2024.9.05 JR八高線 小川町-明覚 記録的な暑さとなった今年の夏。 日本の平均気温は、平年と比べて1.76℃も上昇し、 気象庁の観測史上最高を記録しました。 この異常な暑さに、季節の花々も戸惑っていると思いきや 初秋を告げるキバナコスモスは、 例年と変わらぬ美しい姿を見せてくれました。 厳しい残暑の中にも秋を感じさせるその姿に、 少しばかり暑さも和らいだように思います。...
2024.9.05 JR八高線 小川町-明覚 記録的な暑さとなった今年の夏。 日本の平均気温は、平年と比べて1.76℃も上昇し、 気象庁の観測史上最高を記録しました。 この異常な暑さに、季節の花々も戸惑っていると思いきや 初秋を告げるキバナコスモスは、 例年と変わらぬ美しい姿を見せてくれました。 厳しい残暑の中にも秋を感じさせるその姿に、 少しばかり暑さも和らいだように思います。...
2024.9.05 JR八高線 小川町-明覚 猛暑が続いた今年の夏ですが、 9月に入っても、まだまだ残暑が続いています。 線路際を彩る百日紅の花は、 夏の名残りを感じさせてくれるとともに、 秋の訪れを予感させてくれます。 夏の終わりの青い空、白い雲の下、 緑豊かな通い慣れたレールの上を いつものディーゼルカーが駆けて来ました。...
2024.8.08 JR飯山線 平滝駅 強い日差しが照りつける真夏の午後、 緑豊かな山の向こうには、 もくもくとと夏雲が湧き出してきました。 小さなトンネルを抜けて現れた赤い列車は、 カタンコトンとレールの音を立てながら ゆっくりと無人駅のホームに滑り込もうとしています。 セミの鳴き声が響き渡る静かな午後、 どこか懐かしい風景に心が安らぎました。...
2024.8.08 JR飯山線 上桑名川-上境 深緑に包まれた奥信濃路を、 小さな列車がゆっくりと進んでいきます。 冬の雪景色が有名なこの場所は、 真夏には一面の緑に染まり、 まるで絵画のような美しい風景が広がります。 夏の暑さを忘れさせる清涼感あふれる光景は、 訪れる人を魅了する奥信濃ならではの魅力です。...
2024.8.08 JR飯山線 蓮駅 飯山線の中でも特に賑わいをみせる飯山駅の隣に 蓮(はちす)という小さな駅があります。 緑豊かな駅の裏手にはお寺があり、 その境内へと通じる道端には 赤い頭巾を被ったお地蔵様が佇んでいました。 夏の日差しの中、木陰から列車を見送る 涼し気なお顔のお地蔵様を見ていると 厳しい暑さも少し和らぐような気がしました。...
2024.8.07 えちごトキめき鉄道 筒石駅 猛暑の中、涼を求めて訪れた筒石駅。 薄暗いトンネル内は、しっとりとした空気に包まれ、 まるで異郷に迷い込んだようです。 壁面やホームを覆う結露が、幻想的な雰囲気をさらに際立たせ ひんやりとした空気を肌で感じながら、 しばし静かな時間を過ごすことができました。 対向ホームに入線してきた電車には 乗り降りする乗客の姿はありません。 トンネル内の静寂が夏の暑さを忘...
2024.8.07 えちごトキめき鉄道 有間川-谷浜 夏の日本海に惹かれ、猛暑の中 新潟県の有間川を訪れました。 海の見える丘から眺める日本海は、 水平線と穏やかな海が印象的で、 どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。 「日本海ひすいライン」と名を変えた鉄道も、 短い2両編成の列車が海沿いをゆっくりと走り、 昔ながらの情景を今に伝えています。...
2024.7.25 JR八高線 竹沢-折原 暑い夏には向日葵など、鮮やかな黄色の花がよく似合います。 カンナの花もその一つです。 生命力あふれるカンナは、暑さや乾燥に強く、 手間をかけずに育てられるため、 線路脇などで群生しているのをよく見かけます。 朝日が昇り始めた線路際、早朝の静寂を破るかのように、 カンナの脇を爽やかな通過音を残して 列車が走り去って行きました。...
2024.7.25 JR八高線 寄居-折原 寄居駅を発車した高麗川行きの列車は、 荒川にかかる鉄橋を目指し、 大きく左にカーブを描きます。 朝から照りつける強い日差しを避け、 緑深い切通しに入ると、 列車の緑色の車体と周囲の緑が一体となりました。 連日猛暑が続く夏の早朝に ひとときの涼やかさを運んでくれます。...
2024.7.25 JR八高線 寄居-折原 撮影を憚るような猛暑が連日続く中、 朝の涼しい時間帯を狙って撮影に出かけました。 荒川の川面を渡る風は涼しげですが 夏の朝日を浴びた列車は、 すでに暑さを感じさせています。 今日も暑くなる予感が漂います。 くれぐれも体調には気をつけて過ごしましょう。...
2024.7.15 秩父鉄道 武州日野駅 梅雨の時期には紫陽花が咲き誇り、 多くの写真愛好家を魅了する秩父鉄道の武州日野駅。 休日には蒸気機関車と紫陽花を写真に収めようと、 多くの撮影者が訪れますが、 お目当ての蒸気機関車が通過した後には、 多くの人が静かに姿を消してしまいます。 山間の小さな駅に静寂が訪れると、 紫陽花の向こうへ普通列車が出発してきました。...
2024.7.15 秩父鉄道 武州日野駅 長雨の季節に涼をもたらす 涼し気な色の紫陽花の花 梅雨も末期になり、紫陽花のシーズンも 終わりに近づいていましたが、 冷涼な奥秩父の武州日野駅では、 まだ元気に咲き誇っていました。 紫陽花と深い緑に包まれた雨上がりのホームから 二本の列車がそれぞれの行き先に向けて 静かに発車していきます。...
2024.6.15 上田電鉄別所線 舞田-八木沢 「信州の鎌倉」と称される別所温泉ですが、 高台にある温泉地から広がる扇状地が 「塩田平」と呼ばれている地域です。 土壌が肥沃な塩田平は小麦や稲作が盛んで、 六月になると収穫を待つ麦畑の隣に 田植えを終えた水田を見ることが出来ます。 自然環境が明美で豊かな塩田平、 上田の街を支えてきた穀倉地帯が 夏を迎えようとしています。...
2024.6.15 上田電鉄別所線 八木沢駅 別所線の終点の一つ手前の八木沢駅では、 駅裏にある農道の脇に花壇が整備され、 マツバギクやベコニアなどの花々が植えられています。 これらは「八木沢水土里会」という組織によって 花壇の整備と管理が行われており、 花苗の植付け作業のほか、ため池堤体の草刈りや 農作業体験による住民との交流も実施しているそうです。 地域の玄関口である駅周辺の景観保全管理を行う活動に ...
2024.6.15 上田電鉄別所線 別所温泉-八木沢 JR上田駅から上田電鉄別所線に乗り換えて のどかな田園風景の中を走ること約30分、 最後の急勾配を登り終えると 標高554mの終点「別所温泉駅」に到着します。 駅の奥に広がる緑に包まれた温泉街は 日本武尊が東征の折に発見したと伝えられ、 また『枕草子』にも登場する、信州最古の温泉地です。 古来からの歴史ロマンが詰まった別所温泉。 温泉客を降ろした電車は、滑り台...
2024.6.08 東武東上線 男衾-みなみ寄居 池袋と埼玉県北部の寄居町を結ぶ東武東上線は、 池袋までの直通列車が途中の小川町までしか走らず、 末端区間の小川町-寄居間はローカル線の風情が漂います。 この区間は丘陵地帯の間を縫って走るため、 沿線には緑が多く、乗客は車窓から 豊かな自然を満喫することができます。 ローカル色豊かな区間をのんびりと走る ワンマン運転の短い4両編成の電車を、 線路脇のタチアオイ...
