い慣れたレールの上を いつものディーゼルカーが駆けて来ました。...

  • 真夏の調べ (飯山線)

    2024.8.08 JR飯山線 平滝駅 強い日差しが照りつける真夏の午後、 緑豊かな山の向こうには、 もくもくとと夏雲が湧き出してきました。 小さなトンネルを抜けて現れた赤い列車は、 カタンコトンとレールの音を立てながら ゆっくりと無人駅のホームに滑り込もうとしています。 セミの鳴き声が響き渡る静かな午後、 どこか懐かしい風景に心が安らぎました。...

  • 深緑の鉄道 (飯山線)

    2024.8.08 JR飯山線 上桑名川-上境 深緑に包まれた奥信濃路を、 小さな列車がゆっくりと進んでいきます。 冬の雪景色が有名なこの場所は、 真夏には一面の緑に染まり、 まるで絵画のような美しい風景が広がります。 夏の暑さを忘れさせる清涼感あふれる光景は、 訪れる人を魅了する奥信濃ならではの魅力です。...

  • お地蔵様の夏 (飯山線)

    2024.8.08 JR飯山線 蓮駅 飯山線の中でも特に賑わいをみせる飯山駅の隣に 蓮(はちす)という小さな駅があります。 緑豊かな駅の裏手にはお寺があり、 その境内へと通じる道端には 赤い頭巾を被ったお地蔵様が佇んでいました。 夏の日差しの中、木陰から列車を見送る 涼し気なお顔のお地蔵様を見ていると 厳しい暑さも少し和らぐような気がしました。...

  • 暑中に涼あり (えちごトキめき鉄道)

    2024.8.07 えちごトキめき鉄道 筒石駅 猛暑の中、涼を求めて訪れた筒石駅。 薄暗いトンネル内は、しっとりとした空気に包まれ、 まるで異郷に迷い込んだようです。 壁面やホームを覆う結露が、幻想的な雰囲気をさらに際立たせ ひんやりとした空気を肌で感じながら、 しばし静かな時間を過ごすことができました。 対向ホームに入線してきた電車には 乗り降りする乗客の姿はありません。 トンネル内の静寂が夏の暑さを忘...

  • 真夏の有間川 (えちごトキめき鉄道)

    2024.8.07 えちごトキめき鉄道 有間川-谷浜 夏の日本海に惹かれ、猛暑の中 新潟県の有間川を訪れました。 海の見える丘から眺める日本海は、 水平線と穏やかな海が印象的で、 どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。 「日本海ひすいライン」と名を変えた鉄道も、 短い2両編成の列車が海沿いをゆっくりと走り、 昔ながらの情景を今に伝えています。...

  • 鉄路のカンナ (八高線)

    2024.7.25 JR八高線 竹沢-折原 暑い夏には向日葵など、鮮やかな黄色の花がよく似合います。 カンナの花もその一つです。 生命力あふれるカンナは、暑さや乾燥に強く、 手間をかけずに育てられるため、 線路脇などで群生しているのをよく見かけます。 朝日が昇り始めた線路際、早朝の静寂を破るかのように、 カンナの脇を爽やかな通過音を残して 列車が走り去って行きました。...

  • 緑の切通し (八高線)

    2024.7.25 JR八高線 寄居-折原 寄居駅を発車した高麗川行きの列車は、 荒川にかかる鉄橋を目指し、 大きく左にカーブを描きます。 朝から照りつける強い日差しを避け、 緑深い切通しに入ると、 列車の緑色の車体と周囲の緑が一体となりました。 連日猛暑が続く夏の早朝に ひとときの涼やかさを運んでくれます。...

  • 猛暑の予感 (八高線)

    2024.7.25 JR八高線 寄居-折原 撮影を憚るような猛暑が連日続く中、 朝の涼しい時間帯を狙って撮影に出かけました。 荒川の川面を渡る風は涼しげですが 夏の朝日を浴びた列車は、 すでに暑さを感じさせています。 今日も暑くなる予感が漂います。 くれぐれも体調には気をつけて過ごしましょう。...

