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月の裏側〜reprise〜 https://blog.goo.ne.jp/sakaki45

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。 マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

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2022/11/08

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  • NO.314 アニメ『ロックは淑女の嗜みでして』に今更ながら注目

    全くのノーマークだったのですが、今期の春アニメでこういったものが現在、放送されています。『ロックは淑女の嗜みでして』原作を読んでいませんでしたので、てっきり、お嬢様が単にロックに興味を持つようなアニメとばかり思っていましたが、かなり斜め上をいっていました。主人公は、淑女たちが通う女学校で注目される存在でしたが、実は人には言えない秘密を持っていたりします。話が進むにつれ、徐々に明らかになっていますが、予想だにしない展開になっていきます。第1話の後半部分には、呆気にとられるようなシーンも。まぁ、あまりにアクが強いので、試聴する人を選ぶアニメでしょうね。確かに万人にはお勧めできませんが、演奏シーンには気合が入っています。まずオープニングは、BAND-MAIDが担当しています。メイド姿のガールズバンドなだけと思っ...NO.314アニメ『ロックは淑女の嗜みでして』に今更ながら注目

  • NO.313 NEON GENESIS EVANGELION(TVサントラ1)

    NO.308でも紹介していますが、4月20日から公開されている、浜松市役所に展示の、エヴァンゲリオン初号機の立像を見学しに行ってきました。まだ公開して間もないのですが、平日の夕方とはいえ、思っていたよりは見学者は少なかったですね。みんな、コナンの映画を見にいったのでしょうか?今年はエヴァの放送30周年記念だし、浜松市合併20周年でもありますので、こういった企画が行われていますが、もうちょっと宣伝をしてほしいとは思いますね。一応、ポスターも飾ってはありました。パンフレットはこんな感じです。この路線図は、スタンプラリーで回る事になる場所の説明も兼ねていますが、一日で回るのは大変なので、何回かに分けて回りたいですね。しかしながら、遠方から来られる方には厳しい仕様になっていますね。20か所のうち、10か所を回れば...NO.313NEONGENESISEVANGELION(TVサントラ1)

  • NO.312 GS後のアイ高野さん

    NO.311に続いてのGSネタです。GSの印象的なドラマーというと、「好きさ好きさ好きさ」での決めポーズで有名な、アイ高野さんが思い浮かびます。アイ高野さんというと、カーナビーツを思い浮かべますが、GSのブーム以降は、表舞台にこそ出てきませんが、色々な活動をしています。カーナビーツ解散後には、エディ藩グループに参加しますが、後にゴールデンカップスと合併する事になります。その後は、ミッキー吉野グループにも参加、初期のゴダイゴのメンバーだったりもします。80年代になってからは、竹田和夫さんのクリエーションにも参加しています。実は、ヒットした「ロンリーハート」のボーカルは、アイ高野さんだったりもしています。ヒットしていた当時は、全然知らなかったんですけどね。80年代以降は、意外というか、アニメや特撮のサントラの...NO.312GS後のアイ高野さん

  • NO.311 リメンバー・グループサウンド 1・2

    最近、入手した本なんですが、近田春夫さんによる「グループサウンズ」を読みました。グループサウンズの代表的なグループの解説本というのは、マニア向けのものを除いては、それ程には無いのではないかと。スパイダース、タイガース、テンプターズといったグループ名やヒット曲は知っていても、意外とどういった活動をしてきたのかは、わからないものだったりします。ですから、一連の流れを知るのにも、いい一冊かと思います。実は、大物の作詞家、作曲家が大半の作品を作り出し、次第に歌謡曲化が進み、廃れていくという視点も面白いかなと。勿論、GSの寿命が短かったのは、それだけではないですが、面白い視点から見ていますし、実際にそのシーンの中にいた人ならではの話も興味深かったりします。近田春夫さんは、嘗ては、ハルヲフォンを率いて活動していました...NO.311リメンバー・グループサウンド1・2

  • NO.310 気分を変えてお祭り騒ぎ

    gooblogが11月18日でサービス終了のお知らせが届いたのは、青天の霹靂というか、寝耳に水というか。ここでブログを書き始めて3年程度。途中、休止状態もあったとはいえ、楽しんで書いてきました。マニアックな音楽を多々扱ってきましたが、それでも目を通してくださった方々には、感謝したいです。サービス終了まで付き合うつもりですので、もう暫くのお付き合いをお願いします。その間に、移住先も決めないとなぁ。このままだと湿っぽいままですので、こんな時は気分を変えて、お祭りみたいなセッションを見て楽しもうかなと。1.ロックンロールウィドウリアルタイムで見て、凄い迫力でずっと印象に残っていたものです。宇崎竜童さんが、『夜のヒットスタジオ』で歌った時のものです。参加アーチストがまた凄いです。内田裕也さんを筆頭に、ジョー山中さ...NO.310気分を変えてお祭り騒ぎ

  • NO.309 大阪万博の黒歴史?

    2025年の関西大阪万博は、どうも見に行きたいという気持ちになれないです。幾つかの理由があると思われるけれど、大きな理由は、万博を盛り上げようという空気が希薄な事。恐らく、現場から電通が離れている事もあるでしょうね。癒着とか、様々な問題を抱えていた電通がいない事で、舵を誰も取っていない状況にあるのは皮肉なものです。寄りたい放題だった電通がいなくなれば解決というわけではなかったのですね。そして理由として考えられるのが、現在の技術の進歩。情報に乏しかった昔は、海外の他の国の事は、よくわからなかった為、世界中から数えきれない国が参加している万博を、楽しみにしていた人も多かっただろうし。そして最先端の技術を間近で見られるとあって、ワクワク感に満ちていたんだなと思っている。しかしながら現在では、スマホをちょっといじ...NO.309大阪万博の黒歴史?

  • NO.308 シン・ハママツ計画始動

    今年は、浜松市合併20周年という事で、何かイベントが行われるかなと思っていましたら、こんな感じのイベントをやる事がわかりました。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」での舞台で、天竜浜名湖鉄道の駅をモデルにしたものが使われたという事で、またエヴァンゲリオンとのコラボが実現しました。今年は、「新世紀エヴァンゲリオン」放送開始から30周年でもあったんですね。もうそんなに経つのかなぁ。静岡県浜松市合併20周年記念「シン・ハママツ計画」始動!地元の事なのに、全然知らなかったのですから、恥ずかしい限りです。情報を知ったのは、最近、ちょっと注目している浜松を応援するVtuberの調月音葉ちゃんの定期配信から。結構飯テロ情報とか楽しみだったりします。毎週木曜日の20時から定期配信していますが、頑張っているけれど、なかなか有名...NO.308シン・ハママツ計画始動

  • NO.307 アルハンブラ復活を偶然にも知ったようなもの。ライブ告知も

    先日、ちょっとしたきっかけで、日本のプログレバンドであるジェラルドの事を検索していたのですが、そこから日本のメタル系バンドの実力者であるアルハンブラが久方ぶりに復活してライブを行うという事を知り、驚いた次第です。ジェラルドは、元ノヴェラの永川敏郎さんが中心となって活動していたグループです。このグループも歴代のメンバーが実力者揃いで、ドラマチックなプログレを聴かせてくれます。海外でアルバムを発売したり、ライブを行っていた事もありますね。意外にもサブスクにもジェラルドのアルバムも上がっていたりで、色々と聴いていたのですが、アップルミュージックのお勧めにKeyboardPrinceなるグループが出てきたわけです。聞いた事のないグループだなと試しに聴いてみたら、これがなかなか好みの音だったりしたわけです。興味を持...NO.307アルハンブラ復活を偶然にも知ったようなもの。ライブ告知も

  • NO.306 BS松竹東急放送終了

    BS松竹東急が、親会社のBS事業からの撤退に伴い、2025年6月30日を持って放送を終了する事が発表されました。「BS松竹東急」放送終了のお知らせ開局して僅か3年程度での撤退には驚きました。広告収入の伸び悩みがあったようですが、昔の良質な映画等も放送していたのに残念です。まぁその分、新作のコンテンツが少ない事も要因にあったかもしれません。最近では、沢田研二さん関連の映画もまとめて放送されたり、音楽関連も数は多くないですが、良質のものもあったりと、最近では自分でも、見たいものがあるかチェックしていたので、まさかの放送終了に動揺しています。なお、7月以降に関しては未定という事で、その後どうなるのかは注目したいです。そういえば、昔の海外ドラマの「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」が放送されていて、再放送されて嬉しい...NO.306BS松竹東急放送終了

  • NO.305 映画「ヒプノシス レコードジャケットの美学」

    古のロックが好きなものにとって、レコードジャケットは重要なもので、その中でも最重要と言えるアーチスト集団がヒプノシスです。ヒプノシスの名前は知らなくても、例えば、ピンクフロイドの「原子心母」、「狂気」、「炎」といったジャケット、或いは、レッドツェッペリンの「聖なる館」や「プレゼンス」、またはウィングスの「バンド・オン・ザ・ラン」、Tレックスの「電気の武者」といった有名なジャケットは見た事があるはずです。それらは全て、ヒプノシスの仕事です。この映画は、各アルバムの製作エピソードを交えたりしながら、アーチストのインタビューを通じてヒプノシスの歴史を振り返っています。ヒプノシス結成のきっかけにピンクフロイドがある為に、話の中心はピンクフロイドとなっています。ピンクフロイドのジャケットは、意味がわからないけれどイ...NO.305映画「ヒプノシスレコードジャケットの美学」

  • NO.304 ちょうど10年

    あまり意識はしていなくて、スマホの通知で知ったのですが、このブログで使用している画像、ちょうど10年前の今日に撮影していたみたいです。撮影して、もうこんなに経ったんだなと。たまたま出かけていた所で演奏していた人を撮影したものです。アマチュアなのかプロなのかはわかりません。何となくいい感じだったので、思わず撮影したのですが、写真に関しては自分にはセンスがあると思えないので、褒められるような出来ではないかもしれません。でも何となく気に入っているんですよね。他に適当な写真はないので、これからも使い続けると思います。本題はこれくらいで、後は横道に逸れていきますね。10年と言う言葉を聞くと、いの一番に思い出すのが、ヤードバーズの「幻の10年」。こんなシングルのみの曲を思い出すのは、捻くれ者かマニアぐらいでしょうね。...NO.304ちょうど10年

  • NO.303 嘉門タツオさん、28年ぶりにメジャーに復帰

    関西に住んでいるわけではありませんので、4月からの万博、どうも盛り上がっている様には見えないんですね。大阪在住の人でしたら、盛り上がっているのかもしれませんが、1970年の大阪万博の様な異様な盛り上がりはないですね。チケットとか、売れているのかなぁと思ってしまいます。そんな中、嘗て「替え歌メドレー」で一世を風靡した嘉門タツオさんが、大阪万博宣伝の替え歌を披露していました。NO.268で少々紹介していますが、地道に活動はしていたみたいですね。失礼ながら、全然把握していませんでした。そんな中、28年ぶりにメジャーからアルバムが発売されています。(『至福の楽園~歌と笑いのパラダイス~』)新曲ももちろんありますが、旧曲の新バージョンも多数あったりしています。例えば、「鼻から牛乳」は、今時のネタを使った令和バージョ...NO.303嘉門タツオさん、28年ぶりにメジャーに復帰

