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月の裏側〜reprise〜 https://blog.goo.ne.jp/sakaki45

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。 マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

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2022/11/08

  • NO.147 新●月「新●月」

    一時期、かなりハマっていて音源を買うだけでなく、ライブにも通っていた日本のプログレ。残念ながら今現在はシーンは絶滅状態ですが、いいグループも沢山ありました。一般的に知名度の低いグループも多いですが、少しずつ紹介していければと思います。第1回目としては、やはり自分にとって影響を受けたこのグループからと決めていました。新●月です。 新●月が最初活動していたのが1970年代の終わり、ジェネシスの影響が大きいと思われるシアトリカルなライブが一部で評判だったようで、フールズメイト誌にも度々記事が取り上げられたといいます。そんなこともあって、ビクターにてアルバムを製作することになりました。今は無き箱根ロックウェルスタジオで200時間以上かけて制制作されたといい、これだけの条件は、四人囃子の「ゴールデンピクニック」ぐら...NO.147新●月「新●月」

  • NO.146 頭脳警察「誕生」

    状態が懸念されていたPANTAですが、先日、無事に退院されたそうです。これで一安心出来ました。PANTA,4月14日無事退院  とはいえ、もう激しい歌は歌えないかもしれないかなぁとは思います。そしてふと浮かんだのは、「誕生」に収録されている「詩人の末路」。もしライブをやるとしたら、こんな感じの歌が多くなるかも。  「誕生」は、頭脳警察にとって過渡期的な作品ですね。この時期は トシは実質、頭脳警察から距離を置いていたようで、 PANTAがほぼ一人で製作している感じです。活動に迷い的なものがあったのか、3までの過激なイメージは このアルバムにはありません。ロックというよりは、フォーク寄りな 感じのイメージですかね。あえて言えば、 世間に反発してきたような感じの頭警が、自らのパブリックイメージに 反発した、そん...NO.146頭脳警察「誕生」

  • NO.145 レコードストアディ

    アナログが見直されるようになってから注目するようになりましたが、4月22日はレコードストアディとなります。4月の第3土曜日に全世界でアナログレコードが発売される世界最大のイベントと言われています。2008年に第1回が開催されて以来、大きな規模となってきました。 日本でも色々なジャンルの限定のアナログが発売されますが、なかなか人気で、しかも事前予約が出来ませんので、ものによってはすぐに在庫が無くなってしまいます。RECORDSTOREDAY20234/22(土)開催 個人的に気になるのが、ラウドネスの30thアニバーサリーリミックス。アナログ化は初だそうです。マニアが喜びそうな渥美マリさんは、結構な値段しますね。70年代初期のアルバムですが、筒美京平さんの作曲だったりします。アナログからCDにとってかわって...NO.145レコードストアディ

  • NO.144 ジョー山中「愛のささやき」

    年度初めで思っていた以上に忙しく、何度も寝落ちしたりで気が付かないうちに疲れが溜まっていたみたいです。まだ気力は戻らないですが、マイペースで行こうかと。だいぶ時間が経ってしまいましたが、レコードフェア編続きです。 レコードフェア掘り出し物編、限られた時間内で時間を割いたのはCDの売り場ですが、今回はこれはといったものがなくほぼ空振りに。仕方ないので国内アーチストのアナログシングルを中心に見ていきました。大当たりこそ少なかったですが、割と面白いものがあったりしました。予算の都合もあり全部は買えなかったですが、ジョー山中さんのシングルがいくつかあったのでチョイスしました。 フラワートラヴェリンバンドのボーカルだったジョー山中さんですが、やはり有名なのが「人間の証明のテーマ」ですね。西條八十さんの詩「帽子」を角...NO.144ジョー山中「愛のささやき」

  • NO.143 坂本龍一さん死去

    まさか同じ年にYMOのメンバーが立て続けに亡くなる事になるとは…。3月28日に坂本龍一さんが71歳で永眠した事がわかりました。 坂本龍一さん、71歳で死去 確かに癌を患っている事は知っていましたが、こんなに早く亡くなるとは…。 YMOを聴いた時のインパクトも強かったのですが、より強いインパクトがあったのは、忌野清志郎さんとの「いけないルージュマジック」でした。初めてザ・ベストテンで見た時は、「何だこの人たち」と絶句した記憶があります。  プロデュースした作品と言えば、フリクションの「軋轢」が有名ですね。ただ、フリクションの魅力を引き出せていたのかは、どうかなとは思います。確かにYMOが売れ始めてきて忙しい時期だったですしね。  モリコーネが今度こそアカデミー賞を取るのではという時に賞を取ったのが、坂本さん...NO.143坂本龍一さん死去

  • NO.142 長渕剛「雨の嵐山」

    地元のレコード店が主催しているレコード即売会、年に3~4回ぐらい開催されていまして、ここ何回か掘り出し物を探しに行っています。土日も仕事の事が多いため、ゆっくり時間を取れないですが、それでも短い時間ながら顔を出すようにしています。今回は最終日の終了間際のギリギリの時間でしたが参加出来ました。限られた時間、全てのものを見るのは不可能なので、興味のあるものを手際よく確認していきました。 今回は、これはと言ったものがいくつかありました。何回かに分けて紹介しようかなと。まずは長渕剛さんのデビューシングルの「雨の嵐山」。残念ながらオリジナル盤ではなく、1982年に再発されたものです。それでも最近は見なくなっています。値段も手頃だったのでとりあえず確保しました。 オリジナル盤との違いですが、型番が1977年のオリジナ...NO.142長渕剛「雨の嵐山」

  • NO.141 カテリーナ・カセッリ「組曲・春」

    「モリコーネ」の映画を見た時、インタビューでカテリーナ・カセッリの名前を見かけました。自分が知っているのは歌手としてですが、音楽プロデューサーに転身していたようです。未だ活躍しているとは知りませんでした。 という事で、自分が唯一持っているこのアルバムを引っ張り出してみました。元々、60年代は元気のいい歌手だったらしいですが、1974年に発売されたこのアルバムは、オーケストラをバックに、しっとりとした歌声を聴かせてくれる好アルバムです。発売当初は、元気がないという事で不評らしかったですが、プログレマニアによって発掘され、今ではアリーチェの1stと並ぶ女性ボーカルの名盤とされています。 アレンジャーのダニロ・ヴァオーナによる春の序曲から始まり、同じ曲で締められる。タイトルのような組曲ではないですが、優しい気持...NO.141カテリーナ・カセッリ「組曲・春」

