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絵本とむかしばなし https://masapn.hatenablog.com/

小学校で絵本の読み聞かせや昔話のストーリーテリングをしています。楽しいお話、心温まるお話をいろいろご紹介していこうと思います。

ユカ
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2019/09/24

  • 『歯いしゃのチュー先生』

    腕利き歯いしゃのチュー先生のお話 ユーモアとスリルと仕事人としてあるべき姿をみせてくれる絵本です。 読み聞かせ目安 中学年 13分 あらすじ ネズミのチュー先生は歯いしゃさん。 とても腕利きなのでいつも患者さんが絶えません。 小さな動物からとても大きな動物まで、誰でも上手に治療します。 牛や馬など大きな動物を治療するときは、奥さんに手伝ってもらって、宙吊りになる特別な装置を使って治療します。 けれどチュー先生はネズミですから、自分を食べるような危険な動物の治療はしません。だからどんなに大人しくても、猫は中には入れてもらえません。 ある日のこと。立派な服装のキツネがやってきました。 もちろんチュ…

  • 『100まんびきのねこ』

    現代に生まれた昔話?! 子どもには楽しく、大人には怖いお話。 読み聞かせ目安 中学年 10分 あらすじ むかしあるところに、とてもとても年をとったおじいさんとおばあさんが住んでいました。二人だけの暮らしはとても寂しく、おばあさんはねこを飼いたいといいだしました。 そこでおじいさんは、ねこを探しに出かけました。 長い長い間歩いて、おじいさんは、どこもかしこもねこでいっぱいの丘に着きました。 「そこにも ねこ、あそこにも ねこ、どこにも、かしこにも ねこと こねこ、 ひゃっぴきの ねこ、せんびきの ねこ、ひゃくまんびき、一おく 一ちょうひきの ねこ。」 おじいさんは喜んで、この中から一番きれいなね…

  • 『まりーちゃんとおまつり』

    まりーちゃんシリーズの絵本 おまつりの日のうきうきとした気分が伝わる絵本です。 読み聞かせ目安 低学年 10分 あらすじ 今日はおまつりの日。 まりーちゃんは、朝からおおはりきりです。 自分で着替えて、ご飯を食べて、ベッドを整えて・・・ ひつじのぱたぽんは、まりーちゃんの様子をじっと見ています。 まりーちゃんはお父さんのスクーターに乗って、おまつり広場へ向かいました。 けれど、ぱたぽんはお留守番です。 ひつじが広場へいくのは、売られにいくときだけだからです。 おまつり広場はとってもにぎやか! まりーちゃんはいろんな乗り物に乗りました。 メリーゴーランドに、ピンクのぶた、きいろいライオンの背中、…

  • 『ぞうのババール』

    めでたく王様になったゾウのお話 奇想天外で楽しいお話。大人も子どもも大好きな絵本です。 読み聞かせ目安 中学年 10分 あらすじ 大きな森の国で、ぞうの子どもが生まれました。名前はババール。 ババールは、お母さんからとても可愛がられて、すくすく育っていきました。 そんなある日、森に狩人がやってきて、鉄砲でズドン! お母さんが撃たれてしまいました・・・。 猿は隠れ、鳥は逃げ、そして・・・ババールは、わっと泣きました。 狩人がババールを捕まえようとしたので、ババールは逃げました。 どんどん逃げて町の中へ・・・。 ババールはびっくりしました! なぜって、町には見たこともないものがたくさん!! めずら…

  • 『りすのナトキンのおはなし』

    生意気なこりすのお話 ビクトリアス・ポター3作目の絵本です。 読み聞かせ目安 中学年 10分 あらすじ りすのナトキンは、お兄さんや大勢のいとこたちと、湖のそばの森に住んでいました。 湖の真ん中には、たくさんの木の実がなる島があり、木々の真ん中にはブラウンじいさまというふくろうの住む、かしわの木が立っていました。 木の実が熟し葉が黄色になってくると、りすたちはふくろう島へ、木の実を取りにでかけます。 りすたちは必ず、ふくろうじいさまにお土産を持って行って、島の木の実を取る許しを請うのでした。 太ったねずみだの、もぐらだの、小魚だの・・・。毎度いろんなお土産を持って行きました。 けれども・・・ナ…

