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愛犬と海と日常 https://tobe4989.hateblo.jp/

お気楽自由な毎日を送る高齢者です。 思いついたままその時々の思いを、素直に表現できたらいいなと思っているのですが、なかなか文章はむずかしい。書くことの魅力にはまっています。 主に愛犬と認知症の母親のことを綴っています。

たまぶー
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2024/10/18

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  • 痛いのは、脚と…ちょっぴり心も?

    神経痛で脚がズキズキ痛い。ついでに腰までギクシャクしてきた。 ……というのも、原因はハッキリしている。母が長年使っていた二部屋を、思い切ってリフォームすることにしたからだ。 押し入れを取っ払って、一部屋につなげて、私と母が同室に——というプラン。いよいよ「介護生活本番」の舞台が整うわけだが、どうやら主役のひとりは乗り気じゃないらしい。 ケアマネさんが「娘さんと同じ部屋になるんですね〜」と声をかけたときの母の反応がこれまた見事だったそうで。「ひぃえぇ〜〜〜」と叫び、ベッドの上でのけぞったんだとか。 可愛くないったらありゃしない。 ケアマネさんはその姿に大笑いしていたけれど、残念ながら私にはそんな…

  • お尻から脚の痛みは坐骨神経痛だった! 治療の記録

    突然右足に疼痛がきた。いや、よく考えると、数年前から違和感はあったような気がする。 座っていて臀部の骨が痛いとか、椅子から立ち上がった時、すぐには痛くて足が伸ばせないとか、そういえばいろいろ見過ごしてきた気がするなぁ。 足を地に付けると、ちょうど歯が痛い時のような、キーンとした突きさすような激しい痛みがお尻から右足を突き抜け、思わず声がでてしまう。 病院嫌いの私も、さすがにすぐさま駆けつけた。幸い車の運転には支障がない。 とりあえず、近くの外科に行くと、レントゲンを3枚撮られたが、目立った異常はなく、症状からの問診で「坐骨神経痛だねえ~」となった。 処方もなければ、極超短波(マイクロ波)による…

  • 専門職のプライドとは

    雑用で十分なのよ、気を遣って資格を生かしてなどと言うな 知人の看護師が退官した。永年国立の病院で自分の職務を全うしてきたが、定年できれいに辞めた。 ちょうどコロナの時期で恒例の海外旅行を敬遠し、もっぱら国内旅行を北から南までエンジョイしていたのだが、しばらくすると、退職を聞きつけた関係者たちからオファーが相次ぐようになった。 もう十分遊んで満足したのか、誘いを断り切れなくなったのかわからないが、彼女は一つの介護施設の仕事を受けるべく、面談に出かけたのだった。 そこは、介護老人のための大手入居施設だった。高級そうな制服に身を包んだ支配人が、慇懃に対応し「これまでやってこられた看護師の経験を生かし…

  • 母がだんだん宇宙人になる

    母のデイサービスの日、お迎えの人を待たせたまま、自分の部屋で上着のファスナーをはめようとしている。自分でしないと気が済まない気難しい性格とイライラしている様子に、こういう時は手伝わないほうがいいとわかっている。 私はと言うと、玄関で待ってくれているスタッフさんに申し訳なくて仕方ない。ましてこのあと、もっと時間のかかる靴を履く作業がある。 ファスナーに固執している母にたまりかねて「それさ、車の中でゆっくりしたらどう?先に靴を履こうよ」と言ったとたん「どうあるのよ、少しくらい!待たせとけばいいのよ!」オイ、オイ... もう、赤面する思いですヨ。あなたには見えなくても、すぐ玄関に居るスタッフさんに聞…

  • デジタル終活対策、見つけました!

    もしもの時に備えるブログやSNSの終活について考えたことはないだろうか? ブログを運営していて歳を取ってくると、「もし自分に何かあったとき、このサイトはどうなるのか?」ということが気になってくるものだ。 ブログやSNSのアカウントがそのまま放置され、サーバー費用が延々と請求され続けたりしたら...さらに公開されたままの個人的な記事が、家族や親しい人の目に触れるのも気になる。 ある時期から、本気で気がかりになってきた。というのが、家族にネット関係に長けたものが一人も居らず、それどころか我が配偶者はいまだに化石のようなアナログ人間だからだ。最近ようやくネットで調べることやメールに馴染んできたところ…