  • NO.302 映画「名もなき者」

    先月から今月にかけて、音楽関係の映画を何本も見る事になっていますが、これもその中の1本です。いつ公開されるかなと思っていたら、いつの間にか公開されていて、慌てて都合をつけて見に行きました。自分にとっては、意外とボブ・ディランを聴いてはいなかったので、勉強のつもりで見に行きましたが、思っていた以上に、見応えがある映画でした。ボブ・ディランが登場する頃のフォークは、プロテストソングとしての形で広まっていました。映画に登場するウディ・ガスリーも「我が祖国」ぐらいしか知りませんが、時事問題を扱った歌を歌ってきたのだとか。初期のボブ・ディランを支えてきたピート・シーガーも、当局にマークされたりもしたようですね。そしてジョーン・バエズとの出会いとシルヴィ・ルッソ(映画での役名。モデルとなったのは、『フリーホイーリン』...NO.302映画「名もなき者」

  • NO.301 映画「MR. JIMMY レッド・ツェッペリンに全てを捧げた男」

    NO.283でも紹介しましたが、やっと地元にもやって来たので見る事が出来ました。レッド・ツェッペリンに魅せられて生涯をかけて追い続ける男のドキュメントです。ジミー桜井さんの病的なまでの拘りを、このドキュメント映画では描いています。自分は、レッド・ツェッペリンのトリビュートバンドは、NO.60で紹介したシナモンというバンドが好きで何度もライブを見に行っていますが、こちらもかなりの再現度でした。メンバーは、かなり入れ替わりがありますが、Youtubeにもライブが上がっていますね。さて映画の方ですが、MR.JIMMYと言うトリビュートバンドのジミー桜井さんが主役のドキュメントです。前半部分は、桜井さんの病的とも言えるくらいの拘りについてですね。ギター等の機材は、可能な限り当時使用された様に再現を目指し、ジミー・...NO.301映画「MR.JIMMYレッド・ツェッペリンに全てを捧げた男」

  • NO.300 イエス「こわれもの」

    多少時間は掛かりましたが、NO.300となりました。恒例のキリ番での英国プログレ紹介。今回はイエスですね。もっとも、自分が好んで聴くのは、やはりフロイドとクリムゾンだったりします。EL&Pも初期は好きです。それと比較すると、イエスは、聴く量は控えめですね。勿論、嫌いという事ではないですが。そもそもイエスとの出会いは、80年代の「ロンリーハート」でした。その頃はプログレが好きになる前の事でしたので、イエスがプログレの著名なグループと聞いても、ピンとはきませんでした。ただ単純にカッコいいなとは思っていましたが。後日、プログレの雄の一つという事で聴くようになりましたが、やはり「こわれもの」と「危機」は突出していますね。個人的には、「危機」の方がプログレらしくて好きですが、NO.87で「危機」のトリビュートアルバ...NO.300イエス「こわれもの」

  • NO.299 「INAZUMA SUPER SESSION」

    何故か知らないけれど、突然、存在を思い出し、CDを取り出したものです。1987年5月11日、今は無きインクスティック芝浦ファクトリーで行われたライブを収録したCDです。メンバーは、元クリームのジャック・ブルース、ビル・ラズウェルやジョン・ゾーンと交流があったアメリカのセッションドラマーのアントン・フィア―、そして当時は20代だったギタリストの鈴木賢司さんです。ジャック・ブルースがいて、スリーピースのバンドというと、やはりクリームが思い浮かびます。実際にライブでは、クリームの曲も演奏されています。ライブ時には、ブルースは40代、対して鈴木さんは20代。親子ほどの年齢差ですが、ブルースは遠慮もせずに演奏します。対して鈴木さんは、クラプトンのフレーズを避け、あくまで自分のスタイルを貫きます。フィアーは、自分の曲...NO.299「INAZUMASUPERSESSION」

  • NO.298 PANTA&HAL「1980X」

    PANTA&HALの演奏面を支えていた今剛さんは、1979年5月の日比谷野音のライブをもって、脱退します。そして『日本のTOTO』とも言われたフュージョン系のスーパーグループ『パラシュート』を結成します。実力があっただけに、自分のグループを持ちたいと思ったのは仕方ないでしょう。当時はまだ20歳ぐらいの若さでした。喧嘩別れではなく、円満に脱退したようで、後のレコーディングにも顔を出したといいます。これは、今剛さんと松原正樹さんのツインギターが素晴らしい曲です。因みにプロレスラーの小橋建太さんのテーマ曲としても使われました。メンバーもベースの村上元二さんも脱退、ギターに長尾行泰さんが加入。(後にイルカさんのサポートメンバーとして活躍)、ARBのサンジも一時期加入しています。そして以後もPANTAのバックで活躍...NO.298PANTA&HAL「1980X」

  • NO.297 映画「ブルースの魂」

    2025年は、偉大なるブルーズシンガーである、B.B.キングの生誕100年に当たる年になるそうで。それを記念して、この映画が日本でも上映される事になったようです。2022年の2Kレストア版となります。実はアメリカでもずっと公開されていなくて、2024年に初めて劇場公開された様です。実際にこの映画が製作されたのは、もう50年以上前の事になります。予告編を見る限り、70年代のB.B.キングやバディ・ガイの演奏を楽しめるドキュメントかなと思っていたのですが、実際に見てみたら、ちょっと思っていたものと違っていましたね。最初は刑務農場で働く受刑者が歌う労働歌としてのブルーズが収められていて、ブルーズの歴史を統括するものかと思っていたのですが、何故か、だらしない男とそれに翻弄される女のドラマみたいなものが始まって、何...NO.297映画「ブルースの魂」

  • NO.296 最近のAI事情について

    これまで何度かAIについての記事を書きましたが、最近のAIを使った音楽ソフトの性能が凄かったりします。SUNOというソフトですが、機能制限があるものの、無料版なら1日5回まで曲を作ることが出来ます。詞は自分で用意しなければなりませんが、一応、AIにて作ってもらえることも可能です。詞とどのような感じで作ってほしいかを入力すると、曲がすぐに出来上がります。無料版なら5分弱のものしか作れませんが。まだ課題もありますが、凄い勢いで進化していますね。最近は、こういったソフトを使って色々なものが作られています。以前紹介したのは、アーチストのデータを勉強させて、新曲を作るというのがありましたが、今回紹介するのは、あり得ないアレンジで作ってもらうというものです。例えば、レッド・ツェッペリンが50年代に作品を出していたらと...NO.296最近のAI事情について

  • NO.295 裸のラリーズ「屋根裏 Sept.’80」

    自分は、裸のラリーズの発売予定とかは書くのですが、作品のレヴューについては、なかなか書きづらく思っています。ノイズが主体の為、自分にとってはいいと思っていても、人によっては抵抗があると思いますので。いや、寧ろ抵抗があると感じる人の方が大多数とは思いますが。それでも日本のロックの裏の部分では、欠かせない重要なグループとなりますので、全くの無視は出来ないでしょう。今回、紹介するのは、1980年9月11日、渋谷屋根裏におけるライブ音源です。1980年と言えば、ダイナマイツ、村八分、ティアドロップス等で有名な、山口冨士夫さんが在籍していた時期となります。水谷孝さんと山口冨士夫さんによるツインギターが聴けたのは、ほんの限られた時期となりますので、非常に貴重なものとあります。とはいえ、昔からファンの間にて、比較的音質...NO.295裸のラリーズ「屋根裏Sept.’80」

  • NO.294 「時代はサーカスの象にのって」

    2月5日は、敬愛するPANTAの誕生日だった日です。この日は、PANTA、頭脳警察に関する事を何度か書いていますが、今年もまた書かせていただきます。今回は、PANTAの音楽人生の後半における重要な曲である「時代はサーカスの象にのって」についてです。「時代はサーカスの象にのって」は元々は、寺山修司さん主催の天井桟敷のこけら落とし公演のタイトルです。当初は「時には母のない子のように」がヒットしていたカルメン・マキさんも出演していたそうです。観客参加型の演劇で、1年間のロングランとなっています。寺山修司さんが亡くなった後、1984年に一周忌公演として「時代はサーカスの象にのって’84」が上演されています。なお、この時の音楽担当は、ムーンライダースの鈴木慶一さんでした。PANTAと縁の深い人が、ここでもシンクロし...NO.294「時代はサーカスの象にのって」

  • NO.293 マリアンヌ・フェイスフル死去

    自分にとっての世代ではないですが、やけに印象に残っている女優、アーチストであるマリアンヌ・フェイスフルが2025年1月30日に死去されました。78歳でした。MarianneFaithfullが享年78歳で逝去印象的なヒット曲は「AsTearsGoBy」ですね。他にも色々な曲がありますが、やはりこの曲は多くの人の心に残っていると思います。そしてミック・ジャガーの恋人だったという事もあり、その点でも印象に残っている人が多いでしょう。そして日本ではどちらかというと、映画「あの胸にもういちど」でアラン・ドロンと共演した時の、ライダースーツでバイクに乗る姿が、「ルパン三世」の峰不二子のモデルになったと言われている事の方が印象深いかもしれません。その美貌と歌声から、当時のミュージシャンにとっての女神的存在とされてきた...NO.293マリアンヌ・フェイスフル死去

  • NO.292 ちあきなおみ「あまぐも」

    NO.219で、ちあきなおみさんの「ルージュ」について書いてから、もう1年以上経ってしまいました。「あまぐも」について書くという予告はしましたが、どのようにまとめるか悩んでいるうちに、時間が経ってしまったわけです。「ルージュ」は、中島みゆきさんや井上陽水さんといったニューミュージック系の人の作品を多く取り上げた異色作ですが、「あまぐも」は更に異色の作品となります。A面は河島英五さん、B面は友川かずきさんの作品を取り上げています。ジャケットはビル・エヴァンスの名盤『WaltzforDebby』のオマージュです。そして演奏は、ゴダイゴのメンバーが参加しているというから、何とも豪華なものです。これなら名作となる事を約束されたように思えますが、実際には、ちょっと不満が残る部分があったりします。編曲がスタイリッシュ...NO.292ちあきなおみ「あまぐも」

  • NO.291 映画『ヒプノシス レコードジャケットの美学』公開予定

    ピンクフロイドの「原子心母」、「狂気」等、レッド・ツェッペリンの「聖なる館」等、ウィングスの「バンド・オンザ・ラン」等、70年代のロックアルバムの名作のジャケットを担当した集団、「ヒプノシス」。彼らに関するドキュメンタリーの映画が公開予定です。映画『ヒプノシスーレコードジャケットの美学ー』レコードジャケットを芸術の域に高めたとも言われる独創的なデザイン。ピンクフロイドのメンバーと出会った事から始まるという事ですが、特にヒプノシス関連の文献は読んでこなかったので、映画にて語られるエピソードには、興味津々です。時には奇抜なデザインをしてきただけの事はあるので、アーチスト達との衝突も多々あったでしょう。その辺りの話は、なかなか面白そうですね。まぁマニア向けの内容ですので、上映館数は少ないですが、幸いにも地元には...NO.291映画『ヒプノシスレコードジャケットの美学』公開予定

  • NO.290 ジェフ・ベックのエピック時代のベストアルバム発売予定

    2025年2月5日に、ジェフ・ベックのエピック時代のベストアルバムが発売されるのだそうです。ジェフ・ベック、日本独自企画によるベスト盤がリリースEPIC時代の名曲・名演を集大成ベックの生前に企画されていたものの、承諾が得られなかったのですが、この度、日本独自の企画としての発売となりました。意外にも、黄金期のしっかりとしたベスト盤がなかったので、ベックを知らない世代の入門用にも最適かなと。兎に角、ジェフベックグループ、ベック、ボガード&アピス、ソロと、バランスよく選曲されている2枚組となります。そういえば、名盤『BLOWBYBLOW』も発売50周年になるので、この辺りも何か記念盤が出るのでしょうね。また、このアルバムの発売に合わせて、ジェフベックのトリビュートライブが、2月11日に有明アリーナで開催されます...NO.290ジェフ・ベックのエピック時代のベストアルバム発売予定

