4月下旬の今、中国で各種の展示会やフォーラムが催されている。ここでは今、北京で開催中の自動車展示会をご紹介する。 2024年(第18回)北京国際汽車展覧会(Auto China 2024)が2024年4月25日から5月4日まで中国国際展覧中心の順義ホールと朝陽ホールで開催されている。2024年北京モーターショーのテーマは「新時代、新車」で、117台のワールドプレミアカー(多国籍企業による30台のワールドプレミアカーを含む)...
世界のなかでアジアの果たす役割が増大しています。これからの日本企業のアジアにおける新しいビジネスのあり方について、ビジネス連携に基づく新しい価値の創出について動向の整理と視点の提示を行います。
東アジア(中国、台湾、韓国)、アセアン10カ国やインドと日本の産業・企業とのビジネス連携のあり方を考えていきます。とりわけ、中国と台湾の情報通信(含む半導体)領域に大きな力点を置いております。
米国商務省経済分析局(Bureau of Economic Analysis)は10月26日、2023年第3四半期(7-9月期)の実質国内総生産(GDP)は事前推計(Advance Estimate)で年率4.9%増加したと発表した。第2四半期の実質GDPの伸び率は年率2.1%であった。 同局はプレスリリースで「第3四半期の実質GDPの増加は、個人消費、民間在庫投資、輸出、州・地方政府支出、連邦政府支出、住宅設備投資の増加を反映しており、非住宅設備投資の...
【AI】科学誌Nature:世界のポスドク研究者のChatGPT利用状況
英国科学誌Natureは10月16日、ポスドク研究者(以下、ポスドク)のAIツール利用状況調査の結果について「キャリア特集(Career Feature)」欄に記事を掲載した。 Nature は 今年6 月と7月に実施したポスドクを対象とした世界調査でAIの使用について調査した。回答者の31%がチャットボットを利用していることが判った。しかし、67%の者はAIツールを活用していないと答えている。チャットボットを使用している人の...
日本経済新聞(以下、日経)は、「日本の人口は2056年に1億人を割ります。企業の商品やサービス、行政など、私たちの暮らしのあらゆる分野に訪れる変化の未来図と処方箋を探ります」という視点から特集を組み、記事の連載を行っている。日経電子版によると、記事のタイトルは次の通りである。 ●さよならスマホ、2050年に普及率0% 眼球に情報端末(2023年10月29日) ●ともだち100人できないな 2050年代、新...
Japan Mobility Show 2023(日本自動車工業会主催)が今、東京ビッグサイトで開催されている(2023年10月26日ー11月5日)。キャッチフレーズは「乗りたい未来を、探しにいこう!」である。 主催者は、今回のショーについて、「これまでの東京モーターショーからJapan Mobility Show2023と名称を変更した本イベントは、自動車業界だけでなく、様々なモビリティ産業も一緒に多くのお客様に『未来の日本』をご体感いただく場...
【米国政治】米国の新たなAIチップ禁止はファーウェイにとって絶好のチャンスとなる
業界アナリストらによると、今週初め、米国は中国に対する先進的AIチップの輸出禁止を発表しており、この敵対的な状況がファーウェイにとって好機となる可能性があるという。HC NEWSROOM(Huaweicenrtral.com)が10月20日報じた。 Nvidia は中国の大手GPUおよびAIチッププロバイダーであり、関連市場全体の 90% 以上を占めているが、ファーウェイはかなり長い間、業界グレードのAIモデルとトレーニングチップの開...
【日中連携】ジェトロ、上海で「日中高齢者ヘルスケア産業交流会」を開催
ジェトロ(日本貿易振興機構)は10月10日、上海市で「日中高齢者ヘルスケア産業交流会」を開催した。交流会は、フォーラムと商談会により構成され、上海市と周辺の介護施設や介護用品、介護食、介護サービス分野の日本企業55社、中国企業64社が参加した。― ジェトロ『ビジネス短信』が10月23日伝えた。 フォーラムでは、高齢者向けの食事、認知症予防、高齢者向け住居、データ利活用といったキーワードをもとに、上...
【経営】ファーウェイ、来年の主力機種P70シリーズの量産準備を開始
サプライチェーン筋の情報によると、ファーウェイは、今年8月末に販売開始したMate 60の売れ行きが好調だったため、2024年発売の次期主力製品、ファーウェイ P70シリーズの量産に備え、部品などの確保を開始した。― 快科技が10月23日、報じた。 これまでの情報によれば、ファーウェイは2024年に6,000万台から7,000万台のスマートフォンを出荷する予定で、これは2023年の出荷量の約2倍になる。ファーウェイは、この...