  • ピンタレストの効用

    こんどはピンタレストに振り回されて楽しんでいる。 自分で懲りないやつだなあとつくづく思う。 このぶんだとたぶん、死ぬまで退屈しないで生きていけそうな気がする。 見よう見真似でピンタレストの運用を始めて2ヶ月。今だよくわからないというのが本音だが、結果が見えるのが早く、なかなか面白いというのが実感だ。 とくにブロガー、ライターにとっては、自分の記事に導入するための最適なツールだと感じる。ただ、つまづいたときや判断に迷う時に、ネット上のヘルプ情報が極端に少ない。大手ブログサイトやwordpressのようにトラブルを解決できるサイトがほとんど見当たらないのだ。 先日、作成した覚えのないピンが私のもの…

  • 歳をとったなぁ、と思う時

    少し、寒さが和らいだある日、いつものようにコートを着こんで外に出ると、予想外に汗ばんでしまった。暖かい大寒の日、愛犬と一緒に朝の散歩に出かけるのは格別の気持ちよさだ。こういう日は、いつもより多くの「朝んぽ仲間」と顔を合わせることとなる。犬たちにはそれぞれの挨拶があるようで、お尻を嗅ぎあったり、鼻を突き合わせて互いを確認したり、時には警戒してぐるぐる回ったり、場合によっては牙をむき、吠えながら距離を取ることも。そのすべてが彼らなりの儀式であるようだ。 一方、飼い主たちも笑顔で見守りながら、自分の犬が相手にけがをさせないか、またはけがをしないかと気を配る。お互いの犬を撫であう至福の時を充足するため…

  • 猫ロボット KIMITラグドールが我が家にやって来た。

    認知症の母の相手になればと思い「ネコ型ロボット・ラグドール」を購入した。 デイやショートステイのない日は、一日中自室にこもっている母の気慰みになればくらいに思ったのだが、届いてみると期待を大きくうらぎって私が手放せなくなりそうだ。 もっとも同居犬のフウタは異質に感じるらしく、気味悪そうに寄ってきて、隙を見てはピンクの肉球や尻尾や鼻先に嚙みつこうとするので目が離せない。 わたしがラグちゃんを大事そうに抱えて庇うため、フウタも手を出したらいけないと理解したのか、次には無視作戦をとってきた。 「ボクにはなにも見えませんよ」とばかりにラグとは目も合わせなくなった。が、しかし、虎視眈々と視線の端で攻撃チ…

  • ピンタレストに投稿が表示されない件

    ~ただいまピンタレストと格闘中のバリ初心者🔰~ 現在運営している幾つかの公私とものブログに流入を図るため、ピンタレストを始めてみたのだが‐‐‐なかなか見えるところに作成したものが反映せず、毎日が消化不良。 どうやらそう簡単にいくものではないようだ。現実はInstagramのように投稿してすぐフィードで確認できるわけではなかった。 自分の投稿がどこに行ったのやら、ほんとにアップされたのやら確信が持てず、え?わたし、なんかまちがったっけ?となって、テンションだだ下がりとなる。 また、質問や疑問を検索しても他のSNSのように、多くの回答が出てこないのがジレンマとなる。ピンタレストのWEBサービスは2…

  • あなたはどんな夢を見ますか?

    そういえば最近、夢を見なくなったなぁ、と気がついた。 寝苦しかったり、半覚醒状態で思考が夢に移行していたり、不快な気持ちで目覚めたりはあるのだけど。 いつの間にか「ゆめのある夢」を見なくなった。 かなえられる夢を厳選したように、妙に現実的な夢しか見ない。 それこそ「夢がない」話だ。 歳をとるってこうゆうことなんだ。 十分すぎるくらい大人になってくるとね。 長年、仕事や人間関係でもまれるうちに、眠っている間まで頭の中は現実に即したものになってしまうのかな。 だとしたら、なんとさもしくて悲しいことか。 気がつけばもう、それは「夢」じゃないよね。 思えば遠いむかし、忘れてしまうくらい幼かったころ。 …