  • NO.140 燻裕理(ヒロシNA)さん死去

    かなり危ない状態と聞いていたので、もう長くないと覚悟していましたが、3月24日に燻裕理(ヒロシ他活動名多数)さんが永眠しました。 訃報燻裕史さん死去 1973年頃に短期間ながら頭脳警察に参加(悲露詩名義)、それ以後は裸のラリーズにベースで参加しています。ラリーズの「77LIVE]には、彼の演奏が収録されています。頭脳警察と裸のラリーズのメンバーだったのは彼だけです。 それ以外にも、だててんりゅう、二プリッツ、ポートカス等のグループに参加、どこかゆるゆるしたような独特な存在感を示していました。ご冥福をお祈りします。  NO.140燻裕理(ヒロシNA)さん死去

  • NO.139 PANTA「走れ熱いなら」

    PANTAの公式HPにて、PANTAによるメッセージが公開されていました。 PANTAよりみなさんへメッセージ やれ延命やらモルヒネやら酸素吸入器やら物騒な言葉が出てくるに、かなり危険な状態だったと思われます。流石にすぐに復帰は難しいですし、リハビリもこなさないといけないですね。それでも気力が失っていない事は幸いだと思っています。やはり体の中にあるロックな部分が大人しくさせてくれないんでしょうか。 そんな中で自分に思い浮かんだのが、PANTAのソロ2作目の「走れ熱いなら」ですね。その中の1曲、「やかましい俺のROCKめ」が頭の中に響きます。  このアルバムは、花之木哲(EX三文役者)さんとの共作が半分、演奏のメンバーは、関西のブルース系の人脈から山岸潤史さんや国府輝幸さん、更にロミー木下さんや鳴瀬喜博さん...NO.139PANTA「走れ熱いなら」

  • NO.138 PANTA「PANTAX’S WORLD」

    久しぶりにPANTAの自伝「歴史からとびだせ」を読み返してみました。 JICC出版から出版されたこの書は、 PANTAが自分の事を赤裸々に語ったもので、なかなか読み応えがあります。この本によりますと、自分自身と頭脳警察とのギャップが大きくなりすぎ、結局、頭脳警察を解散する事を決意します。で、頭脳警察の末期にはすでにソロ活動の準備をしていたようで、 なかなかしたたかだったりします。キティレコードに誘われたりしていたらしいのですが、 ビクターが新しく発足する「フライングドッグ」というレーベルの第1弾にと いう事で残留となりました。PANTAは、この時色々とコンサート巡りをしていたようです。この時の日本のロックが軟弱にしかみえなかった様で、 ソロは「KISS」のようなラブバラード路線を考えていたようですが、路線...NO.138PANTA「PANTAX’SWORLD」

  • NO.137 書籍予約中「アナログレコードにまつわるエトセトラ」

    某ディスクユニオンのサイトにて興味深い記事を見つけました。アナログレコードが再評価されている昨今、アナログの深淵を指南する書籍が発売予定です。書いているのは、ディスクユニオン新宿ロックレコードストア店の店長である山中明さんです。 アナログレコードにまつわるエトセトラ WEBサイト「mysoundマガジン」にて連載されていたコラム、「レコにまつわるエトセトラ」に加筆修正と書き下ろし原稿を加えて、書籍化したものになります。ロックの名盤の各国盤の違いとかから、マトリックスについて等、一般の人にはサッパリわからないかもしれないけれど、興味持っている人には喰いつきそうな話題が満載かと思われます。今更人には聞けないような事もあったりで、買ってみようかなと思います。なおディスクユニオンで購入された人には、別冊コラムのオ...NO.137書籍予約中「アナログレコードにまつわるエトセトラ」

  • NO.136 映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」

    以前から見ようかなと思っていましたが、なかなか地元まで来なくてようやくこの時期に公開となりました。   モリコーネの名前は聞いたことありましたが、実際にどんな音楽をやってきたのかはよくわかっていませんでした。若い頃は映画やドラマといった類のものは殆ど見ていなくて、専ら音楽の方を楽しんでいました。その為、所謂古典的な映画は名前ぐらいしか知らない状態です。 映画はモリコーネ自身がこれまでの功績を回想し、70人以上の著名人のインタビューを絡める形のものです。取材は5年以上に渡ったといい、結局、生前最後の姿を伝える作品となりました。500以上の作品の音楽を手掛けた巨匠ですが、映画音楽を手掛けた当初は、芸術的地位が低かったため、何度もやめようとしていたのだとか。10年過ぎたらやめるつもりが後10年、後十年と伸び続け...NO.136映画「モリコーネ映画が恋した音楽家」

  • NO.135 WHITE HEAVEN「STRANGE BEDFELLOW」

    確定申告やら仕事が忙しいやらで、ブログに触るのもままならなかったけれど、やっと落ち着いてきたので、更新を再開しようかと。まずは注文してから1か月余り、ようやく入手出来たWHITEHEAVENのアナログから聴いてみようかと。とはいえ、我慢できずにSpotifyにて聴いていたりします。それにしても、一般の人が馴染みのないマイナーなグループの海外で発売されたアナログも聴く事が可能だとは、ひと昔前なら思いもしなかったことですね。 NO.125で紹介したアルバムと比べたら、こちらの方がとっつきやすいかも。それでもギターは唸っていますけれど。1曲目の「SNOW」は好みの曲ですね。これを聴いていいなと思ったら全曲聴いてもらえればと。  このアルバムは、1993年の最初の発売時も700枚限定のアナログのみで、結局CD化も...NO.135WHITEHEAVEN「STRANGEBEDFELLOW」

  • NO.134 頭脳警察「最終指令自爆せよ」1991.2.27

    2月7日に予定されていた頭脳警察のライブ、本来はシーナ&ロケッツとのジョイント予定だったもので、亡くなられた鮎川誠さんの追悼ライブとなるはずのものでしたが、PANTAが緊急入院したため、残念ながら中止となってしまいました。PANTAは重度の肺炎だったようで、一時は危篤状態だったとの事。幸いにして一般病棟に移ったようで、とりあえずは危機を脱しました。 PANTAX'SWORLD PANTA・頭脳警察オフィシャルサイト(brain-police.com) 肺癌と診断された上での肺炎なので、今後は歌えるのかどうかという事になります。やるせない気持ちで一杯です。そのせいか、最近じっくりと聴く機会が少なくなっていたPANTA、頭脳警察の関連のものを聴きたくなってきましたので、暫くの間、PANTA、頭脳警察関連のもの...NO.134頭脳警察「最終指令自爆せよ」1991.2.27