クックCEO、アップル製品の95%以上は中国で製造、サプライチェーン企業と共存共栄を!
最近、アップルCEOのクック(Timothy Cook)氏は今年2回目の中国訪問を行った。 10月16日夜、クック氏は個人の微博で成都訪問を発表し、iPhone 15 Pro Maxで撮影した成都の写真を添付した。クック氏は10月17日、四川省雅安市玉城区の第四小学校を訪問し、生徒らとともに幾つかのコースを体験した。同日、アップルは農民、農村部の学生、教師を支援するために中国農村発展基金会に2,500万元を寄付すると発表した...
【技術試験】ファーウェイ、5G-Advaced(5.5G)の更なる躍進
5G(第5世代移動通信システム)の機能拡張版、5G Advanced(5G-A、5.5G)は、より安定的でより大容量・高速かつ低遅延な通信を実現する。5G-Aは、5Gの強化・進化として5Gから6Gへの移行の役割を担っており、ファーウェイは業界パートナーに対し、5.5G時代に向けた業界のコンセンサスと商用展開を進めるとめの取り組みを強化している。 「ファーウェイ中国」WeChat公式アカウントは10月21日、ファーウェイがIMT-2020...
TSMC(台湾集積回路製造、本社:新竹市)は10月19日、今年第3四半期の企業業績を発表した。連結売上高は5,467.3億台湾ドル、対前年同期比10.8%減であったが、対前四半期では13.1%増加し、また、第3四半期の親会社株主に帰属する純利益は2,110億台湾ドル、対前年同期比で24.9%減少したが、対前四半期では16.1%増加するなど、今年第3四半期業績は改善の兆しを示した。 TSMCの魏哲家総裁は業績説明会で、朗報を報告し、PC...
【自動車】2023年第3四半期までの中国の新エネルギー車生産・販売
中国汽車工業協会が10月11日に公表したデータによると、今年9月の中国の新エネルギー車(新能源汽車)の生産台数は87万9,000台、販売台数は90万4,000台で、対前年同月比それぞれ16.1%、27.7%増加し、新エネルギー車販売が全体の自動車販売に占める市場シェアは31.6%に達した。 今年第3四半期(1-9月期)までの新エネルギー車の生産台数は631 万3,000台、販売台数は627万8,000台で、対前年同期比それぞれ33.7%、37.5%...
中国国家統計局は10月18日、今年第3四半期まで(2023年1-9月期)の国内総生産(以下、GDP)の初期計算(初歩核算)値を発表した。 発表によると、2023年第3四半期までの国内総生産は、実質ベースで、91兆3,027億元、対前年同期比5.2%増となった。産業別にみると、第一次産業は5兆6,374億元で対前年同期比4.0%増、第二次産業は35兆3,659億元で同4.4%増、第三次産業は50兆2,993億元で同6.0%増加した。四半期別にみると、...
【連携】中国移動のファーウェイMate-60端末「5G民主化」「モバイル最適化」協力計画
中国移動(チャイナモバイル)のウェブサイトによると、中国移動端末会社は10月12日、ファーウェイMate 60 Premium Edition を含む五つのスマートフォンを120万台購入すると発表した。更に、中国業界紙、例えば、16日のCWW記事によると、中国移動端末は、ファーウェイの電子ウォッチ Band 8(30万個)などの端末製品の集中購入も相次いで開始した。 集中調達の対象として、ファーウェイMate 60シリーズのスマート...
世界各国は半導体産業の発展を目指して競い合っている。台湾の「護国神山」と呼ばれるTSMCは国際競争における信頼できるパートナーとなったが、このTSMCの創設者である張忠謀(Morris Chang)氏は、台湾の半導体環境が20~30年後には今ほど良好ではなくなることを懸念していると述べ、さらに半導体サプライチェーンを再構築するのに理想的な場所として日本を挙げたことでPTT㊟ネチズンの間で白熱した議論が引き起こされた。̶ 台...
【競争】中国での販売数、10月時点ではファーウェイMate 60がiPhone 15を上回る
Huawei Mate 60(以下、ファーウェイMate 60) シリーズの販売は中国で10 月第1週の時点で順調に推移しており、この新しいファーウェイのフラッグシップ製品の販売数がライバル、アップルのiPhone 15よりも多いことがレポートで明らかになったとHC NEWSROOM(Huawei.com)が10月15日、報じた。 中国の第三者統計によると、 8月29日から10月1日までのファーウェイMate 60シリーズの販売数は169万4,000台に達した。...
