国立新美術館で「ルーヴル美術館展 ルネサンス」が開催中だ。目玉はレオナルド・ダ・ヴィンチの「女性の肖像」だ(チラシ↑の作品。この作品は別作品の「美しきフェロニエール」と誤認された経緯があるそうだ)。本展はそれを中心に構成されているが、かならずしも一点豪華主義ではなく、同時代の彫刻、工芸品などにも目配りをきかせ、ルネッサンスという時代がどんな時代だったかを読み解こうとする試みだ。 実際「女性の肖像」はすばらしく、見れば見るほど画中に引き込まれる思いがする。その眼差しに射すくめられると、目をそらすことができないような感覚だ。まるで生きた人間がそこにいるかのように感じる。女性の前には木製の柵のような…