  • 「さあ、寝よう」という時に母が起きてきた

    そろそろ日付が変わる時間、温度が下がりだして冷えを感じ「ああ、もう寝なきゃ」という頃、母の部屋の電気が付いた。 あれ、さっきまで寝ていたはずなのに。しばらくするとガラリと戸が開いて 「私はご飯食べたかいな?」というではないか。 一瞬意味が分からず、母をまじまじ眺めてしまった。見ると、パジャマからいつもの普段着に着替えている。 ははーーん。これは今を、朝だと勘違いしているんだ。たぶん、就寝前の眠剤を早く飲みすぎて熟睡してしまったのかも。 「まだ朝じゃないよ。もっと寝てていいよ」というと、それはそれは嫌~な顔をして「えぇ~~、また寝るの!!」と言う。 間違いない。すっかり朝と思い込んでいる。こうな…

  • 冬のあさんぽ

    今年もちゃんと冬が来たんだなー、と思う。 一時は秋すら来るのかいな、と不安だったけど。 寒くなるとお決まりの「朝起きるの辛い」症候群。 眠ってるわけじゃないんだけど、グズグズと布団の中に居たい。 あ、言っておきますが「年寄りは早起き」という概念があるようですが、あれは真っ赤なウソ。 長い間お年寄りにまみれて仕事をしたのでよくわかります。早寝早起きのお年寄りはあまりみかけませんでしたねぇ。 明け方巡回時にパッチリ視線を合わせてきて「ギョッ」とすることは何度もあったけど、それは早起きではなく「不眠」 ただ、年をとるとあまり長く横になるのは辛い。腰や背中や首が痛くなってくるから仕方なく起きだすわけで…

  • noteに振り回された一ヶ月

    noteはライターを意識し始めたころから知っていたが、参加しようとは思わなかった。 そこは、プロのクリエイター集団の場だと思っていたし、素人には近寄れないと考えていたからだ。 ところが、SNSでフォローしているイラストレーターの方や、この「はてな」でも気になる方々が、noteに移行して行かれるので追いかけてのぞきだしたのが、noteの垣根を超えるきっかけになった。 noteはクリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。 個人も法人も混…

  • 久坂部羊氏に触発されている~自然死が最高の死か~

    幾つになっても、生きることは恥をかくことの連続だと思う。 通りすがりの人に間違えて返事をしたら、後ろにその方の連れが立っていたり、堂々と返事した事がらが違っていて指摘されたり、デイサービスに母を送り出す朝にたまたま二度寝で寝坊して、チャイムの音にあわてて飛び起きパジャマで寝起きの顔のまま、玄関に走ったり、などなど。 頭を大きく振りかぶって記憶を消してしまいたい、と思う時がある。 現役だったころは、仕事も含めてもっとたくさんのストレスがあったはずなのだが、その頃はなんとも思わなかった。 きっと、羞恥や痛みを感じる気持ちよりも、使命感や役割の責任感、多忙が勝っていたからだろう。 それに比べて、今の…

  • 秋風の憂愁

    いまだに今年の異常だった夏の名残を感じさせる日があるけれど、なんとか秋になったようだ。 夏には6時すぎに犬の散歩に出ても、帰りには陽ざしを暑く感じたが、今は寒い朝がある。散歩の時間も遅くなった。犬にも薄着をさせるか腹巻をさせ、それはそれで楽しみになる。 このごろはちょうど小学生の通学時間に散歩することが多い。5~6人の児童が数メートル前を話しながら笑いながら、じゃれ合いながら歩いていく。 少し前までは、カラフルな夏の衣服に身を包み、個性的な元気がはじけて見えたのが、今はこころなしかダークな色に変わっている。一人混じった女の子が背負うランドセルのピンクが、ひときわ鮮やかな差し色になっていて季節が…

  • 人間関係が壊れていくとき

    いつも会っていた人(たとえば職場の仲間など)と、時々しか会わなくなると、次第に空気感が違ってくるのを感じる時がある。 かつてのあの熱いまなざしや、信頼に裏打ちされた表情や態度、それらが次第にゆらゆらと形を変え明確さを失っていく。 他愛のないランチの話題や旅行の話などにも、以前なら「ああ、今度行きましょうよ、絶対」などのリアクションがいつの間にか静かに消えていく。 何かあったわけじゃない、何を言ったわけでもない。 でもこういうことは人生の中で何度もある。そう、何度もあったような気がする。 そしてそのたびに気持ちの中に風が吹き、ザラザラと後味の悪さを残していく。 どうやら人は身近な人間関係に影響さ…