【経営】半導体ファブ経済学の新しい章、チップ製造コストをどう乗り切るか
米国経営コンサルティング会社、ボストン・コンサルティング・グループ(Boston Consulting Group、本社マサチュウセッツ州ボストン)は9月28日、Navigating the Costly Economics of Chip Making, Boston Consulting Group,September 28, 2023を発表した。以下、邦訳し、概要を紹介する(現時点で、同社のウェブサイトに日本語訳は未掲載)。 2020年、私たちはさまざまなタイプの半導体工場の経済状況を調査した。そのと...
国家衛生健康委員会は10月12日、「2022年我国卫生健康事业发展统计公报(2022年のわが国の医療開発に関する統計公報)」を発表した。本報告によると、2022年の出生人口数は956万人。第2子が38.9%、第3子以上が15.0%、出生人口の性別比は111.1であった。 参考資料として、前出『2022年我国卫生健康事业发展统计公报』(PDF文書)のURLを掲げる。出生人口関連は26-27頁に掲載されている。 出所:国家...
中国の半導体チップ分野は大きな進歩を遂げた。北京市の清華大学は10月10日、「世界初!大きな進歩」と題する記事をウェブサイトに掲載した。以下、記事の邦訳を記す。 先ごろ、清華大学集積回路学部の呉華強教授と高濱准教授のチームは、効率的なオンチップ学習をサポートする世界初の完全にシステム統合されたメモリスタ(memristor)㊟1を開発した。統合ストレージと計算コンピューティングのパラダイムに基づい...
【市場調査】世界の5Gスマートフォン普及率は2024年に72%に達する見込み
カナダの調査会社、TechInsightsが10月7日、世界の5Gモバイル電話市場を展望する記事を発表した。筆者は、TechInsights資料などの購読者ではないので、ここでは香港メディア、TechGoingの記事に拠り、ポイントを記す。 世界の5Gスマートフォン市場は中国市場の軟調や地政学的要因により、成長は停滞しているが、2024年には成長を再開する。市場シェアの予測に関しては、アップルは「緩やかに減少している」ものの、今年と来...
【潮流】ファーウェイ、来年のスマートフォン出荷台数を倍増の7,000万台にする計画
ファーウェイは、米国によるさらなる取り締まりの予想にもかかわらず、来年のスマートフォン販売を倍増させることを目指して、何カ月も部品を備蓄している。― 日経アジアが10月10日台北発で報じた。 ファーウェイの目標は、2024年に6,000万台から7,000万台の携帯電話を出荷することだと、ふたりの業界幹部が日経アジアに語った。情報筋によると、同社は今年初めからその目標を達成するためにレンズ、カメラ、プリン...
【動向】中国電子報:集積回路業界の研究と革新は新たなトレンドをもたらす
中国電子報は10月7日、集成电路产业研创呈现新趋势,我们总结出这几点(集積回路業界の研究と革新は新たなトレンドをもたらしており、以下の点を要約した)と題する記事を掲載した。以下、本記事の簡単な紹介である。 9月26日、第11回年次EEVIA㊟中国ハードテクノロジーメディアフォーラム産業チェーンとイノベーション動向セミナーが深圳市で開催された。会議のゲストは、現在の集積回路業界の多くの側面を分析して...
全般:日本企業の「失われた30年」 「暮らしのブログ」に10月8日に書いた記事、「【雑感】野中郁次郎さんの最近の発言」のなかで、日経10月7日付の野中郁次郎さんへのインタビュー記事を取りあげた。私には、野中さんが日本の競争力の描写に使った「野性味喪失」の言葉がグサリと来た。日経記事は「日本企業は今なお『失われた30年』から抜け切れずにいる。画期的な技術や米『GAFA』のような革新的組織を生めず、世界から注目さ...
【話題】ファーウェイの新しい5Gモバイルは中国のスマートフォン市場の希望となる
ファーウェイの新しいフラッグシップ機種であるMate 60シリーズは8月末の発売以来、消費者のスマートフォンへの関心を取り戻し、販売を伸ばし続けている。― ファーウェイのニュースサイト、HC NEWSROOMは10月7日付記事、New 5G phones become light of hope for the Chinese smartphone marketでこの戦略機種について現在の状況を記す。 業界筋のアナリストは、ファーウェイのHarmonyOS と中国の顧客ベースに加...
中国在留日本人(中国在留邦人、長期滞在者および永住者)の数は過去10年間減少し続け、こうした中国における日本人数の減少傾向は日中関係や防疫・感染症対策など政治的・経済的要因を背景にするものである。 日本経済新聞(以下、日経)電子版は9月27日、「中国在留日本人、約20年ぶり低水準 コロナも影響」と題する記事を掲載した。中国における在留日本人数は、2012年のピーク、15万人から2022年の10万2,026人まで減少...
【ホリデイ】中秋節・国慶節休暇で中国の観光スポットの賑わいが復活!