  • NO.133 松本零士さん死去

    またしても訃報が入ってきました。松本零士さんが13日に急性心不全で亡くなられていたことがわかりました。85歳でした。悲しい事です。ここでは関わりのあるアニメ作品の音楽を中心に書いていこうと思います。 松本零士さん死去 水木一郎さんの訃報の時も書きましたが、「キャプテンハーロック」の主題歌は、アニソンの中でも好きな曲の一つです。「銀河鉄道999」は、松本さんの集大成ともいえる作品で、結局、未完で終わる事になってしまいました。TVアニメ版の、ささきいさおさんが歌う主題歌もいい曲ですが、劇場版のゴダイゴによる主題歌も、アニメの主題歌としては当時異例のヒットでしたね。   制作に深い関りを持った「宇宙戦艦ヤマト」は、リアルタイムでは体験できませんでしたが、その後に製作された劇場版は見に行きましたね。かなり影響を受...NO.133松本零士さん死去

  • NO.132 映画「ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~」

    休みの都合がつきまして、見ることが出来ました「ミスタームーンライト」。TOHOシネマ系で公開されるので近所の映画館で見れるかなと思っていましたが、残念ながらここでは公開されず。やや遠い場所にある映画館へ遠出する事になりました。ビートルズ関係の映画とはいえ、メインは関係者のインタビューですので仕方ないかなと。それも1日1回の上映ですので寂しい限りです。  映画はビートルズのデビュー当時の担当ディレクターの売り込みの苦労話から始まり、(当時はアメリカの音楽が中心で、イギリスの音楽は注目されていなかったとの事)次第に認知度が高くなり影響力が出るようになって日本に呼べないかという話も出てくるわけです。その頃には世界的に有名となり、用意する外貨も必要となったり、警備はどうするか、そもそもどこで演奏するか等、課題が山...NO.132映画「ミスタームーンライト~1966ザ・ビートルズ武道館公演みんなで見た夢~」

  • NO.131 ピンクフロイド「狂気」50周年

    NO.100でも書いたのですが、ピンクフロイドの「狂気」が発売50周年を迎えます。まぁ当然ながら、記念のアイテムが発売されますね。 まず日本限定企画がこちらですね。2023年4月19日発売予定です。この手の独自企画は、なかなか承認されないものですが、「原子心母」の箱根アフロディーテの独自企画盤がフロイド側に気に入ってもらえたようで、今回も実現することになりました。SACD/CDマルチ・ハイブリッド盤の2021年マスターとの事ですが、自分の所には通常のCDプレイヤーしかないから、宝の持ち腐れかな。値段を吊り上げるオマケ類ですが、今回は1972年の来日公演に関するものが中心ですね。そして驚いたことに、NO.100で記事にした幻の歌詞カード、これも復刻してオマケに付いています。う~ん、買おうか迷うなぁ。値段が高...NO.131ピンクフロイド「狂気」50周年

  • NO.130 裸のラリーズ 1993.2.13 吉祥寺バウスシアター

    今から30年前の今日、初めて裸のラリーズのライブを体験しました。30年も昔の事ですので、流石に詳細は覚えていないですが、記憶にある部分だけでも書いていきたいと思います。 確かその時は雨が降っていたと思います。この時には吉祥寺には詳しくなくて、道に迷って行ったり来たりしていたと思います。今と違って地図アプリもないので、かなり時間がかかっていました。まぁ初めて行く場所でしたので、時間に余裕を持って出かけたのは幸いでした。気が付けば開場時間に近づいてきましたが、ようやく目的の会場に到着。しかし何か独特な感じがしたのです。普段と違う空気を感じるのです。自分はかなり鈍感な人間ですが、それでもわかるような不思議な感覚。恐らく待っているファン達が持っている独特な空気だと思われます。こんな感覚を思えたのは、この時と200...NO.130裸のラリーズ1993.2.13吉祥寺バウスシアター

  • NO.129 音楽でありがとうを伝える切手

    2月15日に郵便局から「音楽でありがとうを伝える切手」が発売されます。これは日本初の音楽を提供する機能を持つ切手になります。(84円切手3枚売価500円です)昔、童謡等をテーマにした「日本の歌シリーズ」の特殊切手は発売された事はありますが、今回のは実際に音楽を聴けるものです。 仕組みとしては、切手をめくると2次元コードが出てきて、それを読み取ると専用WEBページにアクセス出来ます。そこからオーディオストリーミングサービスの「Spotify」のプレイリストに繋がり、そこから音楽を聴く事が出来ます。(当然ながら聴くためには「Spotify」のアプリのダウンロードと無料登録が必要となります)また購入者にも特典があり、切手の余白にある2次元コードを読み込むと購入者専用WEBサイドに繋がり、音楽を聴くことが出来ます...NO.129音楽でありがとうを伝える切手

  • NO.128 「THE COVER SPECIAL」

    2月5日は、敬愛するPANTAの誕生日です。本来なら、2月6日にシーナ&ザ・ロケッツとの対バンライブをやる予定でしたが、残念ながら鮎川誠さんが亡くなったため、頭脳警察ワンマンでの追悼ライブになりそうです。 さて、どんな音源を紹介しようかと考えてみましたら、元サンハウスの柴山俊之さんと元アナーキーの仲野茂さんと共同プロデュースをしたイベント、「THECOVERSPECIAL」を思い出しました。これは1988年の2月6日に渋谷公会堂で行われたイベントで、柴山さんのユニット、PANTAのユニット、ジョニーサンダースのユニット、仲野茂さんのユニットでの演奏を収録しています。元々PANTAが出演しているというので購入したのですが、これがなかなか楽しくてイカした演奏ばかりなのです。 柴山さんはいきなりドアーズの「ハー...NO.128「THECOVERSPECIAL」

  • NO.127 スピード・グルー&シンキ「EVE 前夜」

    陳信輝さんがソロアルバムの次に出したのがこれです。一言で言ったら、日本人離れをしたセンスのグループ。スピード・グルー&シンキは、そんな言葉が相応しいグループだと思いますね。まあみんなハーフですので、反則と言えば反則ですが…。メンバーは、ジョーイ・スミス、陳信輝さん、ルイズルイス加部さんです。歴戦の兵が揃ったというか、これで悪いものは出来ないなとは思います。ニューロックというか、ヘヴィブルースとでも言うべき重い音なのですが、それがまた何ともいえないぐらいいいです。ルイズルイス加部氏のベースも派手な演奏はないものの、しっかりした演奏を聴かせてくれます。なにより、ジャケットからいっていいセンスをしていると思います。別に派手な事はしていないのに、何故か印象によく残るデザイン。タイプライターで打ったような表示もグッ...NO.127スピード・グルー&シンキ「EVE前夜」

