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映画貧乏日記 https://cinemaking.hatenablog.com/

映画貧乏からの脱出は可能なのだろうか。おそらく無理であろう。ならばその日々を日記として綴るのみである。・・・というわけで、主に映画館で観た映画のレビュー(感想)を書いています。

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2022/07/21

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  • 「To Leslie トゥ・レスリー」

    「To Leslie トゥ・レスリー」2023年6月29日(木)渋谷シネクイントにて。午後2時より鑑賞(スクリーン1/F-7) ~アンドレア・ライズボローの迫真の演技で描く人生やり直しのドラマ 3年前に亡くなった母と去年亡くなった父は、生前いずれも宝くじに当たった経験がある。金額はともに100万円程度だったので、特に生活に変化があったわけではない。しかし、これがさらに高額な賞金ならどうだったろう。それを機に生活が激変する人も多いのではないか。 「To Leslie トゥ・レスリー」は、宝くじで高額当選したことが原因で人生につまずいた女性のドラマ。最初は単館公開のインディーズ映画だったものの、主…

  • 「aftersun/アフターサン」

    「aftersun/アフターサン」2023年6月27日(火)新宿ピカデリーにて。午後1時より鑑賞(スクリーン7/D-8) ~父と過ごした思い出の日々を振り返る娘。ノスタルジーと切なさと 劇場で観たかったのに、観ないうちに公開が終了してしまう。そんな映画がたくさんあるわけだが、ギリギリのところで何とか間に合ったのが「aftersun/アフターサン」。5月26日の公開から1ヶ月経ってようやく鑑賞した。 父と娘のドラマだ。11歳の少女ソフィ(フランキー・コリオ)は、夏休みに31歳の父親カラム(ポール・メスカル)とともにトルコのリゾート地にやってきた。カラムは離婚して普段はソフィとは離れて暮らしていた…

  • 「告白、あるいは完璧な弁護」

    「告白、あるいは完璧な弁護」2023年6月23日(金)グランドシネマサンシャイン池袋にて。午後12時より鑑賞(スクリーン8/d-6) ~「予測不能」な容疑者と弁護士の対話。二転三転する展開に目が離せず 「予測不能」というフレーズが、これほどピッタリくる映画はないだろう。韓国製サスペンス・スリラー「告白、あるいは完璧な弁護」である。 IT企業の社長ユ・ミンホ(ソ・ジソブ)は、不倫相手であるキム・セヒ(ナナ)がホテルの密室で殺された殺人事件の容疑者となってしまう。無実を訴える彼は、100%無罪を勝ち取るといわれる敏腕弁護士のヤン・シネ(キム・ユンジン)を雇い、自分の潔白を証明してほしいと依頼する。…

  • 「あつい胸さわぎ」

    「あつい胸さわぎ」2023年6月21日(水)google playにて鑑賞。 ~若年性乳がんの娘と母の絆と葛藤を軽やかに描く 本日は珍しく劇場ではなく、配信で観た映画をお届けです。 映画館に行くにはちょっと体調が悪い。とはいえ、横になるほどでもない。さて、どうしようかと思ってチラチラと配信映画を覗いていて目についたのが「あつい胸さわぎ」。今年の1月に公開され、一部で高評価を得たものの、つい見逃してしまった映画だ。 もともとは、劇作家・横山拓也による演劇ユニット「iaku」の舞台劇とのこと。それを「恋とさよならとハワイ」のまつむらしんご監督が映画化した。 港町の古い一軒家で、母・昭子(常盤貴子)…

  • 「アシスタント」

    「アシスタント」2023年6月18日(日)シネマート新宿にて。午後2時45分(スクリーン1/A-8) ~映画業界で働く女性の1日を通してハラスメントの実態をリアルに見せる ハリウッドの大物プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインによる性加害事件が明るみに出たのが2017年。その2年後の2019年に製作された映画「アシスタント」は、映画業界におけるハラスメントの実態をリアルに見せた社会派ドラマだ。 主人公は、名門大学を卒業し、映画プロデューサーを夢見て映画製作会社に就職したジェーン(ジュリア・ガーナー)。彼女の1日の出来事を描く。 ジェーンの朝は早い。まだ暗いうちに誰よりも早く出勤して、オフィ…