  • 『ガンピーさんのふなあそび』

    受け入れられる喜び おおらかで優しい暖かな陽だまりのような絵本です。 読み聞かせ目安 低学年 3分 あらすじ 川岸に住むガンピーさんは、舟を一艘持っていました。 ある日、ガンピーさんが舟で出かけようとすると、男の子と女の子が、一緒に連れてってと頼みます。 ガンピーさんは、けんかさえしなければいいと言います。 しばらく行くと、今度はうさぎが一緒に連れてってと頼みました。 ガンピーさんは、跳んだ跳ねたりしなければいいと言います。 次は猫が一緒に連れてってと頼みました。 ガンピーさんは、うさぎを追い回さなければいいと言います。 次は犬。その次は豚。羊、にわとり、子牛、山羊と次々に動物たちが、一緒に連…

  • 『まどのそとのそのまたむこう』

    神秘的で幻想的な絵本 無意識と象徴の世界をへての成長 読み聞かせ目安 高学年 5分 あらすじ パパは海へおでかけ。 ママはお庭の東屋。 アイダは赤ちゃんのお守。 けれど赤ちゃんを見ないでいたら・・・ゴブリンたちが赤ちゃんを連れていってしまいました! アイダはカンカンに怒って、赤ちゃんを取り返しに向かいました。 でも・・・後ろ向きになって窓枠を超え、アイダは窓の外のそのまた向こうへ出ていってしまいます。 アイダがふわふわ飛んで、泥棒たちの洞窟の側を通ると、パパの歌が聞こえてきました。 「うしろむきでは なんにもできぬ ぐるり まわって ホルンをおふき あかんぼさらいの ゴブリンたちの けっこんし…

  • 『おおきなのはら』

    数え歌の絵本 自然の営みの調和が美しく描かれた絵本です。 読み聞かせ目安 低学年 5分 あらすじ おおきなのはらに、かめの親子。 お母さんが、 「あなを ほってごらん」 というと1匹のこがめが、 「あなを ほるから みててね」 砂地は、ほかほかでいい気持ち。 おおきなのはらの草の中には、きつねの親子。 お母さんが、 「はしって ごらん」 というと2匹のこぎつねが、 「はしるから みててね」 木の上には、こまどりの親子。 お母さんが、 「うたってごらん」 というと3羽のひなが、 「うたうから みててね」 お母さんりすと、4匹のこりす。 みつばちのお母さんがと、5匹の赤ちゃんばち。 ビーバーのお母…

  • 『グロースターの仕たて屋』

    ビクトリアス・ポター2作目の絵本 実話にもとづく?不思議なお話。 読み聞かせ目安 中・高学年 15分 あらすじ グロースターの町の貧しい仕立て屋は、グロースター市長のご婚礼の衣装を作っていた。 無駄なく布やリボンを断って、次の朝縫い始める準備を整え、店の戸を閉めて家に帰った。足りないものは、ボタンホールをかがる紅色のあな糸だけ。 家に帰った仕立て屋は、ねこのシンプキンに4ペンス銀貨を渡し、パンとミルクにソーセージ、紅色のあな糸を買いにいかせた。 くたくたに疲れていた仕立て屋が、炉の前に座っていると・・・食器棚から奇妙な音が聞こえてきた。 「カタコト、カタコト、カタコトカタ!」 一体何の音? 仕…

  • 『グロースターの仕たて屋』

    ビクトリアス・ポター2作目の絵本 実話にもとづく?不思議なお話。 読み聞かせ目安 中・高学年 15分 あらすじ グロースターの町の貧しい仕立て屋は、グロースター市長のご婚礼の衣装を作っていた。 無駄なく布やリボンを断って、次の朝縫い始める準備を整え、店の戸を閉めて家に帰った。足りないものは、ボタンホールをかがる紅色のあな糸だけ。 家に帰った仕立て屋は、ねこのシンプキンに4ペンス銀貨を渡し、パンとミルクにソーセージ、紅色のあな糸を買いにいかせた。 くたくたに疲れていた仕立て屋が、炉の前に座っていると・・・食器棚から奇妙な音が聞こえてきた。 「カタコト、カタコト、カタコトカタ!」 一体何の音? 仕…