  • 山間の静寂 (秩父鉄道)

    2024.7.15 秩父鉄道 武州日野駅 梅雨の時期には紫陽花が咲き誇り、 多くの写真愛好家を魅了する秩父鉄道の武州日野駅。 休日には蒸気機関車と紫陽花を写真に収めようと、 多くの撮影者が訪れますが、 お目当ての蒸気機関車が通過した後には、 多くの人が静かに姿を消してしまいます。 山間の小さな駅に静寂が訪れると、 紫陽花の向こうへ普通列車が出発してきました。...

  • 長雨の華 (秩父鉄道)

    2024.7.15 秩父鉄道 武州日野駅 長雨の季節に涼をもたらす 涼し気な色の紫陽花の花 梅雨も末期になり、紫陽花のシーズンも 終わりに近づいていましたが、 冷涼な奥秩父の武州日野駅では、 まだ元気に咲き誇っていました。 紫陽花と深い緑に包まれた雨上がりのホームから 二本の列車がそれぞれの行き先に向けて 静かに発車していきます。...

  • 麦と稲と (上田電鉄)

    2024.6.15 上田電鉄別所線 舞田-八木沢 「信州の鎌倉」と称される別所温泉ですが、 高台にある温泉地から広がる扇状地が 「塩田平」と呼ばれている地域です。 土壌が肥沃な塩田平は小麦や稲作が盛んで、 六月になると収穫を待つ麦畑の隣に 田植えを終えた水田を見ることが出来ます。 自然環境が明美で豊かな塩田平、 上田の街を支えてきた穀倉地帯が 夏を迎えようとしています。...

  • 駅裏の花壇 (上田電鉄)

    2024.6.15 上田電鉄別所線 八木沢駅 別所線の終点の一つ手前の八木沢駅では、 駅裏にある農道の脇に花壇が整備され、 マツバギクやベコニアなどの花々が植えられています。 これらは「八木沢水土里会」という組織によって 花壇の整備と管理が行われており、 花苗の植付け作業のほか、ため池堤体の草刈りや 農作業体験による住民との交流も実施しているそうです。 地域の玄関口である駅周辺の景観保全管理を行う活動に ...

  • 古き名湯 (上田電鉄)

    2024.6.15 上田電鉄別所線 別所温泉-八木沢 JR上田駅から上田電鉄別所線に乗り換えて のどかな田園風景の中を走ること約30分、 最後の急勾配を登り終えると 標高554mの終点「別所温泉駅」に到着します。 駅の奥に広がる緑に包まれた温泉街は 日本武尊が東征の折に発見したと伝えられ、 また『枕草子』にも登場する、信州最古の温泉地です。 古来からの歴史ロマンが詰まった別所温泉。 温泉客を降ろした電車は、滑り台...

  • 末端区間 (東武東上線)

    2024.6.08 東武東上線 男衾-みなみ寄居 池袋と埼玉県北部の寄居町を結ぶ東武東上線は、 池袋までの直通列車が途中の小川町までしか走らず、 末端区間の小川町-寄居間はローカル線の風情が漂います。 この区間は丘陵地帯の間を縫って走るため、 沿線には緑が多く、乗客は車窓から 豊かな自然を満喫することができます。 ローカル色豊かな区間をのんびりと走る ワンマン運転の短い4両編成の電車を、 線路脇のタチアオイ...

  • 梅雨の花々 (東武東上線)

    2024.6.08 東武東上線 男衾-みなみ寄居 今年の梅雨入りは、平年と比べて遅れており、 六月も下旬になってようやく 雨の日が続くようになりました。 梅雨時期を代表する花の一つ、タチアオイも 線路端に咲き始めます。 優しいセイジクリーム色の列車を背景に、 赤や白の鮮やかな花々が、 梅雨の景色に彩りを添えていました。...

