管理人のエビスが、自分の好きなものの紹介と感想をつらつらと書き綴るブログです。 マンガ、小説、音楽、ガジェット、文具などについて書く予定です。 どの分野においても専門家ではないので印象と感想で、評論ではありません。
東野圭吾『透明な螺旋』人間湯川学が見られガリレオ最新刊本作は従来のガリレオシリーズのような科学をネタにしたハウダニットではなく、登場人物の背景を追っていくものとなっている。ガリレオシリーズとしてみると「?」という内容だが、湯川の人間臭い一面
キング・クリムゾン『Beat』:トーキング・ヘッズ化するプログレの雄、ノれそうでノれないポリリズム
1969年に『クリムゾンキングの宮殿』(通称宮殿)で鮮烈なデビューを飾り、未だに現役というから恐れ入る。もちろん、もっと長きにわたる現役バンドもあるけど。キング・クリムゾンの音楽は時期により全く異なっていることは周知のことだが、改めて聞き直
ビル・エヴァンス、ジム・ホール『アンダーカレント(Undercurrent) 』:名手2人の邂逅が生み出した奇跡の1枚
ピアノとギターの名手が織りなす最高峰のデュオ作品ジャズピアニストと言えば真っ先に名前が挙がるビル・エヴァンス。リリカルと評されることの多いエヴァンスだが、私はかなり強靭でなタッチでアタック感も強く、とにかくかっこいいフレーズをこれでもかと入
岡崎京子『Pink』:ワニと男とドトールを均等に愛するホテトル嬢
消費し続けるあまりに80年代的な主人公OLのユミはワニの餌代を稼ぐためにホテトル嬢をしている。ユミには、折り合いの悪い継母いるが、その娘である異母妹ケイコとは仲がいい。ユミはけして利口ではないが、お馬鹿なわけではない。ブランドの服を買い、美
シカゴ『Chicago 16』:大胆な路線変更により復活し大ヒット
シカゴの軌跡シカゴは、1967年に名前の通りイリノイ州シカゴで結成されたロックバンド。通常のロックバンドにブラスセクションを取り入れた珍しいスタイルで、ブラスロックと呼ばれた。ブラスロックには他に、ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズが
『美貌の果実/川原泉』ベタな設定を陳腐に見せない独特のずらし方
川原泉は男でもさほど違和感なく読める少女漫画家だ。ヒロインの目に冬の夜空のごとく星が瞬いていることもない。お嬢様や会社社長など社会的な地位が大きな人と庶民との恋愛という、設定自体はある意味ベタだが、ストーリの方は少女漫画の王道をある意味外し
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