2024.6.08 東武東上線 男衾-みなみ寄居 今年の梅雨入りは、平年と比べて遅れており、 六月も下旬になってようやく 雨の日が続くようになりました。 梅雨時期を代表する花の一つ、タチアオイも 線路端に咲き始めます。 優しいセイジクリーム色の列車を背景に、 赤や白の鮮やかな花々が、 梅雨の景色に彩りを添えていました。...
2024.5.25 秩父鉄道 和銅黒谷駅 毎年初夏になると、南の国から渡ってきて 民家や駅舎の軒先などに営巣するツバメ。 しかし近年、その数は減少しているそうです。 身近だった里山の宅地化や、 農業の衰退により水田や耕作地が減少し、 エサとなる虫が少なくなっているためと言われています。 古くから人と共に自然の中で生きてきたツバメ、 彼達が安心して子育てできる環境を これからも守って行きたいですね。...
2024.6.05 秩父鉄道 武川-永田 今年の関東地方は梅雨入りが遅れていて、 晴れて暑い日が続いていますが、 紫陽花は暦どおりに咲き始めています。 強い太陽の光の下で照らされた紫陽花は これまで以上に色鮮やかで ビビッドな姿が印象的です。 これから本格的な梅雨の季節に入り、 しっとりと濡れた風情豊かな紫陽花にも 出会えることを楽しみにしています。...
2024.6.05 秩父鉄道 永田-武川 秩父鉄道沿線の熊谷市周辺は、冬は晴天日が多く 日照時間が長いという気候条件に恵まれて 古くから小麦栽培が盛んな地域として知られています。 特に明治時代から大正時代にかけては 小麦の栽培技術改良に尽力した権田愛三によって、 当時の熊谷市周辺は日本一の小麦生産地になりました。 刈取り前の季節に名産の小麦畑を行く電車は この時期ならではの風物詩です。...
2024.5.25 秩父鉄道 大野原-和銅黒谷 横瀬川に架かる秩父鉄道の横瀬川橋梁は、 秩父銘仙などの輸送を目的に建設された鉄道が、 秩父市内への延伸を果たすために造られた橋梁です。 当初は奥羽本線の初代松川橋梁を転用したものですが、 1971年に現在の上路式ワーレントラス橋へと 架け替えられました。 架け替えから50年余り経った現在も、 赤い橋梁として人々に親しまれています。 SLパレオエキスプレスが橋を渡って...
2024.5.25 秩父鉄道 親鼻駅 初夏の風薫る五月は、バラやツツジなどの花々が 美しく咲き誇る季節でもありますが、 赤く可愛いポピーの花もこの時期に開花を迎えます。 親鼻駅からアクセスできる 秩父高原牧場の「天空のポピー」は 今年は生育が今ひとつのようですが 駅裏のポピー畑は、まずまずの咲き具合でした。 風に揺れる花を眺めるように SLパレオエキスプレス号が速度を落として ゆっくりと駅を通過して行きまし...
2024.5.04 秩父鉄道 親鼻-上長瀞 鉄道写真では、今まで撮影できなかった場所でも、 木々が伐採されて視界が開け、 新たに撮影が可能になる場合があります。 荒川橋梁を望むことができるこの場所は、 斜面の竹林を一部伐採したことで、 橋梁を一望できるようになりました。 新しい角度からいつもの蒸気機関車を見ると、 今までとは違った新鮮な印象を受けました。...
2024.5.04 小湊鉄道 武州日野駅 ゴールデンウィークの晴天に恵まれた日 木造のホーム上屋が印象的な小さな駅に、 ツツジの花が咲く様子を眺めに行ってきました。 多くの人出を予想していたのですが 現場に着いてみると先客は1名のみで 周囲にはのどかな雰囲気が漂っています。 まだ満開には少し早かったものの、 ツツジと新緑の鮮やかな色彩を楽しみながら、 ゆっくりと初夏の一日を満喫することができました。...
2024.4.28 小湊鉄道 馬立駅 レールの敷設に使用されている木製の枕木は、 10年程度使用すると、腐ったり割れたりなど 経年劣化が生じます。 昭和の時代には、古くなった枕木が 駅周辺の敷地境界に再利用されているのをよく見かけましたが、 近年ではほとんど見られなくなりました。 とはいえ、ここは昭和の風情を色濃く残す小湊鉄道の馬立駅。 古枕木と同じように、JRからやってきたキハ40形気動車も 第二の人生として...
2024.4.28 小湊鉄道 上総川間駅 今年のゴールデンウィークは晴天に恵まれ、 各地の観光地も賑わったようです。 房総半島の中央を走る小湊鉄道も、 普段は1・2両編成の列車を 3両に増やして運行していました。 長閑な田園風景の中で、 赤い車両と五月晴れの空のコントラストが 初夏の訪れを告げてくれます。 ...
2024.4.28 小湊鉄道 上総川間駅 鮮やかなピンク色で花期が長いツツジは ゴールデンウィークの頃に見頃になり、 その美しい姿を楽しむ事ができます。 田植えを終えたばかりの田圃が広がる 上総川間駅の周辺に、 綺麗なツツジの花が咲いていました。 木漏れ日を受けて花びらを輝かせた花々が 列車の発車を静かに見守っています。...
2024.4.20 秩父鉄道 秩父駅 昭和の時代には機関車に牽かれた旧型客車が 全国津々浦々を駆けていました。 エンジンやモーターを搭載していない車両は 駅に停車中すると何とも言えない静寂が訪れ、 旅情感を盛り上げてくれたものでした。 ぶどう色に塗られた車体と開け放たれた窓が 蒸気機関車全盛の頃を彷彿とさせます。...
2024.4.20 秩父鉄道 上長瀞-親鼻 桜の季節が人々を楽しませてくれた後、 程なくして新緑の若葉の季節が訪れます。 昨今は温暖化の影響でしょうか 4月中旬でも初夏の様な陽気になる日もあり、 眩い若葉を目にするようになりました。 新緑に包まれた初夏の風渡る荒川橋梁を 旧型の客車を牽引した蒸気機関車が ゆっくりと渡って行きます。...
2024.4.10 JR八高線 松久-児玉 八高線の高麗川以北の非電化区間には、 日中一往復のみ一両編成の単行列車が運行されています。 乗客の乗車率を考慮すると、学校の試験期間など、 昼間の利用が見込まれる時期を除いては、 この運行形態で 十分かもしれません。 ローカル線をはじめ、鉄道そのものが 縮小傾向にあるのは寂しい限りですが、 咲き誇った桜の中を走る列車は、 我関せず、元気に走り去って行きました。...
2024.4.02 JR久大本線 北山田駅 曇り空の下、満開の桜が咲く北山田駅に JR九州が誇る豪華クルーズトレインの 「ななつ星in九州」が姿を見せました。 黄金色に輝く装飾を施された 古代漆色のディーゼル機関車は 重厚な排気音を響かせながら 駅を通過していきます。 定員はわずか20名、料金も破格ですが 運行開始から10年以上が経過しても、 今なお多くの人々を魅了する人気列車です。...
2024.4.02 JR久大本線 北山田駅 日本を代表する花のひとつであるソメイヨシノ 全国で約1000万本植えられていると言われ、 これらの多くは、挿し木や接ぎ木によって 増やされたものです。 駅や学校など公共の施設に植樹されたモノも多く見られ 久大本線の北山田駅のソメイヨシノもその一つです。 駅ホームの両側に咲く満開のソメイヨシノの中を 真っ赤な特急「ゆふ号」が通過して行きました。...
2024.4.02 JR久大本線 豊後中川駅 桜の花が咲く頃の曇り空を「花曇り」と言いますが、 薄明かるい曇り空で、霞がかかったような天気は、 少し幻想的な雰囲気にもなります。 雨が降らず、日差しも弱いため、咲いた花は散りにくく、 駅の周辺では幾重にも桜の花が咲き誇っていました。 花曇りの淡い空気に包まれた駅から、 ゆっくりと発車する真っ赤な普通列車は、 普段にも増して鮮やかに見えました。...