  • 『へんなどうつぶ』

    どうぶつ?どうつぶ? 不思議な魅力いっぱいの昔話風な楽しい絵本です。 読み聞かせ目安 中学年 10分 あらすじ ある山奥に優しいボボじいさんが住んでいました。 ボボじいさんは、毎日鳥や動物たちのために、おいしいものをたくさん並べて待っていました。 りすたちには、くるみのケーキ。 小鳥たちには、種入りプディング。 うさぎたちには、キャベツのサラダ。 ちいちゃいねずみたちには、ちいちゃいチーズ・ボールを。 そんなある日、ボボじいさんの所へ、見たこともないへんな動物がやってきました。 犬に似ているような、キリンにも似ているような。 頭の先から尻尾の先まで、きれいな青いとげとげのついた動物です。 「あ…

  • 『きみなんかだいきらいさ』

    仲良きこと 子どもの心の動きを巧みに表現した絵本です。 読み聞かせ目安 低学年 3分 あらすじ ジェームズとぼくは、いつも仲良し。 でも、今日は違う。ジェームズなんか大嫌い! ジェームズはいつもいばるし、クレヨンは貸してくれないし、シャベルを取ったり、砂を投げたりする。 もう、友達になんてなってやらない!! 仲良しだったころは、誕生日パーティによんだり、クルクルクッキーをわけたり、ガマガエルのいるところを教えたり、みずぼうそうにまで一緒にかかったりした。 でも、もう一緒にみずぼうそうにかかったりするもんか! ジェームズはいつも威張りたがる。 ジェームズをやっつけてやろう。 クレヨンをスープに入…

  • 『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』

    躍動する絵の迫力! 機関車のスピード感が、生き生きと描かれた絵本です。 読み聞かせ目安 低学年 12分 あらすじ あるところにちゅうちゅうという名前の、黒くてきれいな可愛い機関車がいました。 ちゅうちゅうは毎日、貨車や客車に荷物やお客さんをいっぱい乗せて、小さな町から大きな町へ、大きな町から小さな町へ、畑やトンネル、丘を抜けて運んでいました。 ある日ちゅうちゅうは考えます。 「わたしは、もう、あの おもい きゃくしゃなんか ひくのは ごめんだ。わたしひとりなら、もっと もっと はやく はしれるんだ。そうしたら、きっと みんなが たちどまって、わたしを ながめてーーわたしだけを ながめて、いうで…

  • 『赤い目のドラゴン』

    澄み切った清らかな余韻 ドラゴンと過ごした日々の思い出が、しっとりと心に沁みるように語られます。 読み聞かせ目安 高学年 10分 あらすじ 4月のある朝、私と弟が豚小屋に行くと、ポツンとひとり立っているものがいました。 真っ赤な目をした小さなドラゴンの赤ちゃんです! 私と弟は驚きました。 なぜ、そこにドラゴンがやってきたのかはわかりません。 豚の母さんもはじめは驚きましたが、しだいに慣れ、子豚たちと一緒に、おっぱいを飲ませてやるようになりました。 でも、ドラゴンはするどい歯でかみつくので、母さん豚はおっぱいをあげなくなり、私と弟が、毎日えさをやるようになりました。 ドラゴンの好きなえさは、使い…

  • 『竜の子ラッキーと音楽師』

    愛の歌と癒し 愛するものへの一途な思いが美しく描かれた絵本です。 読み聞かせ目安 高学年 ひとり読み向け あらすじ ある春の日、ひとりの旅の音楽師が海辺を歩いていると、バラ色の斑点のあるクリーム色のきれいな卵を見つけました。 中では、今にも何かが孵りそうで、何かさえずっている声も聞こえます。 でも殻は頑丈でなかなか割れません。 音楽師は、手助けにならないかと思い、竪琴を卵に向けて演奏しました。 すると・・・、卵はもごもご動き、中にいるものは殻を突き・・・、とうとう割れて中から見たことのない奇妙なものが生まれました!! 子ネコくらいの大きさで、緑の皮膚に、長いしっぽ、背中にはいずれ翼になりそうな…