中国では中秋節と国慶節が重なり、人びとは、9月29日から10月6日までの8日間のホリデイを楽しみ、英気を養った。中国各地の観光スポットは人々で賑わい、国内観光マーケットは復活した。 文化観光部(文化和旅游部)は10月6日夕方、休暇期間中に国内の観光スポットへの訪問者数は対前年同期比71.3%増の約8億2,600万人に達したことを明らかにした。この数字は、感染症流行前年の2019年と比べて4.1%の増加となって...
【イベント】Softbank World 2023、テクノロジーの新潮流AIに焦点
掲題のSoftbank World 2023は10月3日から6日までの4日間、ザ・プリンスパークタワー東京で開催されている。 このイベントは、「テクノロジーの新潮流」であるAI、特に、生成AIの利活用などに焦点を当て、ホテル会場ならびにオンラインで実施しており、本催しは四年ぶりのことである。 ソフトバンクグループ会長兼社長、孫正義氏は10月4日に登壇し、特別講演を行い、ほぼすべての分野で人間の知能を超...
【雑感】国慶節休暇に話題沸騰、ファーウェイの新しいスマートフォン
中秋節と国慶節の「ダブルフェスティバル(双節)」期間中、全国の景勝地では「人々は群れに従う」モードが始まり、全国のファーウェイストアも多くの人で賑わった。Mate 60シリーズ、Mate X5折りたたみスクリーン、スマートスクリーンV5 Proなどの新製品は品薄で、特に1万元以上するMate 60 RS Extraordinary Master Editionは入手困難だ。― 21世紀経済報道は10月3日、「华为悬念、未完待续(ファーウェイのサスペンスはまだ...
【企業メッセージ】日立のデジタル事業への取り組み、「Digital for all.」
日立製作所デジタルシステム&サービスセクター(以下、日立)は9月19日、デジタル事業を通じて成し遂げたいことや生み出す価値を映像「Digital for all. ~日立がデジタルの力でめざす未来」として公開した。 日立は、「地球を守りながら、豊かな暮らしも実現したい」という想いを両立するための鍵は「デジタル」であり、グループ全体でその重要性や可能性、我々の進む方向性を再認識し、さらに一体感を持ってデジ...
【自動車】中国BYDの今年1-9月期新エネルギー車販売は200万台突破
新エネルギー車大手の比亜迪(BYD、広東省深圳市)は10月2日、9月の新エネルギー車販売台数が28万7,000台となり、8月の過去最高記録27万4,000台を更新し、年率43%増で引き続き過去最高を更新したと発表した。 BYDの今年9月末時点の累計販売台数は対前年同期比76.2%増の207万9千台となり、200万台を突破した。 現在、中国は国慶節休暇中であり、本件については台湾紙「経済日報」10月2日付記事「比...
中国国家統計局は9月30日、9月の購買担当者景気指数(Purchasing Manager's Index、以下、PMI㊟)を発表した。 ㊟製造業やサービス業の購買担当者を調査対象にした、企業の景況感を示す景気指標のひとつである。 中国の製造業PMIは、8月の49.7から9月に50.2と拡大領域に戻り、4カ月連続で上昇し、経済の勢いが高まっている。国家統計局によると、市場需要が改善する一方で生産が加速したため、9月のPMI数値は...
【解説】なぜ米国の中国に対する「チップ戦争」は失敗する運命にあるのか
はじめに 中国の参考消息は9月27日、ロシア・トゥデイ(RT.com)が9月24日に「米国の対中国「チップ戦争」はなぜ失敗する運命にあるのか(为什么美国对华‘芯片战争’注定要失败、参考消息、2023年9月27日)」と題するティムール・フォメンコ氏の記事を掲載したと報じた。 中国紙の紹介の前にRT.comの英文記事のタイトルの下に掲げられた要約を示すと「米国政府は、公正な競争ではなく制裁によって技術独占を維持す...
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4月下旬の今、中国で各種の展示会やフォーラムが催されている。ここでは今、北京で開催中の自動車展示会をご紹介する。 2024年(第18回)北京国際汽車展覧会(Auto China 2024)が2024年4月25日から5月4日まで中国国際展覧中心の順義ホールと朝陽ホールで開催されている。2024年北京モーターショーのテーマは「新時代、新車」で、117台のワールドプレミアカー(多国籍企業による30台のワールドプレミアカーを含む)...
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、堅調な雇用と健全な消費者金融に支えられた堅調な米国経済に自信を表明した。ダイモン氏は4月23日、ニューヨークのエコノミッククラブのイベントで、米国の経済好況は「信じられない」と語った。 「たとえ景気後退に入ったとしても、消費者は依然として良好な状態にある」。それでも同氏は、国債の増加、インフレ、地政学的紛争がもたらす潜在的な経済的影響に...