2024.3.29 JR八高線 小川町-明覚 春に咲く代表的な黄色い花をいえば 菜の花を真っ先に思い浮かべますが、 可憐に咲く水仙もその一つに挙げられます。 一般的に12月から3月頃に咲く水仙は 早春の花というイメージがありますが 今年は3月末にやっと目にすることができました。 初夏の様に暖かな陽気になった日に 線路に近くに咲く水仙の花は 遅れてやって来た春を満喫しているようでした。...
2024.3.24 秩父鉄道 寄居-桜沢 今年の3月は寒の戻りで気温が低い日が多く 関東のソメイヨシノは開花が遅れています。 本日、福岡や松山で開花が観測されたようですが、 秩父鉄道沿線では早咲きの桜が 小ぶりな花を咲かせていました。 綺麗な白煙を上げる蒸気機関車と 満開のソメイヨシノを一緒に撮影出来るのは 4月に入ってからになりそうです。...
2024.3.20 秩父鉄道 ふかや花園駅 地域や企業をPRするマスコットキャラクタの「ゆるキャラ」は、 愛らしく親しみやすいデザインで、 幅広い世代で人気を集めています。 2024年のSLパレオエクスプレスファーストランの日に、 ふかや花園駅では、深谷市のゆるキャラ、 「ふっかちゃん」が登場しました。 深谷ねぎをモチーフにした「ふっかちゃん」は ゆるキャラグランプリで準グランプリを受賞した人気者、 駅のホームは...
2024.3.17 JR八高線 明覚-小川町 ソメイヨシノの開花予想が発表されて 気温が20℃を超えて日が出てくると 今年も春が近づいて来た感じがします。 梅の花が終わった里山の山裾にも ピンク色の桜の花が咲き 沿線の景色も華やかさが増してきました。 まだまだ寒い日もある3月ですが 暖かくなる日が増えて行くと 豊かな自然を感じられる季節がやってきます。...
2024.3.11 JR八高線 明覚-小川町 景色は少しずつ春っぽくなってきましたが ことしの冬は記録的な暖冬だったせいでしょうか 梅が咲く時期のばらつきが大きい気がします。 普段は花期が長い梅の花でも 既にすっかり花が終わっている樹もあれば 今が盛りの樹も見かけます。 ともあれ、春は確実に近づいてきています これから咲くソメイヨシノの花を 今しばらく待つことにいたしましょう。...
2023.1.17 湘南モノレール 目白山下-片瀬山 片瀬山駅で下車して西へ歩いて行くと 江の島へと下る坂道の途中に 遠くに相模湾を望む場所があります。 支柱にぶら下がってやって来るモノレールは まるで海の上を走っている様で、 普段とは違う鉄道風景が広がっていました。 不思議な景色を見ることができるのも 湘南モノレールの楽しみのひとつです。...
2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 花弁が大きめで濃いピンク色をした河津桜は、 濃く明るい紅色をしたカンヒザクラと 一重咲きで大きな花を咲かすオオシマザクラとの 自然交配種と考えられています。 花期も長く、約1カ月に渡って見頃が続く河津桜ですが、 今年の開花は例年より早かった為でしょうか、 既に葉桜へと変わってしまいました。 また来年、美しい花達に会いに来たいと思います。...
2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 気候が温暖な南伊豆の河津町では 2月になると河津桜と菜の花を 同時に愛でることができます。 線路沿いのガード付近で見つけた 桜と菜の花が一緒に咲いている場所に 赤いキンメ列車がやってきました。 ピンクの桜と黄色い菜の花、 それと赤い車両を照らす柔らかな陽ざしは 穏やかな早春の1日を約束するようでした。...
2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 2020年3月14日のダイヤ改正で 東京―伊豆急下田間に登場した 観光特急の「サフィール踊り子」号 プレミアムグリーン車を含む 全車両グリーン席の編成は まるでホテルのような快適さで 河津桜の観光にも最適な列車です。 東京から2時間20分の道のりを駆けた 紺碧色のサフィール踊り子号を 河津川両岸の河津桜が迎えてくれました。...
2024.2.13 伊豆急行線 河津-稲梓 一足早く春の訪れを告げる河津町の河津桜ですが、 今年の冬は暖かな日が多かった為でしょうか 例年より少し早めに見頃を迎えているようです。 2月1日から29日まで開催される「河津桜まつり」では、 コロナ禍以前の約8割に当たる 70万人の人出を見込んでいます。 今週末には満開になると予想される河津桜 河津川沿いに咲き誇る850本の桜を 多くの観光客に愛でてもらいたいです。...
2023.1.17 湘南モノレール 大船駅 大船と江の島を結ぶ湘南モノレールには 車体を軌道の下に吊り下げて走行する 「懸垂型」が採用されています。 車体を支える軌道が車両上部にある為、 車体の下にはレールがなく すのこ状の路面が広がっているだけです。 通常の鉄道とはかなり異なる懸垂型モノレール、 宇宙船を格納するかような駅の構内は まるでSFの世界を見ているようでした。...
2023.1.17 江ノ島電鉄 稲村ヶ崎-七里ヶ浜 稲村ケ崎駅を出発した藤沢行きの電車は 七里ガ浜の海岸に出て来ると、 正面に富士山を望むことができます。 空気が澄んでいる冬の夕暮れは オレンジ色の空に優麗なシルエットを 浮かび上がらせてくれました。 暮れゆく冬の残照を車体に映して 電車が目の前を通り過ぎていきます。...
2023.1.17 江ノ島電鉄 腰越-鎌倉高校前 江ノ島電鉄の腰越駅から徒歩約5分の場所にある満福寺は、 源義経が頼朝への和解を願って「腰越状」と呼ばれる手紙を書き、 頼朝の元に届けようとした寺として知られています。 境内には弁慶の腰掛け石や手玉石など、 義経・弁慶ゆかりの品々が残っていますが 訪れて見ると思いの外、小さな古刹で驚きました。 歴史の舞台となった腰越の満福寺 冬の夕陽を浴びて静かに佇む古刹の門...
2023.1.17 江ノ島電鉄 鎌倉高校前-七里ガ浜 昨今、聖地巡礼という言葉は、マンガやアニメ、 映画などの舞台やモデルとなった場所に、 ファンが訪れることを差すようになりました。 人気アニメ「スラムダンク」で有名になった 「鎌倉高校前1号踏切」には、平日にも関わらず 若者を中心とした多くの観光客が集まり、 さまざまな国の言葉が飛び交っています。 日本が世界に誇るアニメ文化ですが、 その影響力の強さを、ま...
2023.1.17 江ノ島電鉄 江の島-腰越 鎌倉と藤沢の間を結ぶ江ノ島電鉄ですが 途中の江ノ島駅と腰越駅の間は 併用軌道となっており、道路上を走行しています。 江ノ島電鉄は全区間が鉄道事業法に基づく 正真正銘の鉄道路線ですので、 併用軌道は電車が道路を走っているというよりも 自動車が線路に入らせてもらっていると言えます。 商店が続く狭い道路に自動車を待たせて 江ノ電は今日も安全運転と定時運行で走ります。...
2012.05.03 のと鉄道 西岸-能登鹿島 集落の手前に広がる入江と、線路の奥に作られた棚田。 のと鉄道沿線には里山と里海が入り混じる 能登らしい風景が展開されています。 穏やかな表情を見せていた のと鉄道沿線も 地震の影響で停電や断水が続いており ライフラインの復旧が喫緊の課題となっています。 水道の復旧には数カ月かかる可能性もあるようですが、 安全を確保しながら、早期の復旧が望まれます。...
2012.05.03 のと鉄道 田鶴浜-和倉温泉 元日の能登地震発生から、11日が経ちました。 1月9日から和倉温泉~穴水間で、 鉄道災害調査隊などの専門家チームが現地に入り、 被災状況の調査が実施されたようです。 その結果、各所で線路の湾曲や土砂流入、 各駅施設の損壊などの大きな被害が確認されています。 今後は復旧への方法や技術的な助言を受ける予定で 運行再開までには、かなりの時間が掛かりそうです。...