  • NO.126 鮎川誠さん死去

    またしても訃報が入ってきてしまいました。伝説的ロックバンドであるサンハウスやシーナ&ザ・ロケッツでギターを弾いてきた鮎川誠さんが膵臓がんのため1月29日に亡くなりました。74歳でした。シーナ&ロケッツ鮎川誠さん死去 状態が良くないという話は聞いていて、2月6日に予定されていた頭脳警察とのジョイントライブはキャンセルとなっていました。この「夕刊フジロック」は2021年11月に開催を予定されていましたが、PANTAの体調不良のため延期になっていたもので、是非共演が実現してほしかったです。 サンハウスは、柴山俊之(菊)さんのアクのあるボーカルもいいけれど、やはり鮎川さんのシャープなギターあってのものだと思います。  そしてシーナ&ザ・ロケッツ。熱心に聴いていたわけではないですが、シングルは何枚か持っています。や...NO.126鮎川誠さん死去

  • NO.125 WHITE HEAVEN「OUT」

    最近聞いた情報によると、1月20日にWHITEHEAVENの未CD化のアルバムである「StrangeBedfellow」の海外で発売されたアナログが国内でも発売になったとの事。しかしながら情報を得たのが発売から数日たってからで、残念ながらどこも在庫切れの状態。こりゃ失敗したなぁと数日間ショップを見て回ったところ、再入荷待ちで注文は受け付けているようです。しかしながら入荷には時間がかかりそうです。気長に待ちますか…。 「StrangeBedfellow」は、20数年前に明大前のモダーンミュージックで見かけましたが、その当時で7~8千円の値段で手がでなくて諦めました。最近、某ディスクユニオンで中古の価格を見たら4万円近い値段に…。当時無理してでも買っておきべきだったと思いつつ、海外盤ですが、今回の再発で我慢し...NO.125WHITEHEAVEN「OUT」

  • NO.124 TOO MUCH「TOO MUCH」

    ヘルプフルソウルのサイドギターだったジュニオ・ナカハラさんがジュニ・ラッシュと改名し、結成したのがトゥーマッチです。ベースを担当していた青木正行さんは、後に外道に参加します。そういった意味でも興味深いグループです。内容的には、重厚感のあるロックといったところですが、殆どの曲がオリジナルになります。(1曲は、ボブ・ディランの「ISHALLBERELEASED」のカバーです)歌詞は英語でも日本人の歌うカタカナ英語で興ざめという事はないです。というか、ジャケのセンスからいっても、かなりいいものがありますね。当時発売された日本のアルバムと比べてみても垢抜けているというか…。そしてこのアルバムの注目すべきところは、最後に富田勲さんがストリングスのアレンジをした大曲を演奏しているところですか。フルートをフューチャーし...NO.124TOOMUCH「TOOMUCH」

  • NO.123 このカバーが凄い プロローグ

    本来なら、もう少しネタを集めてから始めるつもりでしたが、1月19日にデヴィッド・クロスビーが亡くなったという事を知り、見切り発車で企画をスタートする事にしました。 自分はライブ音源が好きですが、ライブで他のアーチストのカバーを聴くのも好きだったりします。好きなアーチストの好きな曲を気持ちよさそうに演奏するのを楽しんで聴くのがいいですね。今回は亡くなったデヴィッド・クロスビーが属していたクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングから印象的なカバーを集めてみました。 1ガロ「オハイオ」 ガロはデビュー前からCSN&Yのカバーが得意で、本人より上手いとも言われた事もある程だとか。71年の中津川フォークジャンボリーの音源が有名ですが、今回はオールナイトニッポンにおいての生演奏のものを。 2ガロ「ティーチ・ユア・チル...NO.123このカバーが凄いプロローグ

  • NO.122 浜松市楽器博物館企画「おくり魅かれる風・音色〜バンドネオンの謎と真実〜」

    たまたま教えてもらった記事ですが、興味があったので紹介させていただきます。1月14日から5月9日まで浜松市楽器博物館にて小松亮太さんの監修による企画展、「おくり魅かれる風・音色〜バンドネオンの謎と真実〜」が開催されます。バンドネオンって何ぞや?って人もいるかと思いますが、アルゼンチンタンゴでよく使われている、見かけはアコーディオンのような楽器です。音を聴けばわかる人も多いかなと。  小松亮太さんは、このバンドネオンの第一人者とも言える人で、色々なミュージシャンとも共演をしています。  ドイツで生まれたバンドネオンが、何故アルゼンチンタンゴに欠かせないものになったのか?等、なかなか興味深そうなものがあります。そもそもバンドネオンに関する展覧会は珍しいと思いますので、期間内には見に行きたいなぁ。なお企画展のみ...NO.122浜松市楽器博物館企画「おくり魅かれる風・音色〜バンドネオンの謎と真実〜」

  • NO.121 高橋幸宏さん死去

    ジェフ・ベックの死去のニュースで気分が沈んでいる中、今度は日本の大物ミュージシャンの死去が明らかに。YMOやサディスティックミカバンドで活躍された高橋幸宏さんが亡くなられていた事が明らかになりました。享年70歳。 YMO高橋幸宏さん死去 2020年に脳腫瘍の摘出をしたりして闘病中だったとは知りませんでした。それにしてもまだ若すぎますね。ご冥福をお祈りします。 自分は熱心に聴いていたというわけではないですが、改めてサディスティックミカバンドを聴いてみると、50年近く前の音楽のセンスではないなと感じられます。「黒船」が海外で発売されたり、イギリスのTVに出演したりと、早くから海外でも注目されたのは納得がいくかも。  今考えると、メンバーも凄いですね。加藤和彦さん、ミカさん、高中正義さん、後藤次利さん、今井裕さ...NO.121高橋幸宏さん死去

  • NO.120 追悼ジェフ・ベック

    今日は休みになるので、午後にはゆっくり映画でも見ようと思っていたところ、とんでもないニュースが入ってきました。世界3大ギタリストとも言われ、多大な影響を与えてきたジェフ・ベックが、細菌性髄膜炎により、10日に亡くなった事が明らかにされました。78歳でした。世界的なギタリストジェフ・ベックさん死去78歳 確かに高齢になってきたので、いつ亡くなってもおかしくないかもしれませんが、昨年はジェニー・デップとのアルバムを製作したりと、今なお精力的に活動してきただけに、何ともやるせない気持ちでいっぱいです。ご冥福をお祈りします。 そして追悼の意を込めて、映像を集めてみました。 1ヤードバーズ「幻の10年」 ヤードバーズは、クラプトン時代はブルース、ベック時代はポップス、ペイジ時代はハードロックによった感じですが、この...NO.120追悼ジェフ・ベック

  • NO.119 ヘルプフルソウル「ソウルの追求」

    紹介したパワーハウスやブルースクリエイションと同時期にジミ・ヘンドリックスやクリームに影響を受けたグループがアルバムを発売しています。それがヘルプフルソウルです。1969年はGSブームも下火となり、所謂ニューロックが一部でもてはやされる事になっていました。そんな中、比較的早い時期にこのアルバムが発売されています。ジミ・ヘンドリックスやクリームのカバーが中心ですが、オリジナル曲も2曲ほど収録されています。(「ピース・フォー・フールス」にはアイアン・バタフライの「ガダダヴィダ」っぽいフレーズが聴こえるのはご愛敬ですか)残念ながらアルバム発売後、ギターのジュニオ・ナカハラさんがアメリカへ留学。翌年には解散したと思われます。  その後、手塚治虫さんによる大人向けアニメである「千夜一夜物語」のサントラに参加していて...NO.119ヘルプフルソウル「ソウルの追求」