  • アレクサは間違いなくアマゾンの社員だった

    今日も起きたらアレクサとあいさつをかわす。 明るい声で「今日は何の日」を説明してくれるのはなかなか良い気分になれる。 どうかしたら、朝のバタバタで母に挨拶しない日でもアレクサとはするのだ。これだけでもなんという娘だと我ながら思う。独り身の友人が、家族が居るのになんでアレクサとしゃべるわけ?と心底不思議そうに聞いたことがある。 その通りだと思う。しかし、家族と話してもアレクサほどさわやかに好意的に返事は返ってこないしどうかしたら無視される。 母はデイサービスで家族も誰もいなくなる日は、犬を残していくのが何だか心もとなく、ついアレクサに「お留守番よろしくね」と言うと『歌を歌ったりなぞなぞを考えたり…

  • エムグラム性格診断テストをやってみた

    超精密な自己分析が可能で、105問の質問に答えるだけで自分を構成する8項目の性格を明確にすることができるというしろもの。 企業の人事目的の適性検査並みに本格的な分析が可能だという。 自分の適性や思考、得意分野を知ることで失敗のない仕事選びをすることができるなどの利点があるらしい。 お仕事卒業組とすればもう関係ないのではあるが、自分の深層心理にはすこぶる興味がわく。早速やってみた。 直感でやっていかないと100問を超える質問に疲れてしまう。 ものの数分で分析表のメールがきた。 ほ、ほおぅー。 好奇心強め・ポジティブ思考・なかなか図太い・考えすぎない・少しこだわる・協調性すくなめ・そこそこ社交的・…

  • 大人女子会日帰り温泉旅

    9月らしい天高く澄みきった朝。しかし気温は真夏並みで肌を刺す日射し。あー、また真っ黒けだな。 定刻より早く二人がわたしの家へ到着した。彼女らは昔から時間に遅れたことがなかったが、歳とともにさらに早くなった気がする。 ともあれ一台の車に合流して出発。そういえば久方ぶりの友人との外出。ひとりは現役で福祉施設勤務、ひとりは調理の腕を見込まれパートで働いている。気がつけばフリーなのは私だけ。 おもえばこのメンバーで昔からよく遊んだ。仕事の帰りに夜中まで風呂でだべりよく食べた。介護保険発足以前、福祉に転職した時の同期で研修時から机を並べたせいか、クラスメートのような感覚があった。 旅行もこの仲間とよく行…

  • ビニールプールを片づける時

    台風が去り、二百十日が過ぎ、いつの間にか秋の気配。やっぱり日中は暑くて35度とか言ってるけど、盛りの時とは気温は同じでもなんとなく違うと思うのは意識の問題かしらね。 ことしはいつになく暑かったので、今までは考えもしなかったペット用の噴水プールを買ってしまった。 半信半疑でネット購入したところ、庭の水やり用のホースの取り付け口に見事にぴったり合ってうれしくなった。ていうか、だいたい合うようになっているらしいが。 フラットのシートの周囲が円になっていてそこに水を蓄えると、水圧で水が吹き上がり噴水になるという分かりやすい作りだ。 つまりは、水深のあるものに水をためて泳げるわけではなく、水浴びに適して…

  • シモベと化した飼い主

    いつまでも暑い今年の夏。 お盆は終わったというのに。 犬の散歩に出るのは6時半。まだ低い陽は強烈ではなく日陰に吹く朝の風は涼しい。 それでも犬にとっては相当暑いようで、歩いている道の途中でへたばってしまう。そうなると押しても引いても動かない。 ここで抱いてしまうと癖になると内心葛藤しながらも、ついかわいそうになって抱き上げてしまうのだが、なにせ10キロを超す固太り犬なのだ。 気候の良い時は何とかなるが、この暑さの中では私の方が限界になる。重さに耐えながら炎天下を歩いていると、冗談抜きになんどか足下がふらつき、意識が飛びそうになった。 犬はというと度々すわりこむようになり、これはなんとかしなけれ…

