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kitasendo
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2009/10/24

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  • あなたはまつたく自由だ

    主なる神はその人に命じて言われた、「あなたは園のどの木からでも心のまゝに取って食べてよろしい。しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう。(旧約聖書「創世記」2:16‐17)   こゝで「人」とあるのは、ふつうには最初の人と言はれてゐる「アダム」とも考へられます。しかしこの記事ではそのやうに特定の一人に限定せず、万人に該当する話として考へてみます。 そ...

  • 超時空間天国論

    今や最先端の物理学では、「ビッグバン宇宙論」以外に、いくつもの宇宙論が提案されてゐます。曰く「ホログラフィック宇宙論」、曰く「多元宇宙論」、曰く「循環宇宙論」。そんな時代に、伝統的な宗教が教へてきた天国論も刷新されてしかるべきではないかと思ふのです。 私にそんなことを論じる能力も資格もあるとは思ひませんが、あるとき私の脳裏を掠めるやうに、おぼろげに浮かんだ天国の姿があるので、それを言葉にしてみよう...

  • コンコースの天国

    最近は、大きな空港のコンコースなどにピアノが置いてあつて、腕に覚えのある人が通りがかりに弾くことができる。コンサート会場でもないのにピアノの音色が響き渡ると、往来する人たちが振り向き、聞き耳を立て、やがて立ち止まつて聞きほれる。スマホを掲げて動画撮影する人の姿も、あちこちに見える。 私もさういふ光景に何度か遭遇したことがあります。ちやんとした会場ではないだけに却つて、何か思ひがけない、新鮮な感動を...

  • 被害者、批評者、創造者

    我々が生活するにおいて、必ず心を使ふ。単純に「思ふ」と言つてもいゝが、思ひを持たずに生きることはできないでせう。ところがこの「思ふ」といふのは、その思ひを設計図とした一つの世界を創造することだと言つていゝと思ふ。つまり、一つの思ひは一つの世界を自分の中に造る。 たとへば、何らかの現状を変へなければ行き詰つてしまふやうなとき、「これを変へるのは難しいな」と思ふと、「現状を変へるのは難しい」といふ世界...

  • 神の心を探す旅

    人類の歴史は、ある面から見れば、「神の心を探す旅」とも表現できます。 その探し方には、大きく2つの道があります。一つは、神を自分の外に見える宇宙といふ形で探求し、言葉(特に数式といふ言葉)にする道です。この道を行く人たちを科学者と呼びます。 そしてもう一つは、神を自分の内側に感じる宇宙といふ形で探求し、言葉あるいは行動に表すといふ道です。この道を行く人たちを宗教者と呼んだり求道者と呼んだりします。 ...

  • 困つたことになつたなぁ

    『釈迦が語る宇宙の始まり』(小宮光二)を読むと「困つたことになつたなぁ」と思ふ。いや、本当はちつとも困つたことではなく、むしろ喜ばしいことなのですが、困つたと思ふには理由があります。 現代の科学はいよいよ来るところまで来た。そこから先は宗教が引き受けて、本来の役割を果たさないといけないのに、現代の宗教にその準備ができてゐるか。さう考へると、甚だ心もとない。それが「困つたなぁ」なのです。 本書...

  • 3人の非観念礼拝参加者

    私たちは今まで、観念的に神様を呼び求めてきました。宗教的な主体としてのみ神様を呼び求めてきたのです。神様は生命の主体であると同時に生活の主体であり、生活の主体であると同時に理念の主体です。(『天聖経』1-1-2-3)  この章句は、本日の礼拝説教で引用された聖句です。 立場上、この1年あまり、ほとんど休むことなく毎週の日曜礼拝に出てきました。ところが、この「立場上」が曲者ですね。「立場...

  • 腑はどのやうに考へるのか

    「腑に落ちる」といふ表現が気になつてゐます。 意味合ひとしては、「ある考へや説明が深く理解され、納得して受け入れられる」といふやうなことでせう。理解し、納得し、受け入れることがなぜ「頭」ではなく、「腑」なのか。なぜ日本人は「腑で分かる」といふやうな捉へ方をしたのか。 「腑」とは「臓腑」、今風にふつうに言へば、「内臓」でせう。場所を絞れば「お腹」、胃や腸のあたり。そこに一体何が落ちるのか。 理解や納...

  • 私の記事を読んだ者は、私を読んだのである

    神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、…」。神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された」(創世記1:26-27) 神はご自身の「かたち」に似せて人を造つたとありますが、神は本当に「かたち」がほしかつたのだと思ふ。「かたち」がなければ、何の刺激も、何の面白みもないのです。 たとへば、スイスの高原列車で高原を登つて行きま...

  • うまく質問する必要はない

    本当にうまく質問することができたら、もう答えは要らないのですよ。僕は本当にそうだと思う。ベルグソンもそう言っていますね。僕ら人間の分際で、この難しい人生に向かって、答えを出すこと、解決を与えることはおそらくできない。ただ、正しく訊くことはできる。(『学生との対話』小林秀雄) 随分前にこの言葉に出会つて以来、どうしたら自分の人生に対してうまく質問できるかと、考へてきました。ところが、この「うまく質問...

  • 言はないで、聴かせて

    一人で過ごす、平穏な正月。知人の勧めで、映画『グリーン・ブック』を観ました。2時間といふ、やゝ長めの尺も気にならないほど、見入りました。 舞台は1960年代初頭の米国。天才的な黒人ピアニスト、シャーリーと、そのお抱へ運転手として演奏旅行に同行するイタリヤ系移民のトニー。黒人差別が色濃く残る当時の米国社会、その中でも特にひどい南部諸州を演奏旅行で回るのです。 タイトルにある「グリーン・ブック」とは、当...

  • あなたは涙を流すべきぢやない

    先日開いたブックシェルの第1回読書会で出た、もう一つの話題について書きます。 会の中で読んだ『喜びから人生を生きる』にではなく、その続編『もしここが天国だったら?』に出ていたエピソードが、対話の中で不意に思ひ浮かんだのです。以前、記事にもしてゐますが、簡単に繰り返します。 アニータの臨死体験が急速に世間に知られるやうになり、世界中から講演依頼が来るやうになつた。そして、あるセミナーで、若...

  • ホログラム人生論

    「ホログラム宇宙論」といふ仮説があります。 ホログラムとはどんなものか。私はこの目で実際にホログラムの映像を見たことはないが、言葉はときどき聞きます。どんなものか調べてみると、謂はば「3次元映像」ですね。 普通の写真や映像は平面的(2次元)な情報しか提供しない。それに対してホログラムは、3次元の情報を記録して提供するので、見る角度によつて異なる視点から物体を見ることができるのです。つまり、正面から見...

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まるくまーる(元教育部長の講義日記)
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