中国商務部が4月19日出した発表資料によると、2024年第1四半期(1-3月期)の中国の海外直接投資(金融業を除く)利用額は実行ベース3,016億7,000万元、対前年同期比で26.1%減少し、2023 年の第 4 四半期と比較すると、対前四半期比41.0%㊟増加した。今年第1四半期に中国で新たに設立された外資系企業は12,086社で、対前年同期比20.7%増加した。㊟発表資料では41.7%となっているが、筆者の計算によると41.0%になる。 今...
「Linking Society」―つながっていく社会を支えるデザイン。私たちは、人々がしなやかにつながることで、暮らしの中に幸せを感じる瞬間を増やしたいと考えています。― 日立製作所研究開発のサイト、「Linking Society」はこう訴えかける。 わたしたち研究開発グループは、将来の社会の変化のきざしを敏感に捉えたビジョンと、それを実現する技術を生み出していくことが重要だと考えています。 そのために、経験...
台湾のTSMC(台湾積体電路製造)の創始者、張忠謀Morris Chang氏(92歳)に4月19日、台湾市民に対する最高勲章、「中山勲章」が授与された。― 台湾の経済日報が20日伝えた。 勲章の名称は孫文の号である中山から取られている(孫中山、Sun Yat-sen)。台湾で戦後制定された「中山勲章」の受賞者は、モリス・チャン氏で5人目であり、大変栄誉のある賞である。 台湾の南北を貫く3千メートル級の山脈は「...
日立グループの経験者採用で入社し活躍している若手・中堅社員へのインタビューをご紹介する。今回は、YouTubeのHitachi Brand Channelで4月19日に配信された公共システム部門の営業・システムエンジニアとして働く入社歴1年~3年の方へのインタビュー動画(7分24秒)を転載させていただく。 ちなみに、日立製作所の最近の経験者採用比率(正規雇用労働者の中途採用比率)は、2023年度45%、2022年度...
ファーウェイはPura 70フラッグシップシリーズを正式に発売し、標準のPura 70、Pura 70 Pro、Pura 70 Pro+、およびPura 70 Ultraの4つの新しいモデルを発表したとHuaweicentral.comが4月18日報じた。 今回の新しい戦略機種の公開と販売は、ファーウェイが再び大規模なショーケースイベントを開催せずに行ったものである。ファーウェイの新型スマートフォンPura 70シリーズは、同社が正式に宣伝してから非常に人気...
IMF(国際通貨基金)は4月16日、世界経済見通し(World Economic Outlook、以下、WEO)を発表した。 世界経済成長率は、2023年に3.2%になるとみられており、2024年、2025年とも同じペースが続く見込みである。2024年の成長予測は、2024年1月の世界経済見通し改訂時から0.1%ポイント上方修正された。 先進国は、成長率が2023年の1.6%から2024年は1.7%、2025年は1.8%へやや加速する見込みである一方、新興市場国・発展...
中国国家統計局は4月16日、中国の今年第1四半期GDP実績の発表を行った。発表のタイトルは「国民経済は第 1 四半期に好調なスタートを切った」である。 国家統計局のデータによると、第1四半期の中国のGDPは29兆6,300億元、対前年同期比5.3%増、昨年第4四半期の成長率5.2%を上回り、幸先の良いスタートになった。輸出の拡大と製造業の伸びが背景にある。懸案の消費財小売売上高は12兆327億元に達し、対前年同期比4....
米国調査会社Gartner(コネチカット州スタンフォード) は4月11日、2028 年までに、企業領域のソフトウェアエンジニアの 75%がAIコードアシスタントを使用し、2023 年初頭の 10% 未満から増加すると発表した。 AI コードアシスタントは、人工知能を使用してコードをより効率的かつ正確に作成できるようにするツールであり、企業などのソフトウェア人材は、最新の大規模言語モデル(LLM)を活用することができる。 ...
アジア開発銀行(Asian Development Bank)が4月11日発表した2024年4月のアジア経済見通しによるとアジア太平洋地域の発展途上国経済は、堅調な内需、半導体輸出の改善、観光業の回復を背景に堅調な成長を続けるため、今年平均4.9%成長すると予測され、成長は来年も同じペースで続くだろう。過去 2 年間、多くの国で食品価格が上昇したことによりインフレが上昇した後、2024 年と 2025 年にはインフレが鈍化すると予想されてい...
