今回は、第二次大戦後に初演されたレクイエムを作曲した デュリュフレ を聴いてみます。疲れたときは、静かな音楽に身をゆだねると、心地いいものです。 聴いている演奏は、ミシェル・コルボ指揮 コロンヌ管弦楽団・合唱団によるデュリュフレの「レクイエム」と「グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット」ですが、ライナーノーツを読むまでは、デュリュフレを、バッハ以前の作曲家と思っていました。 2回、3回と聴きこむとやはり、バッハ以前の宗教曲のようです。「怒りの日」(レクイエムに出てくるパラフレーズ《ディエス・イレ》)もありません。 デュリュフレのレクイエムは、どことなくフォーレのレクイエムとにているなあ、とい…