  • 『ひよことあひるのこ』

    天真爛漫な絵本 幼い子の健やかな明るさが伸びやかに描かれた絵本です。 読み聞かせ目安 低学年 2分 あらすじ 卵から出てきたあひるのこ。 卵から出てきたひよこのこ。 あひるのこが、 「ぼく さんぽに いこう」 というと、ひよこのこも、 「ぼくも」 あひるのこが、 「ぼく あなほり しよう」 というと、ひよこのこも、 「ぼくも」 ひよこのこは、何でもあひるのこのまねをします。 みみずをみつけたり、ちょうちょうを捕まえたり、泳いでみたり。 でも泳ぎは・・・ひよこのこにはできません! あひるのこが助けてやりました。 それからあひるのこは、泳ぎ直しをはじめますが・・・ひよこのこは、もう泳いだりしません…

  • 『ものいうほね』

    春爛漫のかわいらしい絵本 奇想天外なお話を表情豊かに描きます。 読み聞かせ目安 高学年 15分 あらすじ うららかな春の日。 豚の女の子のバールが、学校からの帰りに寄り道していると、森で不思議な声を聞きました。 声の主は、なんとほね! 木の根元のすみれの花の中にあるちいさなほねが、ものをいっているのです‼ バールはびっくり仰天。 ほねは、魔女が落としていったものでした。 バールは、ほねを家へ連れて帰ることにしました。 ほねも魔女といるより、かわいいバールといるほうがいいと承知しました。 バールとほねが楽しく歩いていると、道中なんと追いはぎに出会ってしまいます! 追いはぎはバールに、バッグを渡せ…

  • 『もりのともだち』

    ロシアの昔話 力強い美しさを持った昔話絵本です。 読み聞かせ目安 低学年 7分 あらすじ ある寒い日、きつねがのうさぎに出会い、一緒に家を作ろうと誘います。 のうさぎは、木の皮で住みごこちのいい家を作り、きつねは氷で家を作りました。 冬の間、二匹はお隣同士、仲良く暮らします。 でも、春になると・・・きつねの家はお日様で融けてしまいました! きつねはのうさぎの家を横取りし、のうさぎを追い出してしまいます。 のうさぎが泣きながら森を歩いていると、おおかみに出会いました。 おおかみはきつねを追い出してやると請け合います。 おおかみは、勇ましく 「でてこい、きつね!」 と乗り込みましたが、きつねはあく…

  • 『どろんこハリー』

    心が通じ合う喜び やんちゃな白犬が黒犬に?!無邪気で楽しい絵本です。 読み聞かせ目安 低学年 5分 あらすじ 黒いぶちのある白い犬のハリーは、お風呂が大嫌い。ある日、体を洗うブラシを裏庭に埋めてしまいました。 それから外へ抜け出し、工事現場で泥んこになり、鉄道橋脚の上でススだらけになり、友達と鬼ごっこしてもっともっと泥んこになり、石炭トラックの滑り台で真っ黒けに!元々は白い犬なのに、白いぶちのある黒い犬になってしまいました。 遊び疲れてお腹ペコペコになったハリーは、家に帰ります。 すると・・・家の中から、 「うらにわに へんないぬが いるよ。そういえば うちのハリーは、いったい どこへ いった…

  • 『カングル・ワングルのぼうし』

    不思議な不思議なぼうしのお話。 うきうきした気分になれる絵本です。 読み聞かせ目安 低・中学年 3分 あらすじ ホットケーキにそっくりな葉をつけた、クランぺティの木の上に、カングル・ワングルが座ってた。 カングル・ワングルのぼうしは毛皮のぼうし。 大きくて、リボンやレースや鈴がいっぱいついていて、カングル・ワングルの顔は見えやしない。 カングル・ワングルはひとりぼっち。 ひとりぼっちはつまらない。 そこへカナリヤたちがやってきて、すてきなぼうしに巣を作らせてといってきた。 コウノトリやらあひるやら、フクロウ、ハチ、カタツムリまでやってきた。 それからも、次から次へとやってくる。 コルクみたいな…

