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ロンドン発 -庶民的生活- http://workingclass.blog109.fc2.com/

移民の街ロンドンへようこそ。各国文化を織り交ぜつつ、マサラが厳選したイギリスらしいものをご紹介。

欧州旅行記と自分の足で集めたヴィンテージ、アンティーク コレクションのお披露目も。

Lady Masala
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2009/12/27

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  • ストライキ下の手術でNHSの好感度急落

    前回からのつづきジュニアドクターのストライキの日にサンプル採取のための手術の日が重なりました。麻酔から覚めて、リカバリールームに移されたときに患者が私一人であることに気づきました。看護師さんたちは私の面倒をよく見てくれましたが、私に一刻も早く家に帰ってほしいという空気は隠せません。私もその気持ちはよく分かりますし、すぐにでも帰れるほどに体力が回復していればそうしたでしょう。でも、この日は一度目の手...

  • キングスクロスの新名所 コール ドロップ ヤード

    エリザベスラインで向かった先は、キングス クロス駅に隣接する Coal Drops Yard(コール ドロップ ヤード)。食事や買い物が楽しめるショッピングセンターです。コール ドロップ ヤードは、石炭の貯蔵庫の名称でした。まずは、簡単に歴史に触れておきましょう。ヴィクトリア朝においてキングス クロス駅は、イギリス北部で産出される石炭が運びこまれる拠点でした。もともとキングス クロス駅は、イングランド北部の主要な工業都...

  • ジュニアドクターのストライキと手術再び

    左胸のがんを摘出し、執刀医からオンコロジスト(腫瘍内科医)の元に移行して放射線と投薬治療を受ける予定が、念のためにと受けた右胸のマンモグラフィで石灰化が見つかりました。それを検査しないことには次の治療に移行できないことが判明。しかも、石灰が通常のバイオプシー(生体組織採取検査)では採取することにできない位置にあったため、手術によりサンプルを採ると聞かされ、さらに衝撃を受けることになったのです。そし...

  • メンタルヤバすぎ

    前回からのつづき乳がんの手術を終えてから何か大切なものを失ったような喪失感を抱くようになりました。そして、それは具象を伴っていました。ある日唐突に、何の前触れもなく「もう、○○☆☆(数年前に帰任した直属の上司)と不倫をすることもないだろう」という思いに囚われてしまったのです。もちろん私は、○○☆☆(○○は苗字で☆☆は役職)とそのような関係になったことはありませんし、不倫願望など全くありませんでした。私はなぜ、...

  • ここにきて最悪のケース

    左胸にできたがんの摘出手術を終え、放射線と投薬治療の開始を待っている間、右胸のマンモグラフィ検査で石灰化が見つかりました。私の胸が特別に小さいことと、石灰化の位置との関係とで通常のバイオプシー(生体組織採取検査)ではサンプルを採取することが難しく、最悪の場合はサンプル採取のために手術をしなければならないとお医者さんから告げられていました。水曜日の定例会議で方針が決まるということでしたが、水曜日の朝...

  • 子育ての季節

    先日、食料品の買い出しに Morrisons(モリソンズ)に行くと、ものすごく小さなキャベツが売られていて驚きました。商品の下に但し書きがあり、「厳冬の影響でキャベツの生育に影響が出ました。個々が小さいため、2個セットにて販売します」とのことでした。去年の冬はとても寒かったのです。がんの告知を受けた日は雪。手術までの1週間は、指にできたひびとあかぎれに耐えながら仕事をしていたことを思い出します。年が明けても...

  • 試行錯誤の末検査中止

    執刀医のT先生の手を離れてオンコロジスト(腫瘍内科医)のN先生の診察を受けたとき、T先生が手配した右胸のマンモグラフィ検査で石灰化が見つかったことを知らされました。T先生、自分の手を離れた患者のことはすっかり忘れて検査結果を見ていなかったようなのです。N先生がT先生に連絡を取ってくれて、すぐに病院から連絡がありました。超音波(エコー)検査では見えにくい場所に石灰化が見られるために特殊な機械の先導で...

  • メンタル壊れる

    右胸にしこりが見つかったと思ったら、左胸にがんがあることがわかって手術をしました。手術の直前は毎日のようにナショナルヘルスサービス、NHSから電話がかかってきて気が狂いそうでした。NHSは、処方箋代以外は完全無料の政府が運営する病院で、治療費は完全無料。その代わり、私の都合ではなく、病院の都合で予定が決められます。手厚く患者と向き合ってくれているということではあるのですが、術後にまとまった休暇を取...

  • 誰の責任?

    左胸にできていたがんの手術を終え、次の治療を受けるのを心待ちにして臨んだオンコロジスト(腫瘍内科医)N先生の診察初日。「右胸のマンモグラフィ検査で石灰化が見つかったので、予定していた放射線と投薬治療をはじめることができません」との宣告に希望を打ち砕かれた思いがしました。私がマンモグラフィ検査を受けたのはN先生の診察の3週間前。結果に関しては連絡がなかったために、異常がなかったのだと何の疑いも持ちま...

  • 一足お先にハッピーイースター

    去年の冬はとても寒かったです。がんの告知を受けた日は雪が降っていました。一度目の手術前には指に赤切れができてとても痛かったことを覚えています。冬が終わって花が咲く季節を迎えても、寒さは続きました。毎日、お天気が悪くてウンザリ。でも、気分が落ち込んでいたのは、お元気ばかりではなく、がん治療のことで不安が多かったからかもしれません。それでも季節はめぐり、春の象徴ラッパ水仙が咲き始め、その盛りの時期を過...

  • エリザベスラインに乗って

    夏時間、ブリティッシュサマータイムが始まって日は長くなったのに、寒くて雨模様の日が続いているロンドン。ロンドンだけではなく、イギリス全土が信じられないくらいの悪天候に見舞われました。イギリスらしい天候といってしまえばそれまでなのですが。ファリンドン駅で乗り換えせっかく休みを取ってあったというのに、このお天気では遠出をする気にもなりません。結局、コロナ禍以来初めての旅行をしない春休暇となってしまいま...

  • オンコロジストの診察

    執刀医であるT先生の手を離れた後は、オンコロジスト(腫瘍内科医)のN先生が私の主治医となりました。N先生は、イスラム教徒の女性です。はじめて会ったときは、彼女が英語のネイティブスピーカーではない点が気にかかりました。心配したのは私の英語力でノンネイティブの英語を理解できるかという点でしたが、わかりやすいプレーンな英語で私の質問にひとつひとつ丁寧に説明してくれるN先生を一回目の診察からすっかり信用し...

  • インド人に囲まれた!

    師匠の次男、Tさんが地下鉄エンバンクメント駅で心臓発作で倒れ、ビッグベンの近くにあるセント トーマス病院に救急搬送されました。Tさんの姪のBちゃんから連絡を受けた私と相棒は、次の日に病院に駆けつけました。意識もあり、思ったよりも元気そうにしている姿を見てとりあえず一安心。お見舞いに行った日はTさんがまだ一般病棟へ移る前だったため、面会は一度に2人までと決められていました。Tさんは皆からとても慕われ...

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