  • NO.289 ジョン・サイクス死去

    また悲しいニュースが入ってきました。ホワイトスネイク、シンリジィ、ブルーマーダー等で活躍していたギタリストのジョン・サイクスが亡くなったとの事。ジョン・サイクスさんが死去、がんのため65歳ホワイトスネイク代表作など参加広瀬さとしJIMMYが明かした胸の内自分はホワイトスネイク時代は、あまりメタルを聴いていなかったので、『白蛇の紋章』の凄さはわからなかったのですが、デビット・カバーデイルとジミー・ペイジのユニットであるカバーデイル=ペイジの来日公演のアンコールで聴いた『スティル・オブ・ザ・ナイト』がカッコよくて、誰の曲か調べてたどり着いた経緯があります。もっと早く聴いておくべきだったかなと。最初に興味を持ったのは、ブルーマーダーでした。もっとも、ドラムが元ヴァニラファッジやベック、ボガード&アピスのカーマイ...NO.289ジョン・サイクス死去

  • NO.288 頭脳警察「絶景かな」

    某所で書いていた『パワーソング』をテーマとしたエッセイらしきものを上げてみます。一時期よく聴いていた頭脳警察の『絶景かな』を取り上げてみたものです。一般的な題材ではないですので、殆ど読まれる事はなかったのですが。…………………………………………長年、音楽を聴いていると、落ち込んだ時や力を出したいような時に聴いてみたくなるような曲、所謂『パワーソング』というものが何曲も浮かんでくる。自分が好きな曲というのは、ロックやフォーク、ニューミュージック、はたまたクラシックやジャズ、サントラやアニメソングまで、色々なジャンルにわたっている。勿論、苦手なジャンルもあるけれど。まぁ人によって色々な『パワーソング』があるという事だ。その中で今回は、2023年7月7日に亡くなった、自分が最も敬愛するアーチストであるPANTA...NO.288頭脳警察「絶景かな」

  • NO.287 やっと繋がりました

    年が明けてから本格的に復帰しようかと思っていた所に、思いもよらなかった通信障害のため、全く繋がりませんでした。パソコンは勿論、スマホからも繋がらなくて、どうも打つ手がなかったです。ようやく繋がって記事が書けそうです。今日は簡単な挨拶だけにして、明日以降から本格的に復帰をしようかと思います。こういう事が続くようならば、何処かへ移籍も考えないといけないのかもしれませんね。とりあえず、別のところで書いていたPANTA、頭脳警察関連の記事をこちらでも載せていこうかなとは思っています。平常運転になるには、もう少し先になりそうですね。自分のテンションが下がらなければいいですが。復活の1曲は、90年代頭脳警察のアルバムの最後の曲である『歓喜の歌』。ベートーヴェンの『第九合唱付』を意識したものであるけれど、それだけでなく...NO.287やっと繋がりました

  • NO.286 謹賀新年

    ぼちぼち復活する予定でしたが、クリスマス辺りから飼い猫の具合が悪くなり、病院に通ったり薬を飲ませたりで、慌ただしい日々でした。しかも年末で忙しい時期でしたし。本来なら記事を上げたり、訪問したりするつもりでしたが。予定が狂ってしまいましたね。猫の具合もだいぶ良くなり(まだ薬は飲ませていますが)、年も明けて仕事も一段落しました。まぁ疲れが溜まっていますね。元日の仕事が終わったので、今日はゆっくりと休みます。そして一年の抱負といえるような一曲を。寺山修司さんの詩(補作詞高取英さん)にPANTAが曲を付けた『時代はサーカスの象にのって』という曲。頭脳警察が度々演奏してきた曲となります。「どこからでもやり直しは出来るだろう私は私自身のつくり出した一片の物語の主人公だから」の歌詞が心に響きます。今年は、やり直しの年と...NO.286謹賀新年

  • NO.285 ご無沙汰していました。

    ご無沙汰していました。長い間留守にしてしまい、申し訳ありませんでした。別の所で文章を書いたりしていて時間が足りず、全く顔を出さない日々が続いていました。体調が悪いというわけでもないのですが。PANTA、頭脳警察関連の作品レビューや日本のプログレに関する解説等を書いたり、音楽関連のエッセイみたいなものを書いていたりしていましたが、仕事が終わってからの短い時間を割いていたので、他の事が疎かになっていました。とりあえず一段落はつきましたので、リハビリを兼ねながら、少しづつ平常運転に戻していきたいと思います。自分が留守にしていた間も訪問者がいらしたようで、本当にありがたく思います。今回は音楽ではなく、色々と親身にしていただいている方のデビュー作の単行本の紹介となります。2024年12月22日、名古屋志段味図書館に...NO.285ご無沙汰していました。

  • NO.284「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」BS松竹東急にて一挙放送

    個人的に好きなアニメでもある「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」が2024年10月24日から26日にかけて、BS松竹東急にて再放送されるそうです。 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズ一挙放送  幼い頃から兵士として活動し、感情を持つ事がなかったヴァイオレットが、戦後に代筆業として働き、敬愛する上官が残した「あいしてる」の意味を探していく物語。京都アニメーションが残した傑作です。以前に日本テレビ系列で放送された、テレビシリーズの特別編集版、外伝、劇場版が今回、初めて無料BSにて放送されます。上質な絵柄と落ち着いた音楽、感動的なストーリーは、全ての年代の人に見てもらいたいと思っています。 なおPANTAも生前に、「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」が素晴らしかったと絶賛している記事を投稿しており、多...NO.284「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」BS松竹東急にて一挙放送

  • NO.283 映画「ミスター・ジミー レッド・ツェッペリンに全てを捧げた男」公開決定

    ここ暫くの間、碌にインすら出来ていませんでした。精神的というかモチベーションの問題ですが、気持ちの整理がつきつつあるので、少しづつ復帰はしていきたいとは思っています。ただ、これから仕事が忙しくなると思うので、多少時間はかかるかもしれませんが。 そんな中でも、自分にとって嬉しい出来事が、ミスター・ジミーの映画の日本公開決定のニュースです。日本公開は無いかなとも思っていただけに、これは本当に嬉しいです。(公式HP)NO.230でも書いていましたが、ジミー・ペイジが好きすぎてジミー・ペイジになり切ってライブをしていた人が、ペイジ本人にも認められアメリカにて活動していくドキュメントですね。このブログにて登場する事は少ないですが、レッド・ツェッペリンは、自分にとって最も影響を受けたグループの一つです。そんな偉大なる...NO.283映画「ミスター・ジミーレッド・ツェッペリンに全てを捧げた男」公開決定

  • NO.282 Kalafina復活へ

    数日前に気になるニュースが。Kalafinaが復活し、2025年にコンサートを行う事が発表されました。 音楽ユニットKalafina、復活発表・2025年ライブ開催へ元プロデューサー梶浦由記氏が言及「正式なお知らせも説明も一切いただいておりません」 ただ、やはり気になるのは、Kalafinaをプロデュースしてきて二人三脚で活動してきた梶浦由記さんの関りが一切ないという事。梶浦さんの所属事務所の退社により解散に至ったという経緯もあり、どうしてもしがらみがあるとは思います。とはいえ梶浦さんの発言によれば、過去の曲に制限をかける事もなく、あくまでKalafinaの新たな門出を応援するという感じですね。でも、もう一度、梶浦さんとKalafinaの新曲を聴きたかったという思いはありますね。 新しい音楽監督は、武部聡...NO.282Kalafina復活へ

  • NO.281 「THE COCA-COLA TVCF CHRONICLES」

    所用があって、最近、殆どINすら出来ていない状態ですみません。気が付いたら今日でブログ開設1000日目となっていました。場合によっては、来月以降も記事が書けないかもしれません。その時は、別の所で書いたものを上げるかもしれません。ご了承ください。 前回も記事にした通り、コカ・コーラのCM関係の事を調べていたりしていますが、曲は同じでも映像が違うと雰囲気も違う事がわかってきました。やはり映像関係をまとめてあるものが欲しいなと思ってみたりするわけです。検索したら、映像をまとめたDVDがあるようです。まぁそんな上手く入手出来るとは思っていませんでしたが、運がいい事に、某所で中古を見つける事が出来ました。しかも比較的安価にて。 CDは、ジェネオン・エンタテインメントからの発売でしたが、DVDの方は、エイベックスから...NO.281「THECOCA-COLATVCFCHRONICLES」

  • NO.280「コカ・コーラCMソング集 1962-89」

    諸事情により、ここ暫く碌にインさえ出来ていませんでした。ぼちぼち復帰したいと思います。 少し前になりますが、テレビから流れるのを偶然見たCMで気になったものが。流れているのは、80年代に使われていたコカ・コーラのCMソングの「IFEELCOKE」ですが、実はマクドナルドのビックマックのCM。それも80年代のコカ・コーラのCMを意識した感じの作りでした。これは一本取られたなと思いました。  そしてこちらがオリジナルのコカ・コーラのCM。いいCMだと思います。  コカ・コーラのCMが気になって色々調べたりしましたが、昔から色々なアーチストが参加していてちょっとびっくりしました。古くはワイルドワンズ等のグループサウンズ勢も。当時としては凝ったCMです。  そして加山雄三さんも出演していましたね。まだ若い時期です...NO.280「コカ・コーラCMソング集1962-89」

  • NO.279 セルジオ・メンデスさん死去

    夏の終わりになると、何となくボサノヴァを聴きたくなってくるのですが、そんな中での悲報が。セルジオ・メンデスさんが2024年9月5日に亡くなられている事がわかりました。83歳でした。 セルジオ・メンデスさん死去ボサノバ代表的ミュージシャン 熱狂的なファンだったというわけではないですが、来日経験も多く、名前だけは知っている方が多いとは思います。また「マシュ・ケ・ナダ」はどこかで一度は聴いた事があるのでは。  自分的には、ロサンゼルスオリンピックで使用された「オリンピア」が印象的でした。ロス五輪というと、ジョン・ウィリアムズによる「ファンファーレ」が有名で思いだす人も多いですが、「オリンピア」は全日本プロレス中継で何度となく使用されていましたので、自分にとっては思い出深いです。 勿論、それ以外にも印象的な曲が沢...NO.279セルジオ・メンデスさん死去

  • NO.278 THE ALFEE「AGES」

    2024年8月25日。アルフィーはデビュー50周年を迎えました。「メリーアン」がヒットして40年余り。メンバーも70歳を迎えたりしていますが、本当に若々しくて元気なのは凄いの一言です。このぐらいの年になると、リタイアする人も多々いますのに、暫くの間は、リタイアの文字はなさそうです。 「メリーアン」のヒット以降、順調にヒット曲を出していたりしましたが、ターニングポイントとなったのは、恐らくこのアルバムでしょう。THEALFEE名義となって発売された初のアルバムです。この辺りからロック色が強めになった気がします。多少、歌謡曲的な雰囲気があった曲も「スウェット&ティアーズ」や「ロックダム」辺りから色が変わった感じですね。それは人の好みによるのでしょうけれど。個人的には、最初は少し戸惑いは感じられましたが、いつの...NO.278THEALFEE「AGES」

  • NO.277 PANTA&HAL「マラッカ」

    8月に入ってから、ちょっとしたきっかけでPANTA関連のアルバムのレヴューを書いていました。「KISS」以降のレヴューは殆ど書いていなかったので、丁度いい機会かなと。こちらの方は疎かになってしまいました。PANTA、頭脳警察関連の記事は、少しづつ手直ししていこうかなと思います。まずはPANTA&HALの「マラッカ」からです。 やはりバンドでの活動をしたいと思ったPANTAは、PANTA&HALを結成します。メッセージ性だけでなく音楽性も重視するという構想のもとで、PANTAもメンバーの一員として活動するというコンセプトでした。頭脳警察やソロのようにワンマンな形は取りませんでした。最初のきっかけは、フライングドッグのレーベルを経営する立場の高垣健さん。後にサザンオールスターズを世に送る事になる人物です。そこ...NO.277PANTA&HAL「マラッカ」