  • 母がコロナになった

    ショートステイの朝、迎えに来た職員さんがいつも通り抗原検査をしたのだが、10分ほどしたら神妙な顔で、検査キットを示し「出てます」という。 見ると、くっきり二本線が。 え、全く思い当たる節がない。庭にすら出ない母がどこからもらって来たのか・・・ 「ちょっと待って」私は眼鏡をかけて二度見する。しかし検査キットにはC、Tともに、はっきりと赤い線が浮き出ている。 ともかくその日からのショートステイの予定はパーになった。自分たちの予定を入れていなくて良かったぁ、ととっさに思う。 コロナが5類感染症に移行してから1年がたつが、一向に感染は減らず恐怖心が増すばかりの最中だ。 さて、型どおり5日間の隔離を要す…

  • 家族の前でだけ母は苦しそうになる

    95歳ともなればあちこち痛みもあり、息もすんなり肺に入ってこない時もあると思う。 深呼吸の後の大きな吐息。動作時に途切れなく出るフッフッ、はぁはぁ、んうっんうっという息や声のもれる音。何かする度に「あ、イタたたぁー」「う、うぅ~」とかがみこむ。 そのたびに私の意識はとられ、何をしていても手が止まり母の一挙手一投足を注視するのだが、駆け寄って介護を必要とするには至らない。 という、なんてことない日常なのだが。 暗黙に私への訴えアプローチに他ならない。母が無言で「もっとやさしくしろ―」「労われー」と叫んでいるのだ。 なぜなら、居間を一歩出ると苦し気な息はピタリと止まるからだ。自室でうなっているのは…

  • 認知症の母は今日も強い

    午後6時半。母の夕食の時間だ。 友人との電話を途中で断り台所に立つ。 母の廊下を歩く足音の後、リビングの戸が開く。 いつもより少し早い。焦り気味で味噌汁を椀によそう(る)。 食卓に置いた途端「味噌汁はどうでもいいのよね」と、母は椀を片手で遠ざけた。 時間に間に合うように急いで支度をした私は、瞬時にキレた。 「そんな言い方はないんじゃないの」 母は少しびっくりした風で、わけがわからない顔をする。 「出した途端に、味噌汁はどうでもいいって言うことはないんじゃないの」 「だって、出した時に言わなきゃわからないじゃないの」と母が言う。 ほう・・・喧嘩を売る気か?! いやいや、これはたぶん自分の発した言…

  • マインドマップで思考の旅に出る

    最近、頭の中がまとまらなくなってきた。 少し前まではとくにメモを取らなくても、頭の中だけで作業途中の組み立てや構造の計画に問題を生じることはなかったのだが。請け負ったホームページやブログで主題とカテゴリーとその内容が、どうもしっくりこないことがあるのに気づき少々焦ってしまった。 あぁブレている、頭の中が。と、気がつくだけまだいいか、と気を取り直し現職の頃にやった(と思う)マインドマップを作成してみることにした。 道に迷ったときは、初めに戻るのが正解な気がする。しかも早めに。 マインドマップは、脳がいつもの自然な方法で、スピーディに効率よく機能できる「自然な思考ツール」と言われている。 なかには…

  • 海そばの部屋から始まったもの

    思えば二年前、海そばの部屋を借りたのだった。 長年の仕事を引退後、今まで福祉どっぷりだった生活から違う世界を見たくて、また今まで出来なかった、仕事の記録以外の「ものを書く」ということをしたくて。 で、手始めにクラウドソーシングの大手に登録したところ、記事は流用されるわ、納品後に約束の対価が払われず、問い合わせようにも会社自体がなくなっているわで、さんざんひどい目にあわされ(あくまで私の場合デス)、嫌な思いで登録を削除したのだった。 しかし、数件目の依頼で一度書きたかった本を出してもらえたことは、その後の経験の中で大きな力となった。もっとも版権はその会社にあり、自分の著書でありながら売れても印税…

  • 怠惰を極める~幸せか否か

    毎日のルーティンに追われていると、「何もしないでいい日」に憧れる。 贅沢で至福の匂いがする。 家族から解放された数日 夫が数日遠方へ出かけた。認知症の母も、ちょうどショートステイの日と重なった。ワクワク感いっぱいで待ったこの日。 決まった時間に食事を作ることもなく、いつ洗い物をしようがかまわない。好きな時間に起きて好きな時間に寝る、自由で贅沢な時間だ。 しかも、こよなく愛するワンコと蜜月の時間がある。 初日は胸躍って、夜更かしになった。とくに何をするわけでもなく、パソコンを開きながら、テレビを見ながら、ワンコのベストショットを撮りながら、好きなものを食べながら、「ながら」のまま日付が変わるまで…