  • 小さな来訪者 (秩父鉄道)

    2024.5.25 秩父鉄道 和銅黒谷駅 毎年初夏になると、南の国から渡ってきて 民家や駅舎の軒先などに営巣するツバメ。 しかし近年、その数は減少しているそうです。 身近だった里山の宅地化や、 農業の衰退により水田や耕作地が減少し、 エサとなる虫が少なくなっているためと言われています。 古くから人と共に自然の中で生きてきたツバメ、 彼達が安心して子育てできる環境を これからも守って行きたいですね。...

  • 色鮮やかに (秩父鉄道)

    2024.6.05 秩父鉄道 武川-永田 今年の関東地方は梅雨入りが遅れていて、 晴れて暑い日が続いていますが、 紫陽花は暦どおりに咲き始めています。 強い太陽の光の下で照らされた紫陽花は これまで以上に色鮮やかで ビビッドな姿が印象的です。 これから本格的な梅雨の季節に入り、 しっとりと濡れた風情豊かな紫陽花にも 出会えることを楽しみにしています。...

  • 風物詩 (秩父鉄道)

    2024.6.05 秩父鉄道 永田-武川 秩父鉄道沿線の熊谷市周辺は、冬は晴天日が多く 日照時間が長いという気候条件に恵まれて 古くから小麦栽培が盛んな地域として知られています。 特に明治時代から大正時代にかけては 小麦の栽培技術改良に尽力した権田愛三によって、 当時の熊谷市周辺は日本一の小麦生産地になりました。 刈取り前の季節に名産の小麦畑を行く電車は この時期ならではの風物詩です。...

  • 橋梁の歴史 (秩父鉄道)

    2024.5.25 秩父鉄道 大野原-和銅黒谷 横瀬川に架かる秩父鉄道の横瀬川橋梁は、 秩父銘仙などの輸送を目的に建設された鉄道が、 秩父市内への延伸を果たすために造られた橋梁です。 当初は奥羽本線の初代松川橋梁を転用したものですが、 1971年に現在の上路式ワーレントラス橋へと 架け替えられました。 架け替えから50年余り経った現在も、 赤い橋梁として人々に親しまれています。 SLパレオエキスプレスが橋を渡って...

  • 花咲く季節に (秩父鉄道)

    2024.5.25 秩父鉄道 親鼻駅 初夏の風薫る五月は、バラやツツジなどの花々が 美しく咲き誇る季節でもありますが、 赤く可愛いポピーの花もこの時期に開花を迎えます。 親鼻駅からアクセスできる 秩父高原牧場の「天空のポピー」は 今年は生育が今ひとつのようですが 駅裏のポピー畑は、まずまずの咲き具合でした。 風に揺れる花を眺めるように SLパレオエキスプレス号が速度を落として ゆっくりと駅を通過して行きまし...

  • 視界良好 (秩父鉄道)

    2024.5.04 秩父鉄道 親鼻-上長瀞 鉄道写真では、今まで撮影できなかった場所でも、 木々が伐採されて視界が開け、 新たに撮影が可能になる場合があります。 荒川橋梁を望むことができるこの場所は、 斜面の竹林を一部伐採したことで、 橋梁を一望できるようになりました。 新しい角度からいつもの蒸気機関車を見ると、 今までとは違った新鮮な印象を受けました。...

  • 長閑な休日 (秩父鉄道)

    2024.5.04 小湊鉄道 武州日野駅 ゴールデンウィークの晴天に恵まれた日 木造のホーム上屋が印象的な小さな駅に、 ツツジの花が咲く様子を眺めに行ってきました。 多くの人出を予想していたのですが 現場に着いてみると先客は1名のみで 周囲にはのどかな雰囲気が漂っています。 まだ満開には少し早かったものの、 ツツジと新緑の鮮やかな色彩を楽しみながら、 ゆっくりと初夏の一日を満喫することができました。...

