chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • デュリュフレ:レクイエム…100年後に聴かれている作曲家 音楽考察

    今回は、第二次大戦後に初演されたレクイエムを作曲した デュリュフレ を聴いてみます。疲れたときは、静かな音楽に身をゆだねると、心地いいものです。 聴いている演奏は、ミシェル・コルボ指揮 コロンヌ管弦楽団・合唱団によるデュリュフレの「レクイエム」と「グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット」ですが、ライナーノーツを読むまでは、デュリュフレを、バッハ以前の作曲家と思っていました。 2回、3回と聴きこむとやはり、バッハ以前の宗教曲のようです。「怒りの日」(レクイエムに出てくるパラフレーズ《ディエス・イレ》)もありません。 デュリュフレのレクイエムは、どことなくフォーレのレクイエムとにているなあ、とい…

  • ハイドン :ピアノ・ソナタ 第49番 明快、実直な古典音楽

    今回は、古典派の作曲家ハイドンの鍵盤音楽を取り上げます。 交響曲、弦楽四重奏曲分野での器楽形式を完成させた ヨーゼフ・ハイドン。 同じ古典派でも、モーツァルトやベートーベンのピアノ曲は、頻繁に演奏で取り上げられ、録音も多く出ています。一方、ヨーゼフ ハイドンのピアノ・ソナタは、全集も限られ、1枚のCDで、有名な4ソナタ程が入っている盤が多いです。 ハイドンの77年の生涯において、多くのクラヴィーア(鍵盤)・ソナタを残しました。 その数は、52曲とも54曲?また62曲とも言われています。 その曲数が定まらない理由は、今から、200年も前のことでもあることに加え 1. ハイドン自身、自らの作品を厳…

  • メンデルスゾーン:交響曲 スコットランド 冒頭10小節の神秘的な雰囲気

    今回は、メンデルスゾーンが、1842年に完成させた交響曲を紹介します。 所有するCDは、部屋の棚に並べていますが、私の年のせいか、CD縦面のタイトル文字が、ぼやけ、さがすのに苦労しています。ルーペを使わないと文字が見えません。 自然と目と手が届きやすい棚から引っ張り出して聴いていましたが、今日は奥のほうの棚から名曲を見つけました。 交響曲第3番「スコットランド」です。改めて聴くとなんて美しい曲だと心にしみました。 私は、この曲の冒頭10小節についての、メンデルスゾーンが放つ霊感にあふれた曲調が、とても気に入っています。 曲の話は、メンデルスゾーン20歳の時、1829年のロンドンのフィルハーモニ…

  • シェーンベルク:グレの歌 12音技法変遷前の傑作

    シェーンベルクの音楽を、CDで、初めて聴いたのは、ポリーニによるピアノ曲集で、クラシック音楽を聴き初めた時期でもあり、とても理解することが難しく、世の中にはこういう音楽もあるのかというのが、正直な感想でした。 長い年月、シェーンベルクの作品に触れることは、無かったのですが、ここ最近、リッカルド・シャイー指揮 ベルリン放送交響楽団による演奏CDを、ふと聴いたところ、まず、曲冒頭の序曲に惹かれました。いったん、良い曲かな、と思い、聴きこむうちに、実に魅力が濃縮された作品であると気付き、シェーンベルクという作曲家を知る大きな転機となりました。 アーノルト・シェーンベルク(1874-1951)は初期に…

  • バルトーク:管弦楽のための協奏曲 貧困と病から力を振り絞り作曲

    第2次世界大戦時、しかもバルトークの故郷 ハンガリーはナチに占領という大変な時期に、アメリカへ亡命することになった59歳のバルトーク。 コロンビア大学で、民謡の研究で生計をかろうじてたてるという、貧困の真っただ中にいました。 貧困の中、バルトークは、白血病にも罹患し、不幸のどん底に陥ったともいえます。 そうした中でも、友人には恵まれていて、指揮者フリッツ・ライナー、またヴァイオリニスト ヨーゼフ・シゲティは、なんとかバルトークの生活を救い出そうと陰ながら援助をしたのです。 この音楽家二人が、とった行動は、アメリカの作曲者協会に、バルトークの治療費を持ってもらうよう働きかけました。 またボストン…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、music-ariaさんをフォローしませんか?

ハンドル名
music-ariaさん
ブログタイトル
クラシック音楽を楽しむ広場
フォロー
クラシック音楽を楽しむ広場

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用