  • NO.276 「1968京都フォーク・キャンプ」

    加藤和彦さんのドキュメント映画「トノバン」は見れて良かったです。ドキュメント映画にしては、上映館数も多かったみたいですし。こんな感じの対談番組もYoutubeで見る事が出来ます。  自分自身、加藤さんの主要なアルバムを持っていなかったなと今更ながら思いました。70年代初期のサディスティック・ミカ・バンド以前のニューロックに近づいていた時期のアルバムである、「ぼくのそばにおいでよ」とか「スーパー・ガス」も購入していなかったなと。気が付いたら廃盤状態でしたし、再発にも気が付かない失態でした。(後日、いつの間にかCDが入手可能になっていましたので、購入しましたが)とりあえず、加藤さん関係で持っているのがあるかなと探してみたらこういうのも持っていたなというのが出てきました。  「ロック画報16号」のフォーク・クル...NO.276「1968京都フォーク・キャンプ」

  • NO.275 高石ともやさん死去

    またしても予期せぬ訃報が舞い込んできました。関西フォークの旗手的存在の高石ともやさんが2024年8月17日に亡くなられた事が発表されました。82歳でした。高石ともやさん死去、82歳フォーク歌手「受験生ブルース」 一般的には、やはり「受験生ブルース」の方が知られていると思いますが、「想い出の赤いヤッケ」とか心に染みるようなフォークソングを歌っています。後はベトナムの反戦歌である「坊や大きくならないで」ですか。どちらかというと、マイケルズのバージョンの方が知られていると思いますが、高石さんが訳を手伝っているバージョンの歌詞の方が原詞に近いといいます。その分、血生臭さは感じるとは思いますが。   反戦歌を多く歌ってきた高石さんですが、バリー・マクガイアの(オリジナルはP.F.スローン)「明日なき世界」のカバーと...NO.275高石ともやさん死去

  • NO.274 PANTAと加藤和彦さんの意外な対談

    最近、調べる事が多い加藤和彦さん。そして昔からのファンであるPANTA。この二人は交わる事はないなと思っていました。しかしながら最近、頭脳警察の公式HPにて、昔の二人の対談記事がアップされました。これはちょっとした驚きです。やはり「トノバン」の映画の影響って大きいんだなと改めて思います。自分でも加藤さんの事は意識はしてなかったんですが、ここに来て、買っていなかったアルバムを買ったりもしましたので。 40年前の音楽雑誌『MUSICSTEADY』に掲載されたリレー対談。加藤さんがPANTAを指名したそうです。(加藤さんは矢野顕子さんから指名)当時は、PANTAが『サルベージ』を発表。加藤さんは『あの頃、マリー・ローランサン』を発表したころです。嘗ては頭脳警察とサディスティック・ミカ・バンドで何度か共演はしてい...NO.274PANTAと加藤和彦さんの意外な対談

  • NO.273 『THE TIMERS 35周年祝賀記念品』発売予定

    ついこの間、スペシャルエディションを買ったと思っていたのですが、(調べてみたら発売は2016年でした)2024年11月13日に『THETIMERS35周年祝賀記念品』なるものが発売予定です。 彼らの登場でロックの歴史は塗り替えられた!衝撃のデビューから35周年、幻の音源が発掘! スペシャルエディションでは、デビュー直後の映像とか収録されたDVDもありましたが、今回はCD3枚組で音源のみの収録のようです。しかしながら発掘音源9曲は大きいですね。『原発賛成音頭」や『覚醒剤音頭』はスタジオ録音なんてあるんですかね?その辺りは興味あります。オリジナルアルバムも2024年のリマスターバージョンのようですね。しかしながら、3CDで7700円、LPに関しては13200円(いずれも税込み)は厳しいなぁ。 タイマーズに関し...NO.273『THETIMERS35周年祝賀記念品』発売予定

  • NO.272 映画「シド・バレット 独りぼっちの狂気」

    いつもの映画館、今週は音楽関連の映画が集中していまして、どれにしようか迷いましたが、やはりピンク・フロイドが好きな身としては、この映画は見なければと思い選びました。 シド・バレットは、ピンク・フロイドの初期メンバーで、グループに大きな影響を与えています。ちょうどサイケデリックのブームで、デビュー曲の「アーノルド・レーン」や「シー・エミリー・プレイ」の独特な曲調は、シドの色ですね。しかしながら「アーノルド・レーン」は、女性の下着に執着している男の歌だったりで、シドの感性は普通の人とは違っているのが分かります。  ピンク・フロイドの「夜明けの口笛吹き」は、サイケ色の強いアルバムで、聴く人を選ぶものでしょうけれど、サイケなものが好きな自分としては、やはり外せないですね。ただアクが強いものなので、一般受けはしない...NO.272映画「シド・バレット独りぼっちの狂気」

  • NO.271 芸人と侮ることなかれ

    NO.268のコミックソング関係で色々調べてみましたが、実は芸人の方々にも、歌や演奏が上手い人が多いんだなと感じたわけです。昔は何も考えずに笑っていましたが、改めてみると興味深いなと。今回は、そういった方々を取り上げてみます。 1.クレイジーキャッツクレイジーキャッツは世代ではないですが、一時期、植木等さんがブームになった時に色々聴く機会があったわけです。その時にはユーモラスな曲に注目したのですが、実は楽器も上手かったりします。こちらのコントは、今では考えられないような大胆なものですね。   2.植木等「スーダラ伝説」植木さんがブームになった時は、紅白にも出場していました。聴いている人も演奏している人も楽しくなるような曲。こういうのを自分では求めているんだなぁと思ってみたり。  3.タモリ「THEWALT...NO.271芸人と侮ることなかれ

  • NO.270 映画「トノバン 音楽家加藤和彦とその時代」

    ここ最近の異常な暑さでやる気が削がれてしまっていました。まだ暑い日が続いていますが、気を取り直して書いていこうかと思います。 公開開始からかなりの時間が経ってしまいましたが、ようやく地元でも「トノバン」が公開されました。感想は色々な人が書いているので、ここでは割愛させていただきます。関係者の方々のインタビューが淡々と並べられて、時折流される映像に唸るという感じですか。 個人的には、初期のアシッドフォーク的なものも取り上げてもらいたかったですが、まぁ一般的なウケはよくないと思いますし、その辺りは仕方ないかなと思っています。遠藤賢司さんのデビューシングルのB面の「猫が眠ってる」では、加藤さんがタブラで参加しています。このシングルバージョンは当時、カバーをしたりしていたジャックスの早川義夫さんも演奏に参加してい...NO.270映画「トノバン音楽家加藤和彦とその時代」

  • NO.269 アルフィーも50周年だそうです

    今年で結成50周年を迎えるアルフィー。「メリーアン」のヒットの直前ぐらいからのファンですので、もう40年ぐらい前からの付き合いですか。月日の経つのも早いものですね。50周年を記念して、アルフィーのトリビュートアルバムも8月に発売予定です。偉大なるアーティスト11組が参加したTHEALFEEトリビュートアルバム「五十年祭」が8/14(水)発売決定!意外なアーチストも参加していますね。NO.268で紹介している打首獄門同好会も「メリーアン」で参加しています。どんな感じになるのやら。それにしても個性的なメンバーが集まってますね。 そして2024年8月17日(土)20:00~21:55にBSフジにてアルフィーの特番が放送されます。<BSフジサタデープレミアム>『輝き続けるTHEALFEE』50年の歴史を語るには短...NO.269アルフィーも50周年だそうです

  • NO.268 コミックソングあれこれ

    最近は加藤和彦さん関連のものを色々調べていますが、やはりフォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」のヒットが原点とも言えますね。という事で、コミックソングをあれこれ集めてみました。 1.「帰って来たヨッパライ」ボサノババージョン 元々、「帰って来たヨッパライ」は、テープの逆回転等を使っているので、ライブでは演奏しにくいのですが、これはガラリと雰囲気を変えていますね。アルフィーの坂崎幸之助さんと加藤和彦さんの演奏で。フォークル当時の「帰って来たヨッパライ」ライブバージョンは、試行錯誤が繰り返された感じですね。  2.ソルティシュガー「走れコウタロー」 この曲も実況部分が早口なのでライブは難しいと思いますが、しっかりと喋っているのが凄いです。  3.日本全国酒飲み音頭~電線音頭~演歌チャンチャカチャン~...NO.268コミックソングあれこれ

  • NO.267 頭脳警察「頭脳警察1」

    2024年7月7日。敬愛するPANTAが亡くなって1年になります。早いものですね。今年のPANTAの誕生日だった2月5日にはアルバム『東京オオカミ』も発売。そしてNO.185で記事にしていた『PANTAライブ葬』、本日、DVDが発売となりました。これで映像を手元に残せます。発売に感謝します。  そして今回は、今まで書けないでいた『頭脳警察1』についてです。ご存じの通り、本来なら1stアルバムとして発売予定でしたが、内容的に発売は無理という事で、発売中止となっています。そして急遽、これなら大丈夫と思われる曲を集めて制作された「頭脳警察セカンド」も結局、1か月ほどで発売禁止となってしまいます。 頭脳警察がビクターと契約したのは71年の事。 72年1月9日に行われた京都府立体育館でのMOJOWEST、10日の東...NO.267頭脳警察「頭脳警察1」

  • NO.266 加藤和彦「ぼくのそばにおいでよ+2」

    いつも拝見している某タワーレコードのオンラインショップ、何気に加藤和彦さんを検索してみたら、何と前に見た時は品切れ状態だった70年代初期のソロアルバム2枚が在庫ありになっていました。サディスティック・ミカ・バンドの前の段階、加藤さんがニューロックへと近づこうとしていた時期のアルバムですが、躊躇している間に入手困難となっていました。これは買わねばと思いました。更にオンラインショップでは、ポイント15%が付くセール中でした。これはラッキーですね。それにしても、映画公開の影響なのか、それともタワーレコードの意見広告で加藤さんが起用された影響なのか。再プレスされたのか在庫をかき集めたのかは知りませんが、入手出来てラッキーでした。  まずは「ぼくのそばにおいでよ」ですが、加藤さんにとっては、自分の出した要望が受け入...NO.266加藤和彦「ぼくのそばにおいでよ+2」

  • NO.265 意外な所にラスボスが……

    最近見たディスクユニオンのYoutubeチャンネルの動画で興味深いものがありましたので紹介してみます。CDが発売されたのは80年代の初めの方ですが、極めて初期のものに関しては、特徴があるものが多かったりします。今回は東芝EMIの初期のCDに関してですね。非常にマニアックな話となりますが、ご容赦下さい。  当時の東芝EMIですが、CD発売初期の頃は、まだ自社での工場を持っていなかったりします。その為、CBSソニーに委託してCDを作りそれを販売していました。期間的には1年ぐらいと短いですので、CDの刻印にCBSソニーの名前が刻まれた東芝EMIのCDは珍しい事になります。 そしてマニア的には非常に困るのですが、この当時の委託されたCDには帯とかはなく、金色の丸いステッカーというかシールに作品名やアーチスト名が書...NO.265意外な所にラスボスが……