  • 『いたずらこねこ』

    初めての驚き 好奇心旺盛な子どもそのものといったこねこのお話。 読み聞かせ目安 低学年 5分 あらすじ あるところの小さな庭の小さな池に、小さなカメが住んでいました。隣の家には小さなこねこが住んでいました。このこねこは、とてもいたずらなこねこでした。 毎日カメは庭をゆっくり散歩します。 ある日、カメがいつのもように散歩していると、いたずらこねこが庭の中に入ってきました。 いたずらこねこは、まだカメを見たことがなかったので、驚いて、用心しながらカメのそばまできました。そして・・・カメを前足でポンと叩きました。 すると・・・こねこの顔は、目玉が飛び出しそうになりました! なぜって、カメの首が消えて…

  • 『せんろはつづくよ』

    長い長い人生の旅 ぱふぱふ ちゃぐちゃぐ続いていく線路は、長い長い人生の旅路のようです。 読み聞かせ目安 低学年 5分 あらすじ 二台の小さな機関車が、男の子と女の子をそれぞれ乗せて、西へ向かって走ります。 男の子は最新式の機関車、女の子は旧式の機関車です。 二台の機関車は、並んで長い長い線路を走ります。 丘をくぐり、トンネルを抜け、鉄橋を渡り、平原を抜け、険しい山を越え。 時に雨や雪や砂嵐の中を、月夜を、そして輝く朝日の中を走ります。 西へ、西へ向かって走り、長い長い旅の末に、明るく楽しい海に到着するのでした。 読んでみて… とてもシンプルに、汽車の旅を淡々と描いているようにみえます。 子ど…

  • 『まほうつかいのノナばあさん』

    お腹いっぱいの楽しい昔話 明るくあっけらかんとしたイタリアの昔話です。 読み聞かせ目安 中学年 10分 あらすじ むかしむかし、イタリアのカラブリアという町に、ストレガ・ノナという魔法使いのおばあさんが住んでいました。 町の人たちは、ノナばあさんのことをひそしそ噂しましたが、困ったことがあるとみんな、ノナばあさんのところへ相談にいくのです。神父様や修道女様までも。 そんなノナばあさんも、年を取ってきたので、お手伝いさんを雇うことに。 そこでやってきたのは、うっかりものののっぽのアンソニイ。 ノナばあさんは、アンソニィに掃除や草むしり、皿洗いにヤギのえさやり、ミルク絞りなどあれこれ任せました。 …

  • 『ヘルガの持参金』

    闘争する女 自尊心をかけた女の闘いの物語。 読み聞かせ目安 高学年 15分 あらすじ ヘルガは誰よりも器量の良いトロールの娘でした。しかし、身寄りがなく貧しい娘でした。ハンサムなラースから結婚を申し込まれますが、持参金がありません。 ラースとふたり、金持ちのスヴェンじいさんのところに相談にいきますが、スヴェンじいさんは、ラースを自分の娘のインジと結婚させようとします。スヴェンじいさんは、インジにはたくさんの持参金を持たせるというのです。 インジと結婚すると、トロールの王様の次に金持ちになれると知ったラースは、ヘルガをふって、インジと結婚することにします。 かわいそうなヘルガは泣きに泣きますが、…

  • 『ムーン・ジャンパー』

    月夜の魔法 満月の光に誘われて子どもたちが踊りだす。 読み聞かせ目安 高学年 5分 あらすじ くたびれたお日さまが眠ったら、月が昇ってくる。 ふくろうが目をさまし、猫が動きだす。 ひんやりとした夜の影。 年寄りガエルが鳴きはじめ、森から蛍が飛んでくる。 子どもたちは、夜の庭に出て、みんな裸足で踊りだす。 草を踏み、何度も何度も。 夜の木登り。 怖~い話。 でんぐり返し。 ジャンプ!ジャンプ! 何度も、何度も。 でも、お月さまには触れない。 「じかんよ」 と母さんに呼ばれ、ベッドに入る。 お月さまは、空の海をわたり、子どもたちは明日のお日さまの夢をみる。 読んでみて・・・ 満月の光に照らされた、…