2024.1.05 秩父鉄道 武州中川-武州日野 柔らかな新春の陽光を浴びて 華やかな花模様のラッピング車両 「彩色兼備」が長瀞駅に入線してきます。 列車の到着を待つホームでは 宝登山神社の初詣客や長瀞観光の人々で いつもより賑わっていました。 正月の松の内も本日7日までです 三連休の中日ではありますが そろそろ平常モードへ切り替えるころですね。...
2021.12.13 JR東海道新幹線 新富士-静岡 新年明けましておめでとうございます。 年始より、想像もしていないような 災害や事故が立て続けに発生しております。 毎日を何気なく無事に過ごしていることに 感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。 本年もよろしくお願い申し上げます。...
この度、能登地方を震源とした地震により、 被害を受けられた皆さまに、謹んでお見舞い申し上げますとともに、 一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。...
2023.11.11 鹿児島市電 南鹿児島 鉄道に係わる趣味にはいくつか種類がありますが その一つに模型の制作があります。 中でも電車や機関車などの鉄道車両は元より、 駅舎やホームなどの鉄道関連の建造物や 周辺の風景や街並みまでも作り込む 鉄道ジオラマはその代表的なものでしょう。 市内電車とJR指宿枕崎線が隣接している 南鹿児島駅周辺はジオラマの絶好の題材、 ミニチュアの世界が目の前に広がっていました。...
2023.11.11 鹿児島市電 南鹿児島-涙橋 涙橋電停から谷山へ向かう市内電車が 専用軌道へと入って行くと 周辺に緑が増えてきます。 線路沿いにある大きな柿の木は 11月の中旬にもかかわらず、 まだ青々と葉が茂り 柿の実は色付き始めたところでした。 一年の平均気温が18.8℃と 東京より約3℃も高い鹿児島市 そこかしこで南国の風情を感じます。...
2023.11.11 鹿児島市電 加治屋町 昨今、都市部における問題のひとつとして 夏場のヒートアイランド現象が上げられますが その対策として市街地の緑化事業が注目を浴びています。 鹿児島市内を走る路面電車の道路併用区間となる 総延長約9kmの軌道敷内全面に対して、 耐環境性が高く、冬場に枯れない芝生を植栽する事で 路面温度の抑制や騒音低減などの効果を上げているそうです。 電停の付近には草花の花壇も設けられて...
2023.11.11 鹿児島市電 加治屋町 明治維新に重要な役割を果たした薩摩藩 鹿児島市街には近代日本に影響を与えた偉人達の像と その解説板を「時標(ときしるべ)」として 市内の7か所に設置されています。 加治屋町電停がある交差点には、 薩英戦争に際に急ぎ鹿児島湾へと駆け付ける 若き大山巌・西郷従道・山本権兵衛の 3名の姿を見ることができます。 緊張感のある中にもどこかユーモラスな姿から 幕末の歴史の一端...
2023.11.11 鹿児島市電 武之橋-新屋敷 鹿児島市街の東方約4Kmの 鹿児島湾に浮かぶ標高1117mの桜島 今も活動を続ける活火山で 噴煙を上げる勇壮な姿は 市内の各所から眺める事ができます。 風向きによっては火山灰を市街地に降らせる 厄介な存在ではありますが、 その火を噴く姿は間違いなく鹿児島のシンボルです。...
2023.11.19 秩父鉄道 武州中川-武州日野 列車の先頭に掲げられるヘッドマーク 昔は列車の愛称名に因んだデザインのものが多く 寝台特急などに掲げられるヘッドマークは 鉄道少年たちの憧れの的でした。 昨今ではイベント等に係る列車に対し それに関連したヘッドマークが数多く制作され、 一種の広告としての役割を持つ様になりました。 この日のパレオエクスプレスに掲げられたのは 埼玉を題材にした話題の映画「翔ん...
2023.11.12 南阿蘇鉄道 白水高原-中松 高原の様な爽やかなイメージがある阿蘇地方ですが、 実は年間降水量が2000㎜以上にもなる 雨が多い地域でもあります。 山々に降り注いだ雨は地下水となり あちこちから湧き出す水源になっていますが、 その中でも寺坂水源は鉄道橋の下にある 珍しい水源になります。 滾々と湧き出す湧水の上を走る列車と 黄色に染まった銀杏との共演を見られるのは、 熊本地震が発生して以来7年...
2023.11.12 南阿蘇鉄道 立野-長陽 昨今の気候変動の影響でしょうか 毎年のように各地で水害が発生していますが 数ある対策のひとつとして、 ダムによる治水事業が進められています。 阿蘇外輪山の切れ目、白川に建設された立野ダムは 洪水調節を目的とした流水型の治水専用ダムで 今年5月にダム本体の工事が完了し、 来年度からの本運用を目指しています。 コンクリートの武骨な姿ではありますが 色付き始めた峡谷や...
2023.11.12 南阿蘇鉄道 立野-長陽 南阿蘇鉄道の立野駅と長陽駅間には 白川が造り出した深い渓谷を跨ぐ 第一白川橋梁があります。 この橋梁は2016年4月の熊本地震によって 甚大な被害を受けた事で架け替え工事が行われ、 2023年7月15日に列車の運行が再開されました。 阿蘇五岳の南に広がる南郷谷と 熊本平野の入り口を繋ぐ美しいアーチ橋は 地域の架け橋とてしての役割を再び担います。...
2023.11.03 秩父鉄道 武州中川-浦山口 華やかな花模様に彩られた7500系電車の ラッピングトレイン「彩色兼備」 この「彩色兼備」という愛称は、 秩父鉄道沿線の美しい景色や 美味しい食べ物を表現しているそうです。 ラッピングにも負けず劣らず 鮮やかに色付いた樹々たちが 秩父路に秋の深まりを告げています。...
2023.11.03 秩父鉄道 武州中川-武州日野 暦の上では冬が始まるこの頃は 各地で樹々が色付き、紅葉が見頃になります。 安谷川橋梁が架かる谷でも紅葉が進み、 逆光に映えた樹々の葉が 季節の進みを知らせてくれました。 暖かい日が続いた今年の秋も いよいよ冬の準備に取り掛かります。...
2023.10.24 東武東上線 男衾-みなみ寄居 日本の秋を代表する風景として 田圃の彼岸花や群生するススキの他に、 たわわに実った柿の木が思い浮かびます。 線路際で見つけた柿の木には 傾き始めた夕陽に照らされた柿が 美味しそうな橙色に輝いていました。 例年になく暖かな日が続いく今年の秋ですが 季節は少しづつ晩秋へと進んで行きます。...
2023.10.23 秩父鉄道 武川-永田 秩父鉄道の武川駅と永田駅の中間付近に 一面のコスモス畑があります。 毎年秋には定番の撮影場所になっていますが この畑は地主の方のご厚意で 毎年花を咲かせているそうです。 秋風に揺れる満開のコスモスを眺めながら 花と列車の撮影を楽しんで来ました。...
2023.10.12 東武東上線 大山駅 東武東上線大山駅に隣接した形で 560mの長いアーケードを有する ハッピーロード大山商店街 1日に約25,000人もの買い物客が訪れる商店街は、 中小企業庁が2006年に選定した 「がんばる商店街77選」にも選ばれました。 東上線の高架化事業に伴い 大山駅周辺の再開発も予定されていますが、 いつまでも活気ある商店街であって貰いたいです。...
2023.10.12 東武東上線 大山駅 池袋駅から東武東上線の普通電車に乗車すると 2つ目の駅が大山駅になります。 同駅を含むエリアでは連続立体交差事業が予定され、 2030年度には駅の高架化と共に 8か所の踏切がなくなります。 駅北側のハッピーロード大山商店街と 遊座大山商店街を横切る第15号踏切もその一つ 商店街の間を電車が通り抜ける風景が見れるのも 今のうちかもしれません。...