  • NO.264 今回の掘り出し物

    地元での「トノバン音楽家加藤和彦とその時代」の上映期間が発表になりました。7月26日から8月8日までだそうです。早めに見に行ければいいですが、なかなか予定が合わない気がします。どうにかしたいですが。そして困った事に、同時期に公開される音楽映画が、「プリンス・ビューティフル・ストレンジ」、「シド・バレット独りぼっちの狂気」、「RyuichiSakamotoOpus」、これが8月2日から8日まで。流石に1日で全部見ろと言われても無理でしょう。シド・バレットのは見たいと思いますが、どうすればいいのか考えています。 加藤和彦さんに関しては、今、自分の手元にあるものを集めて、いくつか記事にしたいと思っていますが、70年代初期のアルバムを入手していなかったのは失敗だったなと。という事で、フォークに関する記事を考えてい...NO.264今回の掘り出し物

  • NO.263 花岡献治さん(憂歌団)死去

    6月17日に、憂歌団のベースだった花岡献治さんが死去していました。70歳でした。まだ若いと言えますのに。「憂歌団」ベース花岡献治さん死去、70歳7月下旬に熊本市などでお別れの会開催へ 関西のブルースシーンの重鎮である憂歌団は、自分としてはライブを見る機会はなかったのですが、NHK-FMとかでライブを放送されたのは何度か聴いています。「おそうじオバチャン」とか「パチンコ」とか、インパクトのある曲もいいですが、自分としては、「大阪ビック・リバー・ブルース」のような曲が好きでした。独特の存在感が好きでしたね。ご冥福をお祈りします。 NO.263花岡献治さん(憂歌団)死去

  • NO.262 村八分発掘音源発売予定

    NO.260で山口冨士夫さん参加時の裸のラリーズの音源が発売予定と書きましたが、今度は村八分の発掘音源が発売との事です。山口冨士夫さん関連の音源が連続で発売予定なのは嬉しい事です。(2024年7月31日発売予定) 村八分、近年発掘されたカセットマスターを使用した『一九七三年一月京都大学西部講堂(LP)』発売 73年1月6日と7日に京都大学西部講堂で行われたライブ音源は、セレクトされた音源が発売されてはいますが、今回はボーカルのチャー坊が所有していたカセットが発掘され、それを久保田麻琴さんがリマスタリングをしたもので、以前発売されたものより音質は良さそうです。そして完全未発表のインスト曲も収録との事で。またここでしか聴けない曲もあったりします。ギターの浅田哲さんの脱退前の最後の演奏という事でも価値はあるかと...NO.262村八分発掘音源発売予定

  • NO.261 イル・バレット・ディ・ブロンゾ 「YS」

    最近、別の所で文を書く事が多くなったので、こちらの更新が疎かに。こんなんじゃダメなんですけどね。書きたいと思う気持ちはありますので。今回は、その別の所での出来事から、久々にユーロロックについて書きますね。本来なら、バンコとかニュートロルスの方を先に書くべきですが、いきなりイタリアの暗黒面の強力なのを紹介する事に……。 1970年代のイタリアには、後にプログレッシブロックと呼ばれるような音楽がゴロゴロとしていたんです。そしてELPのレーベルであるマンティコアから、PFMやバンコといったグループも英語圏でのデビューもしています。実際、PFMは日本でも人気があり、70年代中ごろには来日公演もしています。そしてメジャーではないところにも優れたグループが山程いたわけです。それらは後に発掘されることになり、一部はとん...NO.261イル・バレット・ディ・ブロンゾ「YS」

  • NO.260 裸のラリーズ『屋根裏 YaneUra Oct.’80』発売予定

    以前から噂はあるものの、情報がなかった裸のラリーズの山口冨士夫さんの在籍時の音源、CD、LP共に7月17日の発売予定だとか。『屋根裏YaneUraOct.’80』 ダイナマイツ、村八分、ティアドロップス等で活躍した山口冨士夫さん、80年代初期の僅かな期間しか所属はしていませんでしたが、その貴重なライブから、1980年10月29日の渋谷屋根裏でのライブが発売されることになりました。音質はかなりいいとされていますので、今から楽しみにしています。なお、TuffBeatsOnlineStoreにて、CDもしくはLPをご購入頂いた場合、予約/購入者特典として1枚につき限定版ポスター1枚が付属するそうです。 裸のラリーズとしては、かなり異色の時期になりますので、やはり押さえてはおきたい音源ですね。出来れば山口冨士夫さ...NO.260裸のラリーズ『屋根裏YaneUraOct.’80』発売予定

  • NO.259 友川カズキ「ライブ1989 未発表発掘音源集」

    友川カズキオフィシャルショップから、注文していた荷物が届きました。そして直筆色紙も。  何となく猫っぽい感じもしますが、何でしょうね?絵描きとしても非凡な才能がありますね。  新作の「イカを買いに行く」は、いつもの友川さんですね。旧曲も含まれますが、やっぱり安心して聴けるというか、高いレベルで印象的な曲を揃えています。もういい年なのですが、気力も気迫も衰えていません。 そんな中で今回は、デビュー50周年記念第1弾である、1989年の未発表ライブです。1989年10月21日天風会館のライブ。メンバーは、いつもの石塚俊明さん、永畑雅人さん、松井亜由美さんに加え、サックスに梅津和時さん、尺八に菊池雅志さん、そして「悪たれ小僧」発売時の頭脳警察のメンバーだった勝呂和夫さんもギターで参加しています。勝呂さんの参加は...NO.259友川カズキ「ライブ1989未発表発掘音源集」

  • NO.258 友川カズキ「イカを買いに行く」発売予定

    前作「光るクレヨン」から8年、友川カズキさんが久々の新作を出します。もう作品は出さないと思っていただけに、これは嬉しいです。タイトルは「イカを買いに行く」。この前、創作ワークショップにて勉強した「非日常」の言葉の組み合わせ、本来は全く関係のない事柄を組み合わせて、違和感のあるものが出来上がるというものですが、これは普通の言葉が、使われる場所によっては違和感のあるものになるという感じですかね。インパクトはあります。 タイトル曲は近年、ライブでおなじみの曲のようです。久しく友川さんのライブには行っていないので、自分には馴染みのない曲ですが、何とも言えないような迫力があります。そして、ちあきなおみさんに提供した「祭りの花を買いに行く」のセルフカバーも。この曲は友川さん特有の狂気の部分は無く、ただ優しさを感じさせ...NO.258友川カズキ「イカを買いに行く」発売予定

  • NO.257 NSP「めぐり逢いはすべてを超えて」

    今回は、ちょっと目先を変えて書いてみます。 本日は、朝、自治会の草刈りに参加した後、名古屋へ赴いて創作ワークショップに参加させてもらいました。講師は、最近ネット上にてお世話になっている方で、限りなくプロに近い作家の方。ネット上でのやり取りはしてきましたが、リアルで会うのは、今回が初めてです。素晴らしい作品を書く方です。体の具合が悪いという事で心配していましたが、予想していたイメージ通りの素敵な方でした。 今回は、物語のプロットを作るという事で、起承転結をどのように組み立てたらいいのか、といった基本的な事について解説した後に、実践する事に。まずはテーマの作成についてですが、自分が思いついた単語を並べていき、その中の一つを選び、その単語からイメージすることを出来るだけ書いていく。そしてそのイメージと、イメージ...NO.257NSP「めぐり逢いはすべてを超えて」

  • NO.256 ダディ竹千代さん死去

    一度は生でライブを見たかったなぁというグループは幾つもありますが、ダディ竹千代&東京おとぼけCatsもその一つでした。ダディ竹千代さんが5月9日に亡くなられていました。70歳でした。 ダディ竹千代さん死去、最後の投稿で「賢明に生きます」ダイアモンド☆ユカイら追悼 東京おとぼけCatsは、パロディを中心としたコミックバンドとして紹介される事が多いのですが、メンバーは実力者が揃っています。特にドラムの、そうる透さんは、菅沼孝三さんと並んで日本のドラマーでは好きな人だったりします。凄腕のメンバーが揃っているのにダサい事をする。そんなコンセプトは嫌いじゃないですよ。 そしてダディ竹千代さん自身も、本名の加治木剛名義で、カルメンマキ&オズの曲の、主に作詞を中心に提供していました。名曲の誉れ高い「六月の詩」、「空へ」...NO.256ダディ竹千代さん死去

  • NO.255 岸部四郎さんの歌声っていいですね

    加橋かつみさんに続いては、タイガースに加橋さんと入れ替わりに入った岸部四郎さんについて語ろうかと。タイガースのメンバーの岸部一徳さんの弟になります。四郎さんの加入により、タイガースもイメージチェンジが行われました。ステージでは、フォークやロックのレパートリーが増えたといいます。また話も得意だったので、タイガースのトークコーナーを担当したりしていたようですね。「ドラマ西遊記」の沙悟浄役とか、「ルックルックこんにちは」の司会役とかの印象が強いでしょうけれど。そして何となくとぼけた感じのトークとは違って、歌声は優しいものです。まずは、80年代のタイガース同窓会的復活のナンバーから タイガース「野バラの誓い」 タイガース解散後に、ブレット&バターとの共演。シローとブレッド&バター「野生の馬」 クニ河内さん作詞作曲...NO.255岸部四郎さんの歌声っていいですね

  • NO.254 唐十郎「四角いジャングルで唄う」

    ゴールデンウィークが終わろうとしていた時に悲報が入りました。寺山修司さんと並んでアングラ演劇の雄と言われた唐十郎さんが亡くなりました。84歳でした。ご冥福をお祈りします。劇作家で俳優の唐十郎さん死去84歳アングラ演劇で絶大な人気 自分的には、影響が大きかったのは寺山修司さんの方ですが、唐さんも赤テントの「状況劇場」は独特な演劇でしたね。また小説でも芥川賞を受賞したりと、色々な方面で才能を発揮していました。奇しくも寺山さんと同じ日に亡くなったのは偶然なのか必然なのか。 舞台、作家だけでなく俳優としても活躍した唐さんですが、数少ないながらも音源を残しています。この「四角いジャングルで唄う」は、1973年に当時のベルウッドの会員のみに販売されたとされています。1973年2月8日に後楽園ホールにて行われた2時間ほ...NO.254唐十郎「四角いジャングルで唄う」

  • NO.253 加橋かつみ「パリ1969」

    最近、ふとしたことでグループサウンズ関係の曲を聴いたりしました。モップス、そしてタイガースの関連も。沢田研二さんもまだ現役でライブをしていますし、そういえばタイガースのメンバーも近年集まったなぁと。そしてタイガースといえば、ジュリーと並んで人気があったのは、トッポこと加橋かつみさんですね。派手ではないですが、その優しい歌声には、ファンも魅了されたでしょう。タイガース当時から、ビージーズの曲はよく歌っていたようで、「ホリディ」とか得意だったようですね。  そして加橋さんのボーカルと言えば、最大のヒットとなった「花の首飾り」。やはりこの曲は、加橋さんの歌声が一番しっくりくる感じですね。  加橋さんは、タイガースの人気絶頂期に失踪の形で脱退します。そしてパリに渡り製作されたのが、この「パリ1969」です。ビート...NO.253加橋かつみ「パリ1969」

  • NO.252 私達が愛したホテルカリフォルニア

    今年も昭和の日が来ました。去年は何をやっていたかというと、有名な番組のBGMの元ネタについてでしたね。(NO.148)次はラジオ編にするとか書いていましたが、ちょっと予定を変更します。 NO.244でアルフィーと拓郎さんが歌う「ホテル・カリフォルニア」のカバーを聴いて結構いいなと思い、他には何かないかと調べてみたら、意外な人がカバーをしているのを見つけたので、今回のネタはこれにしました。NO.118以来の特集です。もうやらないと思っていましたが。 「ホテル・カリフォルニア」は、日本語訳でのカバーも多いので、まずはこちらから。 1.タンポポなかにし礼さんによる訳詞になります。個人的には、非常に好きなデュオです。NO.50、NO.55でも記事にしています。この曲は、洋楽のカバーを中心としたアルバム「過ぎし日の...NO.252私達が愛したホテルカリフォルニア