序言:読書会資料のブログ公開昨年5月から再開された読書会、第20回思史の会東京(コロナ禍後第6回)は、事情があり、急遽中止となり、その代わり、報告者である私の報告資料(ワード文書のPDF化)をメール添付でメンバーに配り、コメントの交換を行い、読書会の記録、「思史の会東京図書一覧」として残すことと相成った。第20回の勉強会では、報告者の私が、中国の近代の幕開けに東奔西走した革命家、孫文の思想と行動の軌跡を考...
米国労働統計局の4月10日発表によると、2024年3月の消費者物価指数(Consumer Price Index、以下、CPI)は、都市消費者、季節調整済みベースで0.4%上昇し、2月と同じ上昇率となり、また過去12カ月のCPIは季節調整前で3.5%上昇した。 3月にはガソリンのCPIと同様に、住居費(shelter)の指数も上昇した。これらふたつの指数を合計すると、全項目の指数の月間上昇率の半分以上に寄与した。エネルギーCPIは月間で1.1...
BCI Researchは最近、2024年第1四半期の中国スマートフォン市場データを発表し、ファーウェイは、スマートフォン出荷台数で他社と僅差の第3位に落ち着き、ファーウェイが再びアップルを追い抜いた。― Huaweicentral.comが4月6日報じた。 中国の2024年第1四半期のスマートフォン市場は、しのぎを削る激戦となるなかで、vivo、Honor、ファーウェイ、アップルの四社が強い地位を維持した。 vivo(含むiQO...
ブルームバーグの4月10日の報道によると、アップルは2024財務年度にインドで140億ドル相当のiPhoneを組み立てるという。事情に詳しい関係者の話によると、アップルは現在、同社の主要デバイスの14%、つまり約7台に1台をインドで生産しているという。 中国が依然として世界最大のiPhone製造拠点であるにもかかわらず、北京と米国の間の地政学的緊張のなかで、アップルは中国を越えてサプライチェーンの多角化を模索し...
テンセントオート(騰訊汽車)がトヨタのグローバルモデルのインテリジェント運転ソリューションが「トヨタ+ファーウェイ+Momenta(北京市)」の三者共同ソリューションモデルを採用することが関係者から分かったと報じた。― IT之家が4月8日伝えた。 トヨタと自動運転会社Momentaとの協力は2020年に始まった。Momentaはカメラビジョン技術に基づく高精度地図サービスをトヨタに提供し、中国での自動地図プラットフ...
ジェトロ(日本貿易振興機構)上海事務所は3月22~24日に浙江省杭州市の杭州国際博覧中心で開催された「CLE2024中国(杭州)アウトドア・キャンプ生活展(CLE2024中国(杭州)戸外露営生活展)」に、キャンプ用品や釣り具、機能性アパレル分野の日本企業18社を取りまとめ、ジャパンブースを設置した。 第2回となる今回の展示会には、中国内外のキャンプ道具、アウトドア調理器具、アウトドアアパレルなど約300以上の出展...
米国労働統計局は4月5日、2024年3月の非農業部門の雇用者数は、大方の予想を上回る30万3,000人増加したが、失業率は3.8%とほとんど変化がなかったと発表した。雇用は、医療、政府、建設業界などの領域で増加した。 今年3月の雇用者増で2024年1-3月期の平均増加数は27.6万人となり、これは昨年の月平均雇用増25.1万人を上回っているが、足もとの雇用増は、米国への移民の増加によるものであり、問題はこの状況がいつまで続くか...
香港ベースの調査会社、Counterpoint Research(以下、Counterpoint)の4月2日付プレスリリースによると、アップルのサービス部門は 2025 年に同社総売上の 4 分の 1 を占める可能性が高い。 Counterpointは、アップルのサービス売上が2025年に初めて年間1,000 億ドルを超えると予想する。さらに、アップルはハードウェアおよびサービス部門の成長に支えられ、今年初めて売上高4,000億ドルを突破するはずだと前掲...
現在進行中の米中対立で東南アジア地域が連携を余儀なくされた場合、米国よりも中国が好ましい選択肢となることが新たな調査結果で明らかになった。― 米国CNBCが4月3日伝えた。 地域調査、The State of Southeast Asia 2024によると、東南アジア人の大多数は、どちらの側を選ぶかを迫られた場合、米国ではなく中国に同調するだろうが、中国政府の南シナ海主張に脅威を感じている一部の国は依然として米国政府を好...
台湾経済部(Ministry of Economic Affairs, R.O.C.)の4月18日付プレスリリースによると、台湾の3月輸出額は米ドルベースで352億ドル、対前年同月比で20.1%減少した。これで台湾の輸出は昨年11月以降、5カ月連続のマイナス傾向が続いている。 2023年3月の台湾の欧州、ASEAN、日本、米国、中国本土および香港への輸出は、対前年同月比で、それぞれ、3.1%減、11.6%減、16.9%減、20.7%減、28.5%減となっており、中国...