  • 『つきのぼうや』

    心地よい空からの冒険のお話 軽快で楽しいおつきさまとつきのぼうやのお話です。 読み聞かせ目安 低学年 7分 あらすじ ある日のこと。夜空のおつきさまが下を見ると・・・おや、まあ、池の中にももうひとりおつきさまがいるではありませんか。 おつきさまは気になってしかたないので、つきのぼうやに連れてくるように頼みます。 つきのぼうやはかごをさげて、元気よく下りていきました。 柔らかいお布団みたいなわたぐもを抜け、飛行機や渡り鳥の群れの中をすぎ、怖い顔した凧に会ったり、こうもりや黄金虫、小鳥にトンボ、たんぽぽの種に風船。いろんなものに出会いながら。 丘のてっぺんの木では、はしごに登った娘から、リンゴをも…

  • 『もりのなか』

    夢の中へ 不思議な感覚が心に残る夢幻的な絵本です。 読み聞かせ目安 低学年 4分 あらすじ ぼくがラッパを持って森へ散歩にでかけます。すると、大きなライオンが昼寝をしているのに出会い、ライオンはぼくの散歩についてきます。 次に、2頭のゾウの子が、その次に2頭のクマが、お父さんカンガルーとお母さんカンガルーと赤ちゃんカンガルーの家族が、順にぼくの散歩についてきました。 年取った灰色のコウノトリも、2匹のちいさなサルもよそ行きの洋服を出して、ぼくの散歩についてきます。 ぼくを先頭にして歩いていくと・・・ウサギもぼくの散歩に加わり、ぼくはラッパを鳴らし、ライオンは吠え、ゾウは鼻を鳴らし、クマはうなり…

  • 『わたしとあそんで』

    幸福感に包まれて 優しく子どもを包み込んでくれるような暖かい絵本です。 読み聞かせ目安 低学年 5分 あらすじ 「わたし」がはらっぱへ遊びにいきます。ばったを見つけ「ばったさん、あそびましょ。」と誘いますが、ばったは飛んで行ってしまいます。 次にかえるが来たので、また「かえるさん、あそびましょ。」と誘いますが、かえるも逃げてしまいます。 「わたし」はその後、かめにも、りすにも、かけすにも、うさぎにも、へびにも逃げられてしまい、一人静かに池のほとりに座ります。 すると・・・、ばったが戻り、続いてかえるも、かめも、りすも、かけすも、うさぎも、へびも、みんな「わたし」の元に戻ってきたのです!しかの赤…

  • 『三びきのやぎのがらがらどん』

    ノルウェーの昔話 お話の力と絵・訳文の力 お話そのものの持つ力、絵、訳文の力、三拍子揃った名作絵本です。 読み聞かせ目安 低学年 4分 あらすじ 三匹のがらがらどんどいう名前のヤギが、山に草を食べに行きます。 けれども、途中の谷川の橋の下には、大きなトロルが住んでいて、そこを通る者を、捕って食おうと待ち構えています。 まず、はじめに一番小さいヤギのがらがらどんが、橋を渡ります。トロルは小さいヤギを食べようとしますが、小さいヤギは、 「すこし まてば、二ばんめやぎのがらがらどんが やってきます。ぼくより ずっと おおきですよ」 といって、橋を渡らせてもらいます。 次に、二番目のヤギが橋を渡ります…

  • 『ねこのオーランドー農場をかう』

    豊かで楽しい農場の営み 農場の暮らしが細部まで楽しく描かれた絵本です。 読み聞かせ目安 中・高学年 ひとり読み向け あらすじ ねこのオーランドーは、息子が船乗りになって農場の経営に手が回らなくなってしまったバターフィールドさんの農場を買いました。 買った農場は荒れ放題! 大工さんやペンキ屋さんに頼んで、傷んだところを直します。 納屋はすぐにきれいになりましたが、大変だったのは動物たち。 客間のソファーに寝そべる豚や、台所の流しで遊ぶアヒル、お客様用の部屋を占領するミツバチなどなど、動物たちが母屋に入り込んで、好き放題に暮らしていたのです。 どうにかこうにか手をつくし、オーランドーと奥さんのグレ…

  • 『りんごのき』

    季節の移ろいを感じる絵本 ほのぼのとした暖かさに包まれながら、季節を感じられる絵本です。 読み聞かせ目安 低学年 3分 あらすじ ある雪の日。庭が一面真っ白になったのをみたマルチンは、お母さんに 「だれが こんなに おさとう まいたの?」 と聞きます。お母さんは 「あれは ゆきよ」 と教えてくれます。 「あっ あそこに おもしろい ぼうが たってるよ」 マルチンの指さした先には、葉を付けていないりんごの木がありました。 「おーい りんごのき、りんごは いつ なるの?」 外に出たマルチンは、りんごに尋ねます。 やがて春が来て、雪が融け、花がいっぱい咲きました。りんごの花にミツバチがぶんぶん集まっ…

  • 『うたいましょうおどりましょう』

    『かあさんのいす』の続きのお話。 あのかあさんのいすが今は空っぽに・・・いったい何が? 読み聞かせ目安 高学年 10分 あらすじ かあさんのいすは、このごろ空っぽです。 なぜなら、おばあちゃんが病気になってしまったからです。 おばあちゃんは、アイダおばさんとサンディおじさんの家の、大きなベッドで寝ています。 かあさんとアイダおばさんとサンディおじさんとわたしが、かわりばんこにおばあちゃんの世話をしています。 おばあちゃんは、音楽が大好き。 わたしは友達と、音楽クラブで習ったダンス音楽をおばあちゃんに聞かせてあげます。 レオラは太鼓を、ジェニーはバイオリンを、メイはフルートを、そしてわたしはアコ…

  • 『まりーちゃんとひつじ』

    春のような暖かさ 穏やかに優しく大切なものを味わって 読み聞かせ目安 低学年 7分 あらすじ まりーちゃんが、ひつじのぱたぽんに語りかけます。 「ぱたぽん、おまえは いつか こどもを 一ぴき うむでしょう。そしたら わたしたち、その 毛を うって、すきなものが なんでも かえるわね、ぱたぽん。」 まりーちゃんは、ぱたぽんの子どもが、一匹二匹三匹・・・次々と生まれたら、その毛を売って、靴、帽子、お人形、おもちゃ、風船、ロバ、おうち、じゅうたんなど色々な物が買えて、お祭りに行ってメリーゴーランドに乗れて・・・と次々と夢を膨らませていきます。 ぱたぽんは、 「ええ、こどもが 一ぴき できるでしょう。…

  • 『ティッチ』

    堂々として… 劣等感を自己肯定感に。 読み聞かせ目安 低学年 3分 あらすじ ティッチは、三人兄弟の末っ子の男の子です。 兄さんのピート、姉さんのメアリはティッチより体が大きく、持っているものもすべてティッチより大きくて立派です。 兄さんたちは自転車を持っているのに、ティッチは三輪車。兄さんたちは空高くあがる凧を持っているのに、ティッチは風車。楽器や大工道具も、兄さんたちはみんな大きくて本格的で立派なものをもっているのに、ティッチのものはぜーんぶちっぽけな、おまけのようなものなのです。 でもでも、最後に兄さんの大きなシャベルと姉さんの大きな植木鉢に植えたティッチの小さな小さな種は・・・芽を出し…

  • 『ミミズ』

    ミミズに親しめる科学絵本 気持ち悪いと嫌われがちなあのミミズが、だんだんかわいく⁉みえてきます。 読み聞かせ目安 高学年 10分 あらすじ ミミズは、じめじめした土の中に住んでいる。 体はぬるぬるしていて、骨がない。 筋肉におおわれた体節で身体ができていて、体には剛毛が生えているよ。 ミミズには肺がない。皮膚で呼吸している。 心臓は5個もあるよ! ミミズは、腐りかけの葉っぱや、小さな動物の死骸を食べる。 ミミズのうんちは、栄養たっぷりの土を作る。 ミミズには3万4千種類の仲間がいる。 いちばん長いミミズは、6.7mもあるんだって! 読んでみて・・・ ミミズの生態を、詳しくわかりやすく教えてくれ…

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