  • 「カード・カウンター」

    「カード・カウンター」2023年6月16日(金)シネマート新宿にて。午後2時30分より鑑賞(スクリーン1/D-14)~ポール・シュレイダー監督らしいサスペンス・スリラー。オスカー・アイザックが好演 「タクシードライバー」はロバート・デ・ニーロ主演の名作映画。監督はマーティン・スコセッシ、脚本はポール・シュレイダー。そのシュレイダーはやがて監督もするようになり、「アメリカン・ジゴロ」「白い刻印」「魂のゆくえ」などの作品を送り出している。 「カード・カウンター」はマーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、ポール・シュレイダーが監督、脚本を担当している。役柄は違えど「タクシードライバー」のコンビ。そ…

  • 「水は海に向かって流れる」

    「水は海に向かって流れる」2023年6月11日(日)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時20分より鑑賞(スクリーン2/F-9) ~やや不完全燃焼の感はあるものの影のある広瀬すずが魅力的 ハリー・ポッターの館(正式名称は「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」というらしい)がオープン間近のとしまえん跡地。そこからほど近いユナイテッド・シネマとしまえんも、それを記念してハリポタの特集上映をやるらしい。 そんなことには関係なく、この日、そのユナイテッド・シネマとしまえんで観たのは田島列島のマンガの実写映画化「水は海に向かって流れる」。監督は、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」「そし…

  • 「逃げきれた夢」

    「逃げきれた夢」2023年6月9日(金)新宿武蔵野館にて。午後12時30分より鑑賞(スクリーン3/C-4) ~おっさんはつらいよ。人生の節目を迎えた男の「あがき」をリアルに 私もデモや集会に参加して反対した入管法改正(改悪だろう)法案が成立してしまった。賛成したやつらの顔と名前をよーく覚えておいて、きっとしっぺ返しを食らわすぞ! と誓ったのである。 とまあ、世の中はうまくいかないことが多いわけだが、そんな人生をやり直そうとする男のドラマが「逃げきれた夢」である。 「枝葉のこと」「お嬢ちゃん」などが高く評価された二ノ宮隆太郎監督の第4作。ちなみに、二ノ宮監督は、俳優としてもあっちこっちの作品に顔…

  • 「ウーマン・トーキング 私たちの選択」

    「ウーマン・トーキング 私たちの選択」2023年6月3日(土)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後3時10分より鑑賞(スクリーン2/D-11) ~虐げられた女たちの選択は? 濃密で息詰まる会話劇 不当な圧力にさらされてきた女性たちが、声を上げ始めたのは最近のことだ。それに呼応するような映画が「ウーマン・トーキング 私たちの選択」。第95回アカデミー賞で作品賞と脚色賞にノミネートされ、脚色賞を受賞した。 舞台となるのは自給自足で暮らしてきたキリスト教一派の村。この村では、女たちがたびたびレイプされていた。薬を使われ眠らされていた女たちは、男たちから「悪魔の仕業」「作り話」だと言われてレイプを…

  • 「怪物」

    「怪物」2023年6月2日(金)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時より鑑賞(スクリーン9/B-11) ~怪物はどこにでもいる。3つの視点で綴られる異形の者のドラマ 「怪物だ~れだ」という子供の声が印象的な予告編でおなじみの是枝裕和監督の新作映画「怪物」。あれはゲームのかけ声だったのね。 この映画、これまでの是枝作品とは大きく違う。脚本を是枝監督ではなく、映画「花束みたいな恋をした」やテレビドラマの脚本で知られる坂元裕二が担当しているのだ。そのせいか、扱うテーマは共通しているものの、これまでの是枝作品とは明らかに違う雰囲気を持つ。 オープニングからサスペンスの魅力が全開だ。妖しい雰囲気…

  • 「私のプリンス・エドワード」

    「私のプリンス・エドワード」2023年5月28日(日)新宿武蔵野館にて。午後3時より鑑賞(スクリーン1/B-11) ~お気楽ラブコメかと思いきや、女性の自立を描いた骨のあるドラマ 日曜の昼下がり。中途半端な時間の中、他に観る映画もなく選んだのが香港映画「私のプリンス・エドワード」。なに? 香港のラブコメ? どうせ大した映画じゃないんだろ? まあ、いいや、単なる時間つぶしだし。 というような、なめくさった態度で見始めたのだが……。 香港のプリンス・エドワード地区にあるショッピングモール・金都商場(ゴールデンプラザ)では、結婚式に必要なドレスや小物、写真撮影などを格安で揃えることができる。そこのウ…

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