2023.9.22 JR京浜東北線 浜松町駅 収穫の感謝と翌年の豊作を祈願する秋祭り。 その形は山車が町を練り歩いたり、 踊りなどを奉納したりと様々です。 秋祭りに因んでの事でしょうか 浜松町の駅に設置されている小便小僧は 祭装束のハッピ姿に変身していました。 ホームに響く発車ベルや列車の通過音も 賑やかな祭囃子に聞こえてきます。...
2023.9.25 JR八高線 小川町-明覚 秋を彩る花のひとつに秋桜がありますが 白やピンク、赤色、黄色など さまざな色があることも、その魅力のひとつです。 それぞれの色によって花言葉は異なり 白は「優美」、ピンクは「純潔」、 赤は「調和」、黄色は「自然美」など、 優しい響きのものが続きます。 優雅な秋桜が咲き、吹く風が涼しくなると 線路沿いにも本格的な秋がやって来ます。 ...
2023.9.25 JR八高線 小川町-明覚 初秋の柔らかな陽ざしの中、 秋桜が敷き詰められた絨毯の上を 普通列車が駆けてきました。 秋分の日も過ぎて涼しくなり、 沿線ではピンクや白の秋桜が 秋らしい情景を醸し出しています。 暑かった夏が過ぎ去ろうとする頃、 八高線沿線の景色も ようやく秋色に変わり始めました。...
2023.9.28 東武東上線 男衾-みなみ寄居 9月になっても残暑に辟易する日が続きますが、 東京では今年の真夏日が90日を超えたそうで 1年の1/4は「真夏」になった計算になります。 記録的な暑さの初秋になっていますが 夏から秋へと季節を繋ぐ彼岸花は いつもと同じように紅い花を咲かせていました。 この花の盛りが過ぎるころには 本格的な秋がやって来て 過ごしやすくなること期待したいですね。...
2023.9.24 JR八高線 松久-児玉 暑かった夏も終わり、9月も下旬になると、 あちこちの田圃で稲刈りが始まります。 最近は刈取りから脱穀までを コンバインを使うことが多い様ですが、 昔ながらの稲刈りとハゼ掛けの作業を 人手でを行っている光景に出会いました。 賑やかな田圃は秋の風物詩のひとつ 忙しく働く農家の方々の向こうを 普通列車が通過して行きます。...
2023.9.05 東武東上線 男衾-鉢形 「百日紅」は初夏から秋までの長い期間、 花を咲かせる花木です。 「100日間、紅の花を咲かせる」事が その名前の由来となりますが、 実際には、一度咲いた枝先から 再度芽が出て花をつけるため、 長い間咲いているように見えるそうです。 道端に鮮やかに咲く百日紅は 遠くを駆けてゆく電車を 今日も見送っていました。...
2023.9.05 東武東上線 男衾-鉢形 電車から外を眺めていると 大きな百日紅の樹を見つけました。 近くまで来てみると、 樹高が10mはあろうかという立派な樹に 赤い花がたくさん咲いています。 まだまだ暑さが続く9月の上旬 湧き上がる夏の雲と共に 夏の延長戦が続きます。...
2023.9.01 秩父鉄道 武州中川駅 9月に入っても厳しい残暑が続く日々 武州中川駅では改札口からホームの間には、 キバナコスモスが咲いていました。 この花の花言葉は「野生美」 やせた土地でも育ち、花期が長く、害虫にも強いので、 手入れをせずに放任してもよく咲き続けます。 力強さと可憐さ兼ね備えたキバナコスモス 改札口へと向かう乗客の目も楽しませてくれるでしょう。...
2023.9.01 秩父鉄道 武州中川駅 オレンジ色の絨毯の向こう側から 普通列車がやって来ました。 残暑の中で訪れた武州中川駅の構内には たくさんのキバナコスモスの花が風に揺られ 美しく咲き誇っていました。 吹く風は熱気を帯びた南風 秩父路に秋がやって来るのは もう少し先になりそうです。...
2016.8.26 しなの鉄道 信濃追分-御代田 今年の夏は、お盆が過ぎてもなかなか涼しくならず、 日中は厳しい暑さが続いていますが、 それでも夕方は心なしか、涼しくなってきたようにも感じます。 気付かぬうちに、いつの間にか日暮れの時間は短くなり 陽の光の力強さも、幾分柔らかくなってきました。 まだまだ残暑厳しき日々が続きますが 元気に夏を乗り切って行きたいですね。...
2023.8.04 しなの鉄道 上田駅 長野駅を出発した「ろくもん」車内での食事が終わる頃、 列車は上田駅に到着し、後続の普通列車に道を譲ります。 窓辺には置かれたスタンドライトで淡く照らされた室内は、 いつもと違う特別な「ハレ(晴れ)」の世界に対して、 窓の外の景色は、いつもの日常の「ケ(褻)」の世界です。 普段では味わえない特別な雰囲気を楽しみながら 終着の軽井沢まで、列車の旅は続きます。...
2023.8.04 しなの鉄道 長野駅 3両編成の観光列車「ろくもん」ですが、 2号車にあるサービスカウンターの前には 長野県産のワインや地酒がディスプレイされています。 車内でこれらのワインや地酒を注文し、 千曲川や浅間山など沿線の景色を楽しみながら グラスを傾けることができます。 列車の揺れに合わせて、飲むワインはまた格別 ほろ酔い加減も旅情を高めてくれます。...
2023.8.04 しなの鉄道 長野駅 長野駅に入線してきた観光列車「ろくもん」 ホームではアテンダントの方が法螺貝を吹いて 列車の到着を知らせてくれます。 これは沿線の上田市を居城とした戦国大名の真田氏が 出陣の際に、法螺貝を吹いたとされる事にちなんで 行っているそうです。 法螺貝の音に、これから乗車する乗客達も スマホやカメラを取り出して写真をパシャリ、 粋な演出に旅行気分も盛り上がります。...
2023.8.04 しなの鉄道 長野駅 軽井沢と長野の間を走る しなの鉄道の観光列車「ろくもん」では 地元の食材をふんだんに使った 洋食や和食が提供されています。 美味しい食事の他にも「旅」の楽しむ為に 車内設備は素敵なものが設えられ、 鉄道の旅の楽しさを演出してくれます。 新幹線の車内販売も廃止になる昨今ですが、 ゆっくりと食事をしながら 列車に揺られてみるのもいいですね。...
2022.8.10 しなの鉄道 御代田-平原 真夏を代表する花と言えば 大輪の黄色い花を咲かせる 向日葵(ひまわり)が挙げられます。 太陽の動きにつれて花が回ることから 名付けられた名前ではありますが、 太陽を追って動くのは 生長が盛んな若い時期だけだそうです。 鮮やかな向日葵の花が咲く夏の日々ですが 暑さ厳しき折、ご自愛の上お過ごし下さい。...
2022.8.08 JR小海線 野辺山-信濃川上 土・日曜・祝日を中心に運転されている 小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」 天空に一番近い列車というコンセプトの下 JR線の標高最高地点「1375m」にちなんで 名付けられた「HIGH RAIL 1375」は この夏も元気に運行されています。 乗って楽しい夏の観光列車 夏休みの子供たちの笑顔が見られそうです。...
2023.6.27 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅 塔ノ沢駅構内の銭洗弁天の門をくぐると すぐ左手に立派な龍の手水舎があります。 龍の口から水が流れ出る手水舎は、 龍が水を司る神様として崇められていたことが 由来とされています。 ここのご祭神は水を治める神様の瀬織津姫之大神 境内に響く手水の水の音が 列車の発車ベルにも聞こえました。...
2023.6.27 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅 塔ノ沢駅構内の上りホームに面したところに 弁才天を祀る「深沢銭洗弁天」があります。 大正15年に小さな社を建ててお祀りしたのが始まりで 境内に用意されているひしゃくとザルでお金を洗うと 金運向上のご利益がある言われています。 静かな森の中、境内に響く池の水の音によって 心も体も洗われる感じがしました。...