  • 第二の人生 (小湊鉄道)

    2024.4.28 小湊鉄道 馬立駅 レールの敷設に使用されている木製の枕木は、 10年程度使用すると、腐ったり割れたりなど 経年劣化が生じます。 昭和の時代には、古くなった枕木が 駅周辺の敷地境界に再利用されているのをよく見かけましたが、 近年ではほとんど見られなくなりました。 とはいえ、ここは昭和の風情を色濃く残す小湊鉄道の馬立駅。 古枕木と同じように、JRからやってきたキハ40形気動車も 第二の人生として...

  • 五月晴れの下 (小湊鉄道)

    2024.4.28 小湊鉄道 上総川間駅 今年のゴールデンウィークは晴天に恵まれ、 各地の観光地も賑わったようです。 房総半島の中央を走る小湊鉄道も、 普段は1・2両編成の列車を 3両に増やして運行していました。 長閑な田園風景の中で、 赤い車両と五月晴れの空のコントラストが 初夏の訪れを告げてくれます。 ...

  • ツツジ咲く頃 (小湊鉄道)

    2024.4.28 小湊鉄道 上総川間駅 鮮やかなピンク色で花期が長いツツジは ゴールデンウィークの頃に見頃になり、 その美しい姿を楽しむ事ができます。 田植えを終えたばかりの田圃が広がる 上総川間駅の周辺に、 綺麗なツツジの花が咲いていました。 木漏れ日を受けて花びらを輝かせた花々が 列車の発車を静かに見守っています。...

  • 旧客憧憬 (秩父鉄道)

    2024.4.20 秩父鉄道 秩父駅 昭和の時代には機関車に牽かれた旧型客車が 全国津々浦々を駆けていました。 エンジンやモーターを搭載していない車両は 駅に停車中すると何とも言えない静寂が訪れ、 旅情感を盛り上げてくれたものでした。 ぶどう色に塗られた車体と開け放たれた窓が 蒸気機関車全盛の頃を彷彿とさせます。...

  • 初夏の風渡る (秩父鉄道)

    2024.4.20 秩父鉄道 上長瀞-親鼻 桜の季節が人々を楽しませてくれた後、 程なくして新緑の若葉の季節が訪れます。 昨今は温暖化の影響でしょうか 4月中旬でも初夏の様な陽気になる日もあり、 眩い若葉を目にするようになりました。 新緑に包まれた初夏の風渡る荒川橋梁を 旧型の客車を牽引した蒸気機関車が ゆっくりと渡って行きます。...

  • 単行列車が行く (八高線)

    2024.4.10 JR八高線 松久-児玉 八高線の高麗川以北の非電化区間には、 日中一往復のみ一両編成の単行列車が運行されています。 乗客の乗車率を考慮すると、学校の試験期間など、 昼間の利用が見込まれる時期を除いては、 この運行形態で 十分かもしれません。 ローカル線をはじめ、鉄道そのものが 縮小傾向にあるのは寂しい限りですが、 咲き誇った桜の中を走る列車は、 我関せず、元気に走り去って行きました。...

  • ななつ星咲く (久大本線)

    2024.4.02 JR久大本線 北山田駅 曇り空の下、満開の桜が咲く北山田駅に JR九州が誇る豪華クルーズトレインの 「ななつ星in九州」が姿を見せました。 黄金色に輝く装飾を施された 古代漆色のディーゼル機関車は 重厚な排気音を響かせながら 駅を通過していきます。 定員はわずか20名、料金も破格ですが 運行開始から10年以上が経過しても、 今なお多くの人々を魅了する人気列車です。...

  • 北山田駅通過 (久大本線)

    2024.4.02 JR久大本線 北山田駅 日本を代表する花のひとつであるソメイヨシノ 全国で約1000万本植えられていると言われ、 これらの多くは、挿し木や接ぎ木によって 増やされたものです。 駅や学校など公共の施設に植樹されたモノも多く見られ 久大本線の北山田駅のソメイヨシノもその一つです。 駅ホームの両側に咲く満開のソメイヨシノの中を 真っ赤な特急「ゆふ号」が通過して行きました。...