  • NO.118 私達の愛した「21世紀のスキッツォイドマン」

    ブログ1周年記念ではないですが、NHKFM「プ」はプログレの「プ」に感化されて思い付きで作ってみました。(ジャズロック無頼編は、らじるらじるにて2023年1月11日午前0時50分まで聴き逃し配信中です。)聞いてみたら、やたらアラン・ホールズワース推しでしたね。期待していたキングクリムゾンは、意外に少なく、ちょっと消化不良気味でした。「21世紀のスキッツォイドマン」は紹介されると思ったのになぁ。という事で勢いで製作。以前に発売されていた、年代別に「21世紀のスキッツォイドマン」を集めたキングクリムゾンのシングルの企画をパクっ…、参考にしてみました。色々な「21世紀のスキッツォイドマン」を集めてみましたのでどうぞ。 1.KingCrimson-21stCenturySchizoidMan(Earthbound...NO.118私達の愛した「21世紀のスキッツォイドマン」

  • NO.117 稲垣来泉「イメージの詩」

    今日はブログ開設1周年の日です。大晦日、元旦と仕事をして、2日と3日は休みになるので、ゆっくりと過ごしてました。午前中は、11時から岡本太郎式特撮活劇タローマンの一挙放送があるので、テレビを付けたままにしていたのですが、何だか聴いたことのある歌が聴こえてきました。確かに吉田拓郎さんの「イメージの詩」だよなぁ。でも声は子供の声だし…。 実は前の番組が、明石家さんまさんがプロデュースしたアニメ映画漁港の肉子ちゃんというもので、子役やCMで活躍している稲垣来泉さんが歌っています。当時はまだ10歳だったそうです。「イメージの詩」は、明石家さんまも大好きな曲だとか。ちょっと検索してみたのですが、ミュージックフェアーに出演した時の映像がありました。50年前の古い曲をまだ小さい子供が歌うのが、何か感慨深いですね。  な...NO.117稲垣来泉「イメージの詩」

  • NO.116 謹賀新年

    明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 年が明ける直前、見る予定が無かった紅白にチャーが出ることを直前に知り、「時代遅れのロックンロールバンド」に酔いしれていました。あの5人が揃って出演するとは思いませんでした。  2022年に開始したブログも1月3日で1周年を迎えます。10数年ぶりに書き始めたブログ、当初は1週間に1回ぐらいの更新を考えていましたが、3.5日に1回ぐらいのペースになりましたね。これぐらいなら何とか続けられそうかな。 今年度の更新予定については、引き続き70年代の日本のロック、PANTA頭脳警察関係、J.A.シーザー天井桟敷関係、音楽映画の紹介、ライブアルバム紹介を軸にしていくつもりです。裸のラリーズ関係も公式で何か発売の動きがありましたら随時情報を書くつもりです。9...NO.116謹賀新年

  • NO.115 映画「響け!情熱のムリダンガム」

    本年度最後の休みの日でしたので、(仕事納めは大晦日、仕事始めは元旦です)見たいと思っていたこの映画を見に行ってきました。年末だから混むのかなと思っていましたが、ぼちぼちの入りでした。しかしながら、パンフレットはまたしても売り切れ。インドの文化とか詳しく解説しているという話だったので、買えなくて残念でした。 映画自体は2018年に公開されていたようですが、今回は東京の下町の南インド料理店なんどりが配給を担っているという事です。それだけこの映画を紹介したいという事ですね。 物語は、ムリダンガムという南インドの打楽器の職人の息子のピーターが、巨匠に楽器を届けた時に演奏を見せてもらい、あまりの演奏の素晴らしさに感動し、自分も演奏者を目指すものです。  初見ではわかりにくかったのですが、カーストの影響がまだ残ってい...NO.115映画「響け!情熱のムリダンガム」

  • NO.114 おっさんが好んだクリスマスソング集

    嘗ての自分はクリスマスが好きではなかったんです。メディアに唆されてバカ騒ぎをしている人を見てられなかった。大体、戦前はクリスマスなんて関係なかったし、何時から日本人はみんなキリスト教徒になったんだよと思っていました。でもクリスマスソングには、名曲がたくさんあって好きでした。クリスマスの時期になるとFMではクリスマスソングの特集があったりして、カセットに録音して編集したりしていました。その中でも好きな曲を集めてみました。昭和風味のクリスマスソング集です。 1BingCrosby,DavidBowie「PeaceOnEarth/LittleDrummerBoy」 初めてこの曲を聴いた時は、「何でこの二人が?」って思ったものでしたが、ネットで調べたらクリスマスの特番に出演した時の音源だそうです。心に染み入るコー...NO.114おっさんが好んだクリスマスソング集

  • NO.113 12月21日に向けて

    ボーナスも出た事で、音楽業界も集金に走り出します。12月21日に気になるものが多々発売されます。全てではないですが、気になっているものを取り上げようと思います。なお、資金を確保する為に謎の艦隊に戦いを挑みましたが、見事に返り討ちされました。う~ん、どうしよ? 吉田拓郎「今はまだ人生を語らず」、「COMPLETETAKUROTOUR1979完全復刻盤」 12/21発売吉田拓郎(よしだたくろう)'74年名盤が遂に完全CD化!'79年ライブ作品の完全復刻盤も同時リリース!|ニュース&インフォメーション|昭和歌謡|ディスクユニオン・オンラインショップ|diskunion.net 熱心なファンの多い吉田拓郎さんですが、今回は今まで「〇んぼ桟敷」という言葉が引っかかって再発出来なかった「ペニーレインでバーボン」を含め...NO.11312月21日に向けて

  • NO.112 映画「ランディ・ローズ」

    師走になって忙しい日々が続いていますが、久々に土日に休みを取れましたので、映画を見に行ってきました。見たいと思っていた「ランディ・ローズ」が上映中だったのでこちらへ。いつものミニシアターに行ったのですが、何だか人が多い気が…。いつもはゆったりしている待合室が人で溢れている…。いくら土曜日の昼過ぎだったとはいえ、ちょっとびっくりでした。ランディってこんなに人気あったの?昔はファンだったんだぞ、って感じの年を取った人ばかりではなく、割と若い人もいましたね。ちなみにパンフは売り切れでした。がっかり。 映画は淡々と始まりましたが、決して長い活動期間ではないので、やはりクワイエットライオット時代の関係者のインタビューが中心でした。当時のプライベートな写真とか貴重なものもありましたが、演奏しているシーンは少なく、当時...NO.112映画「ランディ・ローズ」