  • NO.251 映画「モンタレー・ポップ」

    ここ暫くの音楽映画三昧。見たいと思っていた「モントルー・ポップ」、何とか上映期間内に間に合いました。 1969年のウッドストックの2年前、モンタレー・ポップ・フェスティバルが開催されました。この時期は、ビートルズの「サージェントペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド」が発売されています。今までシングルの寄せ集めだったアルバムですが、この「サージェント~」以降、アルバムの曲目や曲順に大きな意味を持つようになります。そしてモントルーのフェスですが、60年代終わりに相次いで亡くなるジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリン、そしてオーティス・レディングが出演している重要なフェスとなっています。 この映画は、モンタレーのフェスの記録映画として製作されましたが、日本では劇場公開はされず、今回、レストアされた4K・...NO.251映画「モンタレー・ポップ」

  • NO.250 ELP「タルカス」

    恒例となりましたキリのいい番号での英国プログレ紹介。今回はELPの名盤である「タルカス」です。 発売は1971年。プログレが普通に人気があったいい時代ですね。フロイドの「原子心母」もそうですが、大曲と言われるものでも普通に受け入れられたのは、この時代ならではかもしれませんね。80年代くらいになると、コンパクトなヒット曲を求められるようになり、当然ながら、殆どのプログレは残る事はなかったです。またシンセサイザー等の急激な進歩は、職人のようなアーチストにしか出せなかった音を簡単に出せるようになり、それもプログレには悪影響だったとの見方もあります。時代の流れとはいえ、ガチのプログレが見向きもされなくなるのは、仕方ないかもしれません。 そして「タルカス」ですが、アナログのA面を占めているのが組曲「タルカス」。20...NO.250ELP「タルカス」

  • NO.249 NOIZ「NOIZ」

    自分が好んで購入する日本の王道的ロックのCDは、殆どが60年代、70年代のものですね。80年代以降は少なめです。(例外はミッシェルガン・エレファントとか)数少ない80年代のCDが「NOIZ」唯一のアルバムです。 NOIZは、カルメンマキ&OZに参加している春日博文さんや川上茂幸さん(シゲ)が中心になって結成されたグループです。そしてボーカルは、後にVOWWOWに参加する人見元基さんです。ドラムの火乃玉男さんは、日本のプログレバンドのスペースサーカスの小川宣一さんという事です。そんなメンバーで1983年に唯一のアルバムを発売しています。 ジャケットがダサい感じなので、今まで躊躇していましたが、やはりメンバー的にも気になるので購入しました。ゲストも忌野清志郎さん、仲井戸麗市さん(チャボ)と豪華。更に上田正樹さ...NO.249NOIZ「NOIZ」

  • NO.248 映画「リトル・リチャード アイ・アム・エブリシング」

    今週も気になる映画を見る為に地元の映画館へ。今回、見に行ったのは「リトル・リチャードアイ・アム・エブリシング」。上映が終了している所も多い中、ようやく地元で公開されました。 「シャラップ」と言っても許される唯一のアーチストであるリトル・リチャードは、チャック・ベリー、ファッツ・ドミノ、ボ・ディドリー等と並んで、ロックの土台を築いた偉大なるオリジンです。「トゥッティ・フルッティ」、「のっぽのサリー」、「グット・ゴリー・ミス・モリー」、「ルシール」といった曲は、オールデイズを聴いてきた人なら、間違いなく知っている曲ばかりです。迫力を感じさせる歌い方に、叩きつけるようなピアノの演奏、更にピアノの上に乗ったりする破天荒なパフォーマンス、これらは後のロッカーにも大きな影響を与えています。例えば『のっぽのサリー』。デ...NO.248映画「リトル・リチャードアイ・アム・エブリシング」

  • NO.247 ウラジーミル・ヴィソーツキィ「大地の歌」

    前前回の「オスカー・ピーターソン」の映画の事で少し触れた差別の問題。そしてフォロワーさんのブログに出てきたハスキーな声の話題。そんな中で頭に浮かんできたのが、旧ソビエトの俳優、詩人、歌手であるウラミジール・ヴィソーツキィの事です。 マイブームがワールドミュージックだった頃、その時は自分は東京に住んでいたのですが、深夜の音楽番組のCMで、何度となく流れてきたハスキーな声。歌っている内容はわからなかったけれど、何かを訴えかけるような歌には、強烈なインパクトがあったものです。そしてたまたまCDを見つけることが出来たので購入しました。 1938年の生まれのヴィソーツキィは、俳優活動の傍らで詩を書き、作家や知識人の家で歌ってきたそうです。そこでの交流が、彼を成長させたといいます。ここで歌った歌はテープに録音され、色...NO.247ウラジーミル・ヴィソーツキィ「大地の歌」

  • NO.246 「七夕忌 PANTA一周忌&頭脳警察55周年記念ライブ」7月8日(月)開催

    PANTAの一周忌となるぐらいにライブをやりたいという話はありましたが、詳細が固まったようで、HPにて通知がありました。「七夕忌PANTA一周忌&頭脳警察55周年記念ライブ」7月8日(月)開催 てっきり7月7日の日曜日にライブがあるのだろうと思っていまして、休みの調整をしようと考えていたのですが、残念ながらライブは翌8日の月曜日。今回も駆けつける事は無理そうです。残念無念。ライブ葬の時のような配信での参加になりそうですが、配信については後日の発表になるかと。 ゲストに関しては、PANTAが生前関わってきた人が参加してくれます。鈴木慶一さんを筆頭に、後年関わって来たミッキー吉野さんや難波弘之さん、PANTAをリスペクトしている仲野茂さん、大槻ケンヂさん、うじきつよしさん等。ゲストの方々がそれぞれ数曲ボーカル...NO.246「七夕忌PANTA一周忌&頭脳警察55周年記念ライブ」7月8日(月)開催

  • NO.245 映画「オスカー・ピーターソン」

    平日の休みを利用して、久々に音楽映画を見てきました。NO.230で紹介した映画ですが、近所の映画館では、まとめて上映されることに。今日からは「フレディー・マーキュリーTHESHOWMUSTGOON」、「オスカー・ピーターソン」、「ボブ・マーリーLASTLIVEINジャマイカ」が一日のタイムスケジュールに入っています。スクリーンが一つだけだから、しょうがない事ですが。その中で選んだのは、「オスカー・ピーターソン」です。流石に3本連続で見るのは自分的には無理ですので。 自分はジャズは詳しくないですが、そんな中でも名前を知っている位のアーチストですので、この機会に詳しく知ろうかと。オスカーと言えば、驚異的とも言える早弾き。体格もいいのに、よくあんなに指が動くものだと思います。アドリブを交えた演奏は、聴く人を幸せ...NO.245映画「オスカー・ピーターソン」

  • NO.244 拓郎さんとアルフィーと

    アルフィーがデビュー50周年を迎えるにあたり、何か記事を書こうとして考えてみましたが、吉田拓郎さんが今回、ベストアルバムを発売することを知りました。フォーライフレコードが2025年に50周年を迎えます。そしてアルフィーも3人体制になってから2025年で50年になるんですね。まぁちょっと早いけど、吉田拓郎さんとアルフィーで記事にしてみようかなと思って、色々調べてみました。 アルフィーと拓郎さんといえば、やはり原点は「スターズオン23」ですね。(後に「ショックTAKURO23」とタイトルは変更されましたが)アルフィーがビートボーイズの変名で拓郎さんの歌をメドレーで歌っています。元々ラジオの企画だったそうですが、評判がよかったからレコード化されたようで。ビートルズとビーチボーイズを捩ったようなグループ名ですが、...NO.244拓郎さんとアルフィーと

  • NO.243 さだまさしローカル線コンサートの思い出

    以前、実家に行った時、懐かしいものを見つけました。捨てられているかと思っていたパンフレットのようなもの。自分が初めて自分の意志で出かけたコンサートの記憶のカケラ。色々なものが捨てられていた中で、よく残っていたなと感心する。(虫食いの後があるのは仕方ないか) まだJRが国鉄だった頃、もし民営化されたら、赤字が溜まる一方のローカル線は廃止になっていくのではないか?利益が最優先なら、そこに住む人の利便性はどうなってもいいのか?恐らくそういった議論もされていたのであろう。そんな中で行われてきたのが、さだまさしさんのコンサート。国鉄労働組合(国労)のキャンペーンソングとなったのが「それぞれの旅」という曲です。コンサートのタイトルにも使われています。 当時は高校受験直前だった自分。近くに新設されたばかりの高校にするか...NO.243さだまさしローカル線コンサートの思い出

  • NO.242 THE ALFEE 「CONFIDENCE」

    もう結成50年になるのかと思ったのが、アルフィーです。「メリーアン」のヒットのちょっと前ぐらいから好きだったのですが、未だ現役というか、未だにこれだけのパワーがあるというのが凄いです。特に高見沢さん。この人は年取らないんじゃないかと思ってみたり。 50周年という事で、アルフィーの知られざる面とか書こうとは思っていますが、なかなかまとまらないので、もう少し考えてみます。今回はロックな部分ではなく、アコースティックな部分をクローズアップしようかと。今更かもしれませんが。 コンフィデンスというのは、アルフィーの前身のグループ名ですね。その頃はフォークをやっていましたので。そんなタイトルのアルバムは、1993年2月15日、東京ベイNKホールでのアコースティックライブです。冒頭のディランの「Blowin’inThe...NO.242THEALFEE「CONFIDENCE」

  • NO.241 DAVID LEWIS 「SONGS OF DAVID LEWIS」

    ちょっと別の所で書いている文に時間を取られてしまい、間が空いてしまいました。気を取り直して、多分マニアしか聴かないような、とっておきな1枚を。 NO.237で紹介したアンドウェラのリーダー的存在のデイブ・ルイス、彼が1970年頃に、プロモーション用に製作したソロアルバムのようなものがありますが、それが非常に出来が良いものでした。それなのに大した反応が無かったのは、地味過ぎたのかどうかはわかりません。しかしながら、ピアノをバックに淡々と渋い声で歌われる歌は、時にはしっとりと、時には感動的なものです。(後半はバンド形式のものもあり)一説には50枚程度しか作成されなかったともいわれ、自分が存在を知った頃でさえ、20万では買えないといわれる位(というか、まず出回らない)でした。その時はかなりコアなマニアしか知らな...NO.241DAVIDLEWIS「SONGSOFDAVIDLEWIS」

  • NO.240 桜三月散歩道

    50周年を迎えて聴く機会も増えた気がする井上陽水さんの「氷の世界」。名曲が沢山ありますが、やはり春になると聴きたくなるのが、「桜三月散歩道」ですね。この曲の詞を書いているのが、赤塚不二夫さんのブレーンと言われたパロディ漫画家の長谷邦夫さん。この人の人生は、本当に色々な人との出会いがあります。漫画家以外にも筒井康隆さんやタモリさん、山下洋輔さん、異能と言われる方との交流があります。そんな半生を綴った自伝が「桜三月散歩道」(水声社刊)で、やっと納得出来る値段で購入することが出来ました。(定価が高いので、古本でも安くは手に入れにくいのです)400ページぐらいありますが、じっくり読みたいと思います。 その中の記述に、井上陽水さんとの出会いがあります。まだ売れていなかった陽水さんに、赤塚さんが関わっている「まんがN...NO.240桜三月散歩道