PCとスマートフォンの出荷は2022年に低迷し、2023年も引き続き減少している。例えば、2022年のPCの出荷台数は2021年から16%減少し、PCの歴史のなかで最大の対前年比の減少となった。2023年第1四半期について、IDCはPCの出荷が前年同期から29%減少したと推定している。2023年の見通しは明るいものではなく、Gartnerは2023年のPC出荷台数が12%減少すると予測している ― SemiWikiが4月19日付記事で伝えた。 出所:Sem...
日立製作所(以下、日立)は、2023年4月20日、ニュースリリースを出し、同社のコーポレートベンチャーファンドの第3号を設立し、Web3、生成AIなどデジタル領域におけるイノベーション創出に向けて、最先端のデジタル技術を活用した事業機会の獲得をめざすと発表した。 日立は2019年6月に日立ベンチャー社(Hitachi Ventures GmbH、本社:ドイツミュンヘン市)を設立し、「HV Fund」の第1号ファンドを、2021年10月...
ファーウェイは、4月19日と20日、広東省深圳市でファーウェイグローバルアナリスト会議2023(Huawei Global Analyst Summit 2023)を開催した。今年の会議のテーマは「デジタルで繁栄し、インテリジェントな世界に向けて前進する(Thrive with Digital, Striding Towards the Intelligent World)であった。 多くの中国業界紙がこの戦略アナリスト会議と主たる講演を取りあげ、報じた。なかでも、4月19日に行われたファー...
マイクロソフトのブラッド・スミス社長は日経アジアNikkei Asiaとの東京でのインタビューで、生成型AIツールの最前線に三者がいると見ている。ひとつはマイクロソフトのOpen AI、ふたつ目はグーグル、そして三つ目は中国北京の人工智能研究院(北京智源人工智能研究院、Beijing Academy of Artificial Intelligenceである」と答えた―日経アジが4月21日、報じた。 スミス社長は、「誰が先を行き、誰が遅れをとるのか...
世界のスマートフォン市場は、5四半期連続で減少し、2023年第1四半期は対前年同期比12% 減少した。世界市場はまだ回復していないが、安定の兆しが出てきた。 ̶ シンガポールに居を構える調査会社、Canalysが4月18日付プレスリリースで伝えた。 主要企業の市場シェアの動きを見ると、サムスン電子は、対前四半期比で回復を達成した唯一の主要ベンダーで、22%の市場シェアで首位を奪回した。一方、アップルは21%の市...
全般状況 米国サンフランシスコ発の生成AIツール、OpenAI ChatGPTが世界各地で急激な反響を呼び、中国社会にも巨大なインパクトを与え、これまで経験したことのない産業のうねりを起こしている。 本稿では、足もとの中国の動きを「AIモデルと企業」の観点から取りあげ、中国で高質のウェブサイトである「中国電子報」に先ごろ掲載された記事、「产业观察 AI大模型不只是巨头的“狂欢”、中国電子報、2023年4月12...
世界最大級の国際自動車展示会である「上海モーターショー(第20回上海国際汽車工業展覧会)」が2023年4月18日、上海市清浦区の国家展示コンベンションセンター(国家会展中心(上海))で開幕した。主催者は中国汽車工業会、上海国際貿易促進委員会と中国国際貿易促進汽車産業分会である。主催者によると、今年の展示会には20の国と地域から約1,000社が参加し、約1,500台の車両が展示されている。 今年の上海モータ...
パナソニックグループは、AIアシスタントサービスのグループ環境を構築し、4月14日より「PX-GPT」として、国内全社員(約9万人)向けに展開した ― パナソニックホールディングスが同日付プレスリリースで発表した。 「パナソニックグループでは、DXへの取り組みを「Panasonic Transformation(PX)」として、ITシステム面の変革に留まらない経営基盤強化のための重要戦略と位置づけ、「IT変革」「オペレーティング・モデル...
中国国家統計局は4月18日、2023年第1四半期の国内総生産(以下、GDP)実績を公表した。発表文書のタイトルは「一季度经济运行开局良好(経済は第1四半期に好調なスタートを切った)である。 予備計算(初歩核算)によると、第1四半期のGDPは28 兆 4,997億元で、対前年同期比で実質4.5%増加し、対前四半期比で2.2%増加した。産業別に見ると、第一次産業1兆1,575億元、対前年同期比3.7%増、第2次産業は10兆7,947億...