2023.6.27 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅 2つのトンネルに挟まれた塔ノ沢駅は 辺りを深い緑に囲まれていて 駅の周辺には人家はありません。 駅へ通じる道も歩行者専用路しかなく、 1993年にトンネルを拡幅する際には、 重機などの機材搬入が不可能だったため 手掘りで作業が行われたそうです。 賑やかな箱根湯本の次の駅とは思えない 静かな佇まいの塔ノ沢駅は まさに「秘境駅」と言ってもよいでしょう。...
2023.6.27 箱根登山鉄道 大平台駅 箱根登山鉄道には、列車の進行方向が変わる スイッチバックが3か所ありますが、 ここ大平台駅だけ乗客が乗降可能な駅になっています。 列車が駅に到着すると、車掌はドアを開け、 最後尾から先頭車両まで急いで移動し、 ドアを閉めて運転士に出発合図を送ります。 ホームの紫陽花が見守る中、 繰り返される一連のルーティーンによって 今日も列車の安全な運行が確保されています。...
2023.6.26 箱根登山鉄道 上大平台信号場-大平台 紫陽花の色には赤、青、紫などがありますが、 その色は土のPH度によって変化して 酸性の場合は青色、中性は紫色、 アルカリ性だと赤色の花になります。 日本では酸性の土壌が多いため、 紫陽花も青色のものが多いのですが 落ち着いた紫色もまた素敵です。 急カーブの先から現れた列車が 線路際に咲く紫陽花を揺らしながら ゆっくりと通過していきました。...
2023.6.26 箱根登山鉄道 出山信号場-大平台 箱根の山を登る箱根登山鉄道ですが 箱根湯本から強羅までの沿線には 1万株以上の紫陽花が植えられています。 元は線路沿いの土止めの目的で植えられたものですが、 今では箱根登山鉄道の社員皆様の手入れによって 車窓からその美しい姿を見ることができます。 シーズン中の夜にはライトアップも行われ 乗客の目を楽しませてくれる登山電車、 咲き誇る紫陽花が箱根の山道を飾...
2023.6.04 秩父鉄道 武州日野-白久 真上から降り注ぐ強い日差しを受けて 黒い蒸気機関車がやってきました。 梅雨入りを直前に控えた6月初旬 木々の間から望む青空には 夏を思わせる雲が湧いています。 緑と白い雲のコントラストは やがて到来する夏の気配を感じさせました。...
2023.6.04 秩父鉄道 親鼻駅 秩父鉄道の親鼻駅の裏手には 小さなポピー畑があります。 この親鼻駅と隣の皆野駅は ポピーの名所として有名な 秩父高原牧場の「天空のポピー」の最寄り駅 列車の発車に合わせるように 可憐な花が初夏の風に揺れていました。...
2023.5.17 小湊鉄道 上総大久保-養老渓谷 温暖なイメージがある房総半島ですが 内陸部になると寒暖の差があって 様々な種類の樹木が生育しています。 線路に沿った細い道路を歩いて行くと 針葉樹の杉が天に向かって伸びていました。 真っすぐに育った杉の隙間から ローカル色溢れる列車が通過して行きます。...
2023.5.16 小湊鉄道 上総大久保-月崎 5月の爽やかな風が吹き抜ける中 涼しい木陰で列車を待ちました。 大きな樹の下では若葉が初夏の陽に透けて 美しい緑のコントラストを見せてくれます。 のんびりと撮影を楽しむには良い季節 カメラのシャッターを切りつつ 去りゆく列車を見送りました。...
2023.5.16 小湊鉄道 上総大久保駅 林の中に静かに佇む上総大久保駅に レトロなディーゼルカーが入線してきました。 春になると駅の周辺には桜や菜の花が咲き、 華やかなで美しい姿を見せてくれますが 眩い新緑に囲まれた景色もまた素敵です。 四季折々の姿を見せる小さな駅に 違う季節にも来訪したくなりました。...
2023.5.16 小湊鉄道 上総大久保-養老渓谷 その昔、国鉄時代のローカル線を クリームと朱色に塗り分けたディーゼルカーが 全国各地を駆け巡っていました。 このクリームと朱色の色合いは 多くの地方私鉄の車両にも採用され、 小湊鉄道ではキハ200形が 今も現役で運行されています。 初夏の陽が降り注ぐ午後に 懐かしさを誘う車体の色が 深い緑の中へと消えて行きました。...
2023.5.16 小湊鉄道 上総大久保-月崎 線路を覆い尽くさんばかりの緑のトンネルから 赤い列車が顔を出しました。 ローカル線ではよく見かける風景ですが 実際に乗車してみると列車の窓に小枝が当り カサカサと音が立てながら通過します。 これもローカル線ならではの風情でしょうか 木々の葉を揺らしながら列車がやって来ました。...
2023.5.16 小湊鉄道 月崎-上総大久保 月崎駅近くの小さな踏切で、 「きしゃにちゅうい」と書かれた標識を見つけました。 昨今あまり聞かなくなった「きしゃ(汽車)」という言葉に なんだか懐かしさを感じます。 最近では、鉄道車両はなんでも 「電車」と呼ぶ人が増えていますが なんとなく違和感があるのは、古い人間だからでしょうか。 苔生す踏切で、そんな事を考えていました。...
2023.5.16 小湊鉄道 月崎駅 首都圏近郊の房総半島を走る小湊鉄道は まるで昭和の時代に戻ったような 車両と沿線風景が人気の路線です。 五月の爽やかな風が吹きぬける午後 レトロな駅舎の月崎駅に現れたのは 秋田からやって来たJRのキハ40でした。 小さな花の出迎える温暖な房総半島で 古き新鋭が令和の時代に活躍します。 ...
2023.5.04 秩父鉄道 武州日野駅 風薫る五月に入ると、秩父鉄道の武州日野駅では 植栽されているツツジの花が見頃を迎えます。 よく手入れされたツツジの所へやって来たのは コスモスの花をあしらったラッピング車両。 ツツジとコスモスとの花のコラボが実現しました。 直前のSLパレオエキスプレスの通過時に居た たくさんのカメラマンやギャラリーもいなくなり 静かになった構内で、花も列車も楽しめました。...
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2024.9.05 JR八高線 小川町-明覚 記録的な暑さとなった今年の夏。 日本の平均気温は、平年と比べて1.76℃も上昇し、 気象庁の観測史上最高を記録しました。 この異常な暑さに、季節の花々も戸惑っていると思いきや 初秋を告げるキバナコスモスは、 例年と変わらぬ美しい姿を見せてくれました。 厳しい残暑の中にも秋を感じさせるその姿に、 少しばかり暑さも和らいだように思います。...
2024.9.05 JR八高線 小川町-明覚 猛暑が続いた今年の夏ですが、 9月に入っても、まだまだ残暑が続いています。 線路際を彩る百日紅の花は、 夏の名残りを感じさせてくれるとともに、 秋の訪れを予感させてくれます。 夏の終わりの青い空、白い雲の下、 緑豊かな通い慣れたレールの上を いつものディーゼルカーが駆けて来ました。...
2024.8.08 JR飯山線 平滝駅 強い日差しが照りつける真夏の午後、 緑豊かな山の向こうには、 もくもくとと夏雲が湧き出してきました。 小さなトンネルを抜けて現れた赤い列車は、 カタンコトンとレールの音を立てながら ゆっくりと無人駅のホームに滑り込もうとしています。 セミの鳴き声が響き渡る静かな午後、 どこか懐かしい風景に心が安らぎました。...
2024.8.08 JR飯山線 上桑名川-上境 深緑に包まれた奥信濃路を、 小さな列車がゆっくりと進んでいきます。 冬の雪景色が有名なこの場所は、 真夏には一面の緑に染まり、 まるで絵画のような美しい風景が広がります。 夏の暑さを忘れさせる清涼感あふれる光景は、 訪れる人を魅了する奥信濃ならではの魅力です。...
2024.8.08 JR飯山線 蓮駅 飯山線の中でも特に賑わいをみせる飯山駅の隣に 蓮(はちす)という小さな駅があります。 緑豊かな駅の裏手にはお寺があり、 その境内へと通じる道端には 赤い頭巾を被ったお地蔵様が佇んでいました。 夏の日差しの中、木陰から列車を見送る 涼し気なお顔のお地蔵様を見ていると 厳しい暑さも少し和らぐような気がしました。...