  • NO.239 面白いキーホルダー

    ネットの記事を見ていたら、ちょっと面白いものを見つけました。何でも、Youtube等のデータを読み込んで相手に渡せるっていうキーホルダーです。 小さなキーホルダーに音楽を込めて、大切なあの人に贈ろう レコードやカセットテープ型のキーホルダーで相手とやり取りするのがなかなか面白いと思いますね。それこそ昔、編集したカセットテープを相手に渡して聞いてもらうそんな感じかな。ラインとかで転送すればいいだろって言われそうですが、まぁそういう情緒を理解してくれる相手向けですかね。値段的には安くないですが、自分にとって特別な曲を聴いてもらいたいって時にアピール出来たりする感じかな。そういうのって、嫌いじゃないですよ。THEMUSICNO.239面白いキーホルダー

  • NO.238 遠藤賢司「猫が眠ってる」

    今回は少々、趣向を変えてみます。最近、別の所で交流している人の話です。(ネット上ですが)ふとしたきっかけで出会ったのですが、自分も猫好きだと話したら、猫に関する話をするようになりました。 この人は、どこまでも猫が好きな人で、自ら保護猫たちと暮らしていること。状態が悪く、手のかかる子ほど可愛いと、今一緒に暮らしている子たちへの愛情がひしひしと感じられました。とても感受性が豊かな方で、雑誌への詩の投稿が連続で採用されていたと言っていましたね。目に映ったものしか書けない自分と比べて、豊かな世界が見える人だろうなとは思います。 そんな中、猫の日に因んで、何か猫に関する曲はないかという話題になり、思い浮かべようかと思っていたのですが、意外に出てきませんね。とりあえず、PANTAの「屋根の上の猫」を上げてみました。 ...NO.238遠藤賢司「猫が眠ってる」

  • NO.237 アンドウェラ 「ピープルズピープル」

    心が落ち着くような曲ですが、女性ボーカル物は結構持ってはいますが、男性ボーカルものはどうだろうと思ってみたら、意外と少ない事に気づきました。誰でも知っているようなアーチストのものばかりじゃつまらないだろうなぁと思っていたら、そうだ、このアルバムがあるじゃないかというのを思い出しました。昔からマニアの間ではよく知られていたものですが、一般の人には知名度が無いに等しい、そんなアルバムです。それがAndwellaの「People'sPeople」です。 アンドウェラは、北アイルランド出身のデイブ・ルイスが率いていたグループです。アンドウェラズ・ドリーム名義の「LoveAndPoetry」は、ファズが効いたサイケ風味ですが、アンドウェラ名義となった「WORLD'SEND」は、スワンプ寄りのサウンドになっています。...NO.237アンドウェラ「ピープルズピープル」

  • NO.236 新居昭乃 「空の森」

    NO.229で紹介したザバダック以外にも、好みの女性ボーカリストは何人もいます。その中の一人が新居昭乃さんです。 元々ザバダック絡みで知ったと思いますが、(曲の提供とかで)この人は初期の頃は、ゲームのサントラとかイメージアルバムにて歌っていた人です。デビューアルバムは80年代に出しています。ポプコンにも出場経験もありますね。  ファーストアルバム発売から10年以上、個人名義でのアルバムは発売されませんでしたが、地道に活動はしていたようです。11年ぶりに発売されるアルバムに先駆けて発売されたのが、このアルバムです。ゲーム等の音楽やイメージアルバムに提供した曲の中から選んだベストアルバムです。優しい感じのイメージの曲が多いですね。「ロードス島戦記」のイメージソングである「風と鳥と空」はお気に入りの曲です。  ...NO.236新居昭乃「空の森」

  • NO.235 ダモ鈴木さん死去

    小澤征爾さんの死去で一つの時代が終わったなぁと思っていたら、ダモ鈴木さんが2月9日に亡くなられたと聞きました。 カンのダモ鈴木、訃報を受けて音楽界からは追悼の声が寄せられることに ダモ鈴木さんで、やはり有名なのがドイツのCANの「タゴマゴ」ですね。山内テツさんと並んで、70年代初頭のロックシーンで名を残したのは賞賛に値すると思いますね。  後年はダモズネットワークとして、色々なアーチストと共演していますね。20年位前に来日した時は、サイケデリック系の様々なアーチストと一緒にライブをしています。そして今は無き地元のライブハウスでもライブを行っていました。本当に小さなライブハウスでしたが、そんな事は関係ないとばかりにライブを行っていました。自分とも交流があった地元のアーチストとの共演。良き思い出だったと。そう...NO.235ダモ鈴木さん死去

  • NO.234 ジェフ・ベック最後の録音

    ジェフ・ベックが生前最後に録音したという音源が発売予定との情報が。ダイアー・ストレイツのマーク・ノップラーが主催で、「GoingHome(ThemeFromLocalHero)」の特別ヴァージョンのチャリティーシングルを3月15日に発売するとの事です。 ジェフ・ベック(最後の録音)/マーク・ノップラー/ギルモア/ロニー・ウッド/クラプトン/ブライアン・メイ/トニー・アイオミら参加の曲が発売決定 いや、参加しているアーチストが尋常じゃないです。本当に全員参加したのかっていうレベルです。記事から抜粋すると、 ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモア、ローリング・ストーンのロニー・ウッド、ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ、エリック・クラプトン、ブルース・スプリングスティーン、ザ・フーのピート・タウンゼント、ナ...NO.234ジェフ・ベック最後の録音

  • NO.233 頭脳警察「東京オオカミ」

    2024年2月5日。PANTAの誕生日だった日に実質的に頭脳警察のラストアルバムとなる「東京オオカミ」が発売されました。PANTAの体調が悪い時期だっただけに、制作は難航したようです。PANTAの体調のいい時にボーカルを先に収録するという異例のスタイル。「歴史の復讐劇」をテーマにしたこのアルバムは、どうしても完成させたかったのだろう。亡くなる数日前まで、アルバムに関して指示を出していたというのが涙を誘います。 頭脳警察50周年を契機に、頭脳警察は新しいメンバーを集めてます。それも若いメンバーを中心に。ギターの澤竜次さんとベースの宮田岳さんは、元黒猫チェルシーのメンバー。ドラムは元騒音寺の樋口素之助さん。それに加え、アーバンギャルドのおおくぼけいさん、後に正式メンバーとなる竹内理恵さんが最終的なメンバーとな...NO.233頭脳警察「東京オオカミ」

  • NO.232 PANTAの他者への提供楽曲色々

    2月5日は、亡くなられたPANTAの誕生日だった日です。毎年、何かしら記事を書いています。今回はどうしようかと思っていたら、こんな記事を見つけました。頭脳警察の現在(1)盟友・TOSHIが語るPANTAさんの死…「最期までカッコ良かった」「頭脳警察は続きます」 もう頭脳警察としての活動はないと思っていましたが、PANTAが生前残していた歌詞のノートが20冊ほどあるという事で、それに曲を付けて発表していくのかなとは思います。トシ自身も高齢ですので、どこまで活動出来るかですね。 そんなわけで、発売されたPANTAの追悼本に掲載されていたPANTAが他者に提供した楽曲の記事を参考にしながら、聴いてみようかと思います。   石川セリ「スノーキャンドル」(詞、曲)石川セリ「真珠星パールスター」(詞、曲)石川セリ「F...NO.232PANTAの他者への提供楽曲色々

  • NO.231 交響組曲 機動戦士ガンダムSEED

    最近公開された「機動戦士ガンダムSEED」の劇場版、行こうかどうか迷っています。SEEDは一応、全話には目を通していますが、段々、ガンダムが殺戮兵器のように思えてきて、う~ん、どうかなぁとは昔から思っていました。話としては、アムロとシャアの物語の正当な後継作と思っていましたが、それは「ユニコーン」の方じゃないかなと今は思っています。 とはいえ放送終了から20年近くなって、作られると言われ続けてきていた劇場版が、今になって公開されるとは思いませんでした。今回は以前のものとは変更されている部分があるとは聞いているので、ネタバレには注意しています。さて落ち着いたら見るかな?どうしようかな? 「SEED」関連のサントラは持っていなくて、ベスト盤をレンタルしたぐらいですね。それでも一つ持っているのが、ロンドン交響楽...NO.231交響組曲機動戦士ガンダムSEED

  • NO.230 今後注目の音楽映画

    自分がよく行く映画館ですが、老朽化も進み、経営もかなり厳しいようです。昨年暮れには料金も値上げし、更に寄付を募っています。大手では扱わない映画を上映してきましたので、何とか踏ん張ってもらいたいですね。そう言いながら、映画を見る機会も減ってきていますので、近日上映予定の音楽映画を調べてみました。 ROLLINGSTONEブライアン・ジョーンズの生と死 謎の死を遂げたブライアン・ジョーンズは殺されたのではないか?という疑惑に関して追求していくドキュメンタリー。数年前の作品になります。上映中の劇場が少ないですが、今後増えるのでしょうか?ちょっと気になります。  フレディ・マーキュリーTheShowMustGoOn 昨年、紅白にも出場したクイーン+アダム・ランバート。未だに日本でも人気の高いクイーンですが、最新の...NO.230今後注目の音楽映画

  • NO.229 ザバダック「LIVE」

    アイルランド関係は、とりあえず終了しますが、丁度いい機会ですので、なかなか触れる事のなかった女性ボーカルものについて書いていこうかなと思います。まずは、やはり自分にとって外せないのがザバダックですね。 ザバダックとの出会いは、たまたま読んだマイナーな音楽雑誌の記事から。面白そうなグループだなと思っていたら、近所のレンタル屋に置いてあるのをたまたま見つけました。とりあえず借りてみたら、自分の好みにピッタリと合ったわけです。 メンバーは、吉良知彦さんと上野洋子さんの2人。これが黄金期のメンバーです。自分にとっては、上野洋子さんの声が凄く好みだったんです。「飛行夢」、「遠い音楽」と良作が発表された後に発売されたのが「LIVE]。1991年1月11日のシアターコクーンでのライブです。恐らくこの時が一番、乗りに乗っ...NO.229ザバダック「LIVE」

  • NO.228 メアリー・ブラックに魅せられて

    アイルランドの音楽に興味を持つようになってから、色々なグループやアーチストを聴いてきました。その中でも印象深かったのは、メアリー・ブラックですね。嘗てはアイルランドで一番売れていた歌姫とも言われた人です。 メアリーが初期に参加していたのは、アイルランドのトラッドのグループでは名門と言われている、ディ・ダナンです。このグループは、モーラ・オコンネルやドロレス・ケーンといった素晴らしいボーカリストが所属していました。メアリーもその一人になります。 ここで歌われる「ソング・フォー・アイルランド」は名曲ですね。紹介するのは、再録音されたバージョンです。  その後、メアリーはソロ歌手としてデビューします。5枚目のアルバムである「ノー・フロンティアーズ」が日本で初めて発売されたアルバムですね。タイトル曲の出来が素晴ら...NO.228メアリー・ブラックに魅せられて

  • NO.227 エンヤ「ペイント・ザ・スカイ~ザ・ベスト・オブ・エンヤ」

    アイルランドの音楽に興味を持つきっかけになったのは、エンヤですね。アルバム「ウォーターマーク」に収められた音楽は、自分にとっても衝撃的でした。何度もオーバーダビングされ作られた曲は、とても繊細で心に響き、そして独創的でした。ワールドミュージックが流行した時期でなければ出会えなかったかもしれませんが、まさか世界的なアーチストになろうとは、この時は夢にも思いませんでした。 NO.226でも書いてありますが、クラナドというグループがエンヤの親族で、クラナドのボーカルのモイアが実の姉となります。実は一時期、エンヤもクラナドに参加しています。ただエンヤとしてはクラシックに興味を持っていたため、トラッドが持ち味だったクラナドとは音楽性の違いで短期間で脱退しています。 エンヤの音楽は、初期は多重録音を中心にしていたため...NO.227エンヤ「ペイント・ザ・スカイ~ザ・ベスト・オブ・エンヤ」

