残された人には物語が必要だ・それが事実であっても違っていても 「残された人が編む物語」
桂望実さんの「残された人が編む物語」を読みました。 行方不明者捜索協会を訪れる依頼人と そこで働く西山静香さんの物語。 長い間 行方不明だった人について どうして いなくなったのか どんな生活をしていたのかを 残された人が探っていく話です。 第一話 弟と詩集 第二話 ヘビメタバンド 第三話 最高のデート 第四話 社長の背中 第五話 幼き日の母 失踪者とその残された人についての5つの短編。 第五話は 西山静香さんの物語。 しみじみしたり 切なくなったり ほっとしたり よかったと思ったり・・・ 読んで思ったのは やはり 残された人には物語が必要だということ。 突然いなくなった。 どうして? 病気だ…
2022/08/12 18:43