2024.8.07 えちごトキめき鉄道 筒石駅 猛暑の中、涼を求めて訪れた筒石駅。 薄暗いトンネル内は、しっとりとした空気に包まれ、 まるで異郷に迷い込んだようです。 壁面やホームを覆う結露が、幻想的な雰囲気をさらに際立たせ ひんやりとした空気を肌で感じながら、 しばし静かな時間を過ごすことができました。 対向ホームに入線してきた電車には 乗り降りする乗客の姿はありません。 トンネル内の静寂が夏の暑さを忘...
2024.8.07 えちごトキめき鉄道 有間川-谷浜 夏の日本海に惹かれ、猛暑の中 新潟県の有間川を訪れました。 海の見える丘から眺める日本海は、 水平線と穏やかな海が印象的で、 どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。 「日本海ひすいライン」と名を変えた鉄道も、 短い2両編成の列車が海沿いをゆっくりと走り、 昔ながらの情景を今に伝えています。...
2024.7.25 JR八高線 竹沢-折原 暑い夏には向日葵など、鮮やかな黄色の花がよく似合います。 カンナの花もその一つです。 生命力あふれるカンナは、暑さや乾燥に強く、 手間をかけずに育てられるため、 線路脇などで群生しているのをよく見かけます。 朝日が昇り始めた線路際、早朝の静寂を破るかのように、 カンナの脇を爽やかな通過音を残して 列車が走り去って行きました。...
2024.7.25 JR八高線 寄居-折原 寄居駅を発車した高麗川行きの列車は、 荒川にかかる鉄橋を目指し、 大きく左にカーブを描きます。 朝から照りつける強い日差しを避け、 緑深い切通しに入ると、 列車の緑色の車体と周囲の緑が一体となりました。 連日猛暑が続く夏の早朝に ひとときの涼やかさを運んでくれます。...
2024.7.25 JR八高線 寄居-折原 撮影を憚るような猛暑が連日続く中、 朝の涼しい時間帯を狙って撮影に出かけました。 荒川の川面を渡る風は涼しげですが 夏の朝日を浴びた列車は、 すでに暑さを感じさせています。 今日も暑くなる予感が漂います。 くれぐれも体調には気をつけて過ごしましょう。...
2024.7.15 秩父鉄道 武州日野駅 梅雨の時期には紫陽花が咲き誇り、 多くの写真愛好家を魅了する秩父鉄道の武州日野駅。 休日には蒸気機関車と紫陽花を写真に収めようと、 多くの撮影者が訪れますが、 お目当ての蒸気機関車が通過した後には、 多くの人が静かに姿を消してしまいます。 山間の小さな駅に静寂が訪れると、 紫陽花の向こうへ普通列車が出発してきました。...
2024.7.15 秩父鉄道 武州日野駅 長雨の季節に涼をもたらす 涼し気な色の紫陽花の花 梅雨も末期になり、紫陽花のシーズンも 終わりに近づいていましたが、 冷涼な奥秩父の武州日野駅では、 まだ元気に咲き誇っていました。 紫陽花と深い緑に包まれた雨上がりのホームから 二本の列車がそれぞれの行き先に向けて 静かに発車していきます。...
2024.6.15 上田電鉄別所線 舞田-八木沢 「信州の鎌倉」と称される別所温泉ですが、 高台にある温泉地から広がる扇状地が 「塩田平」と呼ばれている地域です。 土壌が肥沃な塩田平は小麦や稲作が盛んで、 六月になると収穫を待つ麦畑の隣に 田植えを終えた水田を見ることが出来ます。 自然環境が明美で豊かな塩田平、 上田の街を支えてきた穀倉地帯が 夏を迎えようとしています。...
2024.6.15 上田電鉄別所線 八木沢駅 別所線の終点の一つ手前の八木沢駅では、 駅裏にある農道の脇に花壇が整備され、 マツバギクやベコニアなどの花々が植えられています。 これらは「八木沢水土里会」という組織によって 花壇の整備と管理が行われており、 花苗の植付け作業のほか、ため池堤体の草刈りや 農作業体験による住民との交流も実施しているそうです。 地域の玄関口である駅周辺の景観保全管理を行う活動に ...
2024.6.15 上田電鉄別所線 別所温泉-八木沢 JR上田駅から上田電鉄別所線に乗り換えて のどかな田園風景の中を走ること約30分、 最後の急勾配を登り終えると 標高554mの終点「別所温泉駅」に到着します。 駅の奥に広がる緑に包まれた温泉街は 日本武尊が東征の折に発見したと伝えられ、 また『枕草子』にも登場する、信州最古の温泉地です。 古来からの歴史ロマンが詰まった別所温泉。 温泉客を降ろした電車は、滑り台...
2024.6.08 東武東上線 男衾-みなみ寄居 池袋と埼玉県北部の寄居町を結ぶ東武東上線は、 池袋までの直通列車が途中の小川町までしか走らず、 末端区間の小川町-寄居間はローカル線の風情が漂います。 この区間は丘陵地帯の間を縫って走るため、 沿線には緑が多く、乗客は車窓から 豊かな自然を満喫することができます。 ローカル色豊かな区間をのんびりと走る ワンマン運転の短い4両編成の電車を、 線路脇のタチアオイ...
2024.6.08 東武東上線 男衾-みなみ寄居 今年の梅雨入りは、平年と比べて遅れており、 六月も下旬になってようやく 雨の日が続くようになりました。 梅雨時期を代表する花の一つ、タチアオイも 線路端に咲き始めます。 優しいセイジクリーム色の列車を背景に、 赤や白の鮮やかな花々が、 梅雨の景色に彩りを添えていました。...
2024.5.25 秩父鉄道 和銅黒谷駅 毎年初夏になると、南の国から渡ってきて 民家や駅舎の軒先などに営巣するツバメ。 しかし近年、その数は減少しているそうです。 身近だった里山の宅地化や、 農業の衰退により水田や耕作地が減少し、 エサとなる虫が少なくなっているためと言われています。 古くから人と共に自然の中で生きてきたツバメ、 彼達が安心して子育てできる環境を これからも守って行きたいですね。...
2024.6.05 秩父鉄道 武川-永田 今年の関東地方は梅雨入りが遅れていて、 晴れて暑い日が続いていますが、 紫陽花は暦どおりに咲き始めています。 強い太陽の光の下で照らされた紫陽花は これまで以上に色鮮やかで ビビッドな姿が印象的です。 これから本格的な梅雨の季節に入り、 しっとりと濡れた風情豊かな紫陽花にも 出会えることを楽しみにしています。...
2024.6.05 秩父鉄道 永田-武川 秩父鉄道沿線の熊谷市周辺は、冬は晴天日が多く 日照時間が長いという気候条件に恵まれて 古くから小麦栽培が盛んな地域として知られています。 特に明治時代から大正時代にかけては 小麦の栽培技術改良に尽力した権田愛三によって、 当時の熊谷市周辺は日本一の小麦生産地になりました。 刈取り前の季節に名産の小麦畑を行く電車は この時期ならではの風物詩です。...
2023.9.05 東武東上線 男衾-鉢形 電車から外を眺めていると 大きな百日紅の樹を見つけました。 近くまで来てみると、 樹高が10mはあろうかという立派な樹に 赤い花がたくさん咲いています。 まだまだ暑さが続く9月の上旬 湧き上がる夏の雲と共に 夏の延長戦が続きます。...
2023.9.01 秩父鉄道 武州中川駅 9月に入っても厳しい残暑が続く日々 武州中川駅では改札口からホームの間には、 キバナコスモスが咲いていました。 この花の花言葉は「野生美」 やせた土地でも育ち、花期が長く、害虫にも強いので、 手入れをせずに放任してもよく咲き続けます。 力強さと可憐さ兼ね備えたキバナコスモス 改札口へと向かう乗客の目も楽しませてくれるでしょう。...