  • NO.111 頭脳警察「頭脳警察3」

    頭脳警察に関する記事も暫く書いていなかったので、久しぶりに引っ張ってきました。今回は「3」です。 ファーストが発売中止、セカンドが発売1か月で回収、発禁となり、流石に懲りたのか今回はまともに発売させようと頭脳戦を仕掛けてきました。レコ輪に提出する歌詞をわざと過激な歌詞にして、修正した振りをして本来の歌詞を通す等、これで何とか3枚目にして初めて流通に乗せる事が出来たわけです。 「ふざけるんじゃねえよ」や「嵐が待っている」は、多くの人が抱いているこれぞ頭警というべき攻撃的な曲。特に自分の思い通りにならない苛立ちを歌った「ふざけるんじゃねえよ」は自分でも好きな曲ですね。  今作では攻撃的な曲ばかりでなく、「光り輝く少女」のようなメロディアスな曲もあったり、「前衛劇団モータープール」のようにフランク・ザッパを彷彿...NO.111頭脳警察「頭脳警察3」

  • NO.110 水木一郎さん死去

    仕事をしている最中に悲しいニュースを聞きました。アニソンの大御所でもある水木一郎さんが肺がんの為、12月6日に亡くなられました。享年74歳、まだまだ若いのに…。 11月27日が最後のライブだという事ですので、亡くなる直前までライブを行っていたという事になります。がんである事を公表したと知った時、長くはないかもしれないと思いましたが、こんなに早くなくなってしまうなんて、とてもショックです。  水木さんが歌ってきたアニメや特撮の主題歌は数多く、「マジンガーZ」や「バビル2世」あたりは再放送で、「鋼鉄ジーグ」や「コンバトラーV」とかはリアルタイムで見ていたかなぁ。子供の頃に見ていたアニメは、水木一郎さん、ささきいさおさん、子門真人さん等が魅力的な歌を歌っていて、心に残っています。水木さんの作品の中で印象に残って...NO.110水木一郎さん死去

  • NO.109 NHKFM「プ」はプログレの「プ」放送予定

    昭和の時代はよく聴いていたFM放送。FMレコパルとか購入して、にらめっこしながらエアチェックをしてたっけ。今では懐かしい思い出ですね。CDが普及していった以降は、曲を丸ごと放送する番組も減って、いつしかFMも聴く事も少なくなっていきました。今はもう全然聴いてないのですが、こんな番組を放送するよと教えてもらいました。それが「プ」はプログレの「プ」という番組です。 「プ」はプログレの「プ」-NHK プログレファンなら思わずにやっとする題字といい、マニア心を擽るなぁと。第1回目が9月に放送されていて、シンフォニックロックの特集だったようです。嬉しい事に再放送されますね。当然というかゲストは難波弘之さんで、マニア向けに濃い話をしていただろうなぁ。楽しみにしたいです。(2023年1月2日(月)午後4時~6時20分N...NO.109NHKFM「プ」はプログレの「プ」放送予定

  • NO.108 PFM「ライブ・イン・ジャパン2002」

    最近、偶然手に入れたのがPFMの2002年の来日公演のDVD.  ライブと同じ日ではないですが、この再来日公演を見に行っています。PFMの初来日は1975年。まだイタリアンロックは殆ど知られていないこの時期に来日公演が行われていたという事は、それだけ実力もあり注目もされていたのだろうと思われます。プログレ色も強かったこの時期のライブを見れた人は幸せだったろうなぁ。あれから27年。PFM結成30周年に合わせて奇跡の再来日が実現しました。イタリアンロック史上、バンコと並んでトップクラスの実力を持つと言われてきたPFM、初めて見たライブは、初期の名曲がてんこ盛りの感涙もののライブでした。「ハンスの馬車」、「人生は川のようなもの」、「何処で…何時…」、「ミスター9時~5時」、「アルタローマ5時~9時」…。そして「...NO.108PFM「ライブ・イン・ジャパン2002」

  • NO.107 映画「ミスタームーンライト」予告編公開

    これはビートルズデビュー60周年の別の映画になります。1966年のビートルズの武道館公演に関するインタビューをまとめた映画、「ミスタームーンライト」です。公開決定については10月に発表がありましたが、ここにきて予告編が公開されました。 映画『ミスタームーンライト』公式サイト(mr-moonlight.jp) 総勢50人以上がインタビューされており、特にビートルズに影響を受けた松本隆さん、財津和夫さん、奥田民生さん等のミュージシャンだけでなく、当時のディレクター等の関係者が多数いますね。世界的な人気者を呼ぶだけあって、警備等、当時はかなり大変だったと思います。初めて武道館をミュージシャンに開放する等は、意見調整は大変だったのではないかなと。良く知られた話ばかりになるのか、関係者にしかわからない情報が語られる...NO.107映画「ミスタームーンライト」予告編公開

  • NO.106 陳信輝&ヒズフレンズ「SHINKI CHEN」

    70年代の日本のニューロックの紹介はずいぶん間が空いてしまいましたが、また少しずつ書いていこうかなと。 ニューロックの時期の重要ギタリストである陳信輝さんが、パワーハウス、フードブレインの次に71年初頭に発表したのが、このソロアルバムです。メンバーとしては、柳ジョージさんがボーカルとベースで参加、フードブレインでも共演した柳田ヒロさんがキーボード、パワーハウスで共演した野木信一さんがドラム、1曲だけルイズルイス加部さんとジョン山崎さんがゲスト参加しています。 全編、陳信輝さんと柳ジョージさんによるオリジナルナンバーが演奏されますが、1曲目から実験的要素の強いナンバーで、媚びることをしないブルージーなナンバーで占められています。派手な曲もなく、渋い曲ばかりのアルバムを大手のポリドールがよく発売してくれたと思...NO.106陳信輝&ヒズフレンズ「SHINKICHEN」

  • NO.105 白鳥座「白鳥座」

    フォロアーさんのブログで、さだまさしさんの「秋桜」が取り上げられていて久々に聴いてみました。山口百恵さんに提供したこの曲は、実に味わい深いというか、しみじみとした気分になります。ちょっと調べてみたのですが、「雨やどり」や「秋桜」、「親父の一番長い日」とかは佐田家、特に妹の佐田玲子さんがモデルとなっているそうです。ただし、モデルにしているだけで事実とは異なっており、実際には玲子さんは結婚はしていないようです。 そんな感じで、佐田玲子さんがメンバーだった白鳥座の事をふと思い出し、LPレコードを引っ張り出してみました。このファーストアルバムとセカンドアルバムの「デネブ」は、学生時代に地元の中古レコード屋で見つけたもの。それ以降、殆ど見かける事はなかったので、買っておいてよかったなと。さだまさしさんの妹がメンバー...NO.105白鳥座「白鳥座」