  • NO.226 クラナド「マジカルリング」

    元旦の大地震、2日の飛行機事故と、かなり精神的に堪えました。全てのテレビ局では地震関連の報道番組。早く避難してください、逃げろの字幕。お正月気分は何処かへと行ってしまいました。自然の事とはいえ、あまりにも無慈悲な仕打ち。被害にあわれた人には何て言葉をかけたらいいのかわかりません。 そんな状態でも仕事には行かねばなりません。何か落ち着けるような曲を聴きたいと思い、思いついたのがクラナド。アイルランドのグループで、エンヤの親類の人で構成されているグループです。ボーカルのモイアは、エンヤの実の姉です。NO.221でも1曲取り上げていますが、やはりここは一番のお気に入りである「ハリーズゲームのテーマ」を聴こうかなと。  元々はイギリスのテレビドラマのエンディングに使われた曲です。ドラマ自体は血生臭い部分があります...NO.226クラナド「マジカルリング」

  • NO.225 ピープル 「セレモニィー~ブッダ・ミート・ロック」 そして初詣の事

    今回は少々趣向を変えて、2日にわけて行った初詣の事を書こうかなと。 自分は毎年、五社神社に初詣に行っています。だいたい午後に行く事になりますが、元旦だとやはり参拝客が多いですね。参拝するのに、かなりの時間を要します。そして運試しのお御籤と肌守りの買い替えですね。今年は珍しく大吉でした。今年は時間に余裕があったので、御朱印をお願いしようと思ったのですが、現在は、直接御朱印帳の記帳は行っていないとの事。予め用意されているのを購入ですが、大河ドラマ放送記念のものがまだ若干あるという事ですので、こちらを購入。 そして今年は辰年という事で、少々遠くにはなりますが、龍尾神社にも行ってまいりました。   行ってきたのは2日ですが、思っていた程の混み方ではなかったです。そして目的の一つでもある龍の根付を購入。  更に御朱...NO.225ピープル「セレモニィー~ブッダ・ミート・ロック」そして初詣の事

  • NO.224 2024年新年のご挨拶

    明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 見出し画像は、諏訪大社に以前お参りした時に購入したもの。今年は辰年ですからね。1年間、飾らせてもらいます。 去年も抱負を書いていますが、今年も去年と大差はないです。亡くなられたPANTA関係の音源紹介や、少しずつアイテムが出ている裸のラリーズ関連、音楽関連の映画、発売予定のものの紹介が主になるかなと。日本のプログレは、まだ初期のものしか紹介していないので、ぼちぼち書いていきたいですし、思い出のライブとかも書ければと思います。初期の日本のロックは、紹介できるものが少なくなってきたので、それ以外のジャンルの隠れた名盤とかも書いていこうとは思います。文章も独学で勉強していきたいなと。もう少し上手くなりたいですね。マイペースになると思いますが、よろしく...NO.2242024年新年のご挨拶

  • NO.223 YOASOBI「アイドル」は何故レコ大にノミネートされないのか?

    2023年で最も話題になった曲は、YOASOBIの「アイドル」で異存は無いと思います。何より記録が凄いです。 ・BillboardJapanHot10021週連続1位・ストリーミング累計再生数5億回突破最速記録(30週)・歌詞検索サービス『歌ネット』年間ランキング1位・『第56回オリコン年間ランキング2023』の「デジタルランキング」3冠・「Spotify」における年間ランキング1位・YouTubemusicchartsTOP100songsGlobal全世界1位 等、他にも記録はありそうですが、他の追随を許さないでしょう。なにしろ、最近のヒット曲とか記事にしない自分が、NO.161で記事にしている位に評価しています。 余談ですが、ダンスユニットのアヴァンギャルディが、アメリカのオーディション番組「ゴット...NO.223YOASOBI「アイドル」は何故レコ大にノミネートされないのか?

  • NO.222 PANTA追悼ミュージックマガジン増刊発売

    大した追悼記事が掲載されていなかったミュージックマガジン誌ですが、1月17日にPANTAの追悼の増刊号が発売予定です。 PANTA追悼「ミュージック・マガジン2月増刊号」1月17日発売決定! 定価は2640円と少々高めですが、頭脳警察からソロまでのヒストリーやディスコグラフィー、ミュージックマガジン誌に掲載された記事の再掲載等、やはりファンなら買っておきたいですね。マスコミに登場する事が殆どないだけに、PANTAの事を知らない人にも、読んでもらいたいなと。 PANTAとミュージックマガジンと言えば、「KISS」発売時の平岡正明さんとの論争が有名ですね。PANTA&HAL解散後に発表されたのがまさかのスウィート路線で、当時はファンからも批判を浴びてました。今聴いたら、悪くはないと思いますが、ロックを求めてい...NO.222PANTA追悼ミュージックマガジン増刊発売

  • NO.221 今年のクリスマスは静かに…

    昨年もクリスマスソングを集めて紹介したのですが、(NO.114)今年は、あまりにも多くのアーチストが天国へと旅立っていったので、静かめなものや、胸にジーンと来るような曲を集めてみました。 手元にあるのは、昔、FMをエアチェックして編集したクリスマスソングのカセット。このカセットは、イージーリスニングのものを中心にしてあります。意外とYoutubeには、この手のものは少ないですね。自分自身も詳しくないので、特に説明なしにあげておきます。 もみの木マントバーニ楽団 I'llBeHomeForChristmasパーシーフェース楽団 神の御子は今宵しもチャーリー・バード ひいらぎ飾ろうベルディーン・ステンベルグ レットイットスノーハーブ・アルパート&ティファナブラス リトルドラマーボーイキングスシンガーズ キャロ...NO.221今年のクリスマスは静かに…

  • NO.220 QUATERMASS「QUATERMASS」

    前回、NO,219の記事で、ちあきさんがカバーした井上陽水さんの事を書いたのですが、色々調べていくうちに、陽水さんのアルバム「氷の世界」に参加したセッションミュージシャンがクォーターマスのメンバーだと知ってびっくりしました。「氷の世界」はロンドンでも録音されたというのですが、この通好みのグループと関りがあるとは、ちょっとした驚きです。昔、音楽誌でこのグループの事を書いてある記事を読んで興味を持ち、CDを買ったものですが、今回、久々に取り出してみました。 クォーターマスは、ディープパープルとの因縁があるグループで、ドラムのミック・アンダーウッドが、リッチー・ブラックモアと友人との事。またイアン・ギランとロジャー・グローバーが所属していたエピソード・シックスというグループにクォーターマスのメンバーも所属してい...NO.220QUATERMASS「QUATERMASS」

  • NO.219 ちあきなおみ「ルージュ」

    ちあきなおみさんがニューミュージックに近づいていた時期のアルバムである「ルージュ」と「あまぐも」。昔、紙ジャケで発売されていたCDを運よく入手出来ましたので、時間のある時に聴いてみました。 「ルージュ」は、A面が中島みゆきさんの作品、B面が井上陽水さんと因幡晃さんの作品を取り上げています。この作品が発売されたのは、1977年。まだ中島みゆきさんがデビュ-して間もない頃ですね。ちあきさんが、研ナオコさんの歌う「あばよ」を聴いて中島さんに興味を持ったといいます。そして中島さんも、ちあきさんに歌ってほしい様な事を新聞で言っていたそうです。話は順調に進み、アルバム作成へと至ったわけです。 ちあきさんの「ルージュ」は、歌謡曲っぽくならないように元ハプニングスフォー、トランザムのチト河内さんが大人っぽいイメージで編曲...NO.219ちあきなおみ「ルージュ」

  • NO.218 オムニバス「ロックエイジの惑星たち」

    水谷公生さんの70年代のお仕事、これが持っている物の最後の作品です。1971年に発表されたオムニバスですが、参加しているメンバーが凄いです。ジャズ系からは、稲垣次郎さん、猪俣猛さん、石川晶さん、ロック系からは、柳田ヒロさん、水谷公生さんがそれぞれのグループで参加。しかもこのオムニバスの為に作られた曲ばかりです。 やはり自分が注目するのは、水谷公生さんのベターというグループ。(このCDを購入した目的は、柳田ヒロさんでしたが)残念ながらメンバーの記載がないので、どういった人が参加しているかわからないのですが、水谷さんの編曲によるビートルズナンバーの「IWANNABEYOURMAN」のボーカルが結構いいなと。誰が歌っているんだろう?  もう1曲もメロウな感じでいいんじゃないですかね。  柳田ヒロさんのグループは...NO.218オムニバス「ロックエイジの惑星たち」

  • NO.217 チバユウスケさん追悼 トップランナー再放送

    NHK総合にて、2023年12月13日(水)23:50~翌0:34にミッシェルガンエレファントが出演した時の「トップランナー」が再放送されるそうです。チバユウスケを偲びNHK"トップランナー"THEEMICHELLEGUNELEPHANT出演回をアンコール放送 解散直前の出演になりますが、ミッシェルガンエレファントは、あまりTVに出てなかったと思いますので、インタビューやライブ映像はなかなか貴重だと思います。(伝説の「ミュージックステーション」t.A.T.u.ドタキャン事件の時は、初登場だったという事でしたし)もう20年前の放送だったのですが、自分も見てなかったので、とりあえず録画の予約は入れておきました。一応、NHKプラスにて1週間の見逃し配信はあるようですが。個人的には、フジロックとかのライブ映像をま...NO.217チバユウスケさん追悼トップランナー再放送

  • NO.216 THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 「LAST HEAVEN'S BOOTLEG」

    もう訃報はこれ以上ないだろうなと思っていたら、また一人亡くなっていました。THEE MICHELLEGUN ELEPHANTで活躍し、THEBIRTHDAYで活動していたチバユウスケさんが亡くなっていた事が発表されました。 チバユウスケさん死去55歳音楽界から追悼…バンドメンバー、音楽レーベルが悲痛「天才中の天才」 まだ55歳。何でこんなに早く亡くなるのか。冗談じゃねぇよっていう気持ちで一杯です。 チバユウスケさんの名前は知らなくても、映画「ファースト・スラムダンク」でのオープニングで使われていた曲なら知っているという人もいるかと。大谷翔平選手の登場曲でも使われた事もありましたね。  さてこのライブ盤ですが、解散に近い時期のライブになります。しかしなから勢いは凄く、会場の熱気は充分に感じられます。「ゲット...NO.216THEEMICHELLEGUNELEPHANT「LASTHEAVEN'SBOOTLEG」

  • NO.215 午前四時「LIVE BOOTLEG+8」

    このアルバムがボーナストラックを加えて再発されていたなんて知らなかった。CD化されたのが25年ぐらい前、それから10年後に紙ジャケで再発されていて今回入手したものだ。中古でも見なかったので、入手出来てラッキーだったかな。 午前四時は、1980年にわずか半年しか存在しなかった幻のグループ。ギターの川田良さんは、後にフールスに参加することになる。特徴的なボーカルの高橋均さんは、バンド脱退後は引退したらしい。 午前四時は、テクニック的にはずば抜けたものはないし、ボーカルは一本調子だし、派手な部分はないけれど、何故か聴き入ってしまうそんな音をしている。このアルバムは、会場で安い機材で録音されたもので、音質は最上のものではないけれど、その分、臨場感を感じられる。   ジャケットも何てことはない深夜の住宅街のモノクロ...NO.215午前四時「LIVEBOOTLEG+8」

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