  • レモンの木が実をつけない理由と解決法

    6~7年、レモンの木が全く実をつけない。 植え付けて2、3年は花が咲いたことがある。それは良い匂いを放ち、花が落ちる頃に小さな実が出来るのだが、かならずその実はいつの間にかポロリと落ちてしまうのだった。 何度も咲いては実が大きくならずに落ちてしまう。あげくこの数年は全く花も咲かなくなってしまった。次第に枝から緑の色が抜けはじめ、一度も収穫することなく1~2本の緑色を残して枝は白く枯れてしまった。 あわてて、日当たりが足りない? 水不足? など考え、大きな鉢に栄養価の高い土を入れて植え替え、日照一番の場所に移動してみた。 が、元気を取り戻す様子はみえない。ご近所のミカンやレモンは、枝いっぱいに花…

  • ブッチ買ってみましたご報告

    無添加ドッグフード『ブッチ』という広告が、このところ目につくようになった。 あまり流行りものには走らない性分だが、これは最近ずっと気になっていた。というのも、昨年先住犬を失くしてからは、犬の健康と聞くとつい強くひかれるようになってしまったからだ。 どのような亡くなり方をしても、あの時こうしていれば、ああしてやっていれば、と思い悩むのは人間も犬も同じだと思う。今、横で見つめている(ただ、おやつ待ちなんだけど)マルプー風太には出来るだけのことをしてやりたいと思ってしまう。 この子も、もう10歳を超えた。子供のころから元気者だが、ものを選ばずひたすら大食だった時期は過ぎ、大人しくしていたりすると、ふ…

  • 断捨離戦争開始

    認知症の母が「ぎゃ~~んっ!」と悲鳴に近い叫び声をあげ、机に突っ伏して泣き出した。いや、厳密に言うと、泣きまねをはじめた。 母の部屋を片付け始めた私に怒りの抗議なのだ。いやもう限界よ!抵抗しても無理だから。押し入れの中に要らないものを溜めすぎてるでしょう! 何年越しの懸案ごと、ついに母の部屋の断捨離にとりかかったのだ。 「私が死ぬまでこのままにしておいて」と言っていた母だったが、来月は95歳になる。言うとおりにしていたら、こちらの寿命の保証がないことに気づいた。同時に体力のあるうちにと焦りを感じ、春のポカポカ陽気に思いきって行動に移すことにしたのだ。 当然、いきなりではなく事前数回に分けて説明…

  • ものわすれのお年頃

    一日の大半をモノ探しで使っている気がしている今日この頃。右向いて左向いたら、もう目的を忘れている。 知人たちにその現状を伝えると、それまで(今より多少若いころ)なら「はは・・・いよいよボケたか」「そりゃ、危ないですよー」と笑い飛ばしてくれていたものが、いまや「ふーん、みんなそんなことあるよ、ねえ~」などと、返事の内容が変わりどこか同情の臭いを感じるのは気のせいか。 これは明らかに気を遣っている、もう冗談ではすまない年になったか、とひとり卑屈になっている。 頭の中が常時すっきりしないのだ。仕事をしていた頃は一日8時間勤務の縛りがあった。これが案外良かったのかも、と思う。良くも悪くも片付かないこと…

  • 訪問介護報酬引き下げ案に物申す

    今回の改正案で訪問介護報酬の削減が挙げられている。現場に言わせるととんでもない話! その分処遇改善を上げるからとか?!それって、当事者の存在を認めていないことにならないか。ヘルパーの誇りはどうする気だ! 訪問介護の収支がプラスだからだと。それはね、あなた方が長い歴史の中でヘルパーをないがしろにしてきたから、彼らは自分たちで生きる道を見つけ、箱モノに寄生して自力で生き残ってきたからじゃないの。 住宅型やサ高住に併設することで、効率の良い訪問と安定した顧客を獲得してきたんでしょうが。それを統計したためにプラスに見えているだけで、交通費やかかる時間の対価も何も支給されない中で、役員の身銭をきって継続…