三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMFG)は4月11日、日本マイクロソフトが提供するクラウドサービス「Microsoft Azure」のSMBCグループ専用環境上で構築するAI(人工知能)アシスタントツール「SMBC-GPT」の導入に向けた実証実験を開始すると発表した。― と日経クロステックが報じた。 実証実験ではマイクロソフト「Azure OpenAI Service」を利用して、AIアシスタントツールを開発し、日本総合研究所とNECも...
60年以上前に設立された広州交易会は、中国の対外貿易のバロメーターおよび風向計として知られている。中国南部の広東省広州市で4月15日に開幕した広州交易会は5月5日まで催される中国最大の貿易イベントである ― 中国英字紙、China Dailyが4月15日、報じた。 第133回広州交易会の総展示面積は150万平方メートルで、約 35,000 の出展者(そのうち9,000超の新規出展者)が参加し、史上最大の規模を誇る。特に、中国...
アジア開発銀行 (The Asian Development Bank、本部:フィリピン・マニラ市、以下、ADB) が4月初旬に発表したアジア発展見通し(Asia Development Outlook、2023年4月4日)によると、新型コロナウイルス感染症の段階的な収束に伴う継続的緩和措置が消費や観光、投資活動などを後押しし、今年のアジア太平洋地域の経済成長はより加速する。 ADBの2023年、2024年の経済見通しによると、アジア太平洋地域の経済は今...
Google(グーグル)は4月13日、千葉県印西市のデータセンター開所式を行い、同社日本法人(東京都港区)の奥山真司代表、千葉県の熊谷俊人知事、板倉正直印西市長、ラーム・エマニュエル駐日米国大使らが参加した。国内各紙が報じた。 グーグルが日本国内でデータセンターを設置するのは初めてで、3月から稼働している。アジアでは台湾、シンガポールに続いて3番目となる。この取り組みは、2024年にかけて総額1,000...
中国汽車工業協会(以下、中汽協会)は4月11日、今年3月の自動車の生産台数と販売台数の実績を発表した。 3月の自動車生産台数と販売台数は、それぞれ258.4万台と245.1万台で、生産は対前年同月比15.3%増、9.7%増となった。今年1-3月期の累計生産台数は621万台、販売台数は607.6万台で、対前年同期比4.3%減、6.7%減と微減となり、自動車消費の回復は遅れている。 一方で、今年3月の中国の新エネルギー...
最近、Microsoft Bingで対話型の検索を始め、従来とは違う経験を楽しんでいます。 ひょんなことから、Image Creatorに出会い、AIツールによる描画実験をしています。Image Creatorはまだ日本語仕様になっておらず、英文テキストにより、AIツールに描画してもらいます。 ここでは、三つの描画事例を紹介します。ひとつめは、みかんの絵(水彩)、次は米国カリフォルニア州ナッパバレーの秋のブドウ畑(...
ニューヨーク・タイムズ記事 「不況は嫌な言葉になった。連邦準備制度理事会(以下、FRB)の人たちは、「ソフトランディング」またはその恐ろしい代替手段である「ハードランディング」のような婉曲表現でその周りを踊っている。とはいえ、の予測の裏を見てみると、中央銀行の政策立案者が、すぐに急激な景気減速の可能性が高いことを認識していることは明らかで、彼ら自身のポリシーは、それを実現するために少なくとも部分的...
世界のデータサイエンティストが参加するデータ分析のコンテスト「Kaggle(カグル)」。さまざまな分析技術を使って予測モデルを作成し、その精度の高さを競う。その世界大会が2022年に開催され、1,000チーム、5,000人を超えるデータサイエンティストが参加、この大会で3位になったのが、日立製作所の諸橋政幸さん(48)が参加するチーム。 ここでは、YouTubeの”Hitachi Brand Channel”、シリーズ「日立の人」から...
トヨタ自動車(以下、トヨタ)は4月7日、新体制方針説明会を開催し、1日に就任した佐藤恒治社長が都内で経営方針を表明した。界販売を年間150万台にすると発表した。 トヨタは、電気自動車(EV)のラインナップを拡充し、2026年までに10機種を新たに投入する。今までとは異なる次世代バッテリーEVの投入で26年に販売台数の年間150万台到達を目指す。トヨタは、同社の生産方式を活かし、仕事のやり方を変え、工程数...
半導体業界ドットコムchの2023年3月に起きた半導体業界の気になるニュースの紹介(2023年4月2日付、12分57秒)。 ⓪世界半導体市場と株式市場推移(3月末時点) ①ラピダス、工場建設予定地に北海道千歳市を選定 ②エア・ウォーター、TSMC熊本工場向けに拠点を新設へ ③インフィニオン、GaN Systemsを8億3, 000万ドルで買収へ ④FLOSFIA、世界初の1, 700V耐圧級の酸化ガリウムSBD開発に成功 ⑤三菱電機、SiCパワー...