4種類のネット広告ビジネスとその特徴
まず「広告ビジネス」というものは、大きく分けて2つあります。ひとつは従来から馴染みのある「マス広告」です。媒体としては、テレビ・ラジオ・雑誌・新聞であり、番組のCMや宣伝用のページの掲載などがあります。もうひとつの広告は、ネット広告ビジネスです。ネット広告というのは幅広く様々な種類がありますが、簡単にいうとWebページに宣伝用の広告を載せ、リンク先のWebページへアクセスするというものです。 日本の総広告費の推移としては、2019年までは右肩上がりだったのですが、新型コロナウイするの影響により、2019年から2020年にかけて約1兆円程度減少したとみられております。三密の回避ということで、リアルイベントの中止等の影響があり、宣伝する広告自体が減ったことによる影響が多くありました。広告の推移として、従来はテレビが他媒体と比較して2倍以上広告費をかけていたのですが、2019年以降、はじめてインターネットがテレビの広告費を上回りました。それだけではなく、インターネット以外の媒体である、テレビ・新聞・雑誌・ラジオの広告費というのは年々減少傾向にあるため、インターネット広告との差は開いていく傾向にあります。インターネット広告の市場規模というのは2020年度には2兆円を超過しており、2019年12月頃からはじまったコロナ禍の影響により、巣ごもり需要ということでインターネット広告が伸びてきました。今後の見通しとしては、AIを活用した広告運用手法やDXの発展によりインターネット広告の需要は伸びる一方だと予想されます。