  • 花曇りの頃 (久大本線)

    2024.4.02 JR久大本線 豊後中川駅 桜の花が咲く頃の曇り空を「花曇り」と言いますが、 薄明かるい曇り空で、霞がかかったような天気は、 少し幻想的な雰囲気にもなります。 雨が降らず、日差しも弱いため、咲いた花は散りにくく、 駅の周辺では幾重にも桜の花が咲き誇っていました。 花曇りの淡い空気に包まれた駅から、 ゆっくりと発車する真っ赤な普通列車は、 普段にも増して鮮やかに見えました。...

  • 遅れて来た春 (八高線)

    2024.3.29 JR八高線 小川町-明覚 春に咲く代表的な黄色い花をいえば 菜の花を真っ先に思い浮かべますが、 可憐に咲く水仙もその一つに挙げられます。 一般的に12月から3月頃に咲く水仙は 早春の花というイメージがありますが 今年は3月末にやっと目にすることができました。 初夏の様に暖かな陽気になった日に 線路に近くに咲く水仙の花は 遅れてやって来た春を満喫しているようでした。...

  • 白煙を上げて (秩父鉄道)

    2024.3.24 秩父鉄道 寄居-桜沢 今年の3月は寒の戻りで気温が低い日が多く 関東のソメイヨシノは開花が遅れています。 本日、福岡や松山で開花が観測されたようですが、 秩父鉄道沿線では早咲きの桜が 小ぶりな花を咲かせていました。 綺麗な白煙を上げる蒸気機関車と 満開のソメイヨシノを一緒に撮影出来るのは 4月に入ってからになりそうです。...

  • ゆるキャラ (秩父鉄道)

    2024.3.20 秩父鉄道 ふかや花園駅 地域や企業をPRするマスコットキャラクタの「ゆるキャラ」は、 愛らしく親しみやすいデザインで、 幅広い世代で人気を集めています。 2024年のSLパレオエクスプレスファーストランの日に、 ふかや花園駅では、深谷市のゆるキャラ、 「ふっかちゃん」が登場しました。 深谷ねぎをモチーフにした「ふっかちゃん」は ゆるキャラグランプリで準グランプリを受賞した人気者、 駅のホームは...

  • 梅から桜へ (八高線)

    2024.3.17 JR八高線 明覚-小川町 ソメイヨシノの開花予想が発表されて 気温が20℃を超えて日が出てくると 今年も春が近づいて来た感じがします。 梅の花が終わった里山の山裾にも ピンク色の桜の花が咲き 沿線の景色も華やかさが増してきました。 まだまだ寒い日もある3月ですが 暖かくなる日が増えて行くと 豊かな自然を感じられる季節がやってきます。...

  • 近づく春景色 (八高線)

    2024.3.11 JR八高線 明覚-小川町 景色は少しずつ春っぽくなってきましたが ことしの冬は記録的な暖冬だったせいでしょうか 梅が咲く時期のばらつきが大きい気がします。 普段は花期が長い梅の花でも 既にすっかり花が終わっている樹もあれば 今が盛りの樹も見かけます。 ともあれ、春は確実に近づいてきています これから咲くソメイヨシノの花を 今しばらく待つことにいたしましょう。...

  • 遠望 (湘南モノレール)

    2023.1.17 湘南モノレール 目白山下-片瀬山 片瀬山駅で下車して西へ歩いて行くと 江の島へと下る坂道の途中に 遠くに相模湾を望む場所があります。 支柱にぶら下がってやって来るモノレールは まるで海の上を走っている様で、 普段とは違う鉄道風景が広がっていました。 不思議な景色を見ることができるのも 湘南モノレールの楽しみのひとつです。...