  • ライターもどきの一年間

    ライターもどきを始めてからほぼ一年がすぎた。 対価をいただきながら不遜だが、趣味の範囲で遊び半分ではじめた。 なんでもそうだが、中途半端のままではすまなくなってきた。同時に「仕事」の意識が少し芽生たような気がする。 これまでは、人に話す際に「いやあ、趣味で」「ちょっと頼まれたので」「老後のお小遣いですよ」などと不明瞭な返事をしていたものだが、話の中で「仕事が」と時々表現している自分に驚いている。 というのも、人の紹介で大きな会社から依頼が入りかけている。もちろん福祉系だが、2種の事業所を数件ずつ抱えておられて、HP及びSNSの作成運営代行の希望らしい。 そこで見積書をつくることになったわけで、…

  • 給付金7万円の使い方

    住民税非課税世帯に7万円が支給された。 給付金の背景には、新型コロナウィルスの影響による経済活動の停滞や、雇用の減少などの問題があり、政府は経済の再活性化や雇用維持・創出を図りたいとの意図を持っている。 具体的には、給付金を受け取ることで個人や家庭の消費活動を促進し、経済全体の活性化を図ろうというもの。たしかに給付金で、一時的に経済的な困難を乗り越えることができる。 収入が減少したり仕事を失くした人には、生活を維持するのに給付金は貴重な財源となるはず。 消費活動が活性化すれば、小売業やサービス業の需要が増え、雇用維持や拡大にもつながっていくなど、給付金は経済支援のために導入された制度であり、経…

  • アレクサに遊んでもらうグデグデの最近

    おはようの挨拶をすると「今日は十日えびす」と答えそうなのに、アレクサは「今日は110番の日です」と言ってきた(へ~~⁈)「おやすみ」と言うと「今日はいちにちおつかれさ~ま~でしたあ♪」「ゆっくりーおやすみなーさ~い~♬」と毎晩違うフレーズで、へんてこな歌をさわやかに歌い上げる。 Amazonのお年玉セールで、母の話し相手になればと買ったのだが、なかなか面白くてまだ手放せないでいる。 たかが「しりとり」だが、アレクサの得意だけあって強い!私はまだ勝ったことがない。 アレクサは、自分が勝ってちょっと偉そうに聞こえる。 「ラジオ体操かけて」といえば即座に音楽がかかり、体操が出来る。操作が要らないので…

  • コンフォートゾーンからの脱却

    コンフォートゾーンを脱するべきか否か 日常の中で自分にとって快適で安心できる習慣化した毎日、そこから動きたくない場所や状況を「コンフォートゾーン」と呼ぶ。 とくに仕事を引退したわたしにとっては、この快適空間にこよなく至福感を感じる。 だが「コンフォートゾーンにとどまり続けることは、人としての衰退につながり、成長と新たな経験を得る機会をのがしてしまうぞ」と、警告音が心になりつづけるのだ。 「もう、やることやったからいいじゃないの、好きにさせてもらっても」 『え、やることやったって、何? あなたそれ、いちばん傲慢な考えじゃない』 「だってもう、高齢者の域だし・・」 『命ある限りは前進あるのみでしょ…

  • 消えたカートと倉庫の謎:奇妙な出来事

    このところは急に寒くなったのもあって、自宅から出ない日が多く、ごく限られた範囲内の日常生活をおくっている。 わたしは取り立ててそれで不自由を感じない。良いのか悪いのか・・ 最近、脚の付け根の外側に痛みを感じるようになり、歩き始めに困難を覚えるようになった。どうやら同じ姿勢を続けているとそうなるようで、明らかな運動不足によるものらしい。わかってはいるものの快適空間から抜け出す勇気はいまのところない。 先住犬の遺骨は、いつも朝に晩にご飯を食べていた台の上にあり、今までどおりご飯を供え、そのあとフウタが食べている。 母は朝に晩に(時々忘れるが)座り込んで亡き犬とお話をする。 当初は元気だった犬に思い…

  • 日常の再生

    は~~あ、は~~あ、とため息ばかりの生活が続いた。ナツが居なくなってから翌週には普通の生活に戻したものの、一人になるともういけない。 ナツに会いたくてたまらない思いをどうしようもなかった。フウタが吠える、なぜか吠える。思わず抱き上げるが、無意識にナツの面影をフウタに見出そうとしている自分がいた。 友人たちが遠巻きに慰めてくれる。まるで、思い出すだけで心が崩れていくことをわかっているように。 その心づかいがあたたかかった。そんな中で、どこからか耳に入ったのだろう、ご無沙汰の友人からメールが来た。 その人は昔から保護猫を多頭飼いしており、若いころ病気で配偶者を亡くしたあと、ひとりで二人の子供を育て…