2023.9.01 秩父鉄道 武州中川駅 オレンジ色の絨毯の向こう側から 普通列車がやって来ました。 残暑の中で訪れた武州中川駅の構内には たくさんのキバナコスモスの花が風に揺られ 美しく咲き誇っていました。 吹く風は熱気を帯びた南風 秩父路に秋がやって来るのは もう少し先になりそうです。...
2016.8.26 しなの鉄道 信濃追分-御代田 今年の夏は、お盆が過ぎてもなかなか涼しくならず、 日中は厳しい暑さが続いていますが、 それでも夕方は心なしか、涼しくなってきたようにも感じます。 気付かぬうちに、いつの間にか日暮れの時間は短くなり 陽の光の力強さも、幾分柔らかくなってきました。 まだまだ残暑厳しき日々が続きますが 元気に夏を乗り切って行きたいですね。...
2023.8.04 しなの鉄道 上田駅 長野駅を出発した「ろくもん」車内での食事が終わる頃、 列車は上田駅に到着し、後続の普通列車に道を譲ります。 窓辺には置かれたスタンドライトで淡く照らされた室内は、 いつもと違う特別な「ハレ(晴れ)」の世界に対して、 窓の外の景色は、いつもの日常の「ケ(褻)」の世界です。 普段では味わえない特別な雰囲気を楽しみながら 終着の軽井沢まで、列車の旅は続きます。...
2023.8.04 しなの鉄道 長野駅 3両編成の観光列車「ろくもん」ですが、 2号車にあるサービスカウンターの前には 長野県産のワインや地酒がディスプレイされています。 車内でこれらのワインや地酒を注文し、 千曲川や浅間山など沿線の景色を楽しみながら グラスを傾けることができます。 列車の揺れに合わせて、飲むワインはまた格別 ほろ酔い加減も旅情を高めてくれます。...
2023.8.04 しなの鉄道 長野駅 長野駅に入線してきた観光列車「ろくもん」 ホームではアテンダントの方が法螺貝を吹いて 列車の到着を知らせてくれます。 これは沿線の上田市を居城とした戦国大名の真田氏が 出陣の際に、法螺貝を吹いたとされる事にちなんで 行っているそうです。 法螺貝の音に、これから乗車する乗客達も スマホやカメラを取り出して写真をパシャリ、 粋な演出に旅行気分も盛り上がります。...
2023.8.04 しなの鉄道 長野駅 軽井沢と長野の間を走る しなの鉄道の観光列車「ろくもん」では 地元の食材をふんだんに使った 洋食や和食が提供されています。 美味しい食事の他にも「旅」の楽しむ為に 車内設備は素敵なものが設えられ、 鉄道の旅の楽しさを演出してくれます。 新幹線の車内販売も廃止になる昨今ですが、 ゆっくりと食事をしながら 列車に揺られてみるのもいいですね。...
2022.8.10 しなの鉄道 御代田-平原 真夏を代表する花と言えば 大輪の黄色い花を咲かせる 向日葵(ひまわり)が挙げられます。 太陽の動きにつれて花が回ることから 名付けられた名前ではありますが、 太陽を追って動くのは 生長が盛んな若い時期だけだそうです。 鮮やかな向日葵の花が咲く夏の日々ですが 暑さ厳しき折、ご自愛の上お過ごし下さい。...
2022.8.08 JR小海線 野辺山-信濃川上 土・日曜・祝日を中心に運転されている 小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」 天空に一番近い列車というコンセプトの下 JR線の標高最高地点「1375m」にちなんで 名付けられた「HIGH RAIL 1375」は この夏も元気に運行されています。 乗って楽しい夏の観光列車 夏休みの子供たちの笑顔が見られそうです。...
2023.6.27 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅 塔ノ沢駅構内の銭洗弁天の門をくぐると すぐ左手に立派な龍の手水舎があります。 龍の口から水が流れ出る手水舎は、 龍が水を司る神様として崇められていたことが 由来とされています。 ここのご祭神は水を治める神様の瀬織津姫之大神 境内に響く手水の水の音が 列車の発車ベルにも聞こえました。...
2023.6.27 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅 塔ノ沢駅構内の上りホームに面したところに 弁才天を祀る「深沢銭洗弁天」があります。 大正15年に小さな社を建ててお祀りしたのが始まりで 境内に用意されているひしゃくとザルでお金を洗うと 金運向上のご利益がある言われています。 静かな森の中、境内に響く池の水の音によって 心も体も洗われる感じがしました。...
2023.6.27 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅 2つのトンネルに挟まれた塔ノ沢駅は 辺りを深い緑に囲まれていて 駅の周辺には人家はありません。 駅へ通じる道も歩行者専用路しかなく、 1993年にトンネルを拡幅する際には、 重機などの機材搬入が不可能だったため 手掘りで作業が行われたそうです。 賑やかな箱根湯本の次の駅とは思えない 静かな佇まいの塔ノ沢駅は まさに「秘境駅」と言ってもよいでしょう。...
2023.6.27 箱根登山鉄道 大平台駅 箱根登山鉄道には、列車の進行方向が変わる スイッチバックが3か所ありますが、 ここ大平台駅だけ乗客が乗降可能な駅になっています。 列車が駅に到着すると、車掌はドアを開け、 最後尾から先頭車両まで急いで移動し、 ドアを閉めて運転士に出発合図を送ります。 ホームの紫陽花が見守る中、 繰り返される一連のルーティーンによって 今日も列車の安全な運行が確保されています。...
2023.6.26 箱根登山鉄道 上大平台信号場-大平台 紫陽花の色には赤、青、紫などがありますが、 その色は土のPH度によって変化して 酸性の場合は青色、中性は紫色、 アルカリ性だと赤色の花になります。 日本では酸性の土壌が多いため、 紫陽花も青色のものが多いのですが 落ち着いた紫色もまた素敵です。 急カーブの先から現れた列車が 線路際に咲く紫陽花を揺らしながら ゆっくりと通過していきました。...
2023.6.26 箱根登山鉄道 出山信号場-大平台 箱根の山を登る箱根登山鉄道ですが 箱根湯本から強羅までの沿線には 1万株以上の紫陽花が植えられています。 元は線路沿いの土止めの目的で植えられたものですが、 今では箱根登山鉄道の社員皆様の手入れによって 車窓からその美しい姿を見ることができます。 シーズン中の夜にはライトアップも行われ 乗客の目を楽しませてくれる登山電車、 咲き誇る紫陽花が箱根の山道を飾...
2023.6.04 秩父鉄道 武州日野-白久 真上から降り注ぐ強い日差しを受けて 黒い蒸気機関車がやってきました。 梅雨入りを直前に控えた6月初旬 木々の間から望む青空には 夏を思わせる雲が湧いています。 緑と白い雲のコントラストは やがて到来する夏の気配を感じさせました。...
2023.6.04 秩父鉄道 親鼻駅 秩父鉄道の親鼻駅の裏手には 小さなポピー畑があります。 この親鼻駅と隣の皆野駅は ポピーの名所として有名な 秩父高原牧場の「天空のポピー」の最寄り駅 列車の発車に合わせるように 可憐な花が初夏の風に揺れていました。...
2023.5.17 小湊鉄道 上総大久保-養老渓谷 温暖なイメージがある房総半島ですが 内陸部になると寒暖の差があって 様々な種類の樹木が生育しています。 線路に沿った細い道路を歩いて行くと 針葉樹の杉が天に向かって伸びていました。 真っすぐに育った杉の隙間から ローカル色溢れる列車が通過して行きます。...
2023.5.16 小湊鉄道 上総大久保-月崎 5月の爽やかな風が吹き抜ける中 涼しい木陰で列車を待ちました。 大きな樹の下では若葉が初夏の陽に透けて 美しい緑のコントラストを見せてくれます。 のんびりと撮影を楽しむには良い季節 カメラのシャッターを切りつつ 去りゆく列車を見送りました。...