  • また来年 (伊豆急行線)

    2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 花弁が大きめで濃いピンク色をした河津桜は、 濃く明るい紅色をしたカンヒザクラと 一重咲きで大きな花を咲かすオオシマザクラとの 自然交配種と考えられています。 花期も長く、約1カ月に渡って見頃が続く河津桜ですが、 今年の開花は例年より早かった為でしょうか、 既に葉桜へと変わってしまいました。 また来年、美しい花達に会いに来たいと思います。...

  • 三色共演 (伊豆急行線)

    2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 気候が温暖な南伊豆の河津町では 2月になると河津桜と菜の花を 同時に愛でることができます。 線路沿いのガード付近で見つけた 桜と菜の花が一緒に咲いている場所に 赤いキンメ列車がやってきました。 ピンクの桜と黄色い菜の花、 それと赤い車両を照らす柔らかな陽ざしは 穏やかな早春の1日を約束するようでした。...

  • サフィール (伊豆急行線)

    2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 2020年3月14日のダイヤ改正で 東京―伊豆急下田間に登場した 観光特急の「サフィール踊り子」号 プレミアムグリーン車を含む 全車両グリーン席の編成は まるでホテルのような快適さで 河津桜の観光にも最適な列車です。 東京から2時間20分の道のりを駆けた 紺碧色のサフィール踊り子号を 河津川両岸の河津桜が迎えてくれました。...

  • 桜まつり (伊豆急行線)

    2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 一足早く春の訪れを告げる河津町の河津桜ですが、 今年の冬は暖かな日が多かった為でしょうか 例年より少し早めに見頃を迎えているようです。 2月1日から29日まで開催される「河津桜まつり」では、 コロナ禍以前の約8割に当たる 70万人の人出を見込んでいます。 今週末には満開になると予想される河津桜 河津川沿いに咲き誇る850本の桜を 多くの観光客に愛でてもらいたいです。...

  • SF世界 (湘南モノレール)

    2023.1.17 湘南モノレール 大船駅 大船と江の島を結ぶ湘南モノレールには 車体を軌道の下に吊り下げて走行する 「懸垂型」が採用されています。 車体を支える軌道が車両上部にある為、 車体の下にはレールがなく すのこ状の路面が広がっているだけです。 通常の鉄道とはかなり異なる懸垂型モノレール、 宇宙船を格納するかような駅の構内は まるでSFの世界を見ているようでした。...

  • 冬の残照 (江ノ島電鉄)

    2023.1.17 江ノ島電鉄 稲村ヶ崎-七里ヶ浜 稲村ケ崎駅を出発した藤沢行きの電車は 七里ガ浜の海岸に出て来ると、 正面に富士山を望むことができます。 空気が澄んでいる冬の夕暮れは オレンジ色の空に優麗なシルエットを 浮かび上がらせてくれました。 暮れゆく冬の残照を車体に映して 電車が目の前を通り過ぎていきます。...

  • 小さな古刹 (江ノ島電鉄)

    2023.1.17 江ノ島電鉄 腰越-鎌倉高校前 江ノ島電鉄の腰越駅から徒歩約5分の場所にある満福寺は、 源義経が頼朝への和解を願って「腰越状」と呼ばれる手紙を書き、 頼朝の元に届けようとした寺として知られています。 境内には弁慶の腰掛け石や手玉石など、 義経・弁慶ゆかりの品々が残っていますが 訪れて見ると思いの外、小さな古刹で驚きました。 歴史の舞台となった腰越の満福寺 冬の夕陽を浴びて静かに佇む古刹の門...

  • 聖地巡礼 (江ノ島電鉄)

    2023.1.17 江ノ島電鉄 鎌倉高校前-七里ガ浜 昨今、聖地巡礼という言葉は、マンガやアニメ、 映画などの舞台やモデルとなった場所に、 ファンが訪れることを差すようになりました。 人気アニメ「スラムダンク」で有名になった 「鎌倉高校前1号踏切」には、平日にも関わらず 若者を中心とした多くの観光客が集まり、 さまざまな国の言葉が飛び交っています。 日本が世界に誇るアニメ文化ですが、 その影響力の強さを、ま...