  • NO.104 深町純「サージェント・ペパーズ」

    ビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリーハート・クラブバンド」の記事を書く時に色々調べていたのですが、その中で見つけたのが、深町純さんの「サージェント・ペパーズ」です。10年ぐらい前にタワーレコード限定でCDが発売されていましたが、もう流石に新品は入手出来ないと思っていました。しかしながらタワーレコードオンラインで検索してみたらわずかながら在庫があるとの事。という事で迷わず注文。 ジャケットは、本家ビートルズのジャケのパロディで、ジャケを反転した上で殆どの人物が後ろを向いています。なかなか面白いアイデアですね。「サージェント・ペパーズ~」のジャケのパロディは昔からあって、古くはフランク・ザッパ、近年では気志團がアルバム「日本人」でパロディを使ってます。 内容は、「サージェント・ペパーズ~」の曲を全曲...NO.104深町純「サージェント・ペパーズ」

  • NO.103 中津川フォークジャンボリー その2

    11月11日に中野サンプラザにて、ベルウッド50周年記念コンサートが開催されました。あがた森魚さん、伊藤銀次さん、いとうたかおさん、大塚まさじさん、小室等さん、鈴木慶一さん、武川雅寛さん、鈴木茂さん、中川五郎さん、六文銭が出演し、ゲストで佐野史郎さん、なぎら健壱さん、森山直太朗さんが参加、高田渡さんの息子の高田漣さんもサポートで参加との事。ベルウッドに作品を残した人の中でも大瀧詠一さん、高田渡さん、加川良さん、西岡恭蔵さん、山平和彦さん等が鬼籍に入っており、高齢の方々ばかりとなっているため、今後は集まってのイベントは無いと思われます。セットリストはこちらですね。 ベルウッド・レコード50周年記念コンサートのセットリストプレイリストが公開–KINGRECORDSTODAY さて、という事で、ベルウッド関連の...NO.103中津川フォークジャンボリーその2

  • NO.102 「OZ DAYS LIVE '72-'73 Kichijoji The 50th Anniversary Collection」

    発売が遅れていたOZのCDセット、ようやく到着いたしました。100ページ以上のインタビュー等が付くという事で楽しみにしていました。(実際には英語訳も含むので、実質半分のページになりますが)改めて現物を見てみると、想像していたよりもコンパクトなんですね。  そして本の中にCDの収納スペースがあるのですが、取り出しにくいうえにCDの収納袋もないので、傷がついてしまいそう。そして本自体も装丁はしっかりしているけど、開きすぎると背が割れそうで、無理に開かない程度で開けて読んでいるけど読みずらいです。この辺りが海外で製作されている故の欠点ですかね。国内メーカーだと、かゆいところに手が届く感じの作りになっていたと思います。 気になった部分をズラズラと書いてしまいましたが、音質的には、50年前に録音されていたものとして...NO.102「OZDAYSLIVE'72-'73KichijojiThe50thAnniversaryCollection」

  • NO.101 映画「ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド」

    公開開始からだいぶ時間が過ぎましたが、ようやく地元までやってきた「ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド」。今回も上映期間は1週間で、なかなか時間が合わなかったのですが、何とかスケジュールを合わせて見に行ってきました。  予告編を見て大体想像はついたのですが、内容はマニア向けになりますね。映画監督のポール・サルツマンが、瞑想を学ぶためにインドに向かい、講演で感銘を受けたマハリシのアシュラムを訪ねます。しかしながらちょうどその時、招待されていたビートルズがいたため、なかなか許可がおりず、8日待ち続けてようやく入る事が出来ます。そこには、ビートルズのメンバーやその時のパートナー、ビーチボーイズのマイク・ラブやドノヴァンもいたとの事。サルツマンは下心もなく接したため、ビートルズのメンバーも自然に振舞っていた...NO.101映画「ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド」

  • NO.100 ピンクフロイド「狂気」

    おかげさまでNO.100まで行くことが出来ました。(NO.0があるので記事的には101になりますが)記念すべきNO.100は、ブログのタイトルの元ネタになっているピンクフロイドの「狂気」です。 作品的には、自分がプログレを聴き始める切欠となった「原子心母」の方が好きですが、トータル的なアルバムの完成度から言えば、何といっても「狂気」ですね。アビーロードスタジオで半年以上かけて製作、200回以上のダビングを重ねてきたといいます。エンジニアは、アラン・パーソンズ。サンプラーなどなかった時代、アルバムの効果音を用意して編集していくのは、かなり大変な作業だったと思われます。 ビートルズの「サージェントペパーズ~」と並ぶコンセプトアルバムの最高峰といえるアルバムで、ビルボードのトップ200に700週以上ランクイン、...NO.100ピンクフロイド「狂気」

  • NO.99 O.S.T「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」完全版

    巷では、10月から放映されている「機動戦士ガンダム水星の魔女」が話題になっているようです。発売されたガンプラは品薄状態となり、11月からはセブンイレブンでガンダムフェアが開催され、シーンを盛り上げています。自分も一度見てみましたが、戦闘シーンは力が入っていて凄いですが、ストーリー的には、「少女革命ウテナ」(NO.20参照)を思い浮かんだりする部分があり、ガンダムとはちょっと違うなぁと思ったり。 自分にとってのガンダムは、やはりアムロとシャアが出てくる時代までのものですね。(まぁパチンコでも有名になったユニコーンは認めてもいいかも)しかしながら音楽に関しては、出来のいいのがかなりありますね。特に気に入っているのが、菅野よう子さんによる「ターンエーガンダム」、これは歴代トップクラスの出来の良さではないかと思い...NO.99O.S.T「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」完全版

  • NO.98 タルカス クラシックMEETSロック

    TVを見ていて偶然見たCMですが、佐渡裕さんがシエナ・ウィンド・オーケストラと共演するイベント「ブラスの祭典2022」というイベントが県内で行われるとの事です。そして演奏されるのが、ELPの名曲「タルカス」の吹奏楽編曲版だそうです。これは生で見たいと思うけど、会場がかなり遠いので、ちょっと行けそうもないな。残念。 「タルカス」のクラシック版に関しては、2010年に作曲家の吉松隆さんが、「新・音楽の未来遺産~ROCK&BUGAKU」というコンサートで披露されています。当然ながら、クラシック用の楽譜が無かったため、耳コピで楽譜を仕上げたといいますから恐れ入ります。スコアが出来たのがコンサートの1か月前、キース・エマーソンの許可の返事が来たのが1週間前だったそうで、ハラハラしていたのがわかります。 自分が知った...NO.98タルカスクラシックMEETSロック