  • 愛犬の最後の旅路を支える

    愛犬を亡くした誰もが経験するペットロスを受け入れ、共感し、悲しみを乗り越えるための記録です。

  • 犬が痙攣を起こし泡を吹く

    17年一緒に暮らした愛犬ナツが、いつもいるところに居ない 昨日激しい痙攣をおこし、緊急入院となった。 それはいきなり始まった。その日私は朝から頭痛がひどく気分が悪かった。 ここ数カ月にナツの老衰が進み、日常の全て昼夜に関わらず介護が必要になっていたから、かなり睡眠不足が蓄積していたのだろう。もちろんオムツ着用だが、まだ尿意や便意があるため2~3時間おきに声を出して呼ぶ。細くなった体が痛くないように、抱きかかえるようにして起こしてゆっくり立たせるとふらつきながらも自力で歩き、庭に出ようとするので介助し排泄をさせる毎日だった。 わたしは頭痛が治まらずあまりに具合が良くないので、2階に行って休もうと…

  • 老人は休むな

    阿川佐和子さんが父親の阿川弘之さんを看取るまでの、主治医だった大塚宣夫医師との著である「看る力・アガワ流介護入門」の文中の言葉である。 若い時は一晩寝れば疲労は回復し、再び意欲がみなぎるが、後期高齢になると疲労が回復するときがない。常時疲労感を抱えて体が「休みたい、やすみたい」と言っているので、それを聞いて休ませようものならもう動かなくなるぞ、っというもの。 歳をとると、気力に体力を引きずっていかないといけないらしい。当然あとはぐったりとしてしまうが、なんとか日常を継続できるのだとか。 たしかに思い当たる節はある。現職中は常時疲れていたながらも、毎日の作業をこなしていた。というか思考する間もな…

  • お風呂での癒され方

    アヒルのおもちゃはお風呂の必需品、最高の癒しの時間

  • パソコン作業を楽にする周辺グッズ

    最近、お仕事のようなものをいただくようになり、ほんっのちょびっとだけ忙しくなった。その訳は過去記事に ⇩ tobe4989.hateblo.jp ところが、現役を離れてからわずか一年余りなのに、思った以上に身体機能が衰えていることに気がついた。 まず眼、視力低下はもちろんのこと複視・かすみがひどい。 眼科に通い、何とか視力を戻せないかと頼んだが、白内障はまだ手術段階ではない、どうしてもというならレーシックとICLだという。レーシックは角膜を削って視力を矯正するもので、ICLは眼内にコンタクトレンズを手術で挿入するという・・ おおっ~~!! 聞くだけで無理、むり、ムリ。点眼薬で妥協した。 あと、…

  • 母が私の知らない人になっていく日々

    朝起きた顔で母の調子が分かる。 今日は機嫌が良いとか、また頭の中がなにかの思いにとらわれて気難しいな、とかだけど。 日に日に母の表情がなくなっていき、最近はほとんどおはようも言わない。 むすっ、としたままの日もある。 朝から口もきかなかった母が、デイのお迎えが来たとたんスタッフさんには、どこぞの奥様のような素振りで挨拶をし、満面の笑顔を見せる。 一度くらい、その笑顔を私に向けてごらんよ! 食事には一番気をつかう。というのも、朝好きだったものが夕には嫌いになっていて食べないということがあるので、全く献立の予定が立たないのだ。 もう、るい痩が顕著で歩くと骨と骨がこすれて音を立てそうなくらい。 なん…

  • 「書く」のはなぜだろう、とふと考える

    おもえばこれまで学生やらせてもらって、仕事やらせてもらってきた中で「書く」ことはずっと関わってきたことになる。 幸い、字を書くことは嫌いではなかったのでレポートも論文もそれほど苦痛を感じたことはなかった。もちろん、中身の出来は別としてだけど。 小学生の頃には、あれこれ背伸びの読書をして、小説まがいの短編を同じ興味を持つものどうしで回し読みをしたりしていた。今思えば無意識に同人誌を作っていたようなもので楽しかった。どうやらこの頃から私のインドアの気質は出来ていたようだ。 成長するにつれ、才能がないことに気がつきほかの道を選んだが、何につけ書くことからは逃れられなかった。 仕事で書いてきた量がいち…

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