  • 併用軌道 (江ノ島電鉄)

    2023.1.17 江ノ島電鉄 江の島-腰越 鎌倉と藤沢の間を結ぶ江ノ島電鉄ですが 途中の江ノ島駅と腰越駅の間は 併用軌道となっており、道路上を走行しています。 江ノ島電鉄は全区間が鉄道事業法に基づく 正真正銘の鉄道路線ですので、 併用軌道は電車が道路を走っているというよりも 自動車が線路に入らせてもらっていると言えます。 商店が続く狭い道路に自動車を待たせて 江ノ電は今日も安全運転と定時運行で走ります。...

  • ライフライン (のと鉄道)

    2012.05.03 のと鉄道 西岸-能登鹿島 集落の手前に広がる入江と、線路の奥に作られた棚田。 のと鉄道沿線には里山と里海が入り混じる 能登らしい風景が展開されています。 穏やかな表情を見せていた のと鉄道沿線も 地震の影響で停電や断水が続いており ライフラインの復旧が喫緊の課題となっています。 水道の復旧には数カ月かかる可能性もあるようですが、 安全を確保しながら、早期の復旧が望まれます。...

  • 被災概況調査 (のと鉄道)

    2012.05.03 のと鉄道 田鶴浜-和倉温泉 元日の能登地震発生から、11日が経ちました。 1月9日から和倉温泉~穴水間で、 鉄道災害調査隊などの専門家チームが現地に入り、 被災状況の調査が実施されたようです。 その結果、各所で線路の湾曲や土砂流入、 各駅施設の損壊などの大きな被害が確認されています。 今後は復旧への方法や技術的な助言を受ける予定で 運行再開までには、かなりの時間が掛かりそうです。...

  • 新春花模様 (秩父鉄道)

    2024.1.05 秩父鉄道 武州中川-武州日野 柔らかな新春の陽光を浴びて 華やかな花模様のラッピング車両 「彩色兼備」が長瀞駅に入線してきます。 列車の到着を待つホームでは 宝登山神社の初詣客や長瀞観光の人々で いつもより賑わっていました。 正月の松の内も本日7日までです 三連休の中日ではありますが そろそろ平常モードへ切り替えるころですね。...

  • 謹賀新年 (東海道新幹線)

    2021.12.13 JR東海道新幹線 新富士-静岡 新年明けましておめでとうございます。 年始より、想像もしていないような 災害や事故が立て続けに発生しております。 毎日を何気なく無事に過ごしていることに 感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。 本年もよろしくお願い申し上げます。...

  • 能登半島地震で被災された皆様へ

    この度、能登地方を震源とした地震により、 被害を受けられた皆さまに、謹んでお見舞い申し上げますとともに、 一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。...

  • ジオラマ (鹿児島市電)

    2023.11.11 鹿児島市電 南鹿児島 鉄道に係わる趣味にはいくつか種類がありますが その一つに模型の制作があります。 中でも電車や機関車などの鉄道車両は元より、 駅舎やホームなどの鉄道関連の建造物や 周辺の風景や街並みまでも作り込む 鉄道ジオラマはその代表的なものでしょう。 市内電車とJR指宿枕崎線が隣接している 南鹿児島駅周辺はジオラマの絶好の題材、 ミニチュアの世界が目の前に広がっていました。...

  • 南国風情 (鹿児島市電)

    2023.11.11 鹿児島市電 南鹿児島-涙橋 涙橋電停から谷山へ向かう市内電車が 専用軌道へと入って行くと 周辺に緑が増えてきます。 線路沿いにある大きな柿の木は 11月の中旬にもかかわらず、 まだ青々と葉が茂り 柿の実は色付き始めたところでした。 一年の平均気温が18.8℃と 東京より約3℃も高い鹿児島市 そこかしこで南国の風情を感じます。...

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