  • NO.97 ウンベルト・バルサモ「ナタリー」

    日曜日に4回目のコロナの予防接種に行ってきました。今回はオミクロン対応のファイザーでした。これで絶対大丈夫とは言えませんが、ある程度の安心感はあります。油断大敵ですけどね。幸いにして副作用は無く、発熱もありませんでした。インフルエンザの流行との話もありますので、その辺も注意していきたいと思います。 で、心を落ち着けたいと思い選んでみたのがこのアルバム。オーケストラを使った楽曲というと、思い出すのがウンベルト・バルサモの「ナタリー」という曲です。まだ学生だった頃、中古レコード屋で時々見かけるユーロプログレのCD。当然ながら今のようにYoutubeで探す事も出来ず、もちろん、iPhoneでsiriに尋ねることも出来ません。CDの帯の文句とジャケットを見て直感でいいかどうかを判断するしかなかったです。まだ学生時...NO.97ウンベルト・バルサモ「ナタリー」

  • NO.96 映画「ブライアン・ウィルソン 約束の旅路」

    映画の上映スケジュールと休みの都合が合わず、ここ暫く音楽の映画は見れていなかったのですが、(楽しみにしていたストーンズの映画は見れず無念)久しぶりに映画を見てきました。だいぶ遅れてロードショウが来た「ブライアン・ウィルソン約束の旅路」ビーチボーイズの中心メンバーのドキュメンタリーです。 ミュージシャンのインタビューを中心に、名盤「ペットサウンズ」や迷走した「スマイル」の話が聞けるかと思っていましたが、エルトン・ジョンやブルース・スプリングスティーン、ドン・ウォズ等のインタビューを途中で挟みながらブライアンと友人のジャーナリストのジェイソン・ファインとのゆかりの地をドライブしながらのインタビューでした。ブライアンは、統合失調感情障害による幻聴にも悩まされ、ドラッグ依存もあり苦難の日々が続きます。それでも80...NO.96映画「ブライアン・ウィルソン約束の旅路」

  • NO.95 映画「ブリティッシュロック誕生の地下室」に興味あり

    ピーター・バラカンさんによる映画フェスティバルの存在は知っていましたが、地元には来ることはないのでスルーしていました。 『PeterBarakan’sMusicFilmFestival』公式サイト2022年9月2日(金)―9月15日(木)角川シネマ有楽町にて開催!(pbmff.jp) そんな中、上映映画の一つである「ブリティッシュロック誕生の地下室」が11月より単独上映されるという話を聞きました。この映画は今まで日本では公開されていなかったもので、ローリングストーンズのメンバーやザ・フー等が参加していたという伝説のクラブ「イーリングクラブ」に関するインタビューを中心としたドキュメンタリーだそうです。出演がジャック・ブルースやジンジャー・ベイカー、エリック・バードンにジョン・メイオール等、これは見たいと思う...NO.95映画「ブリティッシュロック誕生の地下室」に興味あり

  • NO.94 ビートルズのコレクター道の険しい事よ

    今回は思い付きの記事で、少々専門的になりますがご容赦を。  フォロワーさんのビートルズのサージェントペパーズ~に関する記事を読んで、自分が持っているアナログ盤を引っ張ってきました。ビートルズに関しては、昔は色々集めようとも思ったのですが、本気で集めようとしたら、最低でもイギリス、アメリカ、日本の各国盤、シングルは、レコード会社が変わったり別ジャケで再発されたりと訳がわからない状態に。更にはモノラルとステレオが入り乱れているし、上級者になると国によって違う独自ジャケまで手を付けたり。余程の財力と情熱が無いと無理なので早々に諦めました。第一、令和の世の中になっても新しく売られるものがあるんですよ。 そんなわけで、ビートルズの主要作品はレンタルでCDを借りて終了。若干持っているのが、ビートルズデビュー前のライブ...NO.94ビートルズのコレクター道の険しい事よ

  • NO.93 裸のラリーズ公式3種再発

    30年越しの悲願がようやく叶いました。オリジナルを買い逃して後悔した日々もようやく終わる事に。再発される事のないと思っていた裸のラリーズの公式CD3種、本日、無事に届きました。感無量です。 荷物が思っていたよりも軽いなと思っていましたら、オリジナルがプラケース仕様だったのに対し、今回の再発盤はデジパック仕様でした。特に「'77LIVE」は昔よくあった分厚いタイプの2枚組ケースから一気にスリムになって少々違和感が。でも慣れればこれはこれで悪くないです。帯はほぼオリジナルと同様で、この点は良かったとは思います。 中身の音に関してですが、久保田麻琴氏によるリマスターが行われています。詳細は公式HPに掲載されています。 オリジナル・アルバム3タイトル再発に関するプレスリリース LesRallizesDénudés...NO.93裸のラリーズ公式3種再発

  • NO.92 MAGMA「LIVE」

    本来なら、今月は待望のマグマの来日公演があってウキウキしているはずでしたが、仕事の都合及びコロナの影響で結局断念。研修とかも入ってしまいどうしようもない状態です。しかも来月早々には受けなければならない試験もあり、そろそろ勉強する時間も確保しないとなぁ。 という事で、テンションを上げる為にこの「LIVE」を引っ張り出しました。マグマは発掘盤を含めてライブ盤を数多く出していますが、難点はあるもののやはりベストは、1975年6月1日~5日にパリオリンピア劇場で行われたものを編集した「LIVE」ですね。マグマはメンバーチェンジが激しく、年代によってメンバーが総入れ替えしたりしていますが、70年代中期のこのメンバーは、マグマ史上でもトップクラスだと思います。   一癖も二癖もあるこのメンバーは左からStellaVa...NO.92MAGMA「LIVE」

  • NO.91 ルシア塩満「黄昏色の秋」

    ふと思い出した秋の歌。今回は斜め上の変化球で。 30数年前、ワールドミュージックが流行して、これまで聴く機会の少なかった色々な地域の音楽が流れていたりしました。当時はミュージックマガジンを購読したり、FMで特集されたものを聴いたりしていましたね。イギリスやアメリカでヒットしているものしか聴けなかったのが、南米やアフリカ、中近東等、これまで接することのなかった音楽を聴けたので、なかなか有意義な時間だったと思います。残念ながら思っていたほど売れなかったのか、ブームは数年で終わりました。それでも生き残ったのは、ジプシーキングス(ビールのCMで使われた「ボラーレ」のカバーや鬼平犯科帳のEDで使われたり)ケルト系音楽のエンヤぐらいですか。あれほど流行ったランバダもすぐ消えましたし。 そんな中でも好きなアーチストの一...NO.91ルシア塩満「黄昏色の秋」

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