「絵本戦争禁書されるアメリカの未来」(堂本かおる著2025年2月太田出版194p)を読みました。今、アメリカで絵本戦争が起こっているらしい。絵本ばかりではなく児童書も、ヤングアダルトも。禁書運動が起こっているのだ。ニューヨーク在住の著者によるこの本はどんな絵本が禁書になっているのかを一冊一冊丁寧に紹介している。禁書派の主張は「親が読ませたくないと思う本」を学校の図書館から除いてほしいというものだ。親が読ませたくない本というのは、主に白人の子どもが「まだ知らなくてもいい」内容の本だという。黒人がどのようにしてアメリカに連れて来られ現在もどれだけの不利益を被っているか同じようにLCBTQ性教育闘う女性障害者ヒスパニックアジア系イスラム教徒先住民……あの「ゆきのひ」(偕成社)も「くまのコールテンくん」(偕成社)...